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▼ イギリスのパイク釣り その1
- ジャンル:釣行記
身近な川や運河で大物が狙えるイギリスでのパイク釣り。僕にとって、地の利のあるイギリスでストリートフィッシングができることを知ったのはずいぶん前になる。

きっかけはShota Jenkins氏の書いたブログや記事だった。
https://heat-hayabusa.com/2019/08/20/urban-fishing-6/
初めて挑戦したときは、Jenkins氏に釣りの詳細を聞き、いろいろ親切にアドバイスをもらって挑戦したが、当初はなかなか苦戦した。パイクは日並みや季節に左右される自然の中でやる釣り。習性を知らないと外してしまう。
昨年は6日間の挑戦だった。初日に小型ながらパイクがあっさり釣れ、これは楽勝かと思いきや、そこからひたすらバイトが得られない時間が続いた。朝、昼、晩とそれぞれ3時間ずつ、連日足を棒にして運河を歩き回ったが、得られたのはわずか1バイト。なんとも厳しい展開になった。まあ、パーチが釣れていたので、そちらに走ってしまったところが大きいのだけど。
いずれにしろ、パイク不調で幕を閉じかけた昨年の挑戦は、最終日の朝のラストゲームで逆転することとなった。
この日はスタートから違った。突然現れた大きな魚体のチェイス。それが何度も続く。結局2本バラしながら、なんとか一匹のレギュラーサイズのパイクを釣り上げることができた。

この日の朝は何が違ったのか。思い当たるところは少なくなかった。
最終日を含む6日間で得られたのは限られたバイト数ではあるが、最終日との条件の差から、パイクの食性、天候、水温、地形、流れ、潮回り、水色や濁り、適合したルアーのアクションなど、実際に得られたインフォメーションや推測できる事柄はとても多く、今回はそれらを検証してみたいと思って来たのだ。
ところで前回はフィッシングライセンスの取得にちょっと、いや結構手間取ったので、今回は事前に購入。ワイヤーをかしめつつ、来るパイクとの戦いへ思いを馳せる。
ところで、イギリスで釣りをしていると、通りがかりの外野が結構うるさい。イギリス人は日本人と比べものにならないほど、他人に積極的に声をかけるけれど、好意的な声をかけてくれる人、冗談を言っていく人、興味をもっていろいろと質問してくる人、アドバイスをしたくてしかたがない人など、様々な人が声をかけてくる。
その一方で、あまり好意的でない人もそれなりにいて、ここは釣りが禁止のはずだなどとデマカセを言ってきたり、お前ライセンス持ってるんだろうな?とか、嫌な言葉もだいぶ頂戴する。これには一部の外国人が魚を持って帰って食べてしまい、魚が減ってしまっているなどの社会的な事情というか、背景もあるのだけれど、実際のところ怪訝な顔をされるのは日常茶飯事だ。正直それが気になるようではこの釣りは厳しい。なにせストリートフィッシングは、人通りが多い中で釣りをしているのだ。
こういう人たちは結構ダイレクトに来るので、僕も最初は面食らったが、ヨーロッパで異分子なのはむしろ自分の方。もちろんこういう人たちにいちいち好戦的に言い返す必要はないし、こちらは他国で釣りをさせてもらっているのだから、当然礼儀はわきまえないといけない。日本でよく目にするような「自分の世界だけ」という釣り場感覚を持ち込んだりすると、面倒なことになりかねない。美しい景観だけでなく、周りの人々も含めてイギリスの釣りということを忘れてはいけないのだと思う。イギリスでは釣りは文化であり、公共の行為なのである。
たしかに、こうした騒音にちゃんと対応するためには、ある程度英語ができないとキツイだろうな、とも感じる。無視したりしたら余計に強い球が飛んでくるだろうし、いずれにせよ常にコミュニケーションは取らざるをえない。これがまた聞き取りにくい英語を話す人も沢山いるのだ。もっとも好意的な人たちとのコミュニケーションは楽しいし、時には英国的なユーモアに接することもできる。
一般的にイギリス人は人のことをあまり気にしない、放っておいてくれる、などという話はよく耳にするし、たしかにそういう人も多いのだけれど、その反面お節介やちょっかいを出したくてしかたがない人も沢山いる。それは仕方がない。そしてライセンスを持っていないとか、リリースをしないといったルールを守らない人に対してexclusiveなのは、彼らの正義の1つなのかもしれない。こちらとしては多分に誤解を解かなければならないということなのだけれど。もしイギリスで釣りをするのなら、自分はそういうところで釣りをしようとしているのだという認識が重要だと思う。
さて、話を今年に戻そう。12時間を超える空の旅をようやく終えたものの、初日は到着が夜になった。ここは夜釣り禁止。アパートに入るのにかなり手間取ったが、とにかくスーパーで買い物をして、アパートで夕食を作ってそのまま寝た。

