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▼ 20011年ライトタックルゲームの総括…ヒットルアーやメソッドなど
あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。
今日は家で大人しくしています。釣友の一人は初釣りに出かけ、なかなか良い釣りを楽しんでいるようです。新年早々何よりです。
昨年のライトゲームは、私自身の日記にも何度も書いたように、釣れ過ぎた一昨年に比べると渋いものでした。しかし私は、釣友との情報交換の甲斐あって、終盤になってから大きな群れが着いている場所を発見して以来良い釣りが出来ました。
しかし昨年最後の日記にも書いたとおり、せっかく魚がいるのに釣り方が悪くてさっぱり釣れないなんて事も起こり得るのです。やはり使うルアーとメソッドの基本はどんな局面においても重要です。
そこで今回は、昨年のライトゲームの総括をしてみようと思います。
私自身がまだまだ偉そうに語れるほどの腕を持ち合わせているわけではありませんが、何とか昨年末を良い釣りで終えた私のヒットルアーやメソッドを公開しますので、釣り方などで迷っている方の参考になれば幸いです。
【2011.メッキゲームのヒットルアー】
■■1.SMITH/D-CONTACT50■■

言わずと知れたライトゲームの定番ミノー。
もともとトラウト用に開発されたミノーですが、ヘビーウエイトのソルト用マイクロミノーで動きの良い物が中々出てこない中、相変わらずライトゲームミノーの頂点に君臨しています。
特に“秋”限定カラー(上の二つがそれ)は、ノーマルに比べて0.5g重い5.0gの重量があり、急速沈下が可能。風の強いソルトウォーターゲームでは非常に使い勝手が良く、最近のヘビーウエイトミノーのほとんどがD-CONの模倣になっているほど。
釣りたいレンジまでカウントダウン後、連続ショートトゥィッチやジャークで切れの良いヒラを打つ。
私のメッキゲームにおいては無くてはならないミノー。逆にこれだけあればほとんどの局面で釣りが出来ます。
■■2.SMITH/D-CONTACT63■■

D-CON50の一回り大きなもの。
大きいので大きな魚が釣れるかというと、そうは一概に言えないのが不思議。10数㎝のメッキが普通に喰ってきます。
また、飛距離もD-CON50と全く同じ…ウエイトバランスと空気抵抗の問題だと思いますが、大きくしても距離的なアドバンテージは全くありません。D-CON50ではアピールが足りないと思った時に重宝します。
使い方はD-CON50と同様です。
■■3.JACKSON/Pni tail tune 6■■

ヘビーウエイトミノーのシルエットが皆D-CONそっくりになる中、スリムミノーのシェイプ、5.5㎝にして6gの重量を持ったミノーは貴重な存在。
D-CONに比べてトゥィッチ時やジャーク時のダートが大人しいので、その時の状況によって使い分けています。D-CONに並ぶ私の定番ミノーで、やはりこれだけあれば十分に釣りになります。
一番下はTrout tuneで、渓流などのトラウト用。でも中身は同じで、カラーとフックが違うだけです。双方から選べば、カラーバリエーションも広がります。
■■4.SMITH/WAVY S50■■

ソルト専用のマイクロスリムミノーの先駆け的な存在。
このルアーの特徴は、ジャークやトゥィッチ時に発生するラインスラックスで、自然な“停め”が演出できること。この停めがパターンになる日は独壇場になります。
重量が3.0gと軽量なので、向かい風に弱いのが難点。ヘビーウエイトチューニングする手もあります。
■■5.その他のミノー■■

上から、
■ANRE'S/Alexandra AX50HW
50㎜で重量4.5g。D-CONと同じ。シェイプも似ていて、動きもやはり似ている。当然釣れる訳です。
これはリップをテトラにぶつけて折ってしまったものを、リップレスミノーとしてヘビーウエイトチューンして復活させたもの。
もともと動きの良いルアーはリップが折れても泳ぐものなので、こうして再生させて使うと楽しいです。
■BIOVEXミノー
無名ながら、最近釣具店に多数置かれるのを目にするメーカーのミノー。このメーカーの製品はバスルアーが中心ですが、こんなマイクロミノーもあります。安いが仕上がりは良く、ウォブリングを中心とした動きでジャークにはそこそこヒラを打ちます。
3.0gと軽量なので、ヘビーウエイトチューニングして使っています。
■ZIP BAITS/Riddge MD56SS
このサイズでミデアムディープのスリムミノーは貴重。深いレンジをキープしながら引いてきたい時には重宝します。
3.5gと、そこそこの重量があるのでキャスティングもしやすい。
■■6.TOP WATER LURE■■

