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▼ ロッド選びのイロハ グリップの長さ
- ジャンル:日記/一般
要素3 グリップの長さ
今回はグリップの長さについて。
昔はロッドを選ぶにあたり、グリップの長さを気にする人はあまりいなかったような気がします。
と言うか、ロッドメーカー側があまりそこを意識していなかったのかもしれません。
開発段階で、ある程度ブランク長が決まってしまえば、それに合わせた規格的な扱いでグリップが決まってしまっていたかなと。
しかし近年、ブランクが海外から安く購入でき、グリップ周りのコスメパーツの選択肢が広がってきたこともあり、各メーカーも様々な種類のグリップから最適なものを選ぶようになってきました。
私もスピニングの89.11.91、ベイトの89と合計4本のロッドを作らせてもらいましたが、一本たりとも規格通り的なチョイスはしませんでした。
このグリップの「長さ」と「太さ」はロッドの使用感にダイレクトに影響してくる部分なので、メーカーはかなりめんどくさいハズですが徹底的に吟味する必要があり、わがままを言わせてもらいました。
さてでは実際に、長いとどうなるのか、短いとどうなるのか。
長いのメリットは、支点と力点が離れる事で、作用点への入力?が小さい力で行えます。
これが劇的に変わるのは、重たいルアーで硬いブランクの時です。
上記のチョイスをしたときにグリップ長が短いと、仮に右投げの場合は「キャストで重要な左手の引付」が非常にやりにくくなります。
よって飛ばない。
また、重たいロッドではキャストだけではなくリトリーブ時には、「脇に挟めるか」も重要です。
ロッドを支える支点が手首だけではなく、脇が追加されることでかなり楽になります。
さてでは長すぎるとどうなるか。
あまりにも長いと、キャストでの左手での引付時の移動距離が多くなります。
という事は、手元だけで処理できずに、より大きく体を使う必要があります。
もしくは、体から離して捌くか。
これが劇的に嫌になるのが、軽いルアーをクイックに投げるような釣りです。
ブランクによりますが、私の場合はシーバスなら10f以下・24g以下はだいたいこれに当たり、長すぎるグリップでは非常にストレスが発生します。
あともう一つ、近年はライジャケのポケットが大きくなってきています。
ルアーケースが片側に二つ入る物が主流になりましたが、長すぎるグリップはこのライジャケにグリップエンドがしつこいほど引っかかります。
また、アウターウェアーの脇も良く引っ掛かりますね。
これも、ものすごくストレスで、必要以上に手を前に突き出したキャストを意識しなくてはならなくなります。その結果、ブランクの反発を最も使いやすい「まっすぐ入れて、まっすぐ出す」事が出来なくなり、テイクバックからキャストが捻じれるフォームになりやすくなります。
では逆に短すぎる場合はどうなのか?
極端に短いと、両手でキャストがしにくくなります。
バスロッドのようにブランクが短い場合は問題ありませんが、さすがに7fを超えてくると片手って無理なんじゃないかなぁ?と。
もちろん全体的な重さも影響しますし、アングラーの体力によってもその限界は違いますけど。
(私は個人的な理由で、握力とリストが人並み以下ですから、余計に片手投げは出来ないかもしれません。ブラックバスのライトベイトロッドでも、必ず左手を添えてます。)
これらの要素と、使用するであろうルアーとのバランスで、最終的にグリップ長を決めていきます。
例としてウェーディング用として作成したスピニングの89を上げてみます。
まず長さは短い方へ振ると決めてました。
理由はウェーディングにおいては「取り回しが悪いロッドはストレス」になるからです。
次にブランクのルアーウェイト設定が10g~24gあたりを狙っていますので、その重量をキャストするにあたっての適切な左手の入力位置を探しました。
その結果、「グリップエンドが右ひじの長さまで」と言う所で落ち着きました。
なお太さですが、使うルアーによってけっこう大事な部分かと思います。
細い方が、軽いルアーを繊細に扱いやすいです。
握るというより、包む様な持ち方。
重いルアーの場合は太い方がしっかり握れるので扱いやすくなります。
後は自分の手のデカさとの相談です。
私が「太いかな~」と思う物も、友人は細いと言います。
手を見たら、バカみたいにデカいのでw
もう一つ、グリップと言えば「マテリアル(天然or化学物質)の違い」とか「形状(セパレートorストレート)」もあります。
個人的には、そこは好き嫌いで良いと思います。
私は天然素材のストレートが割と好きです。
「コルクはソルトに弱い」と言われる方もいますが、巣穴が出来ても直せばいいし、そういう手間暇も天然素材の良さかなぁ?っと。
逆にEVAはぬれても滑りにくいとかのメリットもあります。
ただ、つぶれるし消耗はします。
個人的にはおの潰れてテカリがあるほうが、ロッドとしてカッコいいんじゃないのか?と思うのですが、やはりそんなのは好みの話しですね。
購入時に悩む要素としては、私の中ではかなり最下層の話しです。
でも、そこが大事!っていう仲間もいますし、それでいいと思いますよ。
所詮は趣味の話しですから、好き嫌いはとっても大切なことです。
以上、「グリップの長さについて」でした。
かなり簡潔に書きましたが、実際には非常に大事なので、これは釣具屋さん等で必ず確認したほうが良いと思います。
ECではできない、実売店の良いところですね♪
また、グリップの長さには、「そのロッドで何をしたいいのか」という開発者の思いが込められていますので、一度今ご自分が持っているロッドのグリップの方向性を今一度考えてみるのも面白いかもしれませんね。
意外なメッセージが込められているかもしれません。
さて、これにて「長さ」の話しがひと段落。
次回からマテリアルについてです。