夜釣り禁止なので自動的に釣りは見送り。ファーストゲームは翌朝のスタートとなった。
パイクフィッシングでは活性が高ければ、やはりビッグベイトが勝負が早いように思う。パーチとの両狙いだとスピナーベイトも使うが、スピナーベイトの選択は結構迷いどころ。外すとカスリもしない。
今年はパーチの調子が悪く、昨年はたくさん釣れたのに、とにかく魚影が薄かった。まともなパーチは1日に1匹食うかどうかという状況。
朝イチ、まだ薄暗い街を歩き、1年ぶりのポイントへ。さあ、いよいよイギリスでのゲームが始まる。
まずはビッグベイトを対岸ギリギリに投げ、ゆっくりと巻いてくる。数投しては移動を繰り返していくと、昨年チェイスがいくつかあったポイントでバイトがある。グッと乗るが、小さい。水面で暴れてバレてしまった。
ルアーをスピナーベイトに変え、そのまま釣り下ると似たようなパターンで再びバイト。軽々寄せて軽く抜き上げる。1匹目は小さいが、姿の美しいパイク。やはりパイクはカッコいい魚だ。

そこからしばらく釣り下るなかで、何度かバイトがあるが、いずれもバラす。サンマサイズが多いが、50〜60㎝のレギュラーサイズも1本バラしてしまった。普段はスピニングの使用頻度が高いのと、釣り始めでどうも調子が出ない。
最後のポイントでもう1本追加し、朝の部は終了。
この朝はいきなりティンバーフラッシュをどうにもならないところに引っ掛けてしまい、残念ながらロストしてしまった。これは痛い。
昼はアパートでダラダラと過ごす。夕方は支流でパーチを狙う。トラウトロッドに持ちかえてライトタックルで身軽に動き回る。大型のパーチがかかると、トラウトロッドでとても楽しい釣りができる。
しかし先ほども書いたように今年はパーチが不振。昨年は豆サイズ中心に入れ食いだったのに、今年はどういうわけか魚影がない。ワームやスピナーで探るが、ほとんど反応なし。そういえば今年は釣り人の数が多く、ジグヘッドを使ったパーチ狙いの釣り人や、デッドベイトでパイクを狙う人の姿が結構見られた。
結局溜まっていたピンポイントで数匹小さいパーチをまとめ釣りして終了。

ここではパーチだけでなく、小さなパイクも混じった。小さいとはいえ、パイクはとても鋭い歯を持った魚。歯というより刃といったほうがいいかもしれない。よくラインが切られなかったものだ。
つづく

きっかけはShota Jenkins氏の書いたブログや記事だった。
https://heat-hayabusa.com/2019/08/20/urban-fishing-6/
初めて挑戦したときは、Jenkins氏に釣りの詳細を聞き、いろいろ親切にアドバイスをもらって挑戦したが、当初はなかなか苦戦した。パイクは日並みや季節に左右される自然の中でやる釣り。習性を知らないと外してしまう。
昨年は6日間の挑戦だった。初日に小型ながらパイクがあっさり釣れ、これは楽勝かと思いきや、そこからひたすらバイトが得られない時間が続いた。朝、昼、晩とそれぞれ3時間ずつ、連日足を棒にして運河を歩き回ったが、得られたのはわずか1バイト。なんとも厳しい展開になった。まあ、パーチが釣れていたので、そちらに走ってしまったところが大きいのだけど。
いずれにしろ、パイク不調で幕を閉じかけた昨年の挑戦は、最終日の朝のラストゲームで逆転することとなった。
この日はスタートから違った。突然現れた大きな魚体のチェイス。それが何度も続く。結局2本バラしながら、なんとか一匹のレギュラーサイズのパイクを釣り上げることができた。