上から
■Bassday/CLYSTAL POPPER 55S
55㎜で5.6gの重量。しかもこの形状。ぶっ飛びます。
シーズン終盤のメッキはボトムに沈んでいるので滅多にトップには出ませんが、最盛期の10月中旬~11月中旬の高活性時はトップでの釣りが断然面白い。
あまり派手にスプラッシュさせずに、水面に航跡を残すように滑らせて、時々軽いスプラッシュ。これが効きます。
■TIEMCO/Salty RED PEPPER MICRO
これもトップゲームの定番。
チョコチョコと水面をダートさせながら移動させる。
スレにくいのも良い。
■■7.METAL VIBRATION■■

左上・下
■Shimano/Soare Metal vibe OV050S
今シーズン、メタルバイブレーションを初めてメッキゲームで使ってみました。終盤のメッキは活性が上がらなければボトムに張り付いていて表層には上がってきません。そんな時、風に負けず急速沈下が可能で、ボトムを確実にキープしながら横の動きを効率よく演出できるルアー…恐らくバイブレーションが一番なのです。
当然シーバス用では大きすぎるので、メバル用などのメタルバイブレーションが活躍します。釣果は私の日記で書いてきたとおり。予想以上の活躍でした。
魚がいると思われるレンジまで沈めたら、縦のトゥィッチ、ジャーク、高速巻きetc.その日のパターンを掴めば一番簡単に釣る事が出来るルアーだと思います。
特にこのSoare Metal vibeはシルエットが細身で、魚が食い込みやすいようです。
右上
■Bassdy/RANGE METAL 32
名作バイブレーション“レンジバイブ”を作るバスディーのメタルバイブレーション。当然良い動きします。
使い方はSoare Metal vibeと同じ。5.6gと重量があり、遠投が効きます。
右下
■SMITH/SEA BURETT
3.6gと軽量ながら、ヨロヨロと弱った小魚のような動きは秀逸。
どのメタルバイブも、魚がいるレンジを確実にトレースする事が最重要事項です。これが出来なければ釣れません。
逆にレンジを通す事が出来れば、やる気のある魚がいれば確実に食ってきます。
■■8.METAL JIG■■

左から
■ZAZZ/爆釣JIGⅡ AJING SP
シリーズにMEBARU TUNEがあり、これは完全なセンターバランスになっていて、やはりメッキにも効果的です。
それに対してAJING SPは片面だけが盛り上がったサイドバランスタイプで、ジャーク時にヨレヨレと動きます。誰でも扱いやすく、私も多用しています。
■Shimano/Soare Metl shot TG JT010T,JT005T
太平洋側の地域では冬は強い風が吹き荒れることが多いもの。まともに向かい風が吹く日は、軽量ルアーでは釣りになりません。ジグとて同様で、そんな日は重量があり、コンパクトなボディー形状のものが活躍します。
比重の大きいタングステンを素材にしたこのジグはこの大きさにして左側のジグが10g、右側が5gもあり、風に負けず良く飛んで、かつ潮に流されすぎずに急速沈下してくれます。
■DAIWA/月下美人 Prisoner TG 5.0g
同じくタングステンウエイトで、重さに比べてスリムでコンパクトなボディーなのでよく飛びます。
しかしSoareに比べて扁平形状なので、急速沈下させるというよりも潮に乗せてドリフトさせたい時に効果的なジグ。
■HALCYON SYSTEM/Shad Knife SLIM
コンパクトなボディーに5.0gという重量でよく飛び、独特の形状で、ジャーク後にキックバックします。これが効く。
どのジグも共通ですが、先ずは底を取って、魚のいるレンジを探る事が重要。
着底後、縦のジャーク、ロングジャーク、トゥィッチ、リフトアンドフォール、高速巻き…色々なパターンを試してみて、その日のパターンをいち早く掴む事がキモ。
なお、アシストフックとして、メバルやアジ用の小さなカブラ針を付けるのが効果的。カブラを食ってくるケースは多々あります。
【2011.メッキゲームのメソッド】
私自身がまだまだ手探りではありますが、今シーズンのライトゲームは釣友からいただいたアドバイスによって自分の釣りの幅が大きく広がったような気がします。
そんな中でシーズン中に気付いたり上手く行ったメソッドなどを紹介したいと思います。
■1.必ずしも高速巻きではない
ものの本によると「メッキは回遊魚なので泳ぎが上手く、相当なスピードで逃げ回るベイトを上手に捕食できる事から、リーリングスピードは速めで良い…」てな事になっています。
確かに概ね正しいと思います。メッキの捕食シーンを見たことがありますが、チェイスしてくるメッキとルアーの間にはまだ相当の距離があるかと思うと、一気にその差を詰めて襲い掛かってきます。

