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▼ ロッド選びのイロハ
- ジャンル:日記/一般
最近はTulalaのロッドも種類が増えたこともあって、初購入を検討している人たちから「どれが良いですか?」という質問をもらう事が増えました。
今年のFSでも、よくそういう話になりましたね。
ど、どれが良いですか・・・と言われましても(汗)
ロッドの購入は大まかにいうと、以下の3パターンがあります。
1 すでに釣り(欲しいスペック)が決まっていて、マッチするものを探す
2 広告等のプロモーションを見て、購買意欲が沸き購入する
3 衝動買い
これはロッドメーカーのサポートを戴いている私も、じつはたいして変わりません。
Tulalaでラインナップされていない釣り物のロッドは、もちろん他社メーカーの物を買います。
何処の?とは言いませんが、先月も買いました。
その時は衝動買いでしたが(笑)
さて、ロッド選び。
前出したパターン2や3は選ぶ前に買っていますから、悩む内容は価格とか自分の生活とかのはずなので、釣りの機能として「選ぶ」という悩みは無いはずです。
イベントでお声かけ戴くときも、パターン2の人はもうすでに買いに来ているんだなぁ。。。と思います。
後は最後の確認で、本当に広告やスペックと同じなのか?を、直接メーカーサイドへ聞くチャンスとして足を運んで来てくれています。
私、本業がぶっちゃけ営業なんで、そういう人にはすぐに買っていってもらう事にしています(笑)
但し、それは広告で得た情報が、本人に間違って伝わっていないか・・・が前提です。
話を聞くとそれ絶対違うから!ってことがたまにあるんですよ。なんだろ、たぶんお客さんの思い違いってやつ?
そういう時は、「このロッドはこういう物ですよ。お客さんが言ってるのはたぶん〇〇(メーカー名)で出していますね!」という当たり前の話しをするだけなのです。
それでもTulalaのこっちが欲しいの!と言って戴けるなら、もちろん「ありがとうございます」と言いますけどね。
ひょっとしたら、その人の価値観の中ではそれが正しいという事も多々ありますから。
(例えばハーモニクス89の感度が良いと言われたら・・・です)
で、話を戻し、本当にロッド選びで悩む必要があるのが、パターン1の場合です。
イベントにおいてこのパターンのお客様は、我々と目を合わせずに何本かのロッドを触り、何も言わずに去って行ったりします。
そして1時間後にまた戻ってきて、一言も言わずにロッドを触るのです。
私もその口なので、心中お察しいたします・・・と、いつもロッドの陰に隠れて飛雄馬の姉さまのように陰ながら応援しているのですが(笑)
しかしそれではイベントスタッフとしてそこにいる意味がないので、お客様が一呼吸した瞬間を見計らってお声かけをします。
そして、「悩んでいるんですよ~」となった場合、必ず聞く事があります。
「どんな釣り、されるのですか?」とか、「どんなところで釣りされていますか?」と。
そう、これが悩みの本質。「それが何の為のロッドなのか」がとても重要なのです。
そしてその会話の中に、その釣り人のスタイルが見いだせれば、私がお勧めするロッドとその理由を話していく事になりますが、よくよく話を聞くと意外と多いのが「その釣りには、どんなロッド向いているのか」が解っていない事が「良く」あります。
なんというか・・・情報がたくさん溢れすぎていて、選択できなくなっているという感じです。
しゃべっていると知識は出て来るんですけどね、筋道が少しおかしいなという事が多いのです。
まぁ、上辺だけのコマーシャルを真に受けると、そう言う傾向は昔からありますけどね。
高感度で軽くて良く曲がって飛距離もでてアキュラシー(キャスト精度)も抜群です!的なロッドが乱立していますから、そりゃぁ確かに迷っちゃうよなぁ・・・と思います。
長くロッドの開発に携わると、釣り物が何であろうとかまわずに、「ロッドに求める基本的な性能」という物が固まってきます。
