昨秋、ロンジンから発売されたシンキングペンシル


『レビン』


ロンジンのルアーといえば河川や干潟のイメージが強く、マルスズキに対する実績は非常に高い


これは言うまでもないが、レビンも発売以降、様々なフィールドで実績をあげてきている


その一方で外洋での実績でいうと、あまり聞くことはなかったのが現状。
（というより使っている人が少ない）


ただ、昨秋のモニター期間中に最終サンプルを頂いた時から外洋でも非常に扱いやすいルアーだろうなぁー。


という感覚を得ていたので、今シーズンはレビンが活躍するであろう海況の時には積極的に投げるようにして自分の中で色んな事を試していた


無論、後にフィールドスタッフとして活動することになるとは全く予想もしていなく、ただ一アングラーとして。


一ロンジンファンとしてです。


その中で積み重ねた外洋での釣果



更には先日の爆発劇




それも低水温(12.4度）、べた凪、日中という条件下での爆発劇である。


期待していた事に結果が伴い、ようやく確信に変わったので、外洋まわりでの『レビンの有効性』について書きたいと思う


レビンの性能については既にご存知の方が多い思うので割愛するが、投げて巻いてみるとシンキングペンシルとは思えないほどレンジキープ力が強く『粘り強い』という言葉がピッタリなルアーである


これはヒラスズキを狙う上では非常に重要な要素で、分かりやすいイメージでいうと、波によって強烈な流れが発生した際にルアーが浮いて飛ばされることなく、水面直下を最高のアクションでキッチリと流してこれるということ


このレンジキープ力の強さはレビン特有の性能であり、この性能があるからこそ外洋で非常に扱いやすいルアーだと思った理由でもある


さて！


僕がレビンを多用する海況は『凪』の日が圧倒的に多い。


というのもレビンは20gと一般的に磯で多用するシンキングペンシル(28g前後)に比べて軽量なので、必然的に正面から風をくらわない状況下での使用が多いのが最大の理由


そういう状況下では波高も低い時が多く、流れも弱いため、仮に28gクラスのシンペンをスローにながすとすぐに根がかってしまう


そういう時がレビンの出番

ボディの軽さ(20g)を生かし、スローにアプローチできるのだ


凪の日、ベイトが小さい時、低活性時、シャロー帯の攻略など、様々なシチュエーションで威力を発揮


根が複雑に絡み合うシャロー帯から引き出したり



べた凪の日中に連発したり






数週間前までは仲間内でも『磯でレビン投げるの？』という声が多々あったのだが、今ではすっかり一軍入り


レビンでHITした80クラスのヒラスズキを足元でバラしたとの電話をくれた仲間も

そう。

ヒラスズキに対するレビンの有効性こそが『レビンの新たな可能性』である


最近では勝手に

『フィンキールは磯で使用する事を前提に設計したのか？』

『実はこのルアー、磯でこそ性能をフルに引き出す事ができるんじゃないか？』

とまで思ってしまうほど


今後もロンジンスタッフであり、房総のエキスパートである遠藤氏とともに、ロンジンルアーの外洋での有効性について可能性を探っていきます