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▼ 川崎のあの事件
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- (その他)
川崎の中1少年殺害事件・・
残念でならない。
何とも言えない憤りを感じる。
心理学では「犯罪を抑制する力」とは、幼い頃に母親から受ける母性や愛情が不可欠と言われている。
このニュースを見て、やはり加害者の少年の家庭環境が気になった。
私が子供の頃は、友達と喧嘩になると取っ組み合って気が済むまで殴り合ったもんだ。
決して刃物なんか使わない。
喧嘩して授業を潰して、校長に殴られたこともあった。
今じゃ考えられないだろうが、先生も相当手が早かった(笑)
喧嘩の見せしめに、殴られた時の痛みってのを先生から平等に教え込まれた。
尾崎が歌っていたように「夜の校舎、窓ガラス壊して回った」・・なんてことはない(笑)
子供社会は、純粋に“喧嘩の強さ”が人間関係に大きく影響する。
評価基準として“強さ”が実に分かりやすく、言ってみれば猿の社会みたいなもんだ。
子供には、大人が考える理屈や体裁というのはなかなかストレートに入っていかないからね。
だから時には、衝突したときに言葉にできないことを拳を交えて語り合うのも子供社会には必要なんじゃないかな。
そこには殺すなんて発想はない。
そうしてアナログ式にゆっくり成長しながら、いずれ共感できる仲間達と出会い、他人への思いやりの心なども育んでいくのだと思う。
SNSなどが普及し、活字のコミュニケーションが主体となってしまった今のネット社会は端的なデジタルコミュニケーションとでも言うか、子供の成長に必要不可欠な基盤が抜けてしまった気がしてならない。
しかし子供の成長には結果以外のプロセスの方が大事だと思う。
今の通信手段は一人一人がスマートフォンを持ち、個人直通のホットラインとして大変便利になったが、
昔は、礼儀礼節から友達の家族などへの気遣いなども1台の黒電話を通して学んだものだ。
なんとも不便な時代ではあったが、その不便さが子供達の成長を促した。
逆に、便利すぎる今の世の中というのはどうなんだろう。
この事件の真相は、一言で説明できるほど単純なものではないと思う。
加害者の少年の背景にあるのは、現代社会が排出した膿のようなものに見えてならない。
また、とても深い。
我が家にも威勢のよい息子が2人いる。
今の教師に体当たり教育は期待してないというか、この時代にそこまで期待はできない。
家庭が人間教育の中心であることは間違いないだろう。
今一度、お父さんの威厳が試される時代というかね、そうじゃないかな。
まあ、うちの息子達とは俺が死ぬまで向かい合っていこう。
- 2015年3月2日
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