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▼ ハンドメ作成3
- ジャンル:日記/一般
引き続き、ハンドメイドルアー作成の工程概要。
その1はコチラから。
その2はコチラから。
前回までに、デザイン→削り出し→内部構造→シェイプ→下地コーティングと進めてきた。
正直言うと、ルアーとしての機能の根幹の部分はここで終わりと言って良いと思う。
実際に「個人的に知りたいアクションのプロト」というレベルの場合は、アルミ張ってUVレジンで仕上げて、色ぬってお終いにしてしまう。
UVレジンの利点は、乾燥時間が15分(!)なのと、一発で厚みを出せる事にある。
この後に説明するが、通常のセルロースセメントで仕上げていく工程だと、とにかく乾燥の為に時間が掛かるのだ。
今回のルアーは一回のコーティングで0.1gほどのセルロースが乗る。
これはルアーの表面積や形状、そして「セルロースセメントの種類と粘度」によって大きく変わるのであまり参考にならないかもしれないけど、アルミテープと下地とのギャップを消すためには、11回のドブ漬け(と、ペーパー掛け)が必要だった。
一回の乾燥が6時間(夏なら最短4時間でもできる)で、GW中という事で頑張ると一日に2~3回は出来る。
それで何だかんだで4日。
それがUVでは2回×15分で済む。
(バルサに吸われるので、下地を瞬間接着剤で作る。これも超楽ちん。)
ただしUVは決定的な弱点がある。
それは、足付きが全くない事。
足付きはどっかで説明したと思うけど、ようは下地への喰いつき具合の事で、UVレジンは下地や塗料を溶かしてくっ付く(接着剤と同じ理屈)という事は一切ない。
その為に、一か所傷が入るとそこから脱皮をするように全部剥がれてしまうのだ。
良く動くルアーにとってフックサークルは絶対に避けられないのだけど、そこから一気にはがれてしまう。
また、水には強いけど、ルアーの膨張(バルサ内部の水分の膨張)に対して非常に弱く、アイの部分から亀裂や気泡が発生することが多々ある。
ルアーが大きくなればなるほど、剥離には悩まされることになり、レジンの硬さは良いけど実強度的には不十分・・・という判断をした。
個人的には6cmまでのルアーにしか、実用性のある強度が確保できないと思っている。
(逆に、6cm以下の渓流ルアーとかなら十分に使えるとも言える)
よって、今回は実用するルアーなのでめんどっちいけど、セルロースセメントで最初から最後まで仕上げていく事にした。
下地に貼るアルミの切り出し。
なんてことはない。
適当に形を出してハサミで切るだけ。
鱗に関しては、色々とやり方がある。
一般的なのは単目のヤスリにアルミホイルを押し付けて、模様を転写する方法がある。
私もたまにやる。
ただ、この前そのヤスリに接着剤たらしちゃって・・・
という事で、最近はアルミテープ(ノリ付きという事です。難点は厚みがある事)にナイフで線を入れている。
これはこれで、あとでペーパーを掛けた時に味が出て好きなパターン。
貼る時のコツは、裏紙を半分まで剥がして、ボディーにあてながら修正する事。
テールの位置はそんなにずれる事は無いと思うので、しっかりと押さえてからゆっくり残りの裏紙をはがして、左右が同じ何時になるようにする。
そんな難しい事ではないけど、手を抜くと完成品でがっかりするw
中心から外側へ、アルミテープを伸ばしていくように張り付けていき、最後にナイフの裏でエッジ部分をしっかりと潰す。
この時に力を入れすぎると、テープのノリが出て来るので注意。
画像撮り忘れたけど、顔の下になる部分と、テールの部分に瞬間接着剤を付けてから余分をふき取る。
これは剥がれ防止の保険と、段差消しの両方の意味合いでやる。
バルサ→セルロース→サフェーサー→セルロースときて、いきなりアルミが入ってくる時点でセルロースサンドの中に超絶な異物が入るのだ。
凄く嫌なのだけど仕方がないので、気持ち抑えでの瞬間接着剤。
アルミに1000番のペーパーを掛ける。
特にやる必要はないかもしれないけど、セルロースセメントの喰いつきの為の足付け。
あと、エッジをなるべく薄くしておく。
水研ぎでアルミの粉が出て汚れる(シロがグレーになる)けど気にしない。
最後に水洗いして、しっかりと乾燥させる。
そしてここから、ドブ漬けマラソンの開始。
上下ひっくり返しながら11回。
目途は、アルミテープの境目の段差が「許せるぐらい」で無くなるまで。
なお、途中で何回か、800番での水研ぎを入れる。
この時に下地まで出さないように気を付ける。
実は今回、頭の部分で一ヵ所、削りすぎてサフェが出た。
こういうミスが、後々の仕上がりと強度を落とす原因になる。
あと、今回初めてアクセルのセルロースセメントを使ってみた。
けっこうシャブい?
