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村岡昌憲
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▼ アピア 風神AD METRO KNIGHT 86LX
- ジャンル:日記/一般
- (elegy-つぶやき-)
いよいよ発売となるアピア 風神AD METRO KNIGHT 86LX。
通称メトロナイト。
直訳すれば、都市の騎士。
間違っても地下鉄の夜ではない(笑) ←特に関東の人注意!
ネオンナイトの正当な後継機種。
11年前に発売し、多くの人に愛され続けたネオンナイト。
そのネオンナイトを、今の時代のシーバスシーンにしっかりと合わせきった。
【ネオンナイトの誤解】
解説する前に、ネオンナイトにまつわる誤解を一つ溶いておきたい。
ネオンナイトが登場したとき、業界にはパラボリックな調子のシーバスロッドが多かった。
そんな中で感度優先の先調子設計思想、そしてはじきやすいバイトを乗せる鬼掛けティップ、メータークラスのシーバスにも負けない強烈なバッドパワー。
そんなイメージが多くの人の共感を得て、このロッドはベストセラーとなった。
その後、この設計思想をなぞるロッドが各メーカーから相次いで発売されている状況が続いている。
今では、その他社のロッドに比べるとネオンナイトは、とても素直でパラボリックな竿の部類になっている。
ネオンナイトより先調子のロッドも多いし、ティップが柔らかいロッドも本当に増えた。
当初のイメージが強いので、使っていない人は過激なロッドと思っている人が多いのだけど、使っている人はネオンナイトが今の時代ではパラボリックな部類に入ってしまうほどのロッドになる事が分かると思う。
自分の設計思想としては、それぐらいがいいのである。
釣るためのロッドなのだから。
特に高弾性カーボンを使用する今の時代、軽いルアーから重いルアーまでをしっかりと投げるためにはしっかりと曲げる必要がある。
そのためにはパラボリックな調子の方が飛距離が出やすいのである。
ということで、ネオンナイトは実は素直なロッドですよ、と。
【飛距離】
メトロナイトは、その思想をしっかりと受け継いでいる。
まずはしっかりとルアーを飛ばせることは大前提。
最適ウェイトは15g。
モンキー69、Tracy15や冷音14、Narageをしっかりと飛ばせるように。
それより重いルアーは少しずつ垂らしを長く。
軽いルアーは垂らしを少しずつ短くしていくことで最大の反発力を得られる。
5gから28gまでを確実に飛ばせるような設計。
【長さ】
長さは8.6ft。
ネオンナイトより0.1ft長くなった。
これは重心設計の見直しによる。
【アクション】
メトロナイトはLXになる。
MLより柔らかく、Lよりは硬いということ。
個人的にはMLではないかと思っているのだが、アピアのロッドは硬いロッドが多いのでこうなったのではないかと思っている。
全ては濱本さんと松尾君のせいである(笑)
【重量】
ウェイトは185g。
ネオンナイトより重いが、これはグリップエンドに50gのウェイトを仕込んでいるからである。
ロッド自体は135g。驚異的な軽さだ。
リールを持つ部分より前方のウェイトが約100g。
後方のウェイトが80g。
リールの持つ部分がロッドの重心に近い。
【操作性の快適化】
メトロナイトの圧倒的な進化は、操作性の快適化である。
今の時代はルアーを動かしてナンボの時代である。
ただ巻きが強い状況もたくさんあるけれど、それで食い渋る時はルアーを上手に動かしたものが勝利する。
リフト&フォール、ヒラ打ち、トゥイッチ。
そのアクションを作り出すのはロッドがとても重要。
どのロッドでも同じではない。
スーサンのもしかめジャークの時の、最後の抜け具合。
モンキー69バイブの3Dダートの前方と上方への抜け具合と姿勢。
ナレージの倒れ込みアクションのコテッと具合。
大野君開発のミニエントのヒラ打ちジャークのヒラ打ち具合。(湾奥ユーザーがよく使うルアーのメソッドはほとんどチェックした)
