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▼ ハンドメ作成2
- ジャンル:日記/一般
外出自粛で暇すぎて、ハンドメイドルアーを造ろうと思っている人への簡単な作り方をかいてます。
ご興味あれば、その1からどうぞ。
では引き続き、ざっとした説明で。
張り合わせまで終わったので、今回は形状のシェイプから。
5 シェイプ
恐らくハンドメをやるうえで、この作業が一番のメインに思っている人も多いと思われるシェイプ。
確かに私も、やればやるほどに「ほんとにそうだった」と思う(笑)
シェイプは二つの考え方を持ってやるほうが良い。
ひとつはそのまんま、好きな形状を作る事。
もう一つはこの後に来る、「塗装工程の為の準備」という考え方。
よく、どんな形にすればいいか?という質問もあるけど、形状を作るのは「好きなように作る」というか、その作り手の意志を表現する事なので、正直言うと好きにやれば良いんじゃないのかなと思う。
手抜きだろうが奇抜だろうがコピーだろうが、それは「それを作りたかった」で済む話なので。
子供の頃にやった粘度遊びと一緒でしょう(笑)
先ずは、側面の頭側とテール側をカットする為のラインを書く。
一番最初のアウトラインの工程でサイドビューは形状が出来ているはずなので、ここえはトップビューの削りたいところだけを書く。
そのラインの外側をナイフで切る。
間違っても、内側に入れてはならないので、先端から少しずつやる事。
この次のヤスリのシェイプでは、思ったよりも削る事が出来るので、凸っている分には全然問題ない。
ただ、ここでより細かく奇麗にやれれば、当たり前だけど次の工程は楽になる。
要するに「どっちで時間を使った方が、早くできるか」を天秤にかければよい。
なお、形状確認は、上から見た形より、正面と真後ろから見て、シルエットが長方形であることの方が大事。
これが平行四辺形になっていると、たいがいはうまく泳がない。
背中とお腹のPL(パーティングライン/張り合わせ部の事)に段差がある場合も、シェイプしていくとよく平行四辺形になる。
あと気を付けておくのが、ウェイトを入れた場所を切りすぎない事。
この後のシェイプでもさらに薄くなっていくので、やりすぎるとウェイト部に穴が開いてしまう。
もしも開いちゃったら、粉末状になったバルサ(切り抜きの時とかに出た削りカス)をそこに居れて、上から瞬間接着剤(絶対に液状を使う事)を流せば応急処置にはなる。
まぁでも、「失敗した」と思って、作り直した方が良いけど。
前後左右、上面下面から見て、まぁいいやと思ったら、次はヤスリの出番。
ちなみに私はナイフは一切使わない時もあるぐらい、ヤスリを多用する。
友人のプロビルダーは逆に、ほとんどをナイフで終わらせると言っているので、この辺りは場数の問題だと思う。
ではヤスリ。
一発目は「形を作る為」のヤスリ掛け。
ペーパーの100番を手のひら大の大きさにカットし、大きく面で当てていく。
一か所一か所チマチマやらない。
とにかく大きく早く動かすのが肝。
バルサに100番だと、かなり削れるので力も掛けない。
なお、紙ヤスリは「木工用」と「金属用」がある。
また耐水と絡研ぎもある。
「番手の大きさ」で使い分けるのが良い。
まぁ木だから最初から木工用で良いんだけど、無けりゃなんでも良いんじゃねぇか?という気もする。
ただし、仕上げでつかう800番などは耐水でないと、作業がちょっときつい。
なぜならば、水につけて砥ぐからだ。
なお、たまに「キレイな面を出したい」時には鉄の棒ヤスリを使う時もある。
ココでも長方形を意識する。
左右対称のバランスがアクションを生むので、手を抜かずにやる事が大事。
後で修正できるから・・・と思うと、とんでもなく手間がかかるので、形状はいまやっておくこと。
ナイフ→100番→380番→800番と、シェイプするための道具は細かくなっていく。
800番で100番の修正をすることは現実的に出来ないし、そこで100番をもう一回入れたら380→800と、全工程がやり直しになる。
だから手を抜かずに頑張りましょう。
形状が出たら、次は背中とお腹のR付け。