しかし高活性時ならともかく、通常時にはそれほど積極的にルアーを追う事は無いのです。
釣り場でよく見かけるアングラーは、この高速巻きの呪縛に囚われている人が多いように思います。上手な人の連続トゥィッチは超高速に見えますが、それはトゥィッチが高速なのであって、巻き取りスピードはそれほどではないことが多いものです。
特に終盤のメッキは寒さで泳ぎも鈍くなっているので、少しゆっくり巻く事を意識するくらいでちょうど良いのです。
■2.必ずしも高速トゥィッチではない…ラインスラックがキモ
メッキやカマスはベイトがパニックを起こしたようなアクションに反応し、反射食いをするケースが非常に多い魚です。これを演出した動きが連続ショートトゥィッチです。私も多用するメソッドで、一昨年のシーズンはほぼシーズンを通して通用しました。

ところが今シーズンはこの高速の連続ショートトゥィッチで全く反応が無いことが何度もありました。そんな時に効いたのがロングジャーク。一部で湘南のメッキ王とまで言われているAさんは、シーズンを通してほぼこのメソッドオンリー。しかし毎回誰よりも多くのメッキを釣り上げます。
恐らくポイントとなっているのはラインスラックで、ロングジャーク時にわざとラインスラックスを出してイレギュラーダートを発生させ、同時にメッキが喰う“間”を与えていることが非常に効果的なのだと考えられます。
Aさんのメソッドを拝借した私は、昨年何度も救われました。
また、自分のトゥィッチについても、わざとラインスラックが出るようにしてみたところ、それまで喰わなかったポイントでいきなりバイトが連発する事がしばしばありました。
アオリイカのシャクリでは今や常識のスラックジャークは、実はライトゲームにも通用するメソッドなのです。これはジグでの釣りなどにも応用できます。
■3.フイッシュイーターは縦の動きに弱い
原田佐敏氏ら有名アングラーが推奨するメソッドなので、ご存知の方は多いはず。横の動きに全く反応しない時でも、何故か縦方向の動きがルアーに加わったとたんにバイトする…例えば漁港で釣りをしていて、引いてきたルアーを回収するために高速リーリングしてルアーをピックアップする寸前にバイト。あるいはボトムで根掛りし、外れたとたんにバイト…そうした経験は、多くの方がしていると思います。それを意図的に演出するわけです。

食いが悪いとき、私はミノーを着底させ、3,4回縦に大きくジャークを入れることが良くあります。
そのまま食ってしまうこともありますが、多くの場合は縦のジャークでアピールし、次のアクションに繋げたところでバイトするケースが多いのです。
■4.ナチュラルドリフトが出来ているか
サーフにおいて、カレントは一級ポイントとなるわけですが、ここを高速巻きで岸に向かってルアーを泳がせたら水中ではどのように見えるか…例えばベイトが浅場に追い詰められてボイルが発生しているような状況なら効果がありそうですが、通常時にそんな泳ぎ方をするベイトはいないでしょう。

通常は恐らくカレントの上流(岸側)に頭を向けてステイしているか、カレントに乗ってその周囲を漂っているはず。フイッシュイーターは、そんな流れに乗って漂うベイトを待ち構えて襲い掛かると思われます。
それはメッキに限らず、フラットフィッシュその他のフイッシュイーターに共通であると思われます。
これは渓流の管釣りでトラウトを釣ると良く分かります。スプーンを流れに逆らってダウンクロスで引いてくるのではなく、アップクロスにキャストしてナチュラルドリフトし、そこに僅かなアクションを加えるのが最も効果的なメソッドなのです。



