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▼ テスト・テスト・テスト
- ジャンル:釣行記
前回のログの続きというか、なんというか・・・
↑コレが前回のログ。ウェーディングヒートジェケットⅡのインプレ。
釣りの話なのだが、今回も製品テストの話し。
最近の釣行は全て、製品テストやメーカーへのインプレ、もしくは取材がからんでます。
そういう中で自分の魚を見つけ、楽しめるか。
それは、その楽しさを伝えるアイテムを生み出せるかとも言える。
今回は2つ。
1つがペニーサック99。
やっと、いやほんとにやっと、テスター陣へペニーサック99が配布されたらしい。
そう。
されたらしい。
なぜなら・・・
私には今回は配られなかったのだ(爆)
70mmミノーの件でハルシオンシステムへ行ったら、ハルジローさんが嬉しそうに「少なかったけど、99を何本か配れましたよ♪」とか言うので、「あぁ、それは良かったです。で、僕は何色ですか?チャート系が残ってると嬉しいな~」と聞くいてみた。
「あっ・・・!」
「えぇ・・・!?」
冗談です♪
だいぶ前にサンプルを2個、無理やり奪ったから良いんですww
ともかく、配布が始まったという事は、よっぽどの事が無い限り、その形で製品版になる。
まぁ、99は完全に直樹さんのプロデュースなので、テストと言うより絵取りと言う感じ。
シーズン的にも良いですしね♪
で、結局、凄く良かった。
これは前回のログに書いたので、以上おしまいw
そしてもう1つのテスト。
Tulalaウェーディングロッド(9f)ファーストサンプルでの実釣評価。
家に届いた時から楽しみで仕方なかった。
ちょっとリールをつけて夜中の2時に家の前でヒュンヒュンやっても、迷惑なだけでロッドの何かなんて解る訳がない。
ルアーもそうだけど、やはりアイテムは現場からのインプット情報で作るべき。
水槽テストやインフィールドでの数値では気がつかない、だけどとっても大切な事の殆どが「魚を釣る事」で解る。
まぁ、魚釣りの道具なんだから、魚釣っての評価なて当たり前な事なんだけどね。。。
今回のロッドは本当にファーストサンプルで、ブランクの方向性を確かめるのが第一でした。
ルアーのように自分で作業してアレコレと作ることが出来ない分、インプレをいかに作り手へ解りやすく伝えられるか・・・がキーとなりそう。
その為にはまず「自分が解る事」が大切で、その先に「伝える為の言葉」が在る。
感触を思考し、文言でアウトプット、作り手が形にする。
この図式はレースにおける「良い乗り子」と求めるものが似ていて、さらに「少ない情報量で正しいアウトプットが導けるか」が開発速度を決めるんじゃないだろうか。
そうすると、物凄く大事になってくるのが、最初の狙いからぶれない事だったり・・・
今回のウェーディングロッド開発の話を戴いた時点で、私の中では「コレをやりたい」というものが1つ、明確な形であった。
それは、キャスト→リトリーブ→ヒット→キャッチというプロセスの、平均値を全体的に上げる方向性のロッド。
一箇所に秀でたものではなく、まんべんなく「犠牲や妥協」を減らすこと。
最近市場に溢れているカーボンロッドは、確かに軽く感度も良いし、なによりも高反発素材による飛距離が出た(と、言っているw)。
自分もそれで得た釣果が在るのも事実。
だけど、物には必ずメリットとデメリットが在る。
近年の高反発計量素材で得た魚も居るし、逆に失った魚も相当居る。
伸びないラインと、硬い針、先調子の硬いロッド。
この三つが合わさった場合に、「やたらバラす」という現象が起きている。
一番の原因と思っているのは、リトリーブで入ってしまったティップに対し、バイトでの吸い込みがベリーとティップの間で反発し薄い掛が増えた事。
キャストではこの部分の反発の強さは、そのまま距離に直結しやすいので、最近の多くのロッドが張りの強さを全面に出している。
しかしその結果で、恐ろしく「口の外に掛かる魚」が増えた。
しかたないから、針を大きくして獲る魚が増えた。
ほんの少し前のブランクはまだ、ファーストテーパーでもここの入りがあった(ダルさとも言われる)が、最近のロッドは見事にストロークが減っている。
もう1つの原因が、高反発素材による魚の暴れと曲がり幅の少ないデザインによる糸弛み。
これはデイゲームのウェーディングでやると本当に感じるのだが、魚が上に出て口を振ったときに、直前までロッドは曲げているのにラインが弛む事が増えた。
