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ベイトキャスティングは指の離し方に気をつけよう!

ベイトタックルを使ってみたい、もしくは使ってみたけどバックラッシュばかりで飛ばなかった…ベイトは難しい…
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確かにベイトタックルはちょっと投げたらビュンビュン投げれるようになるものじゃない。それなりに練習は必要になる。
だけど扱えるようになると遠投にピン打ち!自由自在にキャストが決まるように!それがベイトタックルだ!


今では自分の釣りにはベイトタックルは無くてはならないものだ。
橋脚を狙うとき、沖の瀬を狙うとき、そしてミスキャストしたとき…親指1つで狙ったところに自在に落とす。それも滑らかにルアーを減速させて落とす。滑らかに減速させるとルアーの姿勢が乱れないのでフックにラインが絡まりにくくなるメリットがある。ビッグベイトを投げる時にスピニングだとクルクル回ってフックがラインを拾ってしまうことがあるがベイトだとある程度姿勢が安定して飛ぶのでフックがラインを拾いにくいし姿勢変化が少ない分飛距離も出る。高価なビッグベイトを橋脚にぶつけて割るなんて事もベイトなら当たる前に止められるのでそんな事は少ない。投げれるようになるとメリットばっかりです。


32wv2w8mjiepbdp6d7rz_480_480-57fefc05.jpg風が強くても沖の瀬のサラシにドリフトで流しこめる位置に簡単にルアーを落とせるのでヒラスズキにもぴったり。ミスキャストしても瞬時にルアーを止めれるので瀬に乗せてしまうようなミスを回避出来る。



まあとにかく人生で1度…は短すぎるからワンシーズンぐらいは使ってみるとベイトの良さ少しだけわかるかもしれない。


それともう1つ先に言っておきたいのはメーカーに拘らずにリールは使ってみた方が楽しいよってこと。ベイトリールにはブレーキの種類、スプール径と重さ、レベルワインダーの形状、ボディ形状…その違いが投げ感、使用感に大きく違いが出る。慣れればどのブレーキの種類でも使えるんだけど自分にとって合うリールが実は普段使わないメーカーだったりするから面白いし楽しい。是非いろんなリールを使ってほしい。
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カルカッタコンクエスト等に搭載されてるリリース初期に特に強く効くので初期バックラッシュしにくいSVS(遠心ブレーキ)や
ge43drc4rpa5od44k3up_480_480-c12ab772.jpgエクスセンスDCやスコーピオンDC等のナイトゲームや姿勢が乱れやすいルアーにも安心のDCブレーキ
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スムーズなライン放出が最高に気持ち良いTウイング(レベルワインダー)にダイヤルのみで簡単に調整遠投出来るマグフォース(マグネットブレーキ)。
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初心者にオススメな初期バックラに強い遠心と中盤以降もしっかりと効くマグネット両方同時使用出来るIBブレーキのアブガルシア。




さて、ベイトが扱いにくい最大の理由と言えばそう、バックラッシュ。投げた瞬間にブツっ!着水でブワッ!とラインが切れたりぐちゃぐちゃになったり・・・。
自分の周りにはベイトを使う人は居らずどんなロッドやリールを買ったらいいかもわからなくて最初のうちは飛距離15mしか飛んでないのにバックラッシュなどのトラブルばかり。釣り場に着いて一投目で大バックラッシュ、復旧不可で即帰宅なんて事も1度じゃない。

1度はベイトを使うのを辞めてしまったが使いこなせるようになったら自分の釣りが激変するんじゃないか?という思いから車に積んでたスピニングタックルを全て下ろしてベイトロッドのみにして逃げ道が無いようにした。替えのリールを磯に数台持ち込んではバックラッシュの度にリールごと変えて釣りを続行した。

ベイトを本気で使うならば上手く投げれるようになるまでスピニングは使わないという覚悟を持った方が絶対に良い。ちなみに自分の場合は1年間ベイトしか使わないという制限を課した。(その1年間でベイトで全ての釣りが出来るようにそれぞれロッドとリールを買い続け万年金欠へ…)
 


さてさて、バックラッシュにはいくつかの原因があるんだけどバックラッシュが起きてもラインが切れにくく解きやすいように太いラインを使う、リアグリップが長めで片腕を体に近づけてしっかりと安定して振れるロッドを用意するとより安心して練習出来る。
リアグリップが長いロッドはベイト初心者の友人数名に試してもらったが断然バックラッシュが少なく投げやすいという意見をもらった。





バックラッシュでもっともやっかいなのはリリース直後から起きるバックラッシュ、通称初期バックラ(キャスト中に起きる中間バックラッシュ、着水で起きる着水バックラッシュ、ラインの食い込みやひっかかりで起きるバックラッシュなどがあるが今回は初期バックラッシュメインの話になります。)。
初期バックラは起きるとひどいバックラッシュになるしラインブレイクは当たり前。ラインブレイクしなくてもラインには大ダメージでいつ切れてもおかしくない。ベイトを使う上でもっとも起こさないようにする必要のあるバックラッシュだ。

