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▼ 極 ウレタンコート筆塗り

  • ジャンル:style-攻略法
  • (How to)

以前もやり方ご紹介したことがありますが、マイラー貼りが流行ってますので、避けては通れない工程「ウレタンコーティング」について、自分のやり方をもっと具体的にご紹介したいと思います。


ウレタンコートというと「ドブ漬け」が定番であり、最も綺麗に仕上がる方法かと思います。


ドブ漬けは自分も利用してましたが、コーティング材が直ぐに硬化してしまい管理が難しいため今ではこの筆塗りを多用しております。


熟練度で多少仕上がりは変わりますが、馴れればドブ漬けと遜色ない程度の仕上がりにまで出来ますし、とにかくお手軽。コーティング材は最後の方まで使い切ることができ効率的です。


筆塗りは、特にこういった作業に抵抗ないという方にはお奨めです。



＜準備品＞
・ウレタンコート＆うすめ液
・筆（枝をカットして短く出来るもの）
・おかずカップ（100均で売ってるお弁当に入れるアレ）
・木ネジ（長さ20～30mm程度）
・プライヤーペンチ
・要らなくなったルアーケースなど
・サンドペーパー



＜コーティングのやり方＞

１．中フタを取り外し、外フタは堅く絞める

２．ウレタンコートのフタに穴を空ける

細いドライバーなどを使って外フタに穴を空ける。

３．おかずカップにウレタンコートを入れる

２で空けた穴からおかずカップに使う分だけウレタンコートを入れる。





４．ルアーにウレタンコートを塗り、ルアーを乾す

コツは時間をかけて塗らないこと。ウレタンコートを筆に多めに付けてサッと全体にムラなく、満遍なく伸ばすように塗るのがよい感じです。
時間をかけ過ぎると乾いた時に気泡が出て失敗します。
塗り時間の目安は１分以内で。もし一度塗った後にもう一度塗りたいと思ったときはひとまず我慢・・。
しっかり乾燥させ、サンドペーパーで磨いてからもう一度塗り直せばルアーを無駄にしてしまうことはないと思います。

５．ウレタンコートの保管

ウレタンコートのフタの穴に木ねじを差し込んで（ネジがしっかり効いてなくてもOK）要らなくなったルアーケースなどにビンを逆さにして置いておく。





写真はウレタンコートが外に漏れて大分穴が盛り上がってしまってますが、こうなると逆に使い易くなります。

使うときはプライヤーで挟んでネジを引っこ抜き、しまうときはプライヤーでネジを上から軽くトントンやって穴を塞ぎます。

この状態では逆さにして置いておいてもほとんど液漏れせず、空気も入らないまま保管可能ですので、ウレタンコートを最後の方まで使い切ることが出来ます。

ウレタンコートは空気に触れると硬化しますので、いかに空気を入れずに保管するかが肝です。

万が一、少しでもとろみが出てきたら、黄ばみの原因になりますので捨てた方が無難です。

とろみが出たものをうすめ液で薄めて使ったこともありますが、やはり黄ばみは免れなかったので・・・。

新品を卸したばかりの最初のうちはビンを逆さにおいたら上に重しをして置くとよいです。

写真のように外側に少量のウレタンコートが漏れて固まり、フタの穴がネジの形にピッタリと馴染んでくると重しも要らなくなり大変使い勝手がよくなります。

見た目どうかと思いますが、背に腹は変えられませんから（笑）


６．筆の保管

使った筆は一旦うすめ液をつけてティッシュで拭き取り、うすめ液のビンの中にスポンと入れませう。

こんな感じで。





始めにビンの長さに筆の枝を切っておく必要があります。

こうしておけば筆は固まらず、ビンから取り出せば何時でも直ぐに使えるようになります。


７．使用したルアーを再コーティングする場合

サンドペーパーは必需品です。（上○屋の３枚セットが200円程度？）

再コーティングする場合は一旦サンドペーパーで表面を全て磨き（特にキズがある場所を入念に）、ルアーの表面をツルツルにしてから再コーティングすれば大変綺麗に仕上がります。

メンテをしっかりすれば同じルアーを何ヶ月も使っていけますので再コーティングもしっかりやりたいところではありますね。


８．注意事項

ウレタンコーティングの天敵は黄ばみと気泡ですが、自分の使用感では以下に気をつければ防げるかと思います。

特に気泡はクリティカルです（笑）

気泡が固まるとサンドペーパーで磨いてもなかなか取りきれず、ルアーを無駄にすることになりかねないです。

それでもまあ、鉄板なら全て削って一旦銀無垢にしてしまえばリサイクルは効きますがね。（なかなか大変な作業ですよ・・汗）


○黄ばみ
とろみが出たウレタンコートを使わない。

○気泡
時間を掛けて塗らない。
２度塗りするときはしっかり乾かしてから塗る。
ウレタンコートを厚く塗りすぎない。


９．最後に

筆塗りは無駄がなく、手軽に出来るためお奨めですが、

しかしながら、最高に綺麗に仕上げたいルアーがあったらその時はやはりドブ漬けかと思います。

両方使う場合は、ドブ漬けで使うウレタンコートはどうしても硬化が早いので、最初に２本買ってドブ漬け用と筆塗り用で分けて使うとよいと思います。


筆塗りも馴れれば綺麗に仕上がります（↓）



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