きっとみんな大好きな、弾性率の話しw
今回はグリップの長さについて。
昔はロッドを選ぶにあたり、グリップの長さを気にする人はあまりいなかったような気がします。
と言うか、ロッドメーカー側があまりそこを意識していなかったのかもしれません。
開発段階で、ある程度ブランク長が決まってしまえば、それに合わせた規格的な扱いでグリップが決まってしまっていたかなと。
しかし近年、ブランクが海外から安く購入でき、グリップ周りのコスメパーツの選択肢が広がってきたこともあり、各メーカーも様々な種類のグリップから最適なものを選ぶようになってきました。
私もスピニングの89.11.91、ベイトの89と合計4本のロッドを作らせてもらいましたが、一本たりとも規格通り的なチョイスはしませんでした。
このグリップの「長さ」と「太さ」はロッドの使用感にダイレクトに影響してくる部分なので、メーカーはかなりめんどくさいハズですが徹底的に吟味する必要があり、わがままを言わせてもらいました。
さてでは実際に、長いとどうなるのか、短いとどうなるのか。
長いのメリットは、支点と力点が離れる事で、作用点への入力?が小さい力で行えます。
これが劇的に変わるのは、重たいルアーで硬いブランクの時です。
上記のチョイスをしたときにグリップ長が短いと、仮に右投げの場合は「キャストで重要な左手の引付」が非常にやりにくくなります。
よって飛ばない。
また、重たいロッドではキャストだけではなくリトリーブ時には、「脇に挟めるか」も重要です。
ロッドを支える支点が手首だけではなく、脇が追加されることでかなり楽になります。
さてでは長すぎるとどうなるか。
あまりにも長いと、キャストでの左手での引付時の移動距離が多くなります。
という事は、手元だけで処理できずに、より大きく体を使う必要があります。
もしくは、体から離して捌くか。
これが劇的に嫌になるのが、軽いルアーをクイックに投げるような釣りです。
ブランクによりますが、私の場合はシーバスなら10f以下・24g以下はだいたいこれに当たり、長すぎるグリップでは非常にストレスが発生します。
あともう一つ、近年はライジャケのポケットが大きくなってきています。
ルアーケースが片側に二つ入る物が主流になりましたが、長すぎるグリップはこのライジャケにグリップエンドがしつこいほど引っかかります。
また、アウターウェアーの脇も良く引っ掛かりますね。
これも、ものすごくストレスで、必要以上に手を前に突き出したキャストを意識しなくてはならなくなります。その結果、ブランクの反発を最も使いやすい「まっすぐ入れて、まっすぐ出す」事が出来なくなり、テイクバックからキャストが捻じれるフォームになりやすくなります。
では逆に短すぎる場合はどうなのか?
極端に短いと、両手でキャストがしにくくなります。
バスロッドのようにブランクが短い場合は問題ありませんが、さすがに7fを超えてくると片手って無理なんじゃないかなぁ?と。
もちろん全体的な重さも影響しますし、アングラーの体力によってもその限界は違いますけど。
(私は個人的な理由で、握力とリストが人並み以下ですから、余計に片手投げは出来ないかもしれません。ブラックバスのライトベイトロッドでも、必ず左手を添えてます。)
これらの要素と、使用するであろうルアーとのバランスで、最終的にグリップ長を決めていきます。
例としてウェーディング用として作成したスピニングの89を上げてみます。
まず長さは短い方へ振ると決めてました。
理由はウェーディングにおいては「取り回しが悪いロッドはストレス」になるからです。
次にブランクのルアーウェイト設定が10g~24gあたりを狙っていますので、その重量をキャストするにあたっての適切な左手の入力位置を探しました。
その結果、「グリップエンドが右ひじの長さまで」と言う所で落ち着きました。
なお太さですが、使うルアーによってけっこう大事な部分かと思います。
細い方が、軽いルアーを繊細に扱いやすいです。
握るというより、包む様な持ち方。
重いルアーの場合は太い方がしっかり握れるので扱いやすくなります。
後は自分の手のデカさとの相談です。
私が「太いかな~」と思う物も、友人は細いと言います。
手を見たら、バカみたいにデカいのでw
もう一つ、グリップと言えば「マテリアル(天然or化学物質)の違い」とか「形状(セパレートorストレート)」もあります。
個人的には、そこは好き嫌いで良いと思います。
私は天然素材のストレートが割と好きです。
「コルクはソルトに弱い」と言われる方もいますが、巣穴が出来ても直せばいいし、そういう手間暇も天然素材の良さかなぁ?っと。
逆にEVAはぬれても滑りにくいとかのメリットもあります。
ただ、つぶれるし消耗はします。
個人的にはおの潰れてテカリがあるほうが、ロッドとしてカッコいいんじゃないのか?と思うのですが、やはりそんなのは好みの話しですね。
購入時に悩む要素としては、私の中ではかなり最下層の話しです。
でも、そこが大事!っていう仲間もいますし、それでいいと思いますよ。
所詮は趣味の話しですから、好き嫌いはとっても大切なことです。
以上、「グリップの長さについて」でした。
かなり簡潔に書きましたが、実際には非常に大事なので、これは釣具屋さん等で必ず確認したほうが良いと思います。
ECではできない、実売店の良いところですね♪
また、グリップの長さには、「そのロッドで何をしたいいのか」という開発者の思いが込められていますので、一度今ご自分が持っているロッドのグリップの方向性を今一度考えてみるのも面白いかもしれませんね。
意外なメッセージが込められているかもしれません。
さて、これにて「長さ」の話しがひと段落。
次回からマテリアルについてです。
きっとみんな大好きな、弾性率の話しw
- 2020年8月25日
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