対応で「常にテンションをかけるため、強く早く寄せる」をやったり、ロッドを寝かせてファイトしたり。。。
近年のウェイトが増えたルアーは、遠心力で良く飛ぶのだが、それはスズキが首を振った時にもww
PEを使う前はね、針を掛けられない事でのバラしが多かったんだけど。
また、薄く硬い性質のマテリアルは、キャストの回数を重ねるごとに反発が失われていく。
高価なロッドを1年使い、それと同じロッドの新品を触った時に、愕然となるアングラーは多い。
(抜けたあたりから調子が良くなるロッドもあったりするw)
では逆に、グラスコンポジットが良いのか?と言われると、明らかにキャストにおける精度や距離が落ちる。
オマケに、フルキャスト先で掛からない事も在るw
個人的には、ギリギリの反発で飛ばせ、かつしっかりと曲がるロッドが欲しいのだ。
ついでに言うなら、長く特性が維持できるカーボンと樹脂で。
ルアーは10~30gあたりまでを想定している。
ピーキーな方向性のロッドはこの範囲が狭くなりがちなのだが、ルーズなブランクはけっこう幅は広く感じてるので何とかなるんじゃないかと。
また、その特性はたぶんフィールドへの対応度を上げれるかもしれない。
ウェーディングは干潟と河川の両方で考える必用が在るんだけど、そのあたりは、おいおい開発しながら書いていきます。
さてファーストブランクでの釣果(笑)
とりあえず、MAX80cm?で、いっぱい掛けた。
キャストOK
ひたすらヒットし、ひたすらキャッチできなかった・・・
その全てが最後のフィニッシュでのポロリ。
まぁ、それならそれで面白いから、ギャーギャー言いながらも笑いがでますw
さて、ウェーディングにおける最後の難関。
それが自由度の極端に少ないキャッチなのだが・・・
今回のサンプルはここでロッドが棒になる。
あんまりにもキャッチできなくて笑えて楽しめるが、コレをウェーディングロッドで売ったらお客さんに怒られますね(爆)
今回のサンプルはここでロッドが棒になる。
あんまりにもキャッチできなくて笑えて楽しめるが、コレをウェーディングロッドで売ったらお客さんに怒られますね(爆)
一言で言うなら、パワー在りすぎ。
38gのシンペンを、垂らし20cmでクイックキャスト出来るって・・・(笑)
コレはこれで、地方河川の大型狙いでは使えるけど、ネットを使わないウェーディングではちっとキツイ。
ついでに言うなら、干潟で釣るスズキに、ココまでのパワーは要らない。
PEラインと最近の針の硬さに対して、ロッドがどこまでアブソーバーをするか。
その癖に、30cmから70cmを容赦なく掛けて行くのは、やはりブランクの特性なんだろうと。
硬いのではなく、パワーが出過ぎる感覚。
掛けて、寄せるまでは凄く良いが、80cmが掛かっても曲がらないロッドでは、ちっと魚に気の毒な気もしますw
(もっとも、ロッド全体を使って緩く曲がる特性は抜群で、今回求めている曲がりでもある)
このラインをもう少し下に振って、絞るほどジワジワとパワーを出せれば、取れる魚が格段に増える。
スズキのサイズを70cmあたりに想定し、バットに余裕を持たせておけば、その先のサイズも問題は無い。
今回は20本近く掛け、キャッチできたのは10本ぐらい。
1本、素敵なのも掛けたけど、コレもランディングでポロリんちょw
まぁ、ず~っとロッド見ながら、「ココの曲がりがああだ・・・この角度でこうだ・・・」と、ロッドにライトを当てて仲間とおしゃべりしていたから仕方ないのだがw
上を滑らすゴリ巻きで寄せて、最後にネット使えば取れるんだろうが、それだと「一点集中型」のロッドになっちゃうから、大きい針の釣りになっちゃう。
遠くで掛ける感覚との兼ね合いを考えても、ガマカツやオーナーがどんどん固い針を出していくので、ロッドのアブソーバーの幅を増やせると言う意味では非常に助かるんじゃないかと思います。
気持ち、小さく硬い針で、魚をコントロールしてキャッチをしたい。
そうすると、ルアーのアクションの幅を増やせるし。
上がって、高速道路途中のPAから、Tulalaへインプレのメールと欲しい方向性を飛ばして帰路に着く。
次のサンプルが楽しみ♪
いや~、ルアー作りと違って、文句言うだけってなんかコソバユイねwwww
- 2012年12月4日
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ハーモニクス93を振りましたが、思った以上に伸びシロが感じれた気がしました!
楽しみな竿ですね!
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