簡単に一例を言えば、「ボトムを触る釣りは感度が欲しいよね」とか、リトリーブで追わせて乗せる釣りならばティップはその重量と水上に合わせて適切な「もたれ」が出ないとノー感じになるよね・・・とか。
難しい事はない、本当に基本的な考え方が少しづつ積み上がって、自分の言葉として釣りの芯となっていく部分です。
個人的に中央にそれがあって、使うルアーやフィールド、その他の環境を考慮した時に、そこから少しずらすことで特殊なロッドが生まれてきます。
例えばストラクチャーの中で反転の隙を与えたくないからと、針掛かりとかキャスト性を犠牲にしてでもストローク量(長さ×曲がり)を極端に少なくしたロッドだとか。
実際にストラクチャーに埋もれた場所では、とても重宝しています。
但しこれは、しつこいようですが基本軸があってこその話しです。
ストラクチャーの無いオープンエリアでは、極端に使い勝手が悪くバラシの山を築きます。
特に「追尾してついばむバイト」の釣りを余儀なくされるフィールド(干潟のウェーディングとか)では。
そう言う基本的な知識と経験があって、その上で自分のやりたい釣りは何なのか?を確定したうえで、「それにはどういう傾向のロッドを選ぶべきなのか」をメーカーと話をすることは、とても有意義な事だと思うのです。
「悩んでいる」ならばね。
しかし、思った以上に「ロッドのあたりまえ」を知らない人が多かったという事に、少しびっくりしているのです。
「え?その釣りしたいのに、そのロッドを選ぶの?」というやつ。
もちろんそういう「機能最優先的思考」とは対極に、Tulalaが好きだから使うとかの「ブランド最優先思考」もありますし、私はそれをもちろん否定しません。
リスのマークが好きなのは、私も一緒ですからね♪
他社メーカ品では、「~~のファンだから買う」というのもあるでしょう。
ただ、そういう感情的な選択の良し悪しは別として、やはりロッドは「機能(スペック)に寄っての良し悪しは把握しておいたほうが良い」と思います。
なぜならば、「釣りの現場において、より快適に使える(マッチしている)という事は、より多くの魚を得るのに有効」であると言えるからです。
釣りに合わないと言っても、もちろん程度がありますから、それをギリギリでも満たしておくのは大切な事です。
場合によっては危険ですらありますからね。
という事で、初心者~中級者向けの「ロッド選びはどうやるのか」を、次回からTulalaのロッドを例にして少し書いていこうかと思います。
つづく
今年のFSでも、よくそういう話になりましたね。
ど、どれが良いですか・・・と言われましても(汗)
ロッドの購入は大まかにいうと、以下の3パターンがあります。
1 すでに釣り(欲しいスペック)が決まっていて、マッチするものを探す
2 広告等のプロモーションを見て、購買意欲が沸き購入する
3 衝動買い
これはロッドメーカーのサポートを戴いている私も、じつはたいして変わりません。
Tulalaでラインナップされていない釣り物のロッドは、もちろん他社メーカーの物を買います。
何処の?とは言いませんが、先月も買いました。
その時は衝動買いでしたが(笑)
さて、ロッド選び。
前出したパターン2や3は選ぶ前に買っていますから、悩む内容は価格とか自分の生活とかのはずなので、釣りの機能として「選ぶ」という悩みは無いはずです。
イベントでお声かけ戴くときも、パターン2の人はもうすでに買いに来ているんだなぁ。。。と思います。
後は最後の確認で、本当に広告やスペックと同じなのか?を、直接メーカーサイドへ聞くチャンスとして足を運んで来てくれています。
私、本業がぶっちゃけ営業なんで、そういう人にはすぐに買っていってもらう事にしています(笑)
但し、それは広告で得た情報が、本人に間違って伝わっていないか・・・が前提です。
話を聞くとそれ絶対違うから!ってことがたまにあるんですよ。なんだろ、たぶんお客さんの思い違いってやつ?
