モアザンエキスパート93MLインプレ

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以前はラテオ96ML Qを使わせて頂いてました。
釣り場は中型河川、大型河川、港湾、 明暗の釣りが多いです。
魚を絡めとる感じで乗せてくる、とても優秀な竿です。

使い初めて2年半程経ち、傷んだ感じは無かったのですが、ランカーを2本掛けて良いように走られた事もきっかけになり、釣具屋に行く度に色んなロッドを触ってみた結果、しなりと反発の具合、軽さがずっと頭の隅に残り、遂には購入してしまいました。

スペックではラテオより20グラム程軽いのですが、この20グラムってかなり大きいです。
はっきり軽くなった事が分かります。
重心位置は同じ位ですが、今までのリール(09ツインパMg C3000)を装着すると、随分と手前重心になった感じです。

30グラム位のジグヘッドをぶら下げてみると、モアザンの方が少し多目に曲がり、ベンドはモアザンの方がレギュラー寄りです。
要は弱いアタリにも、大きめのストロークで魚を乗せてくれそうな雰囲気です。

実釣です。
先ずはキャストの感触から。
ベンドさせてからの戻りが速いのと、重心が手前に来た為、スイングが早くなりました。
そして、ルアーの描く放物線が、ライナー気味になりました。
今までの竿より、力を入れて投げられます。
飛距離は、余りライナーにならないように投げると、ラテオよりは少し飛ぶ印象です。
ライナーでルアーが飛ぶので、橋脚下に放り込む事が楽に出来る様になりました。
キャスト精度は、今までの竿でも充分な感じがありましたが、更に向上し、「ソコ」と思った場所にルアーを落とせます。

今年は余りの猛暑に、魚が思っている場所に着いておらず、釣果は乏しいのですが、魚を掛けるシーンでも、竿の「速さ」が際立ち、一瞬で魚を乗せています。
掛けてからの挙動は、魚が引いた瞬間は曲がり、直ぐに反発して魚をリフトするので、勝負が速い気がします。
パワーは、ラテオよりはあると思いますが、硬さのパワーでなく、しなやかさのパワーだと感じました。
竿をあちこちしなくても、魚が寄る感じです。

良くない点が一つあります。
グリップです。
リールシートのリールを固定する時に回すリングの竿尻側についているEVAの部分。
この角に掌の付け根辺りが局部的に当たり、痛いです。
最初はEVAにテーパーをかけたんですが、今一宜しく無かったので、カットしてみました。

ラテオではここはアルミのリングだけなので、気にも留めて無かっただけに少し驚きました。
メーカーさんは、沢山の人に使って貰える様に仕様を考案されるのでしょうが、こんな細かい意見も取り入れて頂けると有難いです。

これから秋シーズンに入り、もっと魚を獲ったら続編を書かせて頂くかもです。

モアザン



モアザン


ラテオ


ラテオ

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