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▼ メンテナンス(回る回るよスプールは回る)
- ジャンル:日記/一般
前回は、回転系は芯出ししないとねという話しでした。
今回はその続き。
芯出しをやっても、ゆ~~~~繰り回すとなんか引っかかるというか・・・重いというか・・・の場合は、次にやるのがギアの面出しです。
各ギア同士が、適切に面で接触しているかを確認します。
やり方は簡単で、片側のギアに色のついたグリスを塗り、もう片側はカラっカラにしておきます。
これで組んで回してバラスと、カラっカラの方のギアに、「接触したところだけグリスがついています」。
まぁそれ専用の特殊な塗料(墨)があるのですが、そんなもの買う事は出来ないと思うのでグリスでやります。
もしくはどうせ洗うから水性塗料でも良いですが。
これで各ギアのかみ合わせを確認し、変な角度で接触していたり、端っこだけしか触っていない場合は、そのシャフトの加工をします。
大概はそのシャフトの位置決めがありますので、そこへ0.1m程度のシムを足したり引いたりして、適切に当たる位置を探します。
要するに、部品公差分の足し引きをシムでやってやり、クリアランスを適正値へ戻してあげるのです。
これらの事を市販の状態でセッティングしている超高級リールもありますね。
また、これらの事をやってもどうにもならないリールもあります。
「それは樹脂ボディーが多いよね」と言うだけです。
なおベイトリールの場合は、これが握力だけで発生してしまうことが在ります。
フルキャストするときに、なんかブレーキセッティングが安定しないんだよなぁ・・と言うやつです。
試しにルアーが飛行中に、ギュッとリールを握りしめてみて下さい。
急に失速してしまうものがあります。
そう言う場合は、「まぁそういうもんだよね」と諦めます。
強度設計に対するそのメーカーの考え方ですから仕方ないです。
だからCalcuttaコンクエストって良いよね~(笑)
ハンドルとギア比以外は(爆)
さぁ、長くなりましたが最後の話し。
回転物の重量バランスです。
回転する物は、出来るだけ重量に偏りがないほうがスムーズに回ります。
車やバイクのホイールでは、空気を入れるバルブ部分の重さがあるので、その逆の位置にわざわざ重りを付けたりします。
また精度の悪いアルミホイールなどは、その位置がでたらめになってしまい、とんでもない量のウェイトを張る事もあります。
これはねぇ、もうどうしようもないのです。
むかしは合金の混合バランスで・・・なんて話もありましたが、今の時代はそれはないと信じます。(中華製は判らんが)
もし回転中に著しく振動が来る場合は、重量バランスが狂ているか、もしくは変形で真円が出ていないかのどちらかを疑います。(もちろん芯出しが出来ているのが前提)
残念ですが、これは素人には直せません。
部品の買い替えをお勧めします。
良くあるのが、ベイトリールの超軽量スプールですね。
根掛かりとかでPEラインをまっすぐ引っ張って変形したり、あと聞くのはナイロンラインの収縮での変形でしょうか。
なお、下糸で使うセロテープで重量バランスが狂うという話しも聞きますが、厳密に言えばありえます。
ですから私は、糸を止める時に一か所に点で張るのではなく、スプールを一周させるようにテープを張ります。
重くなるかもしれませんが、円に対してのバランスは保てるはずですから。
(でもこれで振動でたことないけどね)
以上、分解清掃とメンテナンスのキモの話しでした。
正直言うと、今回の話しは「メンテナンスに携わる人間」にとっては当たり前すぎる話です。
よくバイクや車の世界では「伝説のエンジンチューナー」とか「あの人が組むとエンジンが速くなる」とか言われる人が居ますが、その手の話しの種明かしは全て今回の4つのメンテのキモの精度の話しです。
悪魔のZも、メーカー純正オーバーサイズピストンを組んで、全ての回転系のフリクションや重量バランス取り、そしてクリアランスの適正化をしただけですw
前回も書きました。
「時別な部品を入れているから速くなる」と思っている小僧どもとは、ちょっと世界が違います。
ベイトリールにスペシャルなベアリングを入れれば、毎回キャストが5m伸びると思っているなら大間違いです。
(そもそも5m伸びたからどうなんだという話しは別でw)
何事も、バランスでございます。
今回書いたことをリールで全部やるのは大変だと思うので、ちょっとやってみよう程度の部分だけでも良いと思いますよ。
それで劇的に変わるか?と聞かれたら「変わんないだろうね」と私は答えますが、それを全部ちゃんとやったら「恐ろしく変わる」というのがメンテナンスです。
まぁ、やらなくても、当たり前の考え方は知っておいても損はないでしょうから、紹介してみました。

レース用のバイクでは、当たり前に全部やります。
もし自分の釣りがトーナメントオンリーなら、きっとリールも全部やっている事でしょう。
競技をやり切るとはそういう事ですね。
必要なのはお金ではなく、手間と工夫です。
