アビガンと波動(笑)

  • ジャンル:日記/一般
有名人の方がアビガンで治った、とか、
アビガンで症状が軽快した、とか、
そのような報道を見て、早くアビガン認可しろーって言う思考は
ちょっと安易かな、慎重にならないといけないなな、と思います。

確実な治療法がない現在、藁にもすがりたい思いの方がいらっしゃる事は理解いたします。

もし、僕自身や家族が芳しくない状況に置かれていたらそのような考えてしまうと思います。


反面、アビガンを投与しても症状が軽快しなかった人、残念ながら亡くなられた方もいらっしゃるもしれないわけでして。
そのようなネガティブなデータはなかなか世に出にくいだろうな、と言うのは容易に想像がつく事であります。

そして、もう1つ考え無ければいけないのは、
アビガンを投与したから良くなったわけではなく、
アビガンを投与しなくても勝手に良くなっていたかもしれない、ということ。
勝手に良くなるタイミングで、たまたまアビガンが投与されただけなのかもしれない。

以前も言いましたが、
『Aが起きた。そのあとBが起きた』
『Aが起きたから、Bが起きた』
と考えてしまうのは、特に健康が関わる問題なのであれば、若干安易かつキケンかな、と。

『アビガンを投与したから、治った』と言うために、今、必要な事は、効果だけではなく副作用・有害事象を含めた、データの蓄積と解析、でしょう。
データの蓄積と解析、によって効果が実証されれば、認可されてニュータイプ(ガンダムw)にも使えるようになるのでは無いかと思います。



さてさて、釣り業界、例えば、波動はどうかw

このルアーの波動のおかげで釣れた、
この波動が効いた、

と、波動に関してポジティブな意見は散見されますが、
(あの波動とこの波動を比べた相対評価ではなく、絶対評価として)この波動は釣れない、効かない、というネガティブな意見はなかなか目にしませんねぇ。
キチ◯イのようにネガティブな意見を言いまくっているのは僕くらいか。


そのルアーの波動のおかげで釣れたのではなく、
カラー、大きさ、アクションのおかげで釣れたのかもしれません。
その波動、が無くても魚は釣れたのかもしれません。

最終的には、魚に聞いて見なきゃわからないことw


人間は言葉も喋るし、採血、画像診断諸々でフェアで客観的なデータを集めることができる。
年齢、性別、身長、体重、既往歴など、ある程度対象を揃える事もできるし、再現性もある。

魚は喋らないし、年齢、性別、体重などを自然界の中では、揃えることも難しいし、
潮汐、月齢、天気、気温など同じ状況を再現する事も難しい。

波動が効くことの実証は、アビガンの実証より困難を極めると思いますねぇ。


その波動が効く、波動のおかげで釣れる、
と言うことを証明するために必要な事は、やはり、難しいと分かっていても、
データの蓄積と解析、ではないでしょうかね。

ルアーメーカーの皆様方は、データの蓄積と解析、やってるとは思えないんだよなぁ。

先日の『◯%以上軽減』のなどのデータからも明らか(このあたりの事は、景品表示法の比較広告のガイドラインなどと絡めてアップするかもです。)。


有名人がアビガンで治った、っとブログに書いてた、報道されてた。
→おっしゃー!はよ認可して使えるようにしてくれー!
(実際は、本当にアビガンが効いたのか、副作用はどうなのか、どのような人に効いて、効かない人もいるのかどうか、現在のところ不明。)

有名アングラーがこの波動が釣れるってブログに書いてた
→おっしゃー!波動すげー!波動釣れるー!
(実際は、波動が効いたのか、他の要素で釣れたのか、不明。)


根拠の乏しい新薬崇拝と波動崇拝、共通点があるかな、と思い認めてみました。


今日のガンダム迷言

『溺れる者はマラをもつかむ』


xkftkiahv4t22m7snvdh_400_406-dd1f6277.jpg

d8fsyh4csj95ht69d926_361_480-a60dc1e9.jpg

我ながら、ガンダムネタが秀逸すぎて、釣りに行ったこと忘れてました。
近くの小川でカワムツが遊んでくれました。

コメントを見る