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カウンターマスターのために


以前、ご紹介した「JJシャクラ」の「カウンターヒットパターン」の説明がよく分からないという方のために補足説明します。




○なぜ、カウンターが必要なのか

渋い状況でも食わせられるジャーキングの強いアピール力と、一瞬のチャンスをものにするカウンターを仕掛けることで相乗効果を生み出すため。

アングラーがバイトを感じてから合わせるという普通のプロセスでは魚が出せない以下の2つのシーンに圧倒的なアドバンテージが得られます。




1.ロングレンジ(遠方)

体感的にどの程度の沖目を言うのかというと、普通にフッキングしにくいと思える距離、50m以上と考えていただければと思います。

シャクラの飛距離は追い風でもない限りどんなに頑張ってもフルキャストして70~80mですから、80m→50mまでの30m区間をジャーキングで丁寧に探って魚を引き出すイメージです。

その距離は第二ブレイクや沈み根が数多く沈む場所でもあります。

沖目のストラクチャーの存在を知っていれば尚更。

その距離を丁寧に狙うことで今まで出せなかった魚を引き出すことができます。

(沖堤防1番遠方からカウンターで捻り出したチヌ↓)



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この50~80mの距離でなぜカウンターが必要なのかと言うと、遠方というのは、ラインスラッグが出やすくティップの性能が殺されてしまうから。

もう一つは、ラインは糸電話みたいなもので、距離が長くなればなるほど魚がバイトして手元に伝わまでのタイムラグ、所謂「遅延」が発生します。

これらのデメリットを上手にフォローできるのが「カウンターヒットパターン」です。

また、手返しが悪く、この距離の難しさを知っているかたは最初からロングレンジを捨てしまう人も多い気がします。

確かに、朝マズメの短い時間だけやるならそれもアリです。

しかし、日が高くなるにつれ遠方でしか釣れないことがよくありますので、デイゲームが中心ならこの距離は無視できません。

遠方しか魚が出ない時は、手前は回収してしまえば良いわけですから。




2.ショートバイトエリア

魚がバイトしてもルアーを一瞬だけ止めてすぐに離すような感じで、いつまで経っても魚の方からまともに乗ってこない状況です。

魚の数は十分に居るが、何らかの理由でバイトが浅くなっているのでしょう。

冬の時期に特に多いですが、ハイシーズンにもよくあります。

たまにヒットしても皮一枚で、ばらしの山を築くことも少なくありません。

これもやはり口はしっかり使っていてヒットチャンスはありますが、バイトを感じてから合わせるという普通のプロセスではなかなかキャッチに至らないんですね。

1と理由は違いますが同じパターンが効くということで、このケースも同様にカウンター狙いが有効です。

このケースでは魚は十分にいるんです。

そのため、もし填ればヤバイことになるかもしれませんよ。




○ロッド

ロッドの堅さはM~MLでも可。

所謂、ソリッドティップ系は向いてません。

張りのある9ftまでの短め、ショートグリップタイプが扱い易いでしょう。

ロッドの向きは断然、下向きです。

他のパターンでは様々なバリエーションが存在しますが、このカウンターパターンに関してはロッドを下向きに構えてジャークするのが疲れにくくベストと思えます。

アングラーの「疲れ」が最大の敵でもありますから。

ジャークは手首を使わず、手の握り~手首はしっかり固定し、腕の関節を使ってバシバシやる感じがよいです。




○はじめの一歩

結構な荒技ですが、コツさえ掴めば簡単に決められるようになります。

はじめてカウンターヒットを決めたときは、大抵は魚にロッドをはじかれます。

その原因はロッドの「にぎり」です。

これだけは慣れが必要ですが、少しやり込めば何て事はありませんよ。

カウンターで入ったときは、ロッドが少しでも戻されればフックが抜けやすくなりますから、カウンターが入ったときの位置でロッドに「溜め」が効くようしっかり腕の力でホールドできるようにしましょう。

この時、フックポイントが刺さった状態になってますが貫通はしていないはずなので、そこから一気に追い合わせを入れます。

追い合わせは瞬発力でフッキングするというより、あくまで慌てず、そのまま後方へグイーとロッドを曲げていくイメージです。




○填りやすいシチュエーション

直線的なリトリーブに普通にバイトしてくるときに無理にカウンターを決めようとするより、フォールにバイトが集中するときや魚が擦れて渋くなった時の方が成功しやすいです。

ちなみに、2015年の冬はド填りでした。

あと、鉄板などで叩かれた擦れ気味のエリアで魚を捻り出すシーンも成功しやすくなります。




○最後に

入門クラスにはハードル高めかもしれませんが、これをマスターすれば強力な武器になりますよ!

カウンターヒットじゃなければ対応できないシーンは確実に存在します。

ですから、これを極めるかどうかで、アングラーの対応力に圧倒的な差が生まれることでしょう。

得てして、ワームの対抗馬となることがよくありますが、ワームとは性質が異なりますから違う魚が狙えるという点では◎かなと。

ワームのダートとは狙うレンジが違えば飛距離も違いますし、まるで別物ですからね。

ワームとしっかり釣り分けができているというのが、やりこんできた率直な感想です。




JJシャクラのカウンターヒットパターンのやり方は下記をご参考ください。

丸秘パターン虎の巻



 

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