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北出弘紀 KD

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蟹パターン



 


先日、いきなり華々しい釣果でデビューを飾った香港フィッシング初日。

レッドドラムは東京湾のシーバス同様に、サイズを問わなければ割と高確立で釣れるポピュラーな魚なのですが、80cmを超えるものはなかなか難しいとされている中で、運良くランカーサイズをゲット。

圧倒的なパワーとフィールドのポテンシャルにすっかり魅了されております。

前回の釣りで分かったのは、魚の付く場所がショアに隣接した岩礁帯、それにブレイクが絡んだ場所がベストだったということ。

もちろんシーズナルな魚の動きはあると思いますが、この夏場のレッドドラムに関しては割とショアから狙えるような場所に魚が集中する傾向がありそうだということなのですが、何せ香港は日本と違いショアから狙える場所が極端に少ない。

地図をいろいろ調べてみると、割と人が住んでいない東側には魅力的な場所はあるのですが、道がないなどアクセスが困難だったり。

それと香港はMTRという電車や都市バスが香港全土を縦横無尽に走っており車を持つ必要がない(土地が限られているので駐車場料金が高額)ため、ジェリルであっても車を所有していないので、日本のように車に乗って好きな場所にランガンという状況ではないのです。

そもそも香港はMTRやバスのような公共交通機関は料金が安く、バスなど香港の端から端まで走っても500円以下(笑)

タクシーなど初乗りで16から20香港ドルですから、高くても200円程度。
高速を使って30分くらい走っても料金が1,500円くらいと信じられない安さです!

MTRとバスとタクシーを乗り継げば、道さえあればどこにでも行けてお金もかからない(笑)

ただタクシーに関しては言葉の問題を感じることは多いですが、英語がある程度分かる人ならそんなに苦労はしないと思います。






 

世界一高額と言われる日本の交通インフラに比べると、驚くべき安さにすっかり感動している毎日ですが、そういう事情で車を持たなくても生活できる香港では自家用車での移動はなし。

護岸されたショアや防波堤などのストラクチャーでの釣り、もしくは行動範囲の広いボートでの釣りに二分されると考えなければならないようです。


と言うことで、ひとまずはアクセスの容易なボートフィッシングからスタートしましたが、今回の釣行で活躍したのがAIR OGRE 70シリーズでした。

ジェリルはなんと、この日で10本以上のレッドドラムをキャッチしているのですが、そのすべてがAIR OGRE 70Sもしくは70SLM。

フェバリットカラーはPIW(旧ピンクホロイワシ)で、この日のランカーサイズもこれでキメています。




 


結果だけを見ると「なんでも釣れるんじゃないの?」と疑う人もいるかもしれませんが、案内してくれたキャプテンは終日カーリーテールのジグヘッド(レッドドラムやヨーロッパシーバスの定番リグ)を使っていましたが、釣れてくるのは50cm~60cm程度とサイズは思いのほか伸びず…

いろいろ他のバイブやミノー、シンペンなど使ってみましたがほとんど反応なし… AIR OGREが最もバイトが多く(ワームより)サイズも上々という結果に。




 

パターンとしては完全にAIR OGREのシンキング、もしくはSLMのリフト&フォールで、フォール中にバイトが集中しました。

「コンッ」という非常に気持ちの良いアタリでジェリルと共にこのバイト楽しんだわけですが、彼との話の中で見えたのは、ここ香港でも「蟹パターン」が存在するという事実でした。


今回の釣行で自分が2本の80アップを釣ったのは確かにBT-VIB 78Sだったのですが(これは完全にタイミングとストラクチャーへのアプローチのやり方が違っていました)、3か所くらいの場所をローテーションする中で明らかにパターンと呼べるのはリフト&フォールの釣り方だったことは間違いありません。

しかし…日本からこんなに離れた香港で、これほどAIR OGREを使いこなしているアングラーがいたことには、ただ驚くばかり…

もちろんジェリルはオグルの蟹パターンを知って使っていたわけではないのですが、説明するとすぐに「あー」と納得した様子でした。と言うのも、ショアラインにはどこでも蟹が見られるほどポピュラーな存在だったからです。


過去に世界中を旅して「釣りに国境なし」とは感じていましたが、インターネットが普及しSNSやYoutubeを通じて情報を取り入れられる現代では、益々その境目がなくなりますね。

全く状況の分からない香港に来て、こうやって釣りが楽しめる。

凄い世の中になったものだなぁと感心しつつ、もう次の釣りについてジェリルと策を練る毎日です。

次回は香港の管理釣り場を少しご紹介したいと思います。




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