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東京湾奥と地方の違い

突然ですが…
私は東京湾奥で釣り始めて1年半ちょっと経ちました。

元々は東北の宮城県で四季折々の釣りを楽しんでいました。
年明けてから春先まで漁港巡ってのライトロック

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だいたいゴールデンウィーク過ぎから開幕するリバーシーバス、夏場は河口や漁港でのフラットゲーム

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10月いっぱい位までシーバスやってまたライトゲーム

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そんな感じで1年で色々な種類の魚と遊んでました。
友達に連れられブラックバスなども。中途半端と言えば中途半端ですが様々な釣りに触れてきました。

とは言いつつ大学時代は硬式野球をやっていてなかなか行けませんでしたが、行ける限りは通ってました。
今はただのデブですけど、142キロ位のボールは投げれたんですよ…

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あの頃は身体がよく動いた…

そんな中無事に単位も取りきって卒業。
入社とともに未知の湾奥へと足を踏み入れました。
今あの時を思い出すとワクワク半分、不安半分だった気がする。

宮城から上京が決まった時はシーバス釣りが楽しみで仕方なかった。聖地と呼ばれる湾奥にどんな釣りが待っているのか。
めちゃ釣れると聞いていたためものすごくワクワクしていた。

が……

そんな事は無かった。
なんなら宮城より超ハイプレッシャー。
どこに行っても釣り人が居る。

上京が決まってから空いた時間でGoogleマップとにらめっこして、釣り出来そうなポイント、釣れそうな場所。ひたすらピンを打ったが蓋を開けてみればまず立ち入れない場所。釣り禁止の場所が半分位だった。

上京初日。

千葉県市川市に引っ越してその日から下見に足を運んだ。まだ宮城から竿も自転車も届いてなかったが15キロほど歩いたのは今でも忘れない。

そしてそんな東京湾奥での初フィッシュは早かった。
それも1回目の釣行で!!!!

めちゃドラグを出され見えた魚体はクソデカかった。

巨大ハクレン   笑

もうあれはトラウマだ。

入社してからしばらくは生活に慣れようと週2回ほどの釣行だったがさっぱり…

そして時は流れ4月末。

横並びに遊歩道を占拠する鰻釣りのおじちゃんに翻弄されながら、自転車を漕ぎポイント着。

静ヘッドとR32のセットでバイトが出て寄せてくるとゆうに70を超えた個体。
興奮した。
しかしタモ入れの時のエラ洗いで外れてしまった。

それが湾奥シーバスとの初コンタクト。

そこから旧江戸川河口や荒川なども足を運んだ。

正直挫けそうだった。
そんな時出会ったのがおーそんさんだった。

Twitterで知り合いDMをやり取りしてとあるポイントで一緒に釣りをした。
宮城に居た時から釣りアカウントとしてTwitterを運用してたが、Twitterを通して誰かと釣りするのが初めてだった。

結果から言うとその釣行で湾奥初シーバスをキャッチできた。

正直自分の選んだポイントで初シーバスを取りたかったがそんな事より釣れたことが嬉しすぎて、サイズは大したこと無かったけど最高に嬉しかった。

おーそんさんと出会いシーバスと出会い、そこから色々な人と出会った。
まさに釣り人が繋がっていく、繋がりを感じた。
出会う人みんなオープンで関わりやすく、夜遅くまで毎晩釣りして釣れなくても次の日にはまた集まって。

年齢も関係なく。

みんな1匹のシーバスと出会うために目を輝かせて竿を振る。
学生時代の部活動みたいな青春を感じた。

釣りを通じて人と繋がる幸せを感じた。

釣れても釣れなくても幸せな満たされた時間だった。

つくづく周りに恵まれてると感じている。
みんなありがとう。
ありがとうというより、ほとんどの人が私より歳上なのでありがとうございます。が正解かな笑
そんな時間が1年半ずっと続いてる。