潮に逆らって無理に引かず、海に向かって斜めの方向に投げて潮に乗せ、ドリフトさせながら誘う…渓流での釣り方を海で応用すると、同じような効果が得られます。
こんな風に偉そうに書いていますが、実は自分自身が釣り場で確実にこれらを実践できているかというと…頭で考えるのと実際に行うのは違うもので、分かっちゃいるけど腕が伴わないケースが多々あります^^;
終盤には入っていますが、今シーズンのライトゲームは終わったわけではありません。ラストスパートで是非とも良い釣りをして締めくくりたいものです。
今日は家で大人しくしています。釣友の一人は初釣りに出かけ、なかなか良い釣りを楽しんでいるようです。新年早々何よりです。
昨年のライトゲームは、私自身の日記にも何度も書いたように、釣れ過ぎた一昨年に比べると渋いものでした。しかし私は、釣友との情報交換の甲斐あって、終盤になってから大きな群れが着いている場所を発見して以来良い釣りが出来ました。
しかし昨年最後の日記にも書いたとおり、せっかく魚がいるのに釣り方が悪くてさっぱり釣れないなんて事も起こり得るのです。やはり使うルアーとメソッドの基本はどんな局面においても重要です。
そこで今回は、昨年のライトゲームの総括をしてみようと思います。
私自身がまだまだ偉そうに語れるほどの腕を持ち合わせているわけではありませんが、何とか昨年末を良い釣りで終えた私のヒットルアーやメソッドを公開しますので、釣り方などで迷っている方の参考になれば幸いです。
【2011.メッキゲームのヒットルアー】
■■1.SMITH/D-CONTACT50■■

言わずと知れたライトゲームの定番ミノー。
もともとトラウト用に開発されたミノーですが、ヘビーウエイトのソルト用マイクロミノーで動きの良い物が中々出てこない中、相変わらずライトゲームミノーの頂点に君臨しています。
特に“秋”限定カラー(上の二つがそれ)は、ノーマルに比べて0.5g重い5.0gの重量があり、急速沈下が可能。風の強いソルトウォーターゲームでは非常に使い勝手が良く、最近のヘビーウエイトミノーのほとんどがD-CONの模倣になっているほど。
釣りたいレンジまでカウントダウン後、連続ショートトゥィッチやジャークで切れの良いヒラを打つ。
私のメッキゲームにおいては無くてはならないミノー。逆にこれだけあればほとんどの局面で釣りが出来ます。
■■2.SMITH/D-CONTACT63■■

D-CON50の一回り大きなもの。
大きいので大きな魚が釣れるかというと、そうは一概に言えないのが不思議。10数㎝のメッキが普通に喰ってきます。
また、飛距離もD-CON50と全く同じ…ウエイトバランスと空気抵抗の問題だと思いますが、大きくしても距離的なアドバンテージは全くありません。D-CON50ではアピールが足りないと思った時に重宝します。
使い方はD-CON50と同様です。
■■3.JACKSON/Pni tail tune 6■■

ヘビーウエイトミノーのシルエットが皆D-CONそっくりになる中、スリムミノーのシェイプ、5.5㎝にして6gの重量を持ったミノーは貴重な存在。
D-CONに比べてトゥィッチ時やジャーク時のダートが大人しいので、その時の状況によって使い分けています。D-CONに並ぶ私の定番ミノーで、やはりこれだけあれば十分に釣りになります。
一番下はTrout tuneで、渓流などのトラウト用。でも中身は同じで、カラーとフックが違うだけです。双方から選べば、カラーバリエーションも広がります。
■■4.SMITH/WAVY S50■■

ソルト専用のマイクロスリムミノーの先駆け的な存在。
このルアーの特徴は、ジャークやトゥィッチ時に発生するラインスラックスで、自然な“停め”が演出できること。この停めがパターンになる日は独壇場になります。
重量が3.0gと軽量なので、向かい風に弱いのが難点。ヘビーウエイトチューニングする手もあります。
■■5.その他のミノー■■

上から、
■ANRE'S/Alexandra AX50HW
50㎜で重量4.5g。D-CONと同じ。シェイプも似ていて、動きもやはり似ている。当然釣れる訳です。
これはリップをテトラにぶつけて折ってしまったものを、リップレスミノーとしてヘビーウエイトチューンして復活させたもの。
もともと動きの良いルアーはリップが折れても泳ぐものなので、こうして再生させて使うと楽しいです。
■BIOVEXミノー
無名ながら、最近釣具店に多数置かれるのを目にするメーカーのミノー。このメーカーの製品はバスルアーが中心ですが、こんなマイクロミノーもあります。安いが仕上がりは良く、ウォブリングを中心とした動きでジャークにはそこそこヒラを打ちます。
3.0gと軽量なので、ヘビーウエイトチューニングして使っています。
■ZIP BAITS/Riddge MD56SS
このサイズでミデアムディープのスリムミノーは貴重。深いレンジをキープしながら引いてきたい時には重宝します。
3.5gと、そこそこの重量があるのでキャスティングもしやすい。
■■6.TOP WATER LURE■■

