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▼ 琵琶湖遠征で毎年ロクマルを釣ること
今年2018年も釣れた琵琶湖のロクマル。
関東に住み始めて4年目。琵琶湖が遠征になった今も、幸運なことに毎年ロクマルに出会うことができています。
こう書くと、簡単に釣っている見えますが、
琵琶湖のナイトは非常に奥が深い釣りなのです。
言い方を変えれば泥沼のようなハマったら抜け出せない危険な釣りと言えるでしょう。
関東に拠点を移してもなお、狂ったように頻繁に通ってしまう魔力を持った琵琶湖。
今回の釣行記は、雑誌やTVでは見ることが出来ない、日本一のバスレイクのアウトローな世界へ読者の皆さんをご案内します。
長文になりますが、ぜひおつきあいください!
絶対に逃してはいけないタイミング
2018年3月1日の大潮満月。気温も急上昇し、南からの暖かい風も吹くとのこと。
魚釣りにおいて、絶対に逃してはいけないタイミングってものがありますが、今年の春はそれが3月頭からの数日間でした。
「”琵琶湖”のブラックバスか”東京湾”のバチ抜けシーバスどちらにいこうか・・・」
絶好すぎるタイミングが故、僕は悩みましたが、
程なくして結論が出ました。
やっぱ、、、琵琶湖だな...
この選択を決定づけたのはフィッシングショー大阪業者日前夜、
東京から会場に向かう道中で寄った琵琶湖の出来事。
マイナス1度、極寒の中でブルフラット1gのネイルリグを残りウィードの面をスローリトリーブさせると。
コッ...というバイト。
アワせを入れると、竿が一気に曲がりました。バットに乗ったその重さから「3500gはあるな」と思ったのは束の間、プンッと嫌な感触。
フックアウトと錯覚しましたが、ラインの先からルアーが消えていました。
そのシーンが脳裏をかすめた時、僕は琵琶湖行きの夜行バスのチケットを確保していました。
コッという小さく押さえ込むようなバイトの感触。次にやってくるはバットに乗る、魚の重み。
それは何にも例えがたい快感で、何度経験しても
「もう一回、もう一回」と求めてしまうのです。
あえて、例えるとするならそれは、男女の営みに近いものでしょうか。僕はあのバイトと魚の重みが乗る感覚を求めて、
「もう一回、もう一回」と琵琶湖へ足を運ぶのです。
琵琶湖の洗礼
Chillのマサはじめ、周りの仲いい釣り人に
「今回は最高のタイミングやからロクマル釣ってくるわ!」
と豪語してチルロッジを出ました。
夜行バスのため持っていく竿はレイブルのみ。1本のパックロッドで琵琶湖のロクマルを狙います。
琵琶湖に入った初日、僕を待っていたのは風速10mを超える爆風。風は魚釣りにとってプラス要素にもなり得ますが、風速が10mまでになってくると釣りそのものの動作が非常に困難です。
セオリーとしては風裏になる岸、今回の状況だと西岸を攻めるのですが、他の釣り人も同じことを考えるに違いないと、初日はあえて風が吹きさらしている東岸を攻めることにしました。
流入河川やリップラップのチェックから入ると魚は居るようで、バイトは感じられます。やはり魚は差してきているようです。
しかしバイトはあっても、風によりラインが浮き上がり、肝心のフッキングがなかなか決まりません。結局初日は38cm1本のみに終わりました。
翌日は用事があり琵琶湖に出れず、実釣2日目は翌々日の夜。
風もだいぶ弱まり、釣りが出来る状況になりました。
某後輩と、”釣りガールかおりちゃん”と琵琶湖に挑みます。
日が暮れてすぐ、僕が初日から気になっていた流入河川のポイントに入ります。
岸の際をスタッガーオリジナル3インチで水面を引いてくると
ドゥンッ!という下から突き上げるバイト。
ファイト中、ゴボゴボゴボッ!というデカイバス特有の低いエラ洗いの音が響きます。
もらったーっ!と思ったのもつかの間、フックアウト...
原因はフックの二重掛かり。
初日の夜からここまで、琵琶湖の洗礼を十分すぎるほど受け続けました・・・
風裏ポイントで連発
後輩がお勧めしてきたのは東岸の風裏エリア。あまり人も多くないとのことでした。
ポイントにつき、岸辺に目を向けてみると大量のギル。
ほどよく当たる風。
イケる!と思いました。
スタッガーオリジナル3インチにネイルシンカーを挿入し、水面直下をスロー引き。ほどなくしてゴンッ!という気持ちいいバイト。5秒ほどで抜き上げランディング。
長さはないけど丸々太ったいかにも春バスをキャッチ。
重さ、長さは未計測ですが、フットボールのような体型は琵琶湖バスのもの。嬉しい1匹です。
ほどなくして、暗闇の中、かおりちゃんが「きたっ!」と叫びました。
ガバガバガバッ!とエラ洗いした魚は明らかに50UP...
