Winter Bottom Chinu Journey



真冬に輝く銀鱗を探しに。
好調と噂の備後へクロダイジャーニー。

タッグを組んで20年。小学校からの親友であり、気心の知れたライバルでもあるゼンキマンと真冬のクロダイゲーム。

コンビを組むと、ゲリラ豪雨だったり、タイヤがパンクしたり、ウェーダーに穴が空いたりと、何でこのタイミング的なミラクルが必ずある。笑

今回も最も厳しい魔のタイミング（長潮）でお互いに休みがかぶるミラクル。ココしかないタイミングを遅刻で逃すミラクル。

半年に一度のクロダイゲーム。注目は2年振りに本命を釣り上げることが出来るか？



2015年C-CUPを制した理論。圧倒的な威力を見せる真冬デイ攻略法をレクチャー。

手始めに流れの向き、キャスト角度、リグセッティング、誘い出し方、見切り方など、この釣りの基本を伝え実釣開始。

再現させるには、誘い出しのコツとバイトの理解と専用タックルがマストアイテムと個人的には考えています。



イメージを理解するには実際に見てもらうのが手っ取り早い。開始5分で良型キビレを捕獲し無事に任務完了。

アウェイの釣りで1番の醍醐味は、パワースポットを当てた瞬間。やっているフィールド、季節と条件で強くなるポイントを探し当てること。

BlueBlueのカタログのテスター紹介文でも書きましたが、季節と地域に存在する方程式。ココの部分を自分の経験と理論で解いていくのが最高に燃えるんですよ。

学習したばかりの釣り方。
流れを意識して、底を丁寧に取り、クロー系テキサスでターゲットを誘い出す。

「来た〜！」

横を振り向くと、クロステージ黒鯛をブチ曲げるゼンキマン！



「ドラグ緩いんじゃないの〜？」

（設定したのは自分）

な〜んて茶化していたら、本当にデカイ。
歳無しクロダイかも？



浮き上がってきた銀鱗。
その正体は

シーバスかい！！笑



慎重に寄せて無事にネットイン。

ポイント選びだけでなく、撮影とランディングもガイドの仕事♪



海無し県じゃないけど、河口まで50キロ以上離れた場所で少年時代を過ごした僕等は川辺での淡水魚がメインターゲット。

初めてのシーバスに大満足のゼンキマン。消えそうくらい軽いアタリを掛けに持ち込んだ事でコツを掴んだ様子。



その後は沈黙。陸へ引き上げる。
入水直後から浸水し、小鹿になっていたんで半強制的にですけど。苦笑

厳寒期の時合は短い。

タイドと水温がリンクする時間帯は絶対条件。基本は水温が上がるタイミングと1日の始まりのまとまった光量が水の中に差し込んでいく時間帯。

10時間ちょっとしかない冬の日照時間。魚の動く時間帯は極々限られていて、適材適所のアプローチが釣果の明暗を分ける。

釣りたくて、釣りたくて、ずっと狙い続けてきた。でも、なかなか釣らせてくれなかったクロダイ。

次のチャンスが来るまで待機。
昼飯、釣り具屋巡りウェーダーを新調。昼寝で時間をつぶして、タイドを確認し、勝負を決めるべきタイミングを合わせて入水。

チャンスは一瞬。クロー系テキサスの短く素早い動きに反応した本命クロダイ。



寒くても、このクオリティーの魚が出るのを知っているので、惜しげなく現場に行くわけです。



濁りが入り、身を潜める障害物も点在。警戒心の高いターゲットが接岸する条件は満たしている。

「ココやれば出るよ」

ラストチャンス。アドバイスを送った1投目。手前まで丁寧に探っていくと明確なバイト。

「来た〜！」

確実にレベルアップしたライバルの姿。元々、西日本2位の体操選手だから、感覚の習得は抜群に早い。



クロステージ黒鯛がブチ曲がり。
底へ底へ叩くように逃げていく特有のファイトをいなして、水面へ浮かせる。



慣れない撮影とランディング無事にこなして、ガイド成功！



2年振りに掴んだ価値ある一枚。



ストイックに釣果を追求する釣りも大切ですが、気心の知れた友とワイワイと笑いながら楽しむ釣りも大切ですね！

今回のミラクルは自転車のタイヤを釣り上げたことかな。本職がタイヤ屋だから修理しようとしたんだよね。きっと。笑



自分の心のバランスを整えてくれる最高の仲間との遊び。次回の釣行も楽しみです！











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