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▼ 自分の魚
- ジャンル:釣行記
ちょっと前の話し。
9月に渓流に行ってきた。
今回は少し山の奥の方。
釣っている魚もちょっと特殊なので、きっとこの釣りを知っている人は、どこの川かすぐに判るかも知れないね。
仲間と入渓地点で雨宿りをしていると、漁協の組合員が魚県の確認に来たので、せっかくだから川の話しを色々と聞いた。
駆除対象となっている魚ではあるけど、釣り人としてはこの水域での釣りを楽しんでいるわけで、今後どうなっていくのかは気になるところ。
今回話をした組合員さんも釣りを趣味としているとの事で、非常に興味深い話を聞いた。
「イワナはほとんど釣れません」
えぇぇ?
ナンダッテぇ~!!
この川には何度か足を運んでいるが・・・仲間も含めてこの川の釣果の半分はイワナなのだ。
もう半分が、駆除対象の魚。
そんな話をすると、そりゃぁ向こうも「ナンダッテぇ~!」となるわけで、年配の役員さんと4人でいろいろな話しをした。
その中で一つ、ひょっとしたら・・・と落としどころが付いたのが、餌とルアーの違いじゃないのかと。
渓流釣りにおいては、餌もルアーも基本的には同じ釣りをしていると思う。
流れの中に定位するイワナに、どうやってエサやルアーを見せていくか。
ただ、ルアーは距離を取る事が出来る。
渓流魚ってのは基本的に食べるものが少ないエリアに生きているから、「とりあえず流れてきたエサらしきものは咥える」と言われている。
ただ、とても警戒心が強く、人の気配に気が付くとサッと岩陰に隠れて餌をとらなくなるとか。
頭上に木枝が張り出す渓流では、餌釣りは長い竿が振れない為に比較的魚と人の距離が近くなりがちで、釣りの上手い下手は先ずは「魚に気がつかれずに立つ事」と、「より自然に餌を流せるか」だと言える。
それに対してルアーの場合、ポイントへは近づかなくても、少し離れた位置からキャストでルアーを送り込むことが可能。
それに加えて、流すだけではなく「食性に訴えた、追わせて食わす」と言うことも出来る。
ひょっとしたらこの違いが、イワナが釣れる・釣れないに影響しているのかもしれないね・・・なんて話をした。
こういった話、実はルアーフィッシングでは無意識にアングラーが言葉にしていることが在る。
「自分に釣れる魚、釣れない魚」
これはある程度自分の釣りのスタイル、特に得意な釣り方が決まってくると、その真逆のスタイルにある魚を釣られた時に気が付くことが多い。
フィネスが得意なアングラーがワームで散々やってノーバイトだったのに、直後に入ったアングラーがビックベイトであっさりと釣ったり。
もちろんシーバスでも似たようなことは起きる。
もちろん真逆もある。
フィネスだから釣れる。
ビックベイトだから釣れる。
ルアーだから釣れる。
エサだから釣れる。
それはどっちもどっちなのであり、その時に釣った者が正解だったという事だけど、なかなか自分の中で積み上げた経験を切り替えるってのは難しいものがある。
まぁ、好きな釣りすりゃいいじゃんという事なんだけど(笑)
私にとっての渓流は、毎年冬に作ったハンドメで、「一匹釣れたら嬉しいな」の釣り。
経験豊富な仲間に見てもらって、色々とアドバイスをしてもらえたりするのが楽しいのだ。
それを何年も繰り返してきて、少しずつ良いモノが出来上がってくる。
雨も小降りになったところで沢に降り、しばし釣りを楽しめた。
やはり半分がイワナだね。
2020年の渓流はこの日が最後になったが、とても思い出深い釣行だった。
9月に渓流に行ってきた。
今回は少し山の奥の方。
釣っている魚もちょっと特殊なので、きっとこの釣りを知っている人は、どこの川かすぐに判るかも知れないね。
仲間と入渓地点で雨宿りをしていると、漁協の組合員が魚県の確認に来たので、せっかくだから川の話しを色々と聞いた。
駆除対象となっている魚ではあるけど、釣り人としてはこの水域での釣りを楽しんでいるわけで、今後どうなっていくのかは気になるところ。
今回話をした組合員さんも釣りを趣味としているとの事で、非常に興味深い話を聞いた。
「イワナはほとんど釣れません」
えぇぇ?
ナンダッテぇ~!!
この川には何度か足を運んでいるが・・・仲間も含めてこの川の釣果の半分はイワナなのだ。
もう半分が、駆除対象の魚。
そんな話をすると、そりゃぁ向こうも「ナンダッテぇ~!」となるわけで、年配の役員さんと4人でいろいろな話しをした。
その中で一つ、ひょっとしたら・・・と落としどころが付いたのが、餌とルアーの違いじゃないのかと。
渓流釣りにおいては、餌もルアーも基本的には同じ釣りをしていると思う。
流れの中に定位するイワナに、どうやってエサやルアーを見せていくか。
ただ、ルアーは距離を取る事が出来る。
渓流魚ってのは基本的に食べるものが少ないエリアに生きているから、「とりあえず流れてきたエサらしきものは咥える」と言われている。
ただ、とても警戒心が強く、人の気配に気が付くとサッと岩陰に隠れて餌をとらなくなるとか。
頭上に木枝が張り出す渓流では、餌釣りは長い竿が振れない為に比較的魚と人の距離が近くなりがちで、釣りの上手い下手は先ずは「魚に気がつかれずに立つ事」と、「より自然に餌を流せるか」だと言える。
それに対してルアーの場合、ポイントへは近づかなくても、少し離れた位置からキャストでルアーを送り込むことが可能。
それに加えて、流すだけではなく「食性に訴えた、追わせて食わす」と言うことも出来る。
ひょっとしたらこの違いが、イワナが釣れる・釣れないに影響しているのかもしれないね・・・なんて話をした。
こういった話、実はルアーフィッシングでは無意識にアングラーが言葉にしていることが在る。
「自分に釣れる魚、釣れない魚」
これはある程度自分の釣りのスタイル、特に得意な釣り方が決まってくると、その真逆のスタイルにある魚を釣られた時に気が付くことが多い。
フィネスが得意なアングラーがワームで散々やってノーバイトだったのに、直後に入ったアングラーがビックベイトであっさりと釣ったり。
もちろんシーバスでも似たようなことは起きる。
もちろん真逆もある。
フィネスだから釣れる。
ビックベイトだから釣れる。
ルアーだから釣れる。
エサだから釣れる。
それはどっちもどっちなのであり、その時に釣った者が正解だったという事だけど、なかなか自分の中で積み上げた経験を切り替えるってのは難しいものがある。
まぁ、好きな釣りすりゃいいじゃんという事なんだけど(笑)
私にとっての渓流は、毎年冬に作ったハンドメで、「一匹釣れたら嬉しいな」の釣り。
経験豊富な仲間に見てもらって、色々とアドバイスをしてもらえたりするのが楽しいのだ。
それを何年も繰り返してきて、少しずつ良いモノが出来上がってくる。
雨も小降りになったところで沢に降り、しばし釣りを楽しめた。
やはり半分がイワナだね。
2020年の渓流はこの日が最後になったが、とても思い出深い釣行だった。
- 2020年12月8日
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