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村岡昌憲
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▼ 港湾デーゲーム好調
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いよいよ関東も梅雨本番。
晴れた日は初夏というよりは夏のような感じ。
空の蒼さと高さが夏の訪れを予感させる。
一週間ほど前の話になるけど、港湾エリアへ。
この時期、東京湾にはイワシがしっかりと入ってくる。
湾口から湾央に掛けては帯のようにカタクチイワシが長い帯状に長大な群れを形成する。
その長さは凄いときには10km以上の長さになることもある。
富浦から保田までずっと魚探反応が続くってのは、毎年の話だ。
もちろん、湾奥にもイワシは入ってくる。
さすがにそんな帯ではないけど、ボートを出せば沖には魚探反応がびっしりと出る。
そんなイワシのいるエリア。そして潮が澄んでいる。水深がある。
この3つが揃ったときに炸裂した事例を紹介したい。
それはBlooowin!140Sのジャーキングメソッドである。
元々、基本性能の高いルアーを目指して開発しているので、飛距離、ただ巻き時のダブルアクション、そしてジャークしたときのダーティングアクションはかなり作り込んでいる。(80Sも同様)
自分の場合は磯で主に使用していて、ただ巻きの最中に数回のジャーキングを入れたりすることで、魚が突然沸くように表れたりする経験を何度もしていた。
今年、多くの方に見て頂いたBlueBlueのこの動画。
23秒付近の磯でヒラスズキがヒットするシーン。
Blooowin!140Sのジャーキングメソッドがハマる瞬間である。
映像を見てもらえば、この日の撮影日は絶望的な凪であることがわかるだろう。
しょぼいサラシが出る程度のセットが10分に1回程度来る程度。
ほとんどのヒラアングラーが海に入らず移動してしまう状況であった。
そんな磯のわずかにサラシが出る瞬間、ブローウィンを通すだけでは出なかったので、ジャーキングを試したところ、ドン!と2連発。
絶望が希望に変わり、映像では大はしゃぎしているわけだが、、、、
Blooowin!140Sのジャーキングは海を変える力がある。
と言ってもいいくらいのメソッドかもしれない???
そんな可能性は感じてはいたし、そう言ってくれる人は今までにもそれなりにいるんだけど、まあそれだけじゃ半信半疑というか、Blooowin!ばかり投げてればそれはそうなるだろうしね、と思うわけである。
BlueBlueファンの人がそう言ってくれるのは嬉しいのだけど、そこはしっかりと検証してみないことにはな、と思っていた。
一方、一昨年くらいから港湾デーゲームでBlooowin!140Sで圧倒的に釣果を出す人が社内で話題になっていて、その人は秀さんと言う。
彼のブログを読み込んでもらえばわかるが、まあ一年中、Blooowin!140Sをしゃくってくれて、Blooowin!ジャーキングメソッドの可能性を広げていってくれた人の一人である。
秀さんのブログ
もちろん、Blooowin!だけではなく、港湾エキスパートな彼が釣果を求める中で、優位性があると言ってくれるブローウィンのジャーキングメソッド。
彼とフィッシングショーなどで話をしたときにも、彼はBlooowin!140Sの海の状況を変える力の凄さを教えてくれたのだけど、はいそうですか、と簡単に信じ込むタイプでも自分はないわけで、彼を信じないわけではないけど、一度自分で体験してみないことにはなぁと思っていたのであった。
で、先週のことである。
赤潮と澄んだ潮がまだらになり、港湾にイワシが回り出したタイミング。
俺はとあるルアーのテストで港湾に出向いた。
そのルアーはボトムで魚の反応を取るタイプのルアー。
が、この日は2時間やっても食わない。
先行者の人に話聞いても、朝イチにTracy25gで1本獲っただけで、その後はまるっきり食わないと。
俺もその8種類のプロトを投げ比べながら、実戦的なセッティングを探すというテストにまるまる2時間費やしている間、ついにノーバイトであった。
こんな釣れないテストになると、その製品自体大丈夫なのかと不安になるので、アングラーを見かけたら声を掛けて状況を聞くと、0本か、先程の朝イチの1本だけという人。
魚を掛けてみるというテストには向いてない日もある。
そう思って、そのテストは終了した。
で、帰る前にBlooowin!140Sのジャーキングメソッドを試してみようと思い、ハイローラーでBlooowin!をフルキャスト。
上の動画と同じようなリズム。
風がない日だったのでロッドを上向きにトーントーンとジャークを入れてみた。
すると40m先くらいでルアーの後ろにギラッと何かが。
シーバスの反転? ボラ?
