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▼ 上流開幕の雨
- ジャンル:釣行記
8月の終り。
夏の終りを告げる、まとまった雨が関東へ降った。
すぐに隅田水系最上流部の支流へ。
以前書いたけど、少し下の支流同士の出会いで砂利が堆積し、最上流域でなかなか思うような魚が釣れない今期。
夏に一度下がったシーバスが、秋の呼び水で入ってくることを期待しての釣行だった。
しかし結果は、雷で思うように動けずに、明るくなって入った最上流部で1本バラし。
まぁ、入ってきたか・・・と言うだけで、良いかな。

美しい朝焼けが印象的だった♪
その次の雨で、思い切って上流から中流(朝霞の辺り)まで、知っている小さなポイントをカタッパシから打ってみた。
全体的な上流域のイメージを作りたかったので、釣果度外視でとにかく足早に。
結果、ノーバイト。

考えすぎて脳が疲れたから、チョコが美味しかった。
3日ほど、少しまとまった雨が降った。
翌日の夕方、仕事を終えたあとに最上流部へ。
ポイントの駐車スペースへ行くと、珍しく車が止まっていた。
橋の上からポイントを見ると、一人のアングラーがすでにその場所を打っている。
バス狙いかな?と思い、準備をして土手の上から観察すると、7cmぐらいのミノーをベイトロッドで上手にキャスト。
(シーバスでベイトロッドを使う利点は、ショートレンジでの連続キャストの精度とキャスト間のロスの少なさだと思うのだが・・・これいかに。飛距離とか関係ないし。)
その立ち位置、そしてトレースコースは、まぎれもなくシーバスを狙っている。
このエリアで、初めてシーバスを狙っている人を見た。
しばらく眺めていたら、向こうから声をかけてくれた。
お互いに「まさかシーバスですかw」と、自然に笑みがこぼれた。
3年ほど前からこの川に手を付けたという彼は、入っている場所が私とほぼ同じ場所で、今まで会わなかったのが不思議なぐらいだった。
少し長話をしてしまい、仕事サボり中と言う彼は「またお会いしましょう」と言葉を残して仕事へ戻っていった。
このエリアで初めての釣り人との楽しい会話と、先行者が打ったという事実を重ねると、なんとなく今日は釣りしなくても良いかな?と言う気分だったけど、彼が「もう帰るからキャストして下さい」と言ってくれてったので、せっかくのお言葉に甘えてポイントへ立った。
水位は低いが、上流からの水量はある。
何よりも、先日より若干の濁りがあるのがいい。
彼が車で橋を渡るのに手を振って、しばらく空気を切ってからダウンでキャスト。
水路の水深はたぶん30cmで、手前の小さな滝壺が1m程度か。
明るい時間に滝壺のシェードに入っていた魚が、照度が落ちて下流のシャローへ出るのには良いタイミング。

水路の端っこ、水深30cmの位置を、タピオスのタダ巻き。
撮影を終えリリースし、少し空気が柔らかくなるまでタバコを吸って待つ。
それが吸い終わる頃に、滝が作る流れのヨレがなんとなく不自然に動いた気がした。
慌てずにタバコの火を消しポケットへ吸殻を入れ、一呼吸置いてから5mのショートキャスト。
ロッドはツララ スタッカート89でちょっと長めなのだが、立ち位置を際に置けない(水路が狭いのでプレッシャーが掛かる)この釣りでは、足元まで引くにはこの長さがちょうど良かったりする。
着水し、ラインを裁いた直後に、ひったくるようなバイト。
ロッドを絞り込む力で、さっきのよりも良いサイズなのが解る。
この一本をしっかり上げて、今日はもう帰ろう。
手前に寄せると滝壺に入られてやっかいなので、テンションをかけた状態で少し下ると、ロッドのしなりは変わらずに魚も下流へ移動する。
キャッチしやすい位置に入ったので、バットで寄せてリーダー巻き込むまでティップを下げ、60cmの護岸を抜き上げ。

川を登る、美しいスズキ。
サイズ云々ではなく、喜びをもたらしてくれる。
私は昔、ブラックバスの釣りで、とてももったいない事をした経験がある。
長くやっていたと言うこともあるし、リザーバーへ熱心に通いこんだ事もあるが、いつしか大きな魚しか興味がなくなってしまったのだ。
確かに関東60cmを狙って2ヶ月で50UPを30本釣り、49cmが混じったからシーズン終了!と言うのは、今考えても凄いなぁとは思う。
だけどその結果が、せっかく釣れた、いや、釣られてしまった魚への「なんだ、50cmないのか・・・」と言う感情になったときに、一気に釣りの魅力のほとんどを失ってしまったと言う、非常にお粗末な過去だ。
一番怖いのは、解った気になってしまった事だったりするのだが。
だから今は、シーバスで同じ過ちを繰り返さないように、気をつけている。
この小さな最上流の水路の釣りは、そういう自分の苦い過去を取り戻す為の物かもしれない。
満足感を創るのも、打ち消すのも、全て自分。
さてと。
ココが始まれば、あっちもボチボチなはず♪
【お知らせ】
9月13日にポイント出雲店にて行われる、ツララの展示受注会へお邪魔します。
宜しければ、遊びに来てください♪
■タックルデータ
ロッド Tulala スタッカート89 (ハーモニクス)
リール ダイワ セルテート
ライン PE1.5号
リーダー ナイロン22lb
ルアー KET タピオス(ウェイト固定)
セーフティー アングラーズデザイン
ランディングツール SOM
夏の終りを告げる、まとまった雨が関東へ降った。
すぐに隅田水系最上流部の支流へ。
以前書いたけど、少し下の支流同士の出会いで砂利が堆積し、最上流域でなかなか思うような魚が釣れない今期。
夏に一度下がったシーバスが、秋の呼び水で入ってくることを期待しての釣行だった。
しかし結果は、雷で思うように動けずに、明るくなって入った最上流部で1本バラし。
まぁ、入ってきたか・・・と言うだけで、良いかな。