これにならない投げ方が出来るとルアーの飛行姿勢が安定するようになる=ブレーキを弱めることが出来る=飛距離アップ!ってことだ。



初期バックラにならないようにするにはロッドがブレないように…ってコレに関してはいろんな方の解説があるから今回は飛ばすとしてスプールからの指の離し方にコツがある。


スプールから指を離す時はスイッチのONOFFのように離すのでは無くてスプールを指の下で少し滑らせるように、スプールの回転を指で感じつつゆっくり離してあげる。
マニュアルの車やバイクを乗った方だとわかりやすいと思うけど発信するときにクラッチを繋ぐ感じに似てる。

スプールから指をパッと離すとルアーが飛ぶ力がスプールを回転させる事に奪われてルアーは減速、一気にMAX回転に到達するスプールとの回転差によりバックラッシュが起きる。
指をゆっくり離すというのはリリース直後のルアーの減速にスプールの回転を合わせてやるってこと。飛ばなくなるんじゃないかと思うかもしれないが回転差を無くすだけだしこれをする事でルアーの飛行姿勢はビタっと安定するので余計なブレーキは不要になり飛距離はアップする。
コツは少し早い段階でゆっくりとスプールから指を離しだすこと。最初は指の力加減が難しくて微妙な感覚を覚えるのに時間はかかるかもしれないが必ず出来るようになる!



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初期バックラッシュしないようになれば恐れずロッドが振れるように。



練習しているうちに徐々にスイングスピードが上がってきてブレーキも最初より随分と弱めることが出来るはず。
そしたら次はテイクバックだ。

テイクバックは前から後ろにルアーを持って行く動作のこと。このテイクバックは例えば10gのルアーを20g、30gのルアーを投げるときのようにロッドを曲げることが出来る魔法のようなテクニック!
テイクバックによりルアーに速度を付け、キャストに移行した時にいつもより更にロッドを曲げることができるので反発力で更なる飛距離を狙える。

フルキャストはベイトでは出来ないなんて最初は思ってたが違ったんだ。スピニングとは投げ方が違うだけでベイトにはベイトのフルキャストがある。それもテイクバックを使う事で可能になる。

後ろから前にだけロッドを振るとルアーはすぐに前方へ移動を開始する。バックラッシュしないようにすぐにスイングの減速を開始しないといけないしロッドが曲がらないのでリリースのタイミングも速い。

同じロッドなら軽いルアーより重たいルアーを投げる時の方がルアーが前方に移動を始める時間が軽いルアーより長いのはなんとなくわかると思う。重たいルアーを投げる時ってロッドはよく曲がるよね?
テイクバックを使う事でルアーを長く後方に留めておけるんだ。留めている間もロッドは前方へ振ってる=ロッドは曲がる。留める時間が長いという事は加速に費やす時間も長いからより速くロッドを振れる。

慣れるとドンドン速く振れるようになって気づけば思い切り振れるようになってベイトのフルキャストが出来るようになってるんだな。ベイトでフルキャスト出来るようになるとリリースのタイミングがけっこう遅くなってるのに気づくはず。多分スピニングとそれほど変わらないタイミングでのリリースが可能になってると思う。
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垂らしの長さ的にリリース始めたところかな?ロッドは既にかなり前方にあってロッドがよく曲がってるのがわかる。それだけ加速に費やす時間が長い。使用ロッドはFishmanのBeams CRAWLA9.2L でルアーは残像で長く見えるがブルーブルーのガボッツ90。11gのルアーでもテイクバックを使えばしっかり曲げることが容易になる。


要するにスプールからの指の離し方1つでフルキャストに持っていく事が出来るんだ。速くロッドを振るためにはゆっくり指を離さなければならない。


ベイトキャスティングは
最初はゆっくり大きく円を描くように、慣れたら鋭く前へ押し出すように。



それとベイトキャスティングはリズムが重要だ。テイクバック中やリリース前に「ん?」と思うことがあれば投げずに1度一息付いてもう1度最初からキャストを始めよう。リズムが狂ったまま投げてもろくな事がない。それと疲れたら休憩しよう!無理にキャストしてるとバランスが崩れてバックラッシュに繋がってしまう。これは慣れてきても同じ。
今回は「バックラッシュが〜・・・」と書き続けたけど使ってるとほとんどバックラッシュしなくなる。またバックラッシュしても軽いもので済むようになるのでロッドを煽ってスプールのラインを出す程度でバックラッシュが治るようになります。



自分の釣りの幅が広がること間違い無し!
さあベイトを使ってみよう!

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