それが解らん人は、お金を掛ければ良いのです。
今回はその続き。
芯出しをやっても、ゆ~~~~繰り回すとなんか引っかかるというか・・・重いというか・・・の場合は、次にやるのがギアの面出しです。
各ギア同士が、適切に面で接触しているかを確認します。
やり方は簡単で、片側のギアに色のついたグリスを塗り、もう片側はカラっカラにしておきます。
これで組んで回してバラスと、カラっカラの方のギアに、「接触したところだけグリスがついています」。
まぁそれ専用の特殊な塗料(墨)があるのですが、そんなもの買う事は出来ないと思うのでグリスでやります。
もしくはどうせ洗うから水性塗料でも良いですが。
これで各ギアのかみ合わせを確認し、変な角度で接触していたり、端っこだけしか触っていない場合は、そのシャフトの加工をします。
大概はそのシャフトの位置決めがありますので、そこへ0.1m程度のシムを足したり引いたりして、適切に当たる位置を探します。
要するに、部品公差分の足し引きをシムでやってやり、クリアランスを適正値へ戻してあげるのです。
これらの事を市販の状態でセッティングしている超高級リールもありますね。
また、これらの事をやってもどうにもならないリールもあります。
「それは樹脂ボディーが多いよね」と言うだけです。
なおベイトリールの場合は、これが握力だけで発生してしまうことが在ります。
フルキャストするときに、なんかブレーキセッティングが安定しないんだよなぁ・・と言うやつです。
試しにルアーが飛行中に、ギュッとリールを握りしめてみて下さい。
急に失速してしまうものがあります。
そう言う場合は、「まぁそういうもんだよね」と諦めます。
強度設計に対するそのメーカーの考え方ですから仕方ないです。
だからCalcuttaコンクエストって良いよね~(笑)
ハンドルとギア比以外は(爆)
さぁ、長くなりましたが最後の話し。
回転物の重量バランスです。
回転する物は、出来るだけ重量に偏りがないほうがスムーズに回ります。
車やバイクのホイールでは、空気を入れるバルブ部分の重さがあるので、その逆の位置にわざわざ重りを付けたりします。
また精度の悪いアルミホイールなどは、その位置がでたらめになってしまい、とんでもない量のウェイトを張る事もあります。
これはねぇ、もうどうしようもないのです。
むかしは合金の混合バランスで・・・なんて話もありましたが、今の時代はそれはないと信じます。(中華製は判らんが)
もし回転中に著しく振動が来る場合は、重量バランスが狂ているか、もしくは変形で真円が出ていないかのどちらかを疑います。(もちろん芯出しが出来ているのが前提)
残念ですが、これは素人には直せません。
部品の買い替えをお勧めします。
良くあるのが、ベイトリールの超軽量スプールですね。
根掛かりとかでPEラインをまっすぐ引っ張って変形したり、あと聞くのはナイロンラインの収縮での変形でしょうか。
なお、下糸で使うセロテープで重量バランスが狂うという話しも聞きますが、厳密に言えばありえます。
ですから私は、糸を止める時に一か所に点で張るのではなく、スプールを一周させるようにテープを張ります。
重くなるかもしれませんが、円に対してのバランスは保てるはずですから。
(でもこれで振動でたことないけどね)
以上、分解清掃とメンテナンスのキモの話しでした。
正直言うと、今回の話しは「メンテナンスに携わる人間」にとっては当たり前すぎる話です。
よくバイクや車の世界では「伝説のエンジンチューナー」とか「あの人が組むとエンジンが速くなる」とか言われる人が居ますが、その手の話しの種明かしは全て今回の4つのメンテのキモの精度の話しです。
悪魔のZも、メーカー純正オーバーサイズピストンを組んで、全ての回転系のフリクションや重量バランス取り、そしてクリアランスの適正化をしただけですw
前回も書きました。
「時別な部品を入れているから速くなる」と思っている小僧どもとは、ちょっと世界が違います。
ベイトリールにスペシャルなベアリングを入れれば、毎回キャストが5m伸びると思っているなら大間違いです。
(そもそも5m伸びたからどうなんだという話しは別でw)
何事も、バランスでございます。
今回書いたことをリールで全部やるのは大変だと思うので、ちょっとやってみよう程度の部分だけでも良いと思いますよ。
それで劇的に変わるか?と聞かれたら「変わんないだろうね」と私は答えますが、それを全部ちゃんとやったら「恐ろしく変わる」というのがメンテナンスです。
まぁ、やらなくても、当たり前の考え方は知っておいても損はないでしょうから、紹介してみました。

レース用のバイクでは、当たり前に全部やります。
もし自分の釣りがトーナメントオンリーなら、きっとリールも全部やっている事でしょう。
競技をやり切るとはそういう事ですね。
必要なのはお金ではなく、手間と工夫です。
それが解らん人は、お金を掛ければ良いのです。
- 2021年5月25日
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