そういう時は、「このロッドはこういう物ですよ。お客さんが言ってるのはたぶん〇〇(メーカー名)で出していますね!」という当たり前の話しをするだけなのです。
それでもTulalaのこっちが欲しいの!と言って戴けるなら、もちろん「ありがとうございます」と言いますけどね。
ひょっとしたら、その人の価値観の中ではそれが正しいという事も多々ありますから。
(例えばハーモニクス89の感度が良いと言われたら・・・です)
で、話を戻し、本当にロッド選びで悩む必要があるのが、パターン1の場合です。
イベントにおいてこのパターンのお客様は、我々と目を合わせずに何本かのロッドを触り、何も言わずに去って行ったりします。
そして1時間後にまた戻ってきて、一言も言わずにロッドを触るのです。
私もその口なので、心中お察しいたします・・・と、いつもロッドの陰に隠れて飛雄馬の姉さまのように陰ながら応援しているのですが(笑)
しかしそれではイベントスタッフとしてそこにいる意味がないので、お客様が一呼吸した瞬間を見計らってお声かけをします。
そして、「悩んでいるんですよ~」となった場合、必ず聞く事があります。
「どんな釣り、されるのですか?」とか、「どんなところで釣りされていますか?」と。
そう、これが悩みの本質。「それが何の為のロッドなのか」がとても重要なのです。
そしてその会話の中に、その釣り人のスタイルが見いだせれば、私がお勧めするロッドとその理由を話していく事になりますが、よくよく話を聞くと意外と多いのが「その釣りには、どんなロッド向いているのか」が解っていない事が「良く」あります。
なんというか・・・情報がたくさん溢れすぎていて、選択できなくなっているという感じです。
しゃべっていると知識は出て来るんですけどね、筋道が少しおかしいなという事が多いのです。
まぁ、上辺だけのコマーシャルを真に受けると、そう言う傾向は昔からありますけどね。
高感度で軽くて良く曲がって飛距離もでてアキュラシー(キャスト精度)も抜群です!的なロッドが乱立していますから、そりゃぁ確かに迷っちゃうよなぁ・・・と思います。
長くロッドの開発に携わると、釣り物が何であろうとかまわずに、「ロッドに求める基本的な性能」という物が固まってきます。
簡単に一例を言えば、「ボトムを触る釣りは感度が欲しいよね」とか、リトリーブで追わせて乗せる釣りならばティップはその重量と水上に合わせて適切な「もたれ」が出ないとノー感じになるよね・・・とか。
難しい事はない、本当に基本的な考え方が少しづつ積み上がって、自分の言葉として釣りの芯となっていく部分です。
個人的に中央にそれがあって、使うルアーやフィールド、その他の環境を考慮した時に、そこから少しずらすことで特殊なロッドが生まれてきます。
例えばストラクチャーの中で反転の隙を与えたくないからと、針掛かりとかキャスト性を犠牲にしてでもストローク量(長さ×曲がり)を極端に少なくしたロッドだとか。
実際にストラクチャーに埋もれた場所では、とても重宝しています。
但しこれは、しつこいようですが基本軸があってこその話しです。
ストラクチャーの無いオープンエリアでは、極端に使い勝手が悪くバラシの山を築きます。
特に「追尾してついばむバイト」の釣りを余儀なくされるフィールド(干潟のウェーディングとか)では。
そう言う基本的な知識と経験があって、その上で自分のやりたい釣りは何なのか?を確定したうえで、「それにはどういう傾向のロッドを選ぶべきなのか」をメーカーと話をすることは、とても有意義な事だと思うのです。
「悩んでいる」ならばね。
しかし、思った以上に「ロッドのあたりまえ」を知らない人が多かったという事に、少しびっくりしているのです。
「え?その釣りしたいのに、そのロッドを選ぶの?」というやつ。
もちろんそういう「機能最優先的思考」とは対極に、Tulalaが好きだから使うとかの「ブランド最優先思考」もありますし、私はそれをもちろん否定しません。
リスのマークが好きなのは、私も一緒ですからね♪
他社メーカ品では、「~~のファンだから買う」というのもあるでしょう。
ただ、そういう感情的な選択の良し悪しは別として、やはりロッドは「機能(スペック)に寄っての良し悪しは把握しておいたほうが良い」と思います。
なぜならば、「釣りの現場において、より快適に使える(マッチしている)という事は、より多くの魚を得るのに有効」であると言えるからです。
釣りに合わないと言っても、もちろん程度がありますから、それをギリギリでも満たしておくのは大切な事です。
場合によっては危険ですらありますからね。
という事で、初心者~中級者向けの「ロッド選びはどうやるのか」を、次回からTulalaのロッドを例にして少し書いていこうかと思います。
つづく
- 2020年7月7日
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チヌのボトムの釣りぐらいかしら…。
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島根県