良くも悪くも一回の被膜が少ない印象。
また柚子肌がきついので、磨きの回数が多かった。
メーカーによって硬さが異なるので、漬ける回数は目的に合わせて変える事が大事。
また、場合によって希釈(シンナーで薄める)するのも必要。
4日後・・・
まぁ良いか?という所まで来たので、次は目を入れる穴を掘る作業。
つづく
その1はコチラから。
その2はコチラから。
前回までに、デザイン→削り出し→内部構造→シェイプ→下地コーティングと進めてきた。
正直言うと、ルアーとしての機能の根幹の部分はここで終わりと言って良いと思う。
実際に「個人的に知りたいアクションのプロト」というレベルの場合は、アルミ張ってUVレジンで仕上げて、色ぬってお終いにしてしまう。
UVレジンの利点は、乾燥時間が15分(!)なのと、一発で厚みを出せる事にある。
この後に説明するが、通常のセルロースセメントで仕上げていく工程だと、とにかく乾燥の為に時間が掛かるのだ。
今回のルアーは一回のコーティングで0.1gほどのセルロースが乗る。
これはルアーの表面積や形状、そして「セルロースセメントの種類と粘度」によって大きく変わるのであまり参考にならないかもしれないけど、アルミテープと下地とのギャップを消すためには、11回のドブ漬け(と、ペーパー掛け)が必要だった。
一回の乾燥が6時間(夏なら最短4時間でもできる)で、GW中という事で頑張ると一日に2~3回は出来る。
それで何だかんだで4日。
それがUVでは2回×15分で済む。
(バルサに吸われるので、下地を瞬間接着剤で作る。これも超楽ちん。)
ただしUVは決定的な弱点がある。
それは、足付きが全くない事。
足付きはどっかで説明したと思うけど、ようは下地への喰いつき具合の事で、UVレジンは下地や塗料を溶かしてくっ付く(接着剤と同じ理屈)という事は一切ない。
その為に、一か所傷が入るとそこから脱皮をするように全部剥がれてしまうのだ。
良く動くルアーにとってフックサークルは絶対に避けられないのだけど、そこから一気にはがれてしまう。
また、水には強いけど、ルアーの膨張(バルサ内部の水分の膨張)に対して非常に弱く、アイの部分から亀裂や気泡が発生することが多々ある。
ルアーが大きくなればなるほど、剥離には悩まされることになり、レジンの硬さは良いけど実強度的には不十分・・・という判断をした。
個人的には6cmまでのルアーにしか、実用性のある強度が確保できないと思っている。
(逆に、6cm以下の渓流ルアーとかなら十分に使えるとも言える)
よって、今回は実用するルアーなのでめんどっちいけど、セルロースセメントで最初から最後まで仕上げていく事にした。
下地に貼るアルミの切り出し。
なんてことはない。
適当に形を出してハサミで切るだけ。
鱗に関しては、色々とやり方がある。
一般的なのは単目のヤスリにアルミホイルを押し付けて、模様を転写する方法がある。
私もたまにやる。
ただ、この前そのヤスリに接着剤たらしちゃって・・・
という事で、最近はアルミテープ(ノリ付きという事です。難点は厚みがある事)にナイフで線を入れている。
これはこれで、あとでペーパーを掛けた時に味が出て好きなパターン。
貼る時のコツは、裏紙を半分まで剥がして、ボディーにあてながら修正する事。
テールの位置はそんなにずれる事は無いと思うので、しっかりと押さえてからゆっくり残りの裏紙をはがして、左右が同じ何時になるようにする。
そんな難しい事ではないけど、手を抜くと完成品でがっかりするw
中心から外側へ、アルミテープを伸ばしていくように張り付けていき、最後にナイフの裏でエッジ部分をしっかりと潰す。
この時に力を入れすぎると、テープのノリが出て来るので注意。
画像撮り忘れたけど、顔の下になる部分と、テールの部分に瞬間接着剤を付けてから余分をふき取る。
これは剥がれ防止の保険と、段差消しの両方の意味合いでやる。
バルサ→セルロース→サフェーサー→セルロースときて、いきなりアルミが入ってくる時点でセルロースサンドの中に超絶な異物が入るのだ。
凄く嫌なのだけど仕方がないので、気持ち抑えでの瞬間接着剤。
アルミに1000番のペーパーを掛ける。
特にやる必要はないかもしれないけど、セルロースセメントの喰いつきの為の足付け。
あと、エッジをなるべく薄くしておく。
水研ぎでアルミの粉が出て汚れる(シロがグレーになる)けど気にしない。
最後に水洗いして、しっかりと乾燥させる。
そしてここから、ドブ漬けマラソンの開始。
上下ひっくり返しながら11回。
目途は、アルミテープの境目の段差が「許せるぐらい」で無くなるまで。
なお、途中で何回か、800番での水研ぎを入れる。
この時に下地まで出さないように気を付ける。
実は今回、頭の部分で一ヵ所、削りすぎてサフェが出た。
こういうミスが、後々の仕上がりと強度を落とす原因になる。
あと、今回初めてアクセルのセルロースセメントを使ってみた。
けっこうシャブい?
良くも悪くも一回の被膜が少ない印象。
また柚子肌がきついので、磨きの回数が多かった。
メーカーによって硬さが異なるので、漬ける回数は目的に合わせて変える事が大事。
また、場合によって希釈(シンナーで薄める)するのも必要。
4日後・・・
まぁ良いか?という所まで来たので、次は目を入れる穴を掘る作業。
つづく
- 2020年5月8日
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