陸っぱりどぶピン撃ちの極意

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お久しぶりです。
fimoフィールドモニターのhiroです。



今日は陸っぱりシーバスを10年湾奥でやってきて確立したスタイルを自分なりに言語化してみようかと思います。



まず、ある程度安定して釣れるようになってからの自分の釣行打率を参考までに記載したいと思います。
1年間で打率6~8割ぐらい。(サイズ、数問わず)
1日の釣行時間は30分から3時間ぐらい。(移動時間は含めず)

ぐらいでした。
これを見て、少ないなあと思う方はこの先を読んでもあまり参考にならないかと思います。。。



ここからは、
・1.陸っぱりの概念
・2.簡単なシーバスのみに絞ってエリアを選択する
・3.ポイントの選定
・4.ポイント開拓の仕方
の順で進めていきたいと思います。



1.陸っぱりの概念
私の中での陸っぱりシーバスの概念は一言でいうと



「ゼロサムゲーム」
※ゲーム理論のひとつで、参加者全員の合計得点が常にゼロとなる得点方式のゲームやその状況のことです。ゼロサムゲームでは一方が得点すると他方が失点することで、全体の持ち点の和は必ずゼロになること
 


です。



つまり、はじめから釣れる絶対数はある程度決まっていて、それを陸っぱりアングラー同士で奪い合うというイメージです。



この決められたパイをいかにして効率よく拾っていくかを考えるにはまず狙うパイを定める必要があります。
シーバスには大きく分けて
・ある程度同じ海域やエリアにとどまっている居着き型
・広いエリアを移動する回遊型
の2種類の個体に分類できると考えています。
サイズや数を問わず、「安定した釣果」に比重を置く場合、前者をより意識することが重要です。



それはなぜか?



シンプルに魚の目の前をルアーが通る回数および時間が長いからです。
どれだけ優れた腕前のアングラーでも、どれだけ釣れると有名なルアーでも目の前のフィールドに魚が一匹もいなければそれは水たまりにキャストしているのと同等です。
その確率を限りなく減らすため、予め位置がある程度固定していて狙いやすい
「居着き型のシーバス」
に焦点を絞って狙うことが釣果を安定させる近道だと考えました。



2.簡単なシーバスのみに絞ってエリアを選択する
では居着き型のシーバスを狙うにあたって考えなければいけないことは何か。
まず、第一に考えなければならないことはなぜそこにシーバスが居着くのかということです。
魚に聞かないと真実はわかりませんが、一つの目安として定位置にいても餌となるベイトが流れてくるor回遊してくるといった条件が挙げられます。
シーバスにとって、餌となるベイトが簡単に断続的に捕食できるエリアは厳しい自然界で生きていく上でとても重要な要素であると思います。
また、その中でも捕食しやすい(極力動かずにエネルギー補給ができる)エリアを好むと考えました。
じゃあ具体的にはどういった場所なのか?



分かりやすい例でいうと、バースや沈み根などのストラクチャーや橋脚の明暗などです。



基本的にシーバス自身が姿を隠しやすく、且つ餌となるベイトにより違和感なく近づくことが出来る場所が居着き型シーバスを狙う上で重要です。



が・・・



ここから居着きシーバスの中でも
「やる気のある居着き」
に絞ってエリアを選択することが重要になります。



結論から言うとここでいうやる気のあるシーバスとは主にシャロー且つ川幅及び海幅?が狭い所謂ドブと言われているエリアに居着いている個体のことです。



そもそも陸っぱりの時点で沖と比べると浅いエリアが多いことは大前提としてあるものの、基本的にシャローに入ってくる魚はやる気のあることが多いです。
ここでいうシャローに入ってくる居着きという魚の概念なんですが、シーバス釣りを少しやっている人なら見たこともあるかもしれない

「岸際でベイトを追いやってボイルしている魚」

ではなく、

「ある程度浅い水深(30~60cm程度)でその場に定位していて、目の前を通るベイトに反応する魚」

のことを指します。
前者がいる場面に遭遇した場合、もちろん釣れる確率は高いことが多い(様々な例外はあり)のですが毎釣行その場面に遭遇できるわけでもないのでどうしてもランダム性の高い釣りになってしまいます。
今回は「安定した釣果」に比重を置くことを意識している為、後者の魚を狙うためのポイント選定を行います。
また、狭いエリアを選ぶことで物理的に魚とルアーの距離を縮めることが出来るため、「水たまりに投げていた」現象を極力減らすこともできます。



3.ポイントの選定
上記を踏まえて、ポイント選定すると
居着きのシーバスが好むであろう、

・バースや沈み根等のストラクチャー全般
・明暗
・川の流心
・潮目

等のシーバスが自身の姿を隠しやすく、ある程度ベイトの供給が断続的にあるエリア。
さらに、その中でも比較的浅く狭いドブに絞ることが重要だと考えます。
また、これらの条件はすべて例であり、
「居着き型のシーバスがなぜそこにいるのか」というところから逆算して考えていくことで、自分のフィールドに当てはめて考えてみるとまた違った角度から釣りを組み立てるきっかけになるかもしれません・・・!


4.ポイント開拓の仕方
ここまで読み進めて、結局のところじゃあどこで釣りすりゃいいんだよ!?という方もいると思います。
結論から言うと、それは各フィールドの特性やその日の天候、様々な複合要素を加味したうえで毎日、毎時間変わるので断言することはできません。。。



がシーバスを初めて1、2年目でまだあまり釣果が安定していなかった私が急激に釣れ始めた3年目以降、特に意識していたことは



上記の要素(ドブ)+雨+見切りのタイミング



です。
雨も語ると長くなってしまうので手短に・・・
雨が降るメリットとして、
水中の溶存酸素量が上がる、アングラーがそもそも少ない(パイを奪う人数が減る)、雨の影響で上流から流れてくるベイト、雨限定でできる地形or流れ込みなどなど魚に聞いてみないと本当のところはわかりませんが色々あると考えています、、、



しかし、これらとは別に釣り初心者でも判別できる要素が1つあります。



それは雨の日に明らかにフル装備(耐水圧高めの良さげなレインと高価なタックル※例外あり)で釣りの所作が上手い人間がいるエリアは確実に何か釣れる要素があるということです。



自分で様々な複合要素を判断し、釣り場を選択するほどの経験値がないなと感じる人はまずは雨の日にあえて出掛けてみると新たな世界が見えてくるかもしれません。。。
もちろん、近くで釣りをするもしくは声をかける際は距離感等の最低限のマナーを守って頂けると、お互いにとって気持ちの良い釣りライフが過ごせるかと思います。



また、見切りのタイミングとしては前提として浅い、狭い、エリアを対象としている為、1~5投、多くても2桁行かない程度でどんどん移動していくスタイルで自分は釣行しています。
その際に、ミスバイトやチェイスがあっても基本的には2度目はないのであまり粘らず移動に時間を使ったほうが結果として釣果が延びる傾向にありました(10年間の体感値として)



開拓の仕方やタイミングの読み方等は自分で組み立てるのも楽しみの一つだと思いますのであまり詳しく書いていません。



自分の陸っぱりスタイル及び普段考えていることの一つとして分かりやすく言語化してみようと思ったのですが中々思うように書けませんでした・・・(笑)



かなり大雑把ではありますが長文駄文失礼いたしました。


以上、タコとマゴチが食べたくて仕方がない・・・が釣り行く余裕がなく悶々とする日々を送っているhiroからでした!

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