さて……

前置きがめちゃくちゃ長くなってしまったが、湾奥と地方(宮城県)との違いについて書きたい。




◇ポイント

宮城と湾奥を比べて……

・湾奥は明暗の釣りが多い。
湾奥で言えば多摩川、隅田川、荒川、中川、新中川、旧江戸川と多くの河川が流入している。
中でも隅田川、荒川、中川、新中川は橋が多く明暗の釣りが多くの場所で成立している。
宮城はとにかく橋が少ない。明暗が成立する場合もあるが、まぁ入れない。
宮城で通ってた河川では夕方前位に行かないと明暗取れなかった記憶がある。まぁ夜行って空いてる事もよくあったけど…
まぁ湾奥もハイシーズンになると午前中から場所取りとかになる事も。

川以外にも港湾部でもビルや工場の明かりが夜にも強く光っている。
その中でビルや護岸の影、船の影など狙えるポイントが豊富だ。
明暗の釣りが成立する場所が多い事には変わりない。

・エントリーのしやすさ
湾奥に来てからエントリーの簡単さに驚いた。
旧江戸川、荒川のような大河川でも大体の場所が綺麗に整備されている。
宮城にいた頃はよく藪漕ぎをして水中落下した事もある…ただその藪漕ぎしたその先の景色が楽しみすぎて、1人暗闇で薮を漕ぎまくった記憶がある。
もちろん道が出来てる場所を通ることもあったけど、自分で切り開いたポイントが当たりだった時の嬉しさは格別だった。
湾奥に来てからその開拓感が失われた気がする。
新しいポイントを切り開く開拓感よりもタイミングを見つけ出す開拓の方が断然多くなった。

・川の地形
水深の違いにも驚いた。
宮城の河川は基本シャローで流芯は掘れてるありきたりな感じ。
しかし湾奥河川はひっきりなしに河川の中を船が行ったり来たり。しかもまぁまぁデカい船も航行している。
そして旧江戸川左岸の様な超蛎瀬地獄も初めてだ。
宮城県南河川がホームだった私は、サンドバーやブレイク、ワンド、ドック、瀬などを狙うことがほとんど。
蛎瀬も多少叩いたことあったがあそこまでガチャガチャの蛎瀬は初めてだった。
正直旧江戸左岸で初めて釣りした時釣れはしたがめちゃくちゃに心と財布を壊された。
3面護岸のポイントも初めてだった。
秋?だったかな?大潮の日の中川に入った時爆流で驚いた。3面護岸なかなか難しいなという印象。
葦際やゴロタ、ヘドロ、砂地、蛎瀬、ブレイクなど地方に劣らない豊富な魚が着く要素を備えている湾奥には驚いた。

・立ち入り禁止、投げ釣り禁止
湾奥に来てからそのようなポイントが数多くあり戸惑った記憶がある。

・ポイントの明るさ
宮城で釣りしてると明暗以外のポイントに入ると、まず手元が見えない。
湾奥に来て驚いたのはライト要らずにルアー交換や結束ができることだ。結束に関しては暗くてもできるが笑
来てしばらくは明るすぎて異次元空間でシーバス釣りしてる感覚だった。


◇パターンの違い

宮城だと…
3月〜磯マルが始まってくる
(磯マルやってなかったのでざっくりですみません)
4月〜磯マルハイシーズンな気がする。
5月〜毎年目安になるゴールデンウィーク過ぎからリバーシーバス開幕
6月〜稚鮎やアミ、ハクパターン
7月〜アミやハク、稚鮎だったり
8月〜ハクやイナッコ
9月〜イナッコ
10月〜宮城名物秋バチが始まりイナッコも継続
11月初旬〜秋バチ(ここら辺から一気に釣りにくくなる)

東京湾奥
1月〜修行(笑)1部コノシロやイナッコ
2月〜川バチやアミパターン1部イナッコやコノシロ
3月〜川バチやアミパターン、稚鮎、コノシロ
4月〜川バチや港湾バチ、アミ、コノシロ、稚鮎、ハク
5月〜港湾バチ、アミ、ハク、コノシロ
6月〜港湾バチ最終、アミ、ハク、コノシロ
7月〜ハク、コノシロ、イナッコ
8月〜イナッコ
9月〜イナッコ、サッパ
10月〜イナッコ、サッパ、コノシロ
11月〜イナッコ、コノシロ、サッパ
12月〜コノシロ、アミ

