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▼ 色の話しの続きで、反射の話し
- ジャンル:日記/一般
先日色の話しを少し書いた。
参照 あまり話したくない、色の話し
http://www.fimosw.com/u/yasutakak2/pgfhpcv6mbfcd5?c=1
でね、その中でも少しだけ触れている(というか濁している)、「反射はまた別」という話しがある。
まぁ、鋭いっていうかなんて言うか・・・
「メッキってどうなんですか?」という質問が来たので、ちょっとその部分について思っていることを。
透過(透けている)とかなり近いものなのかもしれないけど、何気にこの反射に関しては一般的に釣り人に語られている色の概念とは、全く別物なのではないかと思っている。
というのは、魚も人間も、目の仕組み上では色を識別するセンサーと光の明滅を感知するセンサーは、じつは同じ系列で成り立っていない。
前回は、魚は色別センサーが4色(紫外線)と言う話をしたが、ルアーの色を見極めるのはこの色別センサーによって行われている。
それに対し、人も魚も、色とは別に「明るさ」を判断するセンサーがあって、その性能はかなり人に近いと考えられている。
側線から始まり最後は目視によって捕食が行われるが、反射は色ではなくこの「明るさのセンサー」に対してのインプットであると思う。
ようは、瞬間的に極度の明るさが、明滅センサーへ情報を送るのだと。
それは「色を見る」とは明らかに異なるのではないか。
トンネルから抜けた瞬間、あまりにも明るい太陽光に包まれると、人間は当然その間は物を見る事が出来ない。
「光ると色が見えない」
実はこれが、ルアーの反射の答えだと思うのだ。
そして、色の強弱と同じように、光も強弱があり識別されている。
アルミやメッキによる単独での反射は、リアクションバイト(反射食い)を誘発すると言われているが、もしも最初から最後まで同じピッチでギラギラしているものが、はたして本当に反射食いなんかするものなのだろうか。
連続する光がもたらすものは、究極のボカシ効果、そしてより遠くから認識するための方法として考え、色をアクションさせているんじゃないかなと、考えている。
だから、反射系の時にはその反射材以外の、ボディーに塗ってある色が結構大切になる。
判り易いのが、シルエットが最も強い黒に銀の強い反射を組み合わせと、膨張系でありながら色味が水中に残りやすいピンクと銀反射の組み合わせなんかを泳がせて比べると、けっこう行っている意味が解ると思う。
ピンクの方がぼやけが強くなる。
黒はもはや点滅に近い。
どっちが釣れるのか?ではなく、その時どっちが良いかの両極端の話し。
ではメッキとは?となると、明らかにメッキは反射。
色の映り込みもあるけど、反射の強さで言うと結構短く強い。
その対極にゴールドやもっと鈍い銅の反射がある。
この辺り、朝マズメにゴールドが良いことが多い理由のような気がしている。
ちなみにピンクバックとの組み合わせが、個人的に好き。
さて、では、ホロやアワビってどうなのか・・・
個人的には「色の一部」として捉えていたけど、最近作っているハンドメイドミノーで色々と試していて思うのは、反射する光源が少なくなった時に、じつは反射の差がはっきりしてくることに気が付いた。
上の画像が、光がある程度ある時で、下の画像は夜の部屋でオレンジ球を一つ焚いた時の暗さ。
カメラが勝手に補正するのがムカつくが、それでも差が出る事に気が付くかな?