さっきはヤスリを面で使ったけど、次はRで使う。
この辺りは感覚なので、やりながら覚えて欲しい。
コツはさっきと同じで、チマチマやらない事。
頭からテール、テーㇽから頭、途中で部分的にやらずに大きく使う。
これを左右上面下面の4ヵ所やって、左右対称をチェックしながら好きな形にする。
側面のヤスリ掛けで左右対称に出来ていれば、そんなに難しくはないはず。
ただ、真正面から見た時の背中の出来栄えはアクションにものすごく影響するから気を付けて。
ハンドメなので完璧は難しいけど、あまりに左右非対称の場合はアイチューンでも直せないぐらい曲がっちゃうので、それは失敗作と呼ぶ。
最初はうまくいかないので、納得いくまでやるしかない。
でも、「作りたかった形状」を作る工程はここまでなので頑張って。
形状が決まったら、次は「塗装工程の準備」に入る。
100番でボソボソになっているバルサの肌を整える為に、320番で全体をシェイプしていく。
このシェイプが終わると一回目の下地作りの「セルロースセメントへのドブ付け」がある。
100番で削った時の傷を、どこで埋めるかの問題で、380番を使わなくてもセルロースの回数を増やせば消せない事は無いが、ものすごく時間が掛かるうえに、コーティングが均一に乗らないというデメリットもある。
その為の320番。
無ければ400番でも良いし、出来れば中間に200番を使うともっと良い。
基本的にヤスリの目を消す為には、前工程の倍の番手を使うのが理想とされる。
仮に100番の目を800番で消そうとすると、ものすごく時間が掛かるのは誰もが分かるはずだ。
その理屈で、100→200→400→800→1600となるが、800以降はペーパーではなくコンパウンドなどを用いる事が多い。
磨きという工程は、労力と時間を計算し、適切な番手を選ぶことで最終工数を減らすことができる。
でも、バルサって結構サクサクと切れるから、私は200番は省略している。
奇麗になったかな?
木目の美しさを見られるのは、ビルダーの特権。
色塗りたくないなぁ・・・ってたまに思ってしまう。
6 下地作り
さぁ、ここからドブ漬け工程に。
と、その前に、一回重さを測っておいたほうが良い。
これは後程貴重なデータになる。
今回のルアーは18.3gだった。
ここからコーティングや塗装をしていくと重くなっていくので、削りの段階での重さを残しておけば、次回作る時の再現性が高くなるし、ウェイト変更の時にも参考になる。
ドブツケ→ディッピングとも言われる作業。
塗装前のこの工程は、2つの理由がある。
ひとつは塗装をするときの肌を作ることで、もう一つはルアーの強度を出す為。
ルアーの強度は、塗装後のディッピングで出ると思っている人は多いと思う。
実際に私も追う思っていたけど、下地の強度が出ていないと「衝撃でひび割れる」事が多くなる。
また、フックがボディーに刺さりやすくなる。
特にサイドにアルミを張ると、その下のバルサにセルロースがしみこむことは無いので強度は何時までも弱いままになり、表面のコーティングが割れやすくなる。
その為に、下地はちゃんとやっておいた方が良い。
イメージはゆでたまご。
一回目のドブ漬けは、30分ほど漬けておく。
こうすることで、バルサにセルロースセメントがしみこんでいくので、強度的にだいぶ違う。
このときにシンナーで希釈したものを使うと、より浸み込みやすい。
人によっては50%ほど希釈するらしいけど、私は揮発の事を考えるとそこまで薄める必要もないかなと思っている。
6時間以上乾燥させて、二回目以降は着けて出す程度のドブ漬け。
これを頭とテールの交互に4回ぐらいやれば、バルサにしみこまないで艶が出始める。
ちなみにこの後に、回数を増やすほど強度も増すかもしれないけど、今度は重さが出てしまう。
この兼ね合いが難しい。
私は「バルサの利点は軽さが生み出すレスポンス」という考えがあるのと、この後にやるサフェーサーを吹いての巣穴埋めとアルミを張った後のドブ漬け回数を多くするので、今回は6回でお終い。
ちゃんと6時間ごとになんかできないので、24時間に3回×2日。
8時間置いて乾燥の確認をしたら、サフェーサーを吹く。