美しい朝焼けが印象的だった♪
その次の雨で、思い切って上流から中流(朝霞の辺り)まで、知っている小さなポイントをカタッパシから打ってみた。
全体的な上流域のイメージを作りたかったので、釣果度外視でとにかく足早に。
結果、ノーバイト。

考えすぎて脳が疲れたから、チョコが美味しかった。
3日ほど、少しまとまった雨が降った。
翌日の夕方、仕事を終えたあとに最上流部へ。
ポイントの駐車スペースへ行くと、珍しく車が止まっていた。
橋の上からポイントを見ると、一人のアングラーがすでにその場所を打っている。
バス狙いかな?と思い、準備をして土手の上から観察すると、7cmぐらいのミノーをベイトロッドで上手にキャスト。
(シーバスでベイトロッドを使う利点は、ショートレンジでの連続キャストの精度とキャスト間のロスの少なさだと思うのだが・・・これいかに。飛距離とか関係ないし。)
その立ち位置、そしてトレースコースは、まぎれもなくシーバスを狙っている。
このエリアで、初めてシーバスを狙っている人を見た。
しばらく眺めていたら、向こうから声をかけてくれた。
お互いに「まさかシーバスですかw」と、自然に笑みがこぼれた。
3年ほど前からこの川に手を付けたという彼は、入っている場所が私とほぼ同じ場所で、今まで会わなかったのが不思議なぐらいだった。
少し長話をしてしまい、仕事サボり中と言う彼は「またお会いしましょう」と言葉を残して仕事へ戻っていった。
このエリアで初めての釣り人との楽しい会話と、先行者が打ったという事実を重ねると、なんとなく今日は釣りしなくても良いかな?と言う気分だったけど、彼が「もう帰るからキャストして下さい」と言ってくれてったので、せっかくのお言葉に甘えてポイントへ立った。
水位は低いが、上流からの水量はある。
何よりも、先日より若干の濁りがあるのがいい。
彼が車で橋を渡るのに手を振って、しばらく空気を切ってからダウンでキャスト。
水路の水深はたぶん30cmで、手前の小さな滝壺が1m程度か。
明るい時間に滝壺のシェードに入っていた魚が、照度が落ちて下流のシャローへ出るのには良いタイミング。

水路の端っこ、水深30cmの位置を、タピオスのタダ巻き。
撮影を終えリリースし、少し空気が柔らかくなるまでタバコを吸って待つ。
それが吸い終わる頃に、滝が作る流れのヨレがなんとなく不自然に動いた気がした。
慌てずにタバコの火を消しポケットへ吸殻を入れ、一呼吸置いてから5mのショートキャスト。
ロッドはツララ スタッカート89でちょっと長めなのだが、立ち位置を際に置けない(水路が狭いのでプレッシャーが掛かる)この釣りでは、足元まで引くにはこの長さがちょうど良かったりする。
着水し、ラインを裁いた直後に、ひったくるようなバイト。
ロッドを絞り込む力で、さっきのよりも良いサイズなのが解る。
この一本をしっかり上げて、今日はもう帰ろう。
手前に寄せると滝壺に入られてやっかいなので、テンションをかけた状態で少し下ると、ロッドのしなりは変わらずに魚も下流へ移動する。
キャッチしやすい位置に入ったので、バットで寄せてリーダー巻き込むまでティップを下げ、60cmの護岸を抜き上げ。

川を登る、美しいスズキ。
サイズ云々ではなく、喜びをもたらしてくれる。
私は昔、ブラックバスの釣りで、とてももったいない事をした経験がある。
長くやっていたと言うこともあるし、リザーバーへ熱心に通いこんだ事もあるが、いつしか大きな魚しか興味がなくなってしまったのだ。
確かに関東60cmを狙って2ヶ月で50UPを30本釣り、49cmが混じったからシーズン終了!と言うのは、今考えても凄いなぁとは思う。
だけどその結果が、せっかく釣れた、いや、釣られてしまった魚への「なんだ、50cmないのか・・・」と言う感情になったときに、一気に釣りの魅力のほとんどを失ってしまったと言う、非常にお粗末な過去だ。
一番怖いのは、解った気になってしまった事だったりするのだが。
だから今は、シーバスで同じ過ちを繰り返さないように、気をつけている。
この小さな最上流の水路の釣りは、そういう自分の苦い過去を取り戻す為の物かもしれない。
満足感を創るのも、打ち消すのも、全て自分。
さてと。
ココが始まれば、あっちもボチボチなはず♪
【お知らせ】
9月13日にポイント出雲店にて行われる、ツララの展示受注会へお邪魔します。
宜しければ、遊びに来てください♪
■タックルデータ
ロッド Tulala スタッカート89 (ハーモニクス)
リール ダイワ セルテート
ライン PE1.5号
リーダー ナイロン22lb
ルアー KET タピオス(ウェイト固定)
セーフティー アングラーズデザイン
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- 2014年9月11日
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素敵な朝焼けですね。
満足感を創るのも、打ち消すのも、全て自分。
然りですね。そうありたいです。
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