大事なことなのでもう一度書くが、どんなロッドでもできるわけではない。
最適な曲がりからの反発力というものがある。
今回はそこに非常にこだわって開発した。
軽い力で入力すれば、後はロッドが綺麗にルアーを飛ばしてくれる。そして、飛ばした後の綺麗で余韻のある抜け。
これがスズキが喰う喰わないかの分かれ目になる事は上級者の人ならよくご存じだろう。
ロッドのパワーや飛距離というのはADのネオンナイトで完成していることでもあったので、ナノアロイ採用に伴う調整をすれば良いだけだった。
が、メトロナイトになって、ルアーを誰でも動かしやすく、と考えたときに最適な素材であるナノアロイをマッチングさせるのに時間を要した。
【疲れないバランスウェイト】
ルアーアクションをしていると感じるのが手首の疲労だ。
先重り感のあるロッドで長時間ルアーを動かしていれば、そりゃ誰だって腱鞘炎になる。
そのためのバランスウェイト。
ロッドのグリップエンドに着脱式のウェイトを50g入れ込んだ。
2段階でウェイト調節が可能。
これにより、ダイワの2500番リールを付けたときに、リールを握った手の位置よりほんのわずかにティップよりに重心が来るように設計した。
この位置が重心バランス。
バランスウェイトを外すとこの位置が重心になる。
アピアのロッドの大半が、ゴールドのサインマークの部分に重心が来る。
メトロナイトがいかに手元に重心が近いかわかるだろう。
ちなみに、テストでは掌の中に重心が来るウェイトやバッド寄りに重心が来るような設計も試してみた。
掌に重心があると確かにもっとも軽いのだが、操作が気持ち悪いのである。最低限の先重り感は必要であると悟った。
ということで、最適なウェイトを50gとした。
対象ユーザーは港湾や運河でルアーを積極的に動かしてバイトを得ていくスタイルをとるユーザー。
従来のあらゆるロッドとの違いをワンキャストで体感するはずだ。
それだけ軽い。
一投でわかるのだから、何時間もやったときの疲れや操作感の継続性は想像してもらうことは易しいと思う。
いよいよ、明日、明後日で店頭に並ぶとのことで商品解説でした。
通称メトロナイト。
直訳すれば、都市の騎士。
間違っても地下鉄の夜ではない(笑) ←特に関東の人注意!
ネオンナイトの正当な後継機種。
11年前に発売し、多くの人に愛され続けたネオンナイト。
そのネオンナイトを、今の時代のシーバスシーンにしっかりと合わせきった。
【ネオンナイトの誤解】
解説する前に、ネオンナイトにまつわる誤解を一つ溶いておきたい。
ネオンナイトが登場したとき、業界にはパラボリックな調子のシーバスロッドが多かった。
そんな中で感度優先の先調子設計思想、そしてはじきやすいバイトを乗せる鬼掛けティップ、メータークラスのシーバスにも負けない強烈なバッドパワー。
そんなイメージが多くの人の共感を得て、このロッドはベストセラーとなった。
その後、この設計思想をなぞるロッドが各メーカーから相次いで発売されている状況が続いている。
今では、その他社のロッドに比べるとネオンナイトは、とても素直でパラボリックな竿の部類になっている。
ネオンナイトより先調子のロッドも多いし、ティップが柔らかいロッドも本当に増えた。
当初のイメージが強いので、使っていない人は過激なロッドと思っている人が多いのだけど、使っている人はネオンナイトが今の時代ではパラボリックな部類に入ってしまうほどのロッドになる事が分かると思う。
自分の設計思想としては、それぐらいがいいのである。
釣るためのロッドなのだから。
特に高弾性カーボンを使用する今の時代、軽いルアーから重いルアーまでをしっかりと投げるためにはしっかりと曲げる必要がある。
そのためにはパラボリックな調子の方が飛距離が出やすいのである。
ということで、ネオンナイトは実は素直なロッドですよ、と。
【飛距離】
メトロナイトは、その思想をしっかりと受け継いでいる。
まずはしっかりとルアーを飛ばせることは大前提。
最適ウェイトは15g。