状況からすれば、ボラと考えるべきだろう。
次の2投目。同じ方向に投げて再度ジャーキング。
ティップからガイド4つめくらいまでに軽い負荷を掛ける程度のジャーキング。
ティップではじく程度と言ってもいいかもしれない。
それをやっていたら、ドン!とヒット。
うおおっ!出た!
慎重にやりとりしてキャッチしたのは50cmほど。
が、この激渋の状況でこういう出方をする自体が凄いのである。
潮の透明度は7mくらいはあって、ボトムの模様もうっすらと見える気がするくらいの透明度。
こういう時、水中ではブレード系や鉄板、ワームなどを駆使して掛けにいくのがセオリー。
だけど、俺も周りの人も釣れていない。
が、大型ミノーの水面直下のダーティングにはこうして出てくるのか?
まるでオフショアゲームの投げマサゲームのような(本質的には同じと感じた)
そして、何より驚いたのは、そこから入れ食いになったのである。
サイズは伸びないのだが、まあ次から次へと魚が沸いてチェイスし、バイトし、ヒットしてくる。
乗らないバイトがとても多く、30バイト取って10ヒット程度。
が、掛かればバラシは少ない。(Blooowin!140Sは3本フックだからそうそうバレない)
で、やっているうちに気付いたのはこのメソッドはスレるのも早い。
同じゾーンで5投もすると、チェイスはなくなってしまうのである。
が、そこで20mほど移動してBlooowin!140Sを撃ち込んでいないゾーンにキャストすると、1投目か2投目に水面に数匹のシーバスが突如浮いて奪い合うようにバイトするのである。
動かし方は雑にやるより丁寧にやった方が良くて、一回一回ラインスラックを少し出しながら、自分に対して90度左を向いてステイさせ、次のジャークで90度右を向いてステイさせ、次のジャークでまた左を向いて、ときっちり左右に180度の首振りとステイ時間を確保するのが断然反応が良かった。
ロッドの向きは足場の高さに応じて変えればOKで、縦方向のジャークじゃないとダメってことはない。
横向きが楽だしね。
この日はほとんど横向きでやっていた。
周りのアングラーが自分の爆釣っぷりに、声を掛けてくれたのでメソッドを説明。
Blooowin!は持っていないのでワインドならどうだろうと、試していたようだがダメだったようだ。
自分もBlooowin!の後に最後30分ほどニンジャリを投げ続けたがバイトは出なかった。
沈めるとダメなのか、大きさなのか、、、
結局、堤防の20m先、40m先、60m先、みたいな距離のゾーン分けと横移動で20mほど移動することで、スレたら動くというスタイルでジャーキングメソッドを試してみた結論は、その港湾全域にシーバスがいたという事実。
どこでも魚は出た。
ということは目の前の海中にはすごい数のスズキがいたということ。
最終的にこの日は12キャッチで終了したのだが、途中や最後に色々なルアーを試したけど、ほとんどバイトが出せない中のこの釣果の差。
他のアングラーも結局渋いままで終わったようだった。
俺は車に戻って携帯を取りだし、秀さんにメールで「今まで信じて無くてごめんなさい。」とメールしたのであった。
自分で書いておいて、自画自賛すぎるのは承知の上だけど、一つの事実として提示しておきたい。
新しい可能性を持っているBlooowin!のジャーキングメソッド、ぜひ試してみて欲しいと思う。
ジャーキングするとき、やはり疲れるのは手首。
風神ADハイローラーはグリップエンドが他社10ftモデルより5cmほど長く作ってあるので、脇に挟みやすく、ジャーキングが取っても楽。
飛ばせて、動かせて、掛けたら曲がってバレにくい。
だけど、上方向60度のウェイトリフト試験で5.5kgを記録するハイパワーも合わせて持っているのである。
ロッド:アピア風神ADハイローラー104ML
リール:アピア VENTURA3012
ライン:東レ シーバスPEパワーゲーム0.8号
リーダー:東レ パワーリーダー20LB
ルアー:BlueBlue Blooowin!140S
- 2016年6月23日
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