実はホログラムの怪しい光は、アルミシートが全く光らない闇でも、怪しく色のついた光を放つ。
それはアワビも一緒で、ギラツキがないけどかなり発色をする。
前回、水中での光の届き方と色の消え方の話しをしたけど、実はホロやアワビの発色は、通常の色が消えた場所でも「目に訴える光」を魚の目に届けている可能性がある。
夜の明かりがある場所、日中でも水位がある場所、そういう時に「強い」の方向へ持っていく手段になるかもしれない。
また、明るい場所ではメッキやアルミは、ボディーに塗った色を隠す反射をするが、ホロやアワビは自らも発色し、さらに他の色を殺さないのも特徴としてある。
だから、強い反射のリアクションと言う考えは、ほぼ成り立ってないと思う。
むしろ「食わせの色」と考えた方が正しいと思う。
http://www.halcyon.jp/products/products_01.php?pro_id=319&ca_1_id=20&e=
確かにアワビが青物に効くのは、漁師さんも良く言っている。
弓角なんかも。
何だろね。
なお、この手のシート、実はその下に吹いた色でも大きく色の変化が起きる。
左上から、
「アルミシートのみ」「アルミシートにホロ」「アルミシートにアワビ」「下地のホワイトにアワビ」「アルミシートにペーパー当てて発行を絞った」「何も張らず」
コーティングは1液のウレタンを使用。
ディッピング回数はそれぞれバラバラだけど、基本的には3回以下。
このディッピングでも反射の強さが変わっていくのが面白いところ。
ちなみに、こうやって書くと「あの反射が釣れる」だのなんだのと思うかもしれないが、色の話しでも言ったように、「この反射で釣れる」はないと思う。
ルアーアクション(速度)と色、そして反射の強弱のバランスを、どうやってその日の水色や魚に合わせるかが大事。
そのパターンは無限にあり、アングラーがフィールドで積み重ねるしかないと思う。
実際に、「ソリッド」というカラーが絶対的に強かったことも、過去に何度か経験している。
夜明け前のスーさんのレッドビアーとかね。
もしもイベントなどで、プロアングラーが「この色が釣れる色」的な事を言っていたら、「へぇ~、どんな時に?」と、ぜひ聞いてほしい。
その回答で、その人の食わせの考え方が解かるかも知れない。
下地のホワイトを塗って、乾燥待ちのハンドメイドルアー
何色にするか・・・を悩む時間もまた楽しいね♪
追記
前回紹介した、究極弱い系を狙った、タピオスの新色は3月下旬発売だそうです。
バチではない港湾シーズンに間に合いました。
もう一色、紹介していないけど、地味なカラーも発売します。
http://www.halcyon.jp/products/products_01.php?pro_id=132&ca_1_id=5&e=
↑ご確認ください。
シャローやってる人は、かなり欲しがる色です。
まぁ、色は色々なんで、お好きな色を♪
参照 あまり話したくない、色の話し
http://www.fimosw.com/u/yasutakak2/pgfhpcv6mbfcd5?c=1
でね、その中でも少しだけ触れている(というか濁している)、「反射はまた別」という話しがある。
まぁ、鋭いっていうかなんて言うか・・・
「メッキってどうなんですか?」という質問が来たので、ちょっとその部分について思っていることを。
透過(透けている)とかなり近いものなのかもしれないけど、何気にこの反射に関しては一般的に釣り人に語られている色の概念とは、全く別物なのではないかと思っている。
というのは、魚も人間も、目の仕組み上では色を識別するセンサーと光の明滅を感知するセンサーは、じつは同じ系列で成り立っていない。
前回は、魚は色別センサーが4色(紫外線)と言う話をしたが、ルアーの色を見極めるのはこの色別センサーによって行われている。
それに対し、人も魚も、色とは別に「明るさ」を判断するセンサーがあって、その性能はかなり人に近いと考えられている。
側線から始まり最後は目視によって捕食が行われるが、反射は色ではなくこの「明るさのセンサー」に対してのインプットであると思う。
ようは、瞬間的に極度の明るさが、明滅センサーへ情報を送るのだと。
それは「色を見る」とは明らかに異なるのではないか。
トンネルから抜けた瞬間、あまりにも明るい太陽光に包まれると、人間は当然その間は物を見る事が出来ない。
「光ると色が見えない」
実はこれが、ルアーの反射の答えだと思うのだ。
そして、色の強弱と同じように、光も強弱があり識別されている。
アルミやメッキによる単独での反射は、リアクションバイト(反射食い)を誘発すると言われているが、もしも最初から最後まで同じピッチでギラギラしているものが、はたして本当に反射食いなんかするものなのだろうか。
連続する光がもたらすものは、究極のボカシ効果、そしてより遠くから認識するための方法として考え、色をアクションさせているんじゃないかなと、考えている。
だから、反射系の時にはその反射材以外の、ボディーに塗ってある色が結構大切になる。
判り易いのが、シルエットが最も強い黒に銀の強い反射を組み合わせと、膨張系でありながら色味が水中に残りやすいピンクと銀反射の組み合わせなんかを泳がせて比べると、けっこう行っている意味が解ると思う。
ピンクの方がぼやけが強くなる。
黒はもはや点滅に近い。
どっちが釣れるのか?ではなく、その時どっちが良いかの両極端の話し。
ではメッキとは?となると、明らかにメッキは反射。
色の映り込みもあるけど、反射の強さで言うと結構短く強い。
その対極にゴールドやもっと鈍い銅の反射がある。
この辺り、朝マズメにゴールドが良いことが多い理由のような気がしている。
ちなみにピンクバックとの組み合わせが、個人的に好き。
さて、では、ホロやアワビってどうなのか・・・
個人的には「色の一部」として捉えていたけど、最近作っているハンドメイドミノーで色々と試していて思うのは、反射する光源が少なくなった時に、じつは反射の差がはっきりしてくることに気が付いた。
上の画像が、光がある程度ある時で、下の画像は夜の部屋でオレンジ球を一つ焚いた時の暗さ。
カメラが勝手に補正するのがムカつくが、それでも差が出る事に気が付くかな?