ネットを持ってきてなかったため、寝そべりハンドランディング。
僕のより普通にデカイんですけど...
リグは僕と同じスタッガーオリジナル3インチのネイルリグ。
凄い釣りガールですね...
最終日に登場!60UP
実釣3日目は、はやくも遠征最終日。この日は日中気温が20度まで上昇。風も完全に収まったため、これ以上ない釣日和になりました。しかし、周囲の釣り人も考えることは同じで琵琶湖には夕まずめから夜まで大量の釣り人...人気ポイントは釣り堀状態です。
僕は人が減るであろう深夜から朝マズメに狙いを絞ることに決めました。夜11時まで仮眠をとり、日付をまたぐ頃に出撃。
たまたま近くにいたTULALAの岡林くんから連絡があり、最終夜は一緒に攻めることになりました。
この日も東岸の河川から釣りを開始。日中のハイプレッシャーで魚がビビっているのか、状況は芳しくありません。
魚の入れ替わりを期待して、黙々と探っていきます。
ポイントを移動して3箇所目。深夜3時を回ったころ。
表層をゆっくり巻いていたブルフラット3.8インチのネイルリグにゴンッ!という感触。
フッキングを入れると重みが伝わってきます。そこそこいいサイズです。レイブルのブランクスもバスの重さにきちんと追従してくれています。
リズムを取り戻すためにも絶対獲りたい一匹。
慎重にファイトしている途中で、いつも一緒に琵琶湖を釣ってる後輩が「おつかれさまですー」と登場。
※僕らの車を見つけたみたいです。
それとほぼ同時くらいに、ランディングに成功しました。
55UP釣獲
ロクマルには届きませんがいい魚です。
ちょっと細いですが綺麗な一匹。
その後合流した後輩と岡林くんと3人で魚が入ってくるのをルアーを投げながら待ちます。
先程の魚から20分後くらいにも、僕がブルフラットで大きそうな魚を掛けましたが、フックの二重掛かりで痛恨のバラし…。
その後、ブルフラットはアタらなくなりました。
同じコースを何度も通すため、きっとルアーを見飽きたのだと予想。
僕はルアーをジャバロン160ノーシンカーに結び替え、同じコースにキャスト。
その一投目。早巻きで水面直下を足元まで泳がせると
コッという小さいバイトが伝わってきました。
先月の極寒の琵琶湖で味わった感覚です。
デカイ魚特有の小さなアタリ。糸はフロロ14LB。
糸に瞬発的なショックを与えないように、竿がティップからバットまで順に入っていくようなイメージでフッキングを入れます。
ドスンッ!
バットに重みが乗りました。
この感覚を思い出そうとすると、記事を書いている今でもゾクゾクします。何度でも味わいたい感覚です。
ロッドは怪魚も相手にするレイブル7.7ftロングバージョン。パワー的にはオーバースペックと言えるので、ファイトに心配はありません。後輩が手慣れた手つきでランディングしてくれました。
今年も無事会えました。ロクマルくん。
※冒頭写真の魚です。
ウェイトは3460g。重いとはいえませんが満足の魚です。
今回、この魚に出会うため、関東からパックロッドを携え長距離の移動をしてきました。
滋賀の友人から最新情報、アドバイスを聞いた上で「あーでもないこーでもないと言いながら」自分の経験やスキルをフル動員し、現場の状況に合わせて釣りを組み立てました。
言うまでもありませんがひとりでは決して魚にたどり着けません。仲間の助けなしでは遠征でショアからのロクマルを毎年釣ることは非常に難しいと言えます。地元のロコ友人には感謝しかないのです。
自分の”欲、努力、経験、スキル、信頼できる友”
それらの先に待っているのが、バイトとフッキングの瞬間に感じるあの快感なのです。
ドーパミンが止まらなくなるような最高に気持ちいい瞬間を一度覚えたら、もうやめられません。
今回、宣言通りに無事ロクマルは釣れましたが、はやくもあの快感を味わいたくて仕方ありません。
というわけで、次の琵琶湖遠征の予定は来週です(マジ)
来週はあまり気負わず、友人みんな集合して琵琶湖を楽しめればいいなーと考えております。
【使用タックル】
ロッド:Transcendense/Latebloomings510+レイブル(7.7ftロングバージョン)
リール:シマノ/スピードマスター200
ライン:フロロ14LB
ルアー:スタッガーオリジナル3.8インチネイルリグ・ブルフラット3.8インチネイルリグ・ジャバロン160ノーシンカー
トランスセンデンスHPはこちら
海外釣りツアーのChillTrip
- 2018年3月9日
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