凄くざっくりだが1年半湾奥でやった私でもこれだけのベイトパターンにポイントで出会った。
○月はこのパターン違うよ!と言われるかもしれないが、私が体験したのは上記のパターンだ。

湾奥に来てから豊富なベイトパターンに翻弄されている。

というよりこれだけのベイトパターンがあって、年中シーバスを狙うことが出来て飽きずに楽しめる笑

ベイトパターンによるルアーの違いもものすごく感じた。



代表的なのはビックベイトだ。



宮城でも専門でビックベイトをやってる人がいるかもしれないが、圧倒的に湾奥は専門でやってる人が多い。専門でなくても2オンスクラスを扱えるタックルを持ってる人が圧倒的に多い。

特にアマペンやメガドックなどのデカトップの釣り。
私も湾奥来てからやってるがまだまだ下手くそなので、基本修行の釣りだと思ってるがあのデカいルアーが水面大爆発でバイトされるあの瞬間はたまらない。
というより中毒になる。

今思うと湾奥に引っ越してきた時持ってたルアーで1番大きいのがカゲロウ124だ。
今のルアーを見ると平気で190mmクラスや2.5オンスクラスのルアーがゴロゴロある…


パターンと近い話になるが、 青潮 にはほんとに驚いた。
話は聞いたことがあったがあれは凄い…
バスクリンの様な…
足元のゴロタにマゴチとハゼがびっしり着いてたのは今でも覚えてる。
特に引っ越してきた去年は周りの釣り仲間から酷すぎる。と聞いた。
確かに今年は去年ほどの影響は無いと実感している。
青潮クソが!とか思ってたけど、青潮になることによってポイントも絞られるので、ポイントが選びやすくなったりもある。


◇それ以外に…

・釣具屋の流通
シーバスに限らずどんなジャンルでも流通が多いように感じる。特にシーバスに関しては宮城の釣具屋と比べると段違いな品揃えだ笑
宮城に居た時から愛用していたマリブシリーズが店頭に全種類並んでたのには驚いた。そのレベル。
王道ルアーから各メーカーの大体のルアーは大抵店頭に並んでる。1部入手困難ルアーはさすがにいつでも手に入る訳では無い。
湾奥に来てから入手困難ルアーをよく見るようになった。というより宮城と比べて信じられない量の入手困難ルアーが頻繁に入荷している。
Twitterとか見てると入荷情報見て行ったけど買えなかった!とか見るが宮城で入手しようとするとほんとに大変だ。カゲロウやBlueBlue製品やその他入手困難ルアーは個数自体も少ないし流通も少ない。
湾奥は恵まれてる…

・イベントの豊富さ
有名なメーカーのテスターさんが来店したり、即売展示会など頻繁に開催されてる湾奥の釣具屋。
まさにシーバス最前線という感じ。

・公共交通機関の利用
湾奥に来てから電車釣行を初めてした。
そもそも宮城なんて大きい河川がある所に電車で行こうとすると、運賃めちゃくちゃ高いし、川の近くに駅全然無いし、通勤通学時間帯からズレると30分に1本とか全然普通な世界線。
それが湾奥に来たら数分に1本来る電車に乗って駅の数も桁違い。電車で釣り行くこともかなり多かった。自転車移動もランガンしやすいが、半年市川市から旧江戸河口や荒川右岸に自転車で行くのは正直しんどかった笑
電車釣行の便利さはやばい。
結構駅構内や車内で釣竿担いだ人見かけるし、湾奥アングラー御用達な電車。
しかも都内のある程度の規模の駅になるとレンタルサイクルという神サービスが近くにある場合が多い。(サービスと書いたが有料です)