このサフェーサーを吹く理由は、巣穴や小さな凹みを見つける為と、下地の白を兼ね備えている。
もしも巣穴も凹みも無いよ!というならば、やらないほうが良い。
なぜならば、セルロースセメントとセルロースセメントの間に、サフェーサーという異物が入り込むことになるから。
乾燥したら砥ぐ。
砥げば解かるが、けっこう凹みや傷がある。
またPLに巣穴も出来ていたりするので、最悪の場合はパテを使って埋める。
その後に400番で研ぐ。
ちなみに全部水研ぎ。
バルサの地肌が出ている場所が無くなってからのペーパーは、全て水研ぎを行うので耐水ペーパーが必要。
で、またサフェーサーを吹いて、均一な肌を作る。
800番で軽く水研ぎし、一回ドブ漬けをする。
このドブ漬けは、アルミ張った後にドブツケする時の「サフェーサーの色流れがアルミに入らないようにする為」のもの。
肌を慣らすために、800番で水研ぎ。
これはやる必要はないかもしれないけど、足付け(塗装がより強く着く為に、下地に細かい傷をつける)の意味合いで、今後の工程では毎回やっている。(セルロースは下地を強い溶剤で侵して着くので、特に必要ないかもしれない)
ちなみに艶はなくなるけど、ディッピングすれば元に戻る。
それともう一つ、アルミ張る面は、特に平らにしておくほうが良い。
アルミも色々と種類があって、恐らく多くの人が使う家庭用のアルミ箔の場合、かなり薄い事もあり「下地の凸凹」が表面に転写されてかなり残念なことになる。
これを張り直しの為に剥がすと、全部砥いでまたサフェーサーからやり直しになってしまう。
ココで手を抜いてサフェーサーを吹かないと、下地の色が均一の白にならない為に塗装で薄塗りが出来ない。
だから、この下地の最終仕上げは、とにかく丁寧にやったほうが良い。
あぁ、ちなみに私は、それが嫌なのでノリ着きのアルミテープを使ってます。
ココまでで、下地作りが完了。
この段階である小さな傷や凹みは、もう直すことが出来ないと思ったほうが良い。
塗装で埋めちゃえば・・・って思う時もあるけど、ぜったいに埋まらない事を知った。
それやるほど、失敗する。
納得いかない場合は、その傷を取れなかった工程に戻ってやり直すほうが賢明。
そして、直せば直すほど、重くなって行く。
ちなみに私は、「これぐらい別に良いや」の方が多い(笑)
次回はアルミ張って、コーティングして、色を塗る工程。
GW終わっちゃったりして。
つづく
ご興味あれば、その1からどうぞ。
では引き続き、ざっとした説明で。
張り合わせまで終わったので、今回は形状のシェイプから。
5 シェイプ
恐らくハンドメをやるうえで、この作業が一番のメインに思っている人も多いと思われるシェイプ。
確かに私も、やればやるほどに「ほんとにそうだった」と思う(笑)
シェイプは二つの考え方を持ってやるほうが良い。
ひとつはそのまんま、好きな形状を作る事。
もう一つはこの後に来る、「塗装工程の為の準備」という考え方。
よく、どんな形にすればいいか?という質問もあるけど、形状を作るのは「好きなように作る」というか、その作り手の意志を表現する事なので、正直言うと好きにやれば良いんじゃないのかなと思う。
手抜きだろうが奇抜だろうがコピーだろうが、それは「それを作りたかった」で済む話なので。
子供の頃にやった粘度遊びと一緒でしょう(笑)
先ずは、側面の頭側とテール側をカットする為のラインを書く。
一番最初のアウトラインの工程でサイドビューは形状が出来ているはずなので、ここえはトップビューの削りたいところだけを書く。
そのラインの外側をナイフで切る。
間違っても、内側に入れてはならないので、先端から少しずつやる事。
この次のヤスリのシェイプでは、思ったよりも削る事が出来るので、凸っている分には全然問題ない。
ただ、ここでより細かく奇麗にやれれば、当たり前だけど次の工程は楽になる。
要するに「どっちで時間を使った方が、早くできるか」を天秤にかければよい。
なお、形状確認は、上から見た形より、正面と真後ろから見て、シルエットが長方形であることの方が大事。
これが平行四辺形になっていると、たいがいはうまく泳がない。
