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▼ 『ゲ! 根掛かりっ!』 ルアーのロストを回避する根掛かり対応術!
- ジャンル:ニュース
- (コラム)
ルアーフィッシングに限らず、釣りにおいて避けたくても避けれないトラブルの一つであるのが『根掛かり』です。
環境にもよろしくないし、お気に入りのルアーが『未帰還』となった時のメンタルへの影響は、初心者・ベテラン問わず計り知れないモノがありますね。
出来れば避けたいトラブルですがなかなかそうも行かないのが現実です。
今回の編集部では『根掛かり』した際の対処法をパターン毎に考えてみたいと思います。
【①:対象が固いモノに引っ掛かってしまった場合】
牡蠣殻やゴロタなどの固い場所にフックが突き立っている状態では、手前に引っ張るだけでなかなか外れる事はありません。
ですが、単に引っ掛かっているだけならほんの少しテンションを抜くだけでも外れてしまう事も多いものです。
万が一、障害物にフックのフトコロまでハマり込んでいたとしても、障害物自体がある程度固いモノであれば、割と高確率で外す事が出来ます。
ちょっとコツが要りますが、藤沢周郷さんが動画で解説してくれています。
手順解説
①ベールを閉じ、ロッドを持つ手とは反対の手でラインを軽く引っ張り出す。
②根掛かりしている方向に竿先を向け、軽くロッドを曲げてラインテンションを上げる。(弓を引くような状態)
③引っ張り出したラインを離すと同時に、ロッドを前方に送り出す。
個人的な感覚ですが、ラインに掛けたテンションを一気に抜くことで、向こう側へ弾き飛ばすようなイメージでしょうか?
何回か行っても外れない場合は、距離を詰めてみたり、立ち位置を変えて試してみましょう。
それでも外れない場合は、更に、ちょっとした小道具をつかうのもアリです。
ナス型錘にスナップを付けただけの簡単な小道具ですが、スナップの部分をメインラインに通し、根掛かりの場所まで送り込んだところで、上記のようにラインテンション抜き差しを行います。
要は、ルアーを向こう側に弾き飛ばすと同時に錘でルアーをぶっ叩くイメージですね。
私の経験ではココまでの処置で、実に8割以上の回収率を誇ります。
【②:柔らかい障害物に引っ掛けてしまった場合】
遺棄され釣り糸、流木やロープ、土嚢(どのう)など、比較的柔軟性のあるものに引っかけてしまった場合です。
このケースでは、上の動画のような外し方をしても、障害物も一緒に動いてしまう事、更に フックが返しまで貫通している 事もあり、ちょっとした幸運がない限り外れる事はありません。
ブラックバスなどの淡水系ゲームであれば、根掛かりまでの距離も近いのでルアーリトリーバー(根掛かり回収機)を使うことも有効です。
これは回収機を送り込むことで、対象が、堅い物であれば重量物でルアーを揺さぶり、柔らかいものであれば、より強い糸でフックを伸ばしたり、スプリットリングを破断させたり出来ます※。
※予め糸をより強い物に強化するなどの改良は必要です。
ですが根掛かりまでの距離がある場合は、回収機の仕様上どうしてもルアーまで回収機を送り込むことがで出来ず、最悪回収機そのものをロストしてしまう可能性も高いです。
そうなると一番現実的な回収方法はラインを引っ張る以外なくなりますが、根掛かりしやすいフィールドでは、障害物に当たってラインが痛みんでイザという時に、細いラインだとルアーの回収に耐えられずにラインブレイクしてしまう事もしばしば。
根掛かりしやすい場所では、意識して太めのラインを選ぶことによって得られるメリットのほうが高いと言えるでしょう。
さて、ラインを引っ張って回収する時は、
①ラインブレーカーや厚手の布(グローブ)をした手にラインを数回巻き付ける。
②じっくりと力を入れつつ、釣り針を伸ばすようなイメージをしながら引っ張る。
と回収率が多少なりとも上がります。
ラインを引っ張るときにスプールを押さえて引っ張るアングラーもいますが、個人的にはあまりオススメしてません。
その理由として、
・ベールアームが破損する。
・力の加減が意外と出来ない。
・限界まで伸びたPEラインは、ロッドのガイドが軽く触れただけでも破断し、最悪転倒の危険がある。
引っ張って回収する場合はなるべく、ティップガイドから先に出た部分を持って行うようにしています。
【ゴロタや敷石などの間にすっぽりとルアー本体がハマってしまった場合】
これはまず回収が不可能です。
ココまでひと通り試してダメな場合は潔くあきらめましょう。
【釣り場の水底は意外とカオス】
いかがだったでしょうか?
