バチルアーにホログラム?謎カラー『チカチカデビル』の極意

皆さんこんにちは。ジャッカルフィールドスタッフの久田です。


バチ用ルアーとして発売されたヒエイ123SF。
その中にひときわ特殊なカラーが存在します。

皆から『チカデビ』やら『デビルちゃん』やら『変なホロのやつ』と呼ばれているこちら。

 
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発売当初から『バチ用なのに何でこんなカラーが?』と何度も問い合わせを頂いておりました。

このカラー、実は私の独断で無理を言ってお願いしプロパーカラーに入れて頂いたカラーなんです。





始まりは港湾バチでの経験

私のホームエリアでもある東京湾奥。
港湾部や小規模河川、水路周りは夜でも明るく照らされ、ランナーや散歩をされる方が安心して歩けるよう設計されていました。

当時は光源として蛍光灯(白色)白熱灯(白色)ナトリウム灯(オレンジ色)が中心で、歩道だけではなく水面も照らし魚も釣りやすい良い環境が整っていました。

流れの少ない港湾部でのバチ抜けはこういった光源が絡む明暗や地形変化を狙うことが多く、一晩で10本~20本と魚を釣れることも。

そんなある時、条件は揃っているがあまり数が釣れずいつもスルーしていた場所で、爆発的な釣果を出している人に出会いました。






釣果の差はカラーなのか、それ以外か

当時その方が使っているルアーは自分が使っていたルアーと同一。唯一の違いは、カラーが『イワシホロ』だったことです。

 
バチ抜けパターンでイワシホロが
特にハマる場所がある。

 
普段の自分が良く行っていたバチポイントでも、イワシホロ系のカラーでも普通に釣れます。ただ、その場所においてのイワシホロ系の爆発力はハッキリ言って ”異常” でした。


当時、気になったことは何でも調べに行く性格だった私。とりあえずイワシホロ系のカラーを買い集めに、様々な場面で試してみました。

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そこで分かったキーワードは…”LEDライト”でした。




時代の進みとLED

耐久性や消費電力が優れている点で光源として進化してきたLEDライト。
近年の湾奥は先にあげた光源の寿命と共に、次々にLEDライトに切り替わっています。

そんなLEDライトが絡むポイントでイワシホロ。
他光源の場所とも比較して数百匹魚を釣り、比較してみました。


 
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結果
イワシホロは有効。
場所を問わずLED周りで特に良し。
色が剥げてきた薄いホロのほうがよく釣れる。
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昼夜イワシやイナッコが通り混合ベイトとして成立している?
LEDの特徴である点滅発光が逆によい?

理由はともかくこのレベルになると個人では調べきれませんが、数百匹の魚を実釣した上での体感としてもはや必須のカラーとなりました。






ブラッシュアップしたイワシホロ

そんなこんなで完成した『チカチカデビル』というカラー。
大きな特徴は
『薄い・細いホログラムシートが貼ってある』ことでしょう。
 
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カラーを塗る工程で、凄くめんどくさい作業が発生していると思います(-_-;)
 

全体的に光沢を抑え、マットなイメージです。
ベリーはオレンジを採用し、下から見上げる鱸に対してアピールできるカラーリングとなっています。

 

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魚を釣ると少しずつホロが傷つき良い感じに。
使っていくことで『育てる』カラーとなっています。



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釣果提供:Kou@釣りさん
 

バチ最盛期の今、川バチ港湾バチの切り替わりの時期も近づいてきました。ぜひこのような状況で使っていただければと思います!

 

お知らせ

つり人2024年4月号
春のシーバス探検学

 
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