モンキー69、Tracy15や冷音14、Narageをしっかりと飛ばせるように。
それより重いルアーは少しずつ垂らしを長く。
軽いルアーは垂らしを少しずつ短くしていくことで最大の反発力を得られる。
5gから28gまでを確実に飛ばせるような設計。
【長さ】
長さは8.6ft。
ネオンナイトより0.1ft長くなった。
これは重心設計の見直しによる。
【アクション】
メトロナイトはLXになる。
MLより柔らかく、Lよりは硬いということ。
個人的にはMLではないかと思っているのだが、アピアのロッドは硬いロッドが多いのでこうなったのではないかと思っている。
全ては濱本さんと松尾君のせいである(笑)
【重量】
ウェイトは185g。
ネオンナイトより重いが、これはグリップエンドに50gのウェイトを仕込んでいるからである。
ロッド自体は135g。驚異的な軽さだ。
リールを持つ部分より前方のウェイトが約100g。
後方のウェイトが80g。
リールの持つ部分がロッドの重心に近い。
【操作性の快適化】
メトロナイトの圧倒的な進化は、操作性の快適化である。
今の時代はルアーを動かしてナンボの時代である。
ただ巻きが強い状況もたくさんあるけれど、それで食い渋る時はルアーを上手に動かしたものが勝利する。
リフト&フォール、ヒラ打ち、トゥイッチ。
そのアクションを作り出すのはロッドがとても重要。
どのロッドでも同じではない。
スーサンのもしかめジャークの時の、最後の抜け具合。
モンキー69バイブの3Dダートの前方と上方への抜け具合と姿勢。
ナレージの倒れ込みアクションのコテッと具合。
大野君開発のミニエントのヒラ打ちジャークのヒラ打ち具合。(湾奥ユーザーがよく使うルアーのメソッドはほとんどチェックした)
大事なことなのでもう一度書くが、どんなロッドでもできるわけではない。
最適な曲がりからの反発力というものがある。
今回はそこに非常にこだわって開発した。
軽い力で入力すれば、後はロッドが綺麗にルアーを飛ばしてくれる。そして、飛ばした後の綺麗で余韻のある抜け。
これがスズキが喰う喰わないかの分かれ目になる事は上級者の人ならよくご存じだろう。
ロッドのパワーや飛距離というのはADのネオンナイトで完成していることでもあったので、ナノアロイ採用に伴う調整をすれば良いだけだった。
が、メトロナイトになって、ルアーを誰でも動かしやすく、と考えたときに最適な素材であるナノアロイをマッチングさせるのに時間を要した。
【疲れないバランスウェイト】
ルアーアクションをしていると感じるのが手首の疲労だ。
先重り感のあるロッドで長時間ルアーを動かしていれば、そりゃ誰だって腱鞘炎になる。
そのためのバランスウェイト。
ロッドのグリップエンドに着脱式のウェイトを50g入れ込んだ。
2段階でウェイト調節が可能。
これにより、ダイワの2500番リールを付けたときに、リールを握った手の位置よりほんのわずかにティップよりに重心が来るように設計した。
この位置が重心バランス。
バランスウェイトを外すとこの位置が重心になる。
アピアのロッドの大半が、ゴールドのサインマークの部分に重心が来る。
メトロナイトがいかに手元に重心が近いかわかるだろう。
ちなみに、テストでは掌の中に重心が来るウェイトやバッド寄りに重心が来るような設計も試してみた。
掌に重心があると確かにもっとも軽いのだが、操作が気持ち悪いのである。最低限の先重り感は必要であると悟った。
ということで、最適なウェイトを50gとした。
対象ユーザーは港湾や運河でルアーを積極的に動かしてバイトを得ていくスタイルをとるユーザー。
従来のあらゆるロッドとの違いをワンキャストで体感するはずだ。
それだけ軽い。
一投でわかるのだから、何時間もやったときの疲れや操作感の継続性は想像してもらうことは易しいと思う。
いよいよ、明日、明後日で店頭に並ぶとのことで商品解説でした。
- 2015年7月29日
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