背中とお腹のPL(パーティングライン/張り合わせ部の事)に段差がある場合も、シェイプしていくとよく平行四辺形になる。
あと気を付けておくのが、ウェイトを入れた場所を切りすぎない事。
この後のシェイプでもさらに薄くなっていくので、やりすぎるとウェイト部に穴が開いてしまう。
もしも開いちゃったら、粉末状になったバルサ(切り抜きの時とかに出た削りカス)をそこに居れて、上から瞬間接着剤(絶対に液状を使う事)を流せば応急処置にはなる。
まぁでも、「失敗した」と思って、作り直した方が良いけど。
前後左右、上面下面から見て、まぁいいやと思ったら、次はヤスリの出番。
ちなみに私はナイフは一切使わない時もあるぐらい、ヤスリを多用する。
友人のプロビルダーは逆に、ほとんどをナイフで終わらせると言っているので、この辺りは場数の問題だと思う。
ではヤスリ。
一発目は「形を作る為」のヤスリ掛け。
ペーパーの100番を手のひら大の大きさにカットし、大きく面で当てていく。
一か所一か所チマチマやらない。
とにかく大きく早く動かすのが肝。
バルサに100番だと、かなり削れるので力も掛けない。
なお、紙ヤスリは「木工用」と「金属用」がある。
また耐水と絡研ぎもある。
「番手の大きさ」で使い分けるのが良い。
まぁ木だから最初から木工用で良いんだけど、無けりゃなんでも良いんじゃねぇか?という気もする。
ただし、仕上げでつかう800番などは耐水でないと、作業がちょっときつい。
なぜならば、水につけて砥ぐからだ。
なお、たまに「キレイな面を出したい」時には鉄の棒ヤスリを使う時もある。
ココでも長方形を意識する。
左右対称のバランスがアクションを生むので、手を抜かずにやる事が大事。
後で修正できるから・・・と思うと、とんでもなく手間がかかるので、形状はいまやっておくこと。
ナイフ→100番→380番→800番と、シェイプするための道具は細かくなっていく。
800番で100番の修正をすることは現実的に出来ないし、そこで100番をもう一回入れたら380→800と、全工程がやり直しになる。
だから手を抜かずに頑張りましょう。
形状が出たら、次は背中とお腹のR付け。
さっきはヤスリを面で使ったけど、次はRで使う。
この辺りは感覚なので、やりながら覚えて欲しい。
コツはさっきと同じで、チマチマやらない事。
頭からテール、テーㇽから頭、途中で部分的にやらずに大きく使う。
これを左右上面下面の4ヵ所やって、左右対称をチェックしながら好きな形にする。
側面のヤスリ掛けで左右対称に出来ていれば、そんなに難しくはないはず。
ただ、真正面から見た時の背中の出来栄えはアクションにものすごく影響するから気を付けて。
ハンドメなので完璧は難しいけど、あまりに左右非対称の場合はアイチューンでも直せないぐらい曲がっちゃうので、それは失敗作と呼ぶ。
最初はうまくいかないので、納得いくまでやるしかない。
でも、「作りたかった形状」を作る工程はここまでなので頑張って。
形状が決まったら、次は「塗装工程の準備」に入る。
100番でボソボソになっているバルサの肌を整える為に、320番で全体をシェイプしていく。
このシェイプが終わると一回目の下地作りの「セルロースセメントへのドブ付け」がある。
100番で削った時の傷を、どこで埋めるかの問題で、380番を使わなくてもセルロースの回数を増やせば消せない事は無いが、ものすごく時間が掛かるうえに、コーティングが均一に乗らないというデメリットもある。
その為の320番。
無ければ400番でも良いし、出来れば中間に200番を使うともっと良い。
基本的にヤスリの目を消す為には、前工程の倍の番手を使うのが理想とされる。
仮に100番の目を800番で消そうとすると、ものすごく時間が掛かるのは誰もが分かるはずだ。
その理屈で、100→200→400→800→1600となるが、800以降はペーパーではなくコンパウンドなどを用いる事が多い。
磨きという工程は、労力と時間を計算し、適切な番手を選ぶことで最終工数を減らすことができる。
でも、バルサって結構サクサクと切れるから、私は200番は省略している。
奇麗になったかな?