上から
■Bassday/CLYSTAL POPPER 55S
55㎜で5.6gの重量。しかもこの形状。ぶっ飛びます。
シーズン終盤のメッキはボトムに沈んでいるので滅多にトップには出ませんが、最盛期の10月中旬~11月中旬の高活性時はトップでの釣りが断然面白い。
あまり派手にスプラッシュさせずに、水面に航跡を残すように滑らせて、時々軽いスプラッシュ。これが効きます。
■TIEMCO/Salty RED PEPPER MICRO
これもトップゲームの定番。
チョコチョコと水面をダートさせながら移動させる。
スレにくいのも良い。
■■7.METAL VIBRATION■■

左上・下
■Shimano/Soare Metal vibe OV050S
今シーズン、メタルバイブレーションを初めてメッキゲームで使ってみました。終盤のメッキは活性が上がらなければボトムに張り付いていて表層には上がってきません。そんな時、風に負けず急速沈下が可能で、ボトムを確実にキープしながら横の動きを効率よく演出できるルアー…恐らくバイブレーションが一番なのです。
当然シーバス用では大きすぎるので、メバル用などのメタルバイブレーションが活躍します。釣果は私の日記で書いてきたとおり。予想以上の活躍でした。
魚がいると思われるレンジまで沈めたら、縦のトゥィッチ、ジャーク、高速巻きetc.その日のパターンを掴めば一番簡単に釣る事が出来るルアーだと思います。
特にこのSoare Metal vibeはシルエットが細身で、魚が食い込みやすいようです。
右上
■Bassdy/RANGE METAL 32
名作バイブレーション“レンジバイブ”を作るバスディーのメタルバイブレーション。当然良い動きします。
使い方はSoare Metal vibeと同じ。5.6gと重量があり、遠投が効きます。
右下
■SMITH/SEA BURETT
3.6gと軽量ながら、ヨロヨロと弱った小魚のような動きは秀逸。
どのメタルバイブも、魚がいるレンジを確実にトレースする事が最重要事項です。これが出来なければ釣れません。
逆にレンジを通す事が出来れば、やる気のある魚がいれば確実に食ってきます。
■■8.METAL JIG■■

左から
■ZAZZ/爆釣JIGⅡ AJING SP
シリーズにMEBARU TUNEがあり、これは完全なセンターバランスになっていて、やはりメッキにも効果的です。
それに対してAJING SPは片面だけが盛り上がったサイドバランスタイプで、ジャーク時にヨレヨレと動きます。誰でも扱いやすく、私も多用しています。
■Shimano/Soare Metl shot TG JT010T,JT005T
太平洋側の地域では冬は強い風が吹き荒れることが多いもの。まともに向かい風が吹く日は、軽量ルアーでは釣りになりません。ジグとて同様で、そんな日は重量があり、コンパクトなボディー形状のものが活躍します。
比重の大きいタングステンを素材にしたこのジグはこの大きさにして左側のジグが10g、右側が5gもあり、風に負けず良く飛んで、かつ潮に流されすぎずに急速沈下してくれます。
■DAIWA/月下美人 Prisoner TG 5.0g
同じくタングステンウエイトで、重さに比べてスリムでコンパクトなボディーなのでよく飛びます。
しかしSoareに比べて扁平形状なので、急速沈下させるというよりも潮に乗せてドリフトさせたい時に効果的なジグ。
■HALCYON SYSTEM/Shad Knife SLIM
コンパクトなボディーに5.0gという重量でよく飛び、独特の形状で、ジャーク後にキックバックします。これが効く。
どのジグも共通ですが、先ずは底を取って、魚のいるレンジを探る事が重要。
着底後、縦のジャーク、ロングジャーク、トゥィッチ、リフトアンドフォール、高速巻き…色々なパターンを試してみて、その日のパターンをいち早く掴む事がキモ。
なお、アシストフックとして、メバルやアジ用の小さなカブラ針を付けるのが効果的。カブラを食ってくるケースは多々あります。
【2011.メッキゲームのメソッド】
私自身がまだまだ手探りではありますが、今シーズンのライトゲームは釣友からいただいたアドバイスによって自分の釣りの幅が大きく広がったような気がします。
そんな中でシーズン中に気付いたり上手く行ったメソッドなどを紹介したいと思います。
■1.必ずしも高速巻きではない
ものの本によると「メッキは回遊魚なので泳ぎが上手く、相当なスピードで逃げ回るベイトを上手に捕食できる事から、リーリングスピードは速めで良い…」てな事になっています。
確かに概ね正しいと思います。メッキの捕食シーンを見たことがありますが、チェイスしてくるメッキとルアーの間にはまだ相当の距離があるかと思うと、一気にその差を詰めて襲い掛かってきます。