・アングラーの繋がり
湾奥だと釣り場で出会って話したら相互フォローだったりとかよくある事である笑
そんな偶然の出会いから釣り行くようになったり。
繋がりやすい環境に感じる。
宮城で釣りしてるとまぁ人に会わない。
まぁ人がいないポイントを探して開拓してたのもある。

・マナーの違い
湾奥の人が宮城の河口に来ると驚くだろう。
超長い投げ竿をブンブン振り回して、人ができる限界のシャクリをする、高齢のパワフルおじいちゃん。
100m近く飛ばす人も。
マゴチやシーバスが砂まみれで足元に転がってる。
梅雨から梅雨明け位までほんとに酷い。
河口に漂流した流木でベンチやテントを張って縄張りのように陣取っている。
ガラ師の人達だ。
(ガラ師とは引っ掛け釣りで魚を獲る人)
アイツらと言ったら口が悪いが平気で真横に入ってきて何食わぬ顔で魚を引っ掛ける。
何度かおじいちゃんと話した事がある。
この魚どうするんですか?と釣ったけどいらないんだよねと言われた時はぶっ飛ばそうかと思った。

湾奥の河口で釣りしててもガラ師こそ居ないが、平気で横入りしてくる人もいる。
多少近くともイチャモンつけられたくないので、許してるところもあるがたまに痺れを切らして言う事もある。大体の場合は、はぁ。と腑に落ちない感じで移動していく。
外国の方との接し方にも戸惑う。
外国の方の釣り人口も東京湾奥は多いように思う。
1度ガラガラの釣り場で真横2mに入られた時はさすがに怒った。
口調は丁寧に、もう少し離れたところでやってくれませんか?と言ったが日本語分からないと言われそのまま釣りしてたので私から移動した。
その数週間後に別ポイントで全く同じ状況になり、普通の話(よく釣りするんですか?とか何が釣れるんですか?)をしてはっきりと日本語で返してくれたが、近すぎるんで少し離れたところでやってくれませんか?と言ったら、日本語分からないと…
でもそれ以降外国の方でもルールやマナーを理解してやってるアングラーさんにも何人か出会ったことがあって考え方も変わりました。

包み隠さず書いたがこれがリアル。
こんな事を経験した事ある湾奥アングラーさんは多いんじゃないでしょうか。


・対象魚の違い

湾奥に来て思うのは宮城は恵まれてたなぁとよく思う。
季節ごとにロックフィッシュやシーバス、青物、フラットフィッシュがショアから狙える。その環境はとてもありがたい環境なんだなと。これからも守っていかなきゃいけないんだなと。本気で思った。
湾奥に来てマゴチ釣るのにボートで釣るというのにも驚いた。マゴチなんて漁港や河口のショアから簡単に40cmから60cm手前位のが釣れるのにと思った事がある。
ロックフィッシュなんかも漁港からポコポコ釣れるし…
いいフィールドだったなぁ。

鹿とイノシシは怖かったけど。



◇まとめ

上記にあげたこと以外にも色々ある気がするが、また思い出したら編集しようかなと思います。

東京湾奥に引っ越してきたから色々な事が起きた。
仕事にしろプライベートにしろ釣りにしろ。
間違いなく私は周りに恵まれてる。これだけは言える。引っ越す前には想像もできなかった世界が今そこに広がっている。
こんなにも多くの釣り人と繋がり出会うと思いもしなかった。

釣り仲間と過ごした時間。
釣り仲間と釣りする中で新たな発見。
釣り人同士の繋がり。

あげたらキリがない。
お金に変えれない。どんなものにも変えられない大切な財産だ。

いつか転勤になって湾奥を出る事があるかもしれない。それまでこの超激戦区で釣りを楽しみたい。

もちろん宮城で釣りしたいと思う事はよくある。
しかし湾奥も湾奥で楽しい釣りが沢山ある。

湾奥と地方がどっちがいいとかは無い。

これからも大事にしていきたい。それは


繋がり。


まだまだ湾奥2年生真っ只中の私はがむしゃらにシーバスを追いかける。

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