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▼ メガドの教科書【データ分析編】
- ジャンル:日記/一般
- (fimoフィールドモニター)
fimoフィールドモニターのhiroです。
今回はいよいよ最終章です。
※今回はあくまでも"陸っぱり"での実釣で気を付けることにフォーカスしているのでボートなどオフショアではまた感覚がずれてくるかと思うのでご了承を・・・
突然ですが、皆さんが釣りに行く際に気にしていることは何ですか?
ベイト?潮?天気?風?様々な要素が複合的に絡み合い成り立っている自然の中での釣りでは中々特定の一要素が釣果に直結すると確信を得られないことが多いですよね・・・
魚からのコンタクトをより多く得ることが出来る云わば”パターン”と呼ばれるものにおいて、betterはあってもbestは絶対に掴めないというのが私の持論です。
よく「今日はこのパターンが当たりだったね」という言葉を使う方がいますが、それは果たして本当にその日で一番魚からのコンタクトを得られる釣り方だったのでしょうか。
その日に試すことが出来るルアーや釣り方には限界があります。
例えばですがワームでしか釣れない日だ!と仮定したとしてその日にビッグベイトを投げたのでしょうか。タダ巻きじゃなくてジャークは試したのでしょうか。放置は?高速巻きは?ドリフトは?
・・・考えるとキリがありません。笑
この答えにたどり着くには魚と話すことができる能力を手に入れるしかないです。
https://twitter.com/Angler_k11/status/1600725420483432449?s=20
ただ、継続しデータを蓄積していくことで、ある程度betterからbestに近づけることはできるとも私は思っています。
人間の主観はあまりあてになりません。
もちろん経験に伴ってある程度○○かな~という予測は立つとは思いますが、あくまでも予測の範疇です。
そもそも対魚、対自然で考えたときに人間側の常識が通用するのかどうかも怪しい。
その為、主観が一切入らないデータを元に釣果を上げる工夫ができないかと考えました。
最も、答えに近づくには現場に行くのが一番だと思います。。。
が、中々釣りに行く時間を取れない方もいるかと思います。
今回は、釣り以外の時間でもやれることの一例として”データ分析”の仮定を共有出来たらなと思います。
さて、前置きが長くなりましたが
今回はメガドッグ220の実釣データを使い、ある程度の要素をもとに分析をかけ、何か見えてくるのではないか?という試みのもと色々と試行錯誤した結果を綴ろうかと思います。
(ちなみに分析手法については時系列分析、回帰分析、決定木、ランダムフォレスト分析等を行いましたが難しい話をしてもあれなので細かい話は割愛します笑)https://twitter.com/Angler_k11/status/1597881447561728005?s=20
【使用するデータ】
2020/9/1~2020/12/31までと2021/9/1~2021/12/31にメガドッグ220を使用して釣り上げた陸っぱり(沖堤防、ウェーディング×)シーバス累計178匹分(2020:76匹,2021:102匹)
【要素(左から)】
日付、釣果、時間、潮位、潮位差、気温、水温、濁度、平均風速、風向、DO値、塩分濃度、クロロフィルa(一部水深別に数種類データ有)
図:釣果データ一部抜粋
目で見てわかりやすいグラフ(各要素の相関)も併せて載せておきます。
縦軸と横軸の延長線上で色がより濃い部分が各要素に強い関係性がある。というものです。
このグラフだけだと釣果(target)とほかの要素で強い関係があるものは見られませんでした。
図:各要素のヒートマップ
・・・とまあひとつずつ説明していっても良いのですがとんでもなく長文になってしまうので割愛し結果からお伝えします。
よくわかりませんでした(笑)
正確には、メガドで釣果をより増やしたいなら潮位なのか天気なのか風なのか水温なのか何が影響しているのかは正確には分かりませんでした。
しかし釣果に繋がるとは言い切れないものの何個か面白い発見もありました。
・雨後の溶存酸素量が(DO値)上がったタイミングで反応が良い傾向
・更に潮位差がより少ないタイミングだと尚良い
・溶存酸素量は水温と気温、濁度にかなり影響を受ける
その他にも○○と潮位差に深い関係があったり、○○が高いと濁度が上がり、その影響で○○もあがり、とあるタイミングでめちゃくちゃ爆りそうな予感・・・などここでは書けないような発見もありました。
それらはまた検証し、自分で美味しい所を一通りやり尽くした後、公開しようかと思います()
https://twitter.com/Angler_k11/status/1460165712375255040?s=20
この結果からじゃあ結局どのタイミングが一番良いのかに関しては明言は避けます。
というより明言できる材料がまだ全然揃っていないというのが結論です。
データを取ればとるほど分析精度が上がり、新しい発見にも繋がると思うので今後も継続していきたいと思います。
以上だいぶ雑にまとめましたがメガドの教科書(データ分析編)でした。
いったんここまででメガドの教科書シリーズはまとめとさせていただきます。
が、次回続報(今年の秋ごろ予定)データ再集計してまとめようかと思います。
以上、長文駄文失礼しました~
https://twitter.com/Angler_k11/status/1460092527168479240?s=20
参考文献
[1] 山田 暁生 東京湾奥におけるスズキの摂餌対象の周年変化「外苑春秋」第1 号,(2011) pp.11-26
[2] 尾崎真澄、庄司紀彦 東京湾における遊漁船によるスズキ釣獲量の推定,千葉県水産 試験場報告(57),p173-179,2001-03
[3] 畑中正吉、関野清成 スズキの生態学的研究-Ⅰ スズキの食生活 日本水産学会 誌,28, (1962) pp851-856
[4] 畑中正吉、関野清成 スズキの生態学的研究-Ⅱ スズキの食生活 日本水産学会 誌,28, (1962) pp857-861
[5] 畑中正吉、関野清成 スズキの生態学的研究-Ⅲ スズキの食生活 日本水産学会 誌,28, (1962) pp949-954
[6] 海上保安庁東京湾環境情報センターホームページ,東京湾水質連続観測リアルタイム 表示
- 2023年4月25日
- コメント(2)
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