RCS SV BOOST 1000 G1 (SVブーストスプール)

  • ジャンル:釣り具インプレ
 ダイワのマグネットブレーキは、スプールが回転するとスプールの遠心力でピョコーンと金属のパーツが飛び出す仕組み。遠心力でピョコーンと飛び出すのでスプールの回転が落ち着いたらカチーンとスプールに金属パーツが収まるように出来ている。だから後半はブレーキが弱くなるので己の指で調整して下さいって代物。指で抑え込むのが一番ムズいのが初速のタイミングなので、着水直前付近で下手にブレーキがきかないこのシステムはキャスト軌道後半によく伸び遠投に向いていると思うのであります。これがマグフォースZ(ゼットて!!)の特徴であります。
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↑ゼェーット!!


 その後時代は進み、ブレーキシステムやらスプールの軽量化によってアングラーの指が退化の一途を辿り、もっともっとストレスなくキャスト出来るベイトリールは作れんのかい的な感じの雰囲気がMAXに達した頃。この流れ、、カネのニオイがする、、

SVスプール、すなわちストレスフリーヴァァーサタイルと言うスプールが登場しました。こいつのブレーキシステムはゼェーットのような遠心力ピョコンブレーキシステムを使っていません。スプールが回転すると、ブレーキに携わる金属パーツがスプール本体の回転に置いていかれる慣性を使い、スプールの回転速度に合わせてニュニュッと出入りするブレーキシステムに変更されていました。このブレーキならスプールの回転速度に応じてブレーキを効かせる事ができます。その上、スプール本体を軽量化し、初速が出やすく軽量ルアーの直進性に優れ、スプールが惰性で回り続けないため後半のバックラッシュも少なくなりました。

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↑ストレスフリーヴァァーサタイル!!


 メーカーは思ったでしょう。これで全てのベイトリールに対する不満がなくなるだろうと。しかし、水面下でうごめく不満の渦(カネのなる木)は徐々に大きく、、



次回に続く。





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