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サンゴ隆起ではない島(ヒラスズキ南限を追う旅22)

  • カテゴリー:釣行記
前回のつづき


過去、沖縄の離島には数度足を運んできた。
久米島、石垣、竹富島、あとは鹿児島県だけど与論島など。
 
ガッツリ釣りの時もあれば、家族で旅行に行った隙にロッドを振ったり、と。
 
このエリアの離島は、大きく分けて2種類に層別して考えている。
 
それは、サンゴの隆起によってできた島か、そうでは無いか。
 
隆起サンゴの島とは、サンゴ礁帯の海底が盛り上がり出来た島の事。
 
それに対し、火山活動によってできた島がある。
 
この二つの島、釣りをする上で何が違うかと言うと、まずはショアからのディープへの距離感が違う。
そして火山島は、比較的標高の高い山を持つ。
 
・隆起サンゴ
岸から浅いシャロー(サーフ)が続き、数百m先にアウトリーフ(石化サンゴのテーブル)があり、そこの下が7~8mのブレイク。
 
 
・火山島
ショアラインには、岩、ゴロタ、サーフ、リーフなどの多様性があり、外洋にダイレクトにキャストが出来る場所が多い。
また、山があるので、降水の保持力が高く、枯れない河川が多い。
 
これらの要素を見比べて、ではスズキを狙うにはどっちの島が良いのかな?と、考えた。
その際に、もちろん時期的な要素は外す事が出来ない。
 
今回のトリップは、沖縄地方はおそらく梅雨の後半にあたる。
毎年、局地的な集中豪雨で災害が起きたりしている時期。
そして、海に濁りが大量に入る時期でもある。
 
実は隆起サンゴで有人島の場合、この雨による濁りが、ある理由で著しく釣りをしにくくなる事がある。
 
それは、赤土の流出。
 
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こうなると、ちょっとショアからの釣りは厳しい。
 
そもそも、沖縄本島も赤土が島の土の70%を占めているので、この話はサンゴ隆起の離島に限った話ではないのだが、じつは症状が悪化する大きな理由がある。
 
サンゴ隆起の島は山が無く、農耕地の割合が高い。
また、島によっては、赤土を本土から運んで、農地としている為に流れやすい。
 
これらの事は、そこに営む人の問題なので、たかが釣り人として口をはさむことではないけど、されど釣り人としては切実な問題でもある。
 
時間作って、お金かけて、行ったら濁りで釣り出来ないんじゃねぇ。
 
これらの理由から、久米島では赤土の影響が出ないアウトリーフまでジェットで送ってもらいウェーディングをしたこともあるけど、これはこれで一つ問題があった。
 
思ったよりもサメが多かった。
上げ潮では、入る気がしないほど。
 
島の人が言うには、あまり危険なサメではないらしいが、ちょっとサメにかじられて人生を終えるというシナリオは持ち合わせていない(予定)。
その時は仲間数人で入ったから、日常的に行いが悪い人がやられると思い、黙って一人後ろに下がってリスクヘッジ。
 
まぁ、誰もやられないどころか、GTと勘違いしてサメにルアー投げた仲間もいた。
 
平和だ。
 
話を戻し、これらの理由によって今回のトリップ先のは、慶良間諸島の渡嘉敷島にした。
 
慶良間諸島は、山脈だった土地が沈下して、山の頂部分が島となっている(仮説らしいが)ので、基本的にリーフで形成された島ではない。
 
もちろん、土地柄でリーフはあるが、それ以上に岩が突き出た岬状の海岸線が随所にみられる。
また、渡嘉敷島は慶良間の中で最も大きな島なので、その周りの島々との間に海峡のような地形も見られ、潮が走る場所が多そう。
 
宿は幸いにも、本島でいつもお世話になっている、茉莉花瀬底のオーナーの友人が居るので、そこを拠点として目星を付けた場所を回る。
 
狙いはもちろんスズキ。
ヒラスズキ、タイリクスズキ、何でもいいので、シーバスが釣りたい。
 
旅の段取りが付いて、さっそく羽田へ向かった。
 
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東京モノレールから見る、京浜運河。
言わずと知れた、世界一スズキがいる海。
ここから距離として、たった1600km程度。
 
生態系の枠組みに挑む。

つづく

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