実はホログラムの怪しい光は、アルミシートが全く光らない闇でも、怪しく色のついた光を放つ。
それはアワビも一緒で、ギラツキがないけどかなり発色をする。
前回、水中での光の届き方と色の消え方の話しをしたけど、実はホロやアワビの発色は、通常の色が消えた場所でも「目に訴える光」を魚の目に届けている可能性がある。
夜の明かりがある場所、日中でも水位がある場所、そういう時に「強い」の方向へ持っていく手段になるかもしれない。
また、明るい場所ではメッキやアルミは、ボディーに塗った色を隠す反射をするが、ホロやアワビは自らも発色し、さらに他の色を殺さないのも特徴としてある。
だから、強い反射のリアクションと言う考えは、ほぼ成り立ってないと思う。
むしろ「食わせの色」と考えた方が正しいと思う。
http://www.halcyon.jp/products/products_01.php?pro_id=319&ca_1_id=20&e=
確かにアワビが青物に効くのは、漁師さんも良く言っている。
弓角なんかも。
何だろね。
なお、この手のシート、実はその下に吹いた色でも大きく色の変化が起きる。
左上から、
「アルミシートのみ」「アルミシートにホロ」「アルミシートにアワビ」「下地のホワイトにアワビ」「アルミシートにペーパー当てて発行を絞った」「何も張らず」
コーティングは1液のウレタンを使用。
ディッピング回数はそれぞれバラバラだけど、基本的には3回以下。
このディッピングでも反射の強さが変わっていくのが面白いところ。
ちなみに、こうやって書くと「あの反射が釣れる」だのなんだのと思うかもしれないが、色の話しでも言ったように、「この反射で釣れる」はないと思う。
ルアーアクション(速度)と色、そして反射の強弱のバランスを、どうやってその日の水色や魚に合わせるかが大事。
そのパターンは無限にあり、アングラーがフィールドで積み重ねるしかないと思う。
実際に、「ソリッド」というカラーが絶対的に強かったことも、過去に何度か経験している。
夜明け前のスーさんのレッドビアーとかね。
もしもイベントなどで、プロアングラーが「この色が釣れる色」的な事を言っていたら、「へぇ~、どんな時に?」と、ぜひ聞いてほしい。
その回答で、その人の食わせの考え方が解かるかも知れない。
下地のホワイトを塗って、乾燥待ちのハンドメイドルアー
何色にするか・・・を悩む時間もまた楽しいね♪
追記
前回紹介した、究極弱い系を狙った、タピオスの新色は3月下旬発売だそうです。
バチではない港湾シーズンに間に合いました。
もう一色、紹介していないけど、地味なカラーも発売します。
http://www.halcyon.jp/products/products_01.php?pro_id=132&ca_1_id=5&e=
↑ご確認ください。
シャローやってる人は、かなり欲しがる色です。
まぁ、色は色々なんで、お好きな色を♪
- 2018年3月20日
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