木目の美しさを見られるのは、ビルダーの特権。
色塗りたくないなぁ・・・ってたまに思ってしまう。
6 下地作り
さぁ、ここからドブ漬け工程に。
と、その前に、一回重さを測っておいたほうが良い。
これは後程貴重なデータになる。
今回のルアーは18.3gだった。
ここからコーティングや塗装をしていくと重くなっていくので、削りの段階での重さを残しておけば、次回作る時の再現性が高くなるし、ウェイト変更の時にも参考になる。
ドブツケ→ディッピングとも言われる作業。
塗装前のこの工程は、2つの理由がある。
ひとつは塗装をするときの肌を作ることで、もう一つはルアーの強度を出す為。
ルアーの強度は、塗装後のディッピングで出ると思っている人は多いと思う。
実際に私も追う思っていたけど、下地の強度が出ていないと「衝撃でひび割れる」事が多くなる。
また、フックがボディーに刺さりやすくなる。
特にサイドにアルミを張ると、その下のバルサにセルロースがしみこむことは無いので強度は何時までも弱いままになり、表面のコーティングが割れやすくなる。
その為に、下地はちゃんとやっておいた方が良い。
イメージはゆでたまご。
一回目のドブ漬けは、30分ほど漬けておく。
こうすることで、バルサにセルロースセメントがしみこんでいくので、強度的にだいぶ違う。
このときにシンナーで希釈したものを使うと、より浸み込みやすい。
人によっては50%ほど希釈するらしいけど、私は揮発の事を考えるとそこまで薄める必要もないかなと思っている。
6時間以上乾燥させて、二回目以降は着けて出す程度のドブ漬け。
これを頭とテールの交互に4回ぐらいやれば、バルサにしみこまないで艶が出始める。
ちなみにこの後に、回数を増やすほど強度も増すかもしれないけど、今度は重さが出てしまう。
この兼ね合いが難しい。
私は「バルサの利点は軽さが生み出すレスポンス」という考えがあるのと、この後にやるサフェーサーを吹いての巣穴埋めとアルミを張った後のドブ漬け回数を多くするので、今回は6回でお終い。
ちゃんと6時間ごとになんかできないので、24時間に3回×2日。
8時間置いて乾燥の確認をしたら、サフェーサーを吹く。
このサフェーサーを吹く理由は、巣穴や小さな凹みを見つける為と、下地の白を兼ね備えている。
もしも巣穴も凹みも無いよ!というならば、やらないほうが良い。
なぜならば、セルロースセメントとセルロースセメントの間に、サフェーサーという異物が入り込むことになるから。
乾燥したら砥ぐ。
砥げば解かるが、けっこう凹みや傷がある。
またPLに巣穴も出来ていたりするので、最悪の場合はパテを使って埋める。
その後に400番で研ぐ。
ちなみに全部水研ぎ。
バルサの地肌が出ている場所が無くなってからのペーパーは、全て水研ぎを行うので耐水ペーパーが必要。
で、またサフェーサーを吹いて、均一な肌を作る。
800番で軽く水研ぎし、一回ドブ漬けをする。
このドブ漬けは、アルミ張った後にドブツケする時の「サフェーサーの色流れがアルミに入らないようにする為」のもの。
肌を慣らすために、800番で水研ぎ。
これはやる必要はないかもしれないけど、足付け(塗装がより強く着く為に、下地に細かい傷をつける)の意味合いで、今後の工程では毎回やっている。(セルロースは下地を強い溶剤で侵して着くので、特に必要ないかもしれない)
ちなみに艶はなくなるけど、ディッピングすれば元に戻る。
それともう一つ、アルミ張る面は、特に平らにしておくほうが良い。
アルミも色々と種類があって、恐らく多くの人が使う家庭用のアルミ箔の場合、かなり薄い事もあり「下地の凸凹」が表面に転写されてかなり残念なことになる。
これを張り直しの為に剥がすと、全部砥いでまたサフェーサーからやり直しになってしまう。
ココで手を抜いてサフェーサーを吹かないと、下地の色が均一の白にならない為に塗装で薄塗りが出来ない。
だから、この下地の最終仕上げは、とにかく丁寧にやったほうが良い。
あぁ、ちなみに私は、それが嫌なのでノリ着きのアルミテープを使ってます。
ココまでで、下地作りが完了。
この段階である小さな傷や凹みは、もう直すことが出来ないと思ったほうが良い。
塗装で埋めちゃえば・・・って思う時もあるけど、ぜったいに埋まらない事を知った。
それやるほど、失敗する。
納得いかない場合は、その傷を取れなかった工程に戻ってやり直すほうが賢明。
そして、直せば直すほど、重くなって行く。
ちなみに私は、「これぐらい別に良いや」の方が多い(笑)
次回はアルミ張って、コーティングして、色を塗る工程。
GW終わっちゃったりして。
つづく
- 2020年5月5日
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