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リョービ エクシマXS 1000ZM ちょっと古いリール

先日購入した5台のちょっと古いリールから、リョービ エクシマXS 1000ZMの分解レヴューです。

RYOBIは、東証プライムに上場するダイカストのメーカーです。
昭和の時代にダイカストの技術を生かして釣具を作っていました。
2000年9月に釣具事業から撤退して、事業とブランドを上州屋へ委譲しています。

エクシマは、事業委譲前の本家リョービ製のスピニングリールです。
アプローズやザウバーが出るまで、リョービの中堅機種だったようです。
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ボディは樹脂製で、サイズはシマノの現行ナスキー2500番位です。ナイロン2号が150m巻けます。

スプール、ローターを外します。
ローター内部のギザギザと爪状ストッパーからマルチポイント式である事が分かります。ローターにもマルチポイントと書かれてあります。
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面白いのは、本体のスプールシャフトの下部(写真では上)、本体ボディの前にウォームシャフト駆動用ギアがあるんです。
本体蓋を開けてななめ横から見るとこうなっています。
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ピニオンギアの前にウオームシャフト駆動用のギアが付いています。
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真横から見るとこうなっています。
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シマノリールでウォームシャフト駆動用ギアのある場所は、ぽっかりと空間があります。
やたらとウォームシャフトが長いので重量的には不利ですね。
材質は、真鍮のようです。

ピニオンギアはベアリングを止めている大きなネジ2本を外すと引っこ抜けます。
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マスターギアを外すとこうなっています。
マスターギアの左側はボールベアリング、右側は真鍮製のブッシュでした。ブッシュは、1170ZZに交換出来そうです。
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こうしてみると、スプールシャフトを支えている本体部分には真鍮のスリーブ、ウォームシャフトの後端には樹脂のブッシュが入っており丁寧に作られています。※ランサーなんてスプールシャフトはボディ直受けですから(笑)摺動子にもブッシュやワッシャがしっかり入っていました。

ただ、摺動子にガイドシャフトが無いので、摺動時にスプールシャフトに負担が掛かり、摩擦でシャフトが傷だらけになってました。

ピニオンギアとマスターギア左側のボールベアリングは、同じサイズの物が使われているのですが、片面シールド、片面開放という今まで見た事のない物でした。
※これは、裏表で並べています。
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サイズは、外径14mm、内径7mm、高さ4mmで、同サイズの物をシールド型、開放型の市販の物で探してみましたが、見つかりませんでした。
幸い、両方ともに洗浄、オイルアップで軽やかに回ったので良かったです。

エクシマは、目に見えない部分が丁寧に作られていて良いリールだと思います。当時定価1諭吉弱の価格を考えると良品といえるでしょう。

で、ここまでこのリールは、2ボールベアリングだと思っていたのですが、ここで確認するとなんと!!3BBだと???
ピニオンギア、マスターギア左、そしてラインローラーにもボールベアリングが入っていました。(先程確認)
ラインローラーにベアリング入れるくらいなら、マスターギアの右に入れた方が良いんじゃね?何だか謎仕様です。
そう言えば、古いアルテグラとかもそういう仕様だった事を思い出しました。今の感覚からすると何だかちぐはぐな気がしますが、当時のマーケットはラインローラーのベアリングが大好きだったんだなぁ。と思います。
私的には、ラインローラーこそ錆びない樹脂ブッシュが良いと思うのですが。。。

エクシマXS1000ZMの名前ですが、XSがリールのグレード、ZMはZローター(バランス取れてるローター)とマルチポイント・ストッパー搭載と言う意味のようです。
上位機種にエクシマVSがあり、ボールベアリング5個搭載だそうです。(4つは分かるけど、あと1個が何処にあるのかが謎です。)

今回、分解洗浄して再組立てしたエクシマですが、ハンドルを回すとシャーシャー音が大きくなっていました。
どうやら、オイルやグリスがフレッシュになったことで、小傷だらけのスプールシャフトがピニオンに擦れて異音の原因となっているようです。
対策として、スプールシャフトをピカール金属磨きで磨き上げました。
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写真では分かりにくいですが、ピカピカです。
洗浄してオイルとグリスを塗布し再度組み上げ、ハンドルを回すと不快なシャーシャー音が消えました。

めでたしめでたし。

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