水の中には何が沈んでいるかわかりません。
河川敷のゴロタや牡蠣瀬はいうに及ばず、流木や流失した漁具、おなじく根掛かりした結果切れてしまったラインや不法投棄された粗大ゴミなど様々なモノが沈んでいます。
その全てを知りうることはまず無理ですし、昨日はなかったものが流されてきていることもあり得えます。
例えば、釣りをする前に、ナスおもりだけを付けて、底を引いてみる、などの予防策をすることで、今の状況が解り、そもそも根掛かりを避ける確率を上げる事も可能です。
また、根掛かりの対応は初動が重要です。
アセったり、ムキになってロッドを煽ったりして、状況をより悪化させなような心構えしておきましょう。
文 ナカヤマ
編 コウノス
あわせて読みたい記事
根ズレや根掛かり ショックリーダー考察 フロロカーボンとナイロン
http://www.fimosw.com/u/editor/k3hfe1y562m5ea
環境にもよろしくないし、お気に入りのルアーが『未帰還』となった時のメンタルへの影響は、初心者・ベテラン問わず計り知れないモノがありますね。
出来れば避けたいトラブルですがなかなかそうも行かないのが現実です。
今回の編集部では『根掛かり』した際の対処法をパターン毎に考えてみたいと思います。
【①:対象が固いモノに引っ掛かってしまった場合】
牡蠣殻やゴロタなどの固い場所にフックが突き立っている状態では、手前に引っ張るだけでなかなか外れる事はありません。
ですが、単に引っ掛かっているだけならほんの少しテンションを抜くだけでも外れてしまう事も多いものです。
万が一、障害物にフックのフトコロまでハマり込んでいたとしても、障害物自体がある程度固いモノであれば、割と高確率で外す事が出来ます。
ちょっとコツが要りますが、藤沢周郷さんが動画で解説してくれています。
4分40秒くらいから
手順解説
①ベールを閉じ、ロッドを持つ手とは反対の手でラインを軽く引っ張り出す。
②根掛かりしている方向に竿先を向け、軽くロッドを曲げてラインテンションを上げる。(弓を引くような状態)
③引っ張り出したラインを離すと同時に、ロッドを前方に送り出す。
個人的な感覚ですが、ラインに掛けたテンションを一気に抜くことで、向こう側へ弾き飛ばすようなイメージでしょうか?
何回か行っても外れない場合は、距離を詰めてみたり、立ち位置を変えて試してみましょう。
それでも外れない場合は、更に、ちょっとした小道具をつかうのもアリです。
ナス型錘にスナップを付けただけの簡単な小道具ですが、スナップの部分をメインラインに通し、根掛かりの場所まで送り込んだところで、上記のようにラインテンション抜き差しを行います。
要は、ルアーを向こう側に弾き飛ばすと同時に錘でルアーをぶっ叩くイメージですね。
私の経験ではココまでの処置で、実に8割以上の回収率を誇ります。
【②:柔らかい障害物に引っ掛けてしまった場合】
遺棄され釣り糸、流木やロープ、土嚢(どのう)など、比較的柔軟性のあるものに引っかけてしまった場合です。
このケースでは、上の動画のような外し方をしても、障害物も一緒に動いてしまう事、更に フックが返しまで貫通している 事もあり、ちょっとした幸運がない限り外れる事はありません。
ブラックバスなどの淡水系ゲームであれば、根掛かりまでの距離も近いのでルアーリトリーバー(根掛かり回収機)を使うことも有効です。
これは回収機を送り込むことで、対象が、堅い物であれば重量物でルアーを揺さぶり、柔らかいものであれば、より強い糸でフックを伸ばしたり、スプリットリングを破断させたり出来ます※。
※予め糸をより強い物に強化するなどの改良は必要です。
ルアーキャッチャー 根がかりルアー回収機 DAIWA
ですが根掛かりまでの距離がある場合は、回収機の仕様上どうしてもルアーまで回収機を送り込むことがで出来ず、最悪回収機そのものをロストしてしまう可能性も高いです。
そうなると一番現実的な回収方法はラインを引っ張る以外なくなりますが、根掛かりしやすいフィールドでは、障害物に当たってラインが痛みんでイザという時に、細いラインだとルアーの回収に耐えられずにラインブレイクしてしまう事もしばしば。
根掛かりしやすい場所では、意識して太めのラインを選ぶことによって得られるメリットのほうが高いと言えるでしょう。
さて、ラインを引っ張って回収する時は、
①ラインブレーカーや厚手の布(グローブ)をした手にラインを数回巻き付ける。
②じっくりと力を入れつつ、釣り針を伸ばすようなイメージをしながら引っ張る。
と回収率が多少なりとも上がります。
ラインを引っ張るときにスプールを押さえて引っ張るアングラーもいますが、個人的にはあまりオススメしてません。
その理由として、
・ベールアームが破損する。
・力の加減が意外と出来ない。
・限界まで伸びたPEラインは、ロッドのガイドが軽く触れただけでも破断し、最悪転倒の危険がある。
引っ張って回収する場合はなるべく、ティップガイドから先に出た部分を持って行うようにしています。
【ゴロタや敷石などの間にすっぽりとルアー本体がハマってしまった場合】
これはまず回収が不可能です。
ココまでひと通り試してダメな場合は潔くあきらめましょう。
【釣り場の水底は意外とカオス】
いかがだったでしょうか?
水の中には何が沈んでいるかわかりません。
河川敷のゴロタや牡蠣瀬はいうに及ばず、流木や流失した漁具、おなじく根掛かりした結果切れてしまったラインや不法投棄された粗大ゴミなど様々なモノが沈んでいます。
その全てを知りうることはまず無理ですし、昨日はなかったものが流されてきていることもあり得えます。
例えば、釣りをする前に、ナスおもりだけを付けて、底を引いてみる、などの予防策をすることで、今の状況が解り、そもそも根掛かりを避ける確率を上げる事も可能です。
また、根掛かりの対応は初動が重要です。
アセったり、ムキになってロッドを煽ったりして、状況をより悪化させなような心構えしておきましょう。
文 ナカヤマ
編 コウノス
あわせて読みたい記事
根ズレや根掛かり ショックリーダー考察 フロロカーボンとナイロン
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- 2018年5月8日
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