この日の朝は何が違ったのか。思い当たるところは少なくなかった。
最終日を含む6日間で得られたのは限られたバイト数ではあるが、最終日との条件の差から、パイクの食性、天候、水温、地形、流れ、潮回り、水色や濁り、適合したルアーのアクションなど、実際に得られたインフォメーションや推測できる事柄はとても多く、今回はそれらを検証してみたいと思って来たのだ。
ところで前回はフィッシングライセンスの取得にちょっと、いや結構手間取ったので、今回は事前に購入。ワイヤーをかしめつつ、来るパイクとの戦いへ思いを馳せる。
ところで、イギリスで釣りをしていると、通りがかりの外野が結構うるさい。イギリス人は日本人と比べものにならないほど、他人に積極的に声をかけるけれど、好意的な声をかけてくれる人、冗談を言っていく人、興味をもっていろいろと質問してくる人、アドバイスをしたくてしかたがない人など、様々な人が声をかけてくる。
その一方で、あまり好意的でない人もそれなりにいて、ここは釣りが禁止のはずだなどとデマカセを言ってきたり、お前ライセンス持ってるんだろうな?とか、嫌な言葉もだいぶ頂戴する。これには一部の外国人が魚を持って帰って食べてしまい、魚が減ってしまっているなどの社会的な事情というか、背景もあるのだけれど、実際のところ怪訝な顔をされるのは日常茶飯事だ。正直それが気になるようではこの釣りは厳しい。なにせストリートフィッシングは、人通りが多い中で釣りをしているのだ。
こういう人たちは結構ダイレクトに来るので、僕も最初は面食らったが、ヨーロッパで異分子なのはむしろ自分の方。もちろんこういう人たちにいちいち好戦的に言い返す必要はないし、こちらは他国で釣りをさせてもらっているのだから、当然礼儀はわきまえないといけない。日本でよく目にするような「自分の世界だけ」という釣り場感覚を持ち込んだりすると、面倒なことになりかねない。美しい景観だけでなく、周りの人々も含めてイギリスの釣りということを忘れてはいけないのだと思う。イギリスでは釣りは文化であり、公共の行為なのである。
たしかに、こうした騒音にちゃんと対応するためには、ある程度英語ができないとキツイだろうな、とも感じる。無視したりしたら余計に強い球が飛んでくるだろうし、いずれにせよ常にコミュニケーションは取らざるをえない。これがまた聞き取りにくい英語を話す人も沢山いるのだ。もっとも好意的な人たちとのコミュニケーションは楽しいし、時には英国的なユーモアに接することもできる。
一般的にイギリス人は人のことをあまり気にしない、放っておいてくれる、などという話はよく耳にするし、たしかにそういう人も多いのだけれど、その反面お節介やちょっかいを出したくてしかたがない人も沢山いる。それは仕方がない。そしてライセンスを持っていないとか、リリースをしないといったルールを守らない人に対してexclusiveなのは、彼らの正義の1つなのかもしれない。こちらとしては多分に誤解を解かなければならないということなのだけれど。もしイギリスで釣りをするのなら、自分はそういうところで釣りをしようとしているのだという認識が重要だと思う。
さて、話を今年に戻そう。12時間を超える空の旅をようやく終えたものの、初日は到着が夜になった。ここは夜釣り禁止。アパートに入るのにかなり手間取ったが、とにかくスーパーで買い物をして、アパートで夕食を作ってそのまま寝た。

夜釣り禁止なので自動的に釣りは見送り。ファーストゲームは翌朝のスタートとなった。
パイクフィッシングでは活性が高ければ、やはりビッグベイトが勝負が早いように思う。パーチとの両狙いだとスピナーベイトも使うが、スピナーベイトの選択は結構迷いどころ。外すとカスリもしない。
今年はパーチの調子が悪く、昨年はたくさん釣れたのに、とにかく魚影が薄かった。まともなパーチは1日に1匹食うかどうかという状況。
朝イチ、まだ薄暗い街を歩き、1年ぶりのポイントへ。さあ、いよいよイギリスでのゲームが始まる。
まずはビッグベイトを対岸ギリギリに投げ、ゆっくりと巻いてくる。数投しては移動を繰り返していくと、昨年チェイスがいくつかあったポイントでバイトがある。グッと乗るが、小さい。水面で暴れてバレてしまった。
ルアーをスピナーベイトに変え、そのまま釣り下ると似たようなパターンで再びバイト。軽々寄せて軽く抜き上げる。1匹目は小さいが、姿の美しいパイク。やはりパイクはカッコいい魚だ。

そこからしばらく釣り下るなかで、何度かバイトがあるが、いずれもバラす。サンマサイズが多いが、50〜60㎝のレギュラーサイズも1本バラしてしまった。普段はスピニングの使用頻度が高いのと、釣り始めでどうも調子が出ない。
最後のポイントでもう1本追加し、朝の部は終了。
この朝はいきなりティンバーフラッシュをどうにもならないところに引っ掛けてしまい、残念ながらロストしてしまった。これは痛い。
昼はアパートでダラダラと過ごす。夕方は支流でパーチを狙う。トラウトロッドに持ちかえてライトタックルで身軽に動き回る。大型のパーチがかかると、トラウトロッドでとても楽しい釣りができる。
しかし先ほども書いたように今年はパーチが不振。昨年は豆サイズ中心に入れ食いだったのに、今年はどういうわけか魚影がない。ワームやスピナーで探るが、ほとんど反応なし。そういえば今年は釣り人の数が多く、ジグヘッドを使ったパーチ狙いの釣り人や、デッドベイトでパイクを狙う人の姿が結構見られた。
結局溜まっていたピンポイントで数匹小さいパーチをまとめ釣りして終了。

ここではパーチだけでなく、小さなパイクも混じった。小さいとはいえ、パイクはとても鋭い歯を持った魚。歯というより刃といったほうがいいかもしれない。よくラインが切られなかったものだ。
つづく
- 2019年8月28日
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