しかし高活性時ならともかく、通常時にはそれほど積極的にルアーを追う事は無いのです。
釣り場でよく見かけるアングラーは、この高速巻きの呪縛に囚われている人が多いように思います。上手な人の連続トゥィッチは超高速に見えますが、それはトゥィッチが高速なのであって、巻き取りスピードはそれほどではないことが多いものです。
特に終盤のメッキは寒さで泳ぎも鈍くなっているので、少しゆっくり巻く事を意識するくらいでちょうど良いのです。
■2.必ずしも高速トゥィッチではない…ラインスラックがキモ
メッキやカマスはベイトがパニックを起こしたようなアクションに反応し、反射食いをするケースが非常に多い魚です。これを演出した動きが連続ショートトゥィッチです。私も多用するメソッドで、一昨年のシーズンはほぼシーズンを通して通用しました。

ところが今シーズンはこの高速の連続ショートトゥィッチで全く反応が無いことが何度もありました。そんな時に効いたのがロングジャーク。一部で湘南のメッキ王とまで言われているAさんは、シーズンを通してほぼこのメソッドオンリー。しかし毎回誰よりも多くのメッキを釣り上げます。
恐らくポイントとなっているのはラインスラックで、ロングジャーク時にわざとラインスラックスを出してイレギュラーダートを発生させ、同時にメッキが喰う“間”を与えていることが非常に効果的なのだと考えられます。
Aさんのメソッドを拝借した私は、昨年何度も救われました。
また、自分のトゥィッチについても、わざとラインスラックが出るようにしてみたところ、それまで喰わなかったポイントでいきなりバイトが連発する事がしばしばありました。
アオリイカのシャクリでは今や常識のスラックジャークは、実はライトゲームにも通用するメソッドなのです。これはジグでの釣りなどにも応用できます。
■3.フイッシュイーターは縦の動きに弱い
原田佐敏氏ら有名アングラーが推奨するメソッドなので、ご存知の方は多いはず。横の動きに全く反応しない時でも、何故か縦方向の動きがルアーに加わったとたんにバイトする…例えば漁港で釣りをしていて、引いてきたルアーを回収するために高速リーリングしてルアーをピックアップする寸前にバイト。あるいはボトムで根掛りし、外れたとたんにバイト…そうした経験は、多くの方がしていると思います。それを意図的に演出するわけです。

食いが悪いとき、私はミノーを着底させ、3,4回縦に大きくジャークを入れることが良くあります。
そのまま食ってしまうこともありますが、多くの場合は縦のジャークでアピールし、次のアクションに繋げたところでバイトするケースが多いのです。
■4.ナチュラルドリフトが出来ているか
サーフにおいて、カレントは一級ポイントとなるわけですが、ここを高速巻きで岸に向かってルアーを泳がせたら水中ではどのように見えるか…例えばベイトが浅場に追い詰められてボイルが発生しているような状況なら効果がありそうですが、通常時にそんな泳ぎ方をするベイトはいないでしょう。

通常は恐らくカレントの上流(岸側)に頭を向けてステイしているか、カレントに乗ってその周囲を漂っているはず。フイッシュイーターは、そんな流れに乗って漂うベイトを待ち構えて襲い掛かると思われます。
それはメッキに限らず、フラットフィッシュその他のフイッシュイーターに共通であると思われます。
これは渓流の管釣りでトラウトを釣ると良く分かります。スプーンを流れに逆らってダウンクロスで引いてくるのではなく、アップクロスにキャストしてナチュラルドリフトし、そこに僅かなアクションを加えるのが最も効果的なメソッドなのです。



潮に逆らって無理に引かず、海に向かって斜めの方向に投げて潮に乗せ、ドリフトさせながら誘う…渓流での釣り方を海で応用すると、同じような効果が得られます。
こんな風に偉そうに書いていますが、実は自分自身が釣り場で確実にこれらを実践できているかというと…頭で考えるのと実際に行うのは違うもので、分かっちゃいるけど腕が伴わないケースが多々あります^^;
終盤には入っていますが、今シーズンのライトゲームは終わったわけではありません。ラストスパートで是非とも良い釣りをして締めくくりたいものです。
- 2012年1月1日
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