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▼ 湘南徘徊記
- ジャンル:釣行記
そもそも、湘南、特に西湘エリアでシーバスを釣る事の厳しさを知っている人って、どれぐらい居るのだろうか。
どうして良いか解らないほどの、延々と続く海岸線。
地図から見当を付けていけば、もはや立ち位置など無いアングラーの数。
何時だったか、普段メディアに目を通さない私が、釘付けになった番組がありました。
釣具屋で買い物が終わった後だというのに、その出口の自動ドアを何回も開け閉めしながら、最後まで見てしまった番組。
それはあるプロが、湘南を２～３日掛けて徘徊し、最後に小さいけど確かなスズキを手にする番組でした。
湘南の意味が解らなければ、「この人どうなの？」と思われてしまう釣果の厳しい番組。
でも、個人的に「あぁ、この人、スゲェなぁ・・・」と思ったのです。
あんなに釣れない場所でロケする勇気も含めて。
アッチ行ったりコッチ行ったりする姿は、まさに私も同じ事をやっていますので。。。
まぁね、そういう番組ですから、ある程度は地元のアングラーのサポートがあったと思いますよ。
でも最後に釣ってるのが凄い。
チョロッと行って、パッと釣れる場所じゃぁ無いんですよ。
今までに私が行った各地の中では、最もシーバス釣れる気がしないエリアです。
石垣でヒラ狙う方が、よっぽど健全に感じます（笑
湘南のアングラーは「埼玉からじゃ厳しいですよね。西湘は通ってナンボです」と、やさしく言ってくれますが、私もそう思います（爆）
今のところ感じているのは、「接岸や横移動がとにかく早い」と言うこと。
魚がとどまる場所が少なすぎるのです。
それプラス、アングラーの多さ。
一箇所にスズキが接岸すると、次の日には人だかりが出来ています（笑）
その裏をかく、バックアップポイントが少なすぎるのも難しいですね。
東京湾では「あっちが釣れるなら、コッチも釣れるはず」で何とかなるのですが・・・
まぁ、とにかく、個人的には鬼門と感じております。
雰囲気は好きなんですが、魚が釣れない（笑）
そんな事で、久し振りに藤沢の実家に行ける事になりました♪
１週間気象情報とにらめっこして、東伊豆のヒラか、湘南のウェーディングか、三浦の磯マルかを検討していました。
ちょうどこのタイミングで、関東の東沖合いに低気圧が発達する事もあり、非常に難しい選択でした。
伊豆は房総のブラインドに入ってるラインはベタ凪の可能性があり、三浦はイマイチ始まってない気もします。
悩んで悩んで、湘南のウェーディングにしました。
たしか去年手を付けて、ちょっと湾奥のイメージで釣りが出来たポイントが２箇所ほどあった気が。。。
で、湘南の神様へメールをしました。
「河口Ａと河口Ｂ、どっちのほうが人が少ないでしょうか？」
そしたら、丁重に「最近は河口Ｂの方へ魚が寄ってますよ♪」と、ありがたいご連絡です。
お、そういえば、もう一人の湘南の神様へも連絡しなければ。
「土曜の夜は久し振りに湘南です。無理に予定を合わせないでね（爆）」
金曜深夜に藤沢に入り、土曜の昼間に「とりあえず海をチェック」しに行きました。
たまに入るセットが良い感じですね。
この向きなら、伊豆は相当な距離を走らないと、ヒラは厳しいようです。
湘南徘徊で確定しました♪
午後は鵠沼海岸にある、とこ屋さんで髪の毛を切ってもらい、なんだかんだとやっていたら18：00を回ってしまいました。
ふと携帯を見ると、Ｋｅｂｕちゃんからの着信アリ。
折り返すと、「今夜は一緒に回ります・・・」と。
で、軽くプランを話して、「実家でメシ食ってから、２０時に迎えに行きますね♪」で終わらせようとしたら、「あ、私はラジュク（藤沢の美味しいラーメン屋）に行きます」と散々煽るので、「じゃぁ、今すぐ迎えに行きますね～」という事になりました。
もはや想定内。
Ｋｅｂｕちゃんじゃぁ、仕方あるめぇ。。。
で、鵠沼海岸に出来た、新しいラーメン屋へ。
ライス注文したのに、ラーメン食べ終わってから出てきたよ・・・
まぁ味は悪くないですが、ラジュクに行きたかった（涙）
とりあえず、良い神様が情報をくれた河口を通過。
やっぱり人が居ますね。
狭い場所なので遠慮してスルー。
で、釣りしながらアバンギャルドな風呂を眺められるポイントへ。
ここは湘南でも珍しい、ディープウェーディングができる場所です。
去年なんとなく発見し一人で入ってみたら「あ、なんか湾奥の釣りが展開できるかも・・・」と感じたので、少し力を居いれてみようと思っていました。
今夜は潮周り、時間的にも、ちょうど良い感じです。
有料駐車場に車を入れ、準備を済ませて「さぁ入りますか！」と言うときにＫｅｂｕちゃん。
「あっれぇ～？ライトが無い・・・！」と。
一度kebuちゃんちに戻り、「無い！無い！」を聞くこと２０分。
結局車の助手席に置かれてるのを発見。
あ、慣れてるので、イラッともしません。
凪チンには、「人に迷惑を掛けちゃダメ」だという事は、ちゃんと教育しておこう・・・
予定より１時間ほど遅れて入水し、二手に分かれて沖に進みました。
やっぱりここ、良い感じです。
湾奥にあったら普通に釣れそうな雰囲気。
ほどなく進むと、河口からの分流が差し込む流れに入りました。
足を止めて一服。
タバコを吸い終わるころに、ナバロンからごっつぁんミノーに変えて、横切るようにキャストしました。
２キャスト目、Ｕ字ターンをする直前にちょっとアクションを入れた所で、湘南では物凄く久し振りに魚がヒットしました。
寄せたらピラピラしてます。
あれ？
ヒラメ？？？
小さなヒラメがガッチリ食ってます。
キャッチして、kebuちゃんのところに行って、ヒラメ釣れたよぉ～♪と言い、何を思ったのかラインを渡してしまいました。
kebuちゃん、ノットの辺りを掴み、高々とヒラメを持ち上げました。
その瞬間にポチャン。
あ・・・
あ、いや、私が悪いんですよ。
kebuちゃんに魚を持たせた、私が悪いんです。
えぇ、まぁ、写真撮る前に魚を渡した私が・・・
その後、もう一回ヒラメがヒットしましたが、バレちゃいました。
コレもたぶんkebuちゃんは悪くないですよ・・・
でもちょっと意外です。
こんな場所でヒラメねぇ。
雰囲気は湾奥サーフに似てるけど、やっぱり生息してる魚は違うんですね。
潮止まりで移動。
途中でもう一本の河口に入りましたが、先行者がまだ居ました。
良いサイズを釣ったみたい。
さすが湘南の「善い神様」が言う事は当たってますね～！
端っこでチョロ投げしましたが、あんまり居ると悪いので早々に移動。
狭い場所ですから、仕方ないです。
次はＫｅｂｕちゃんがいつも「良かった話しばかりするサーフ」です。
かれこれ4～5年前の事ですが、よっぽど良かったのでしょう。
狙ってたサンドバーにはアングラーが入ってました。
仕方ないので、後ろを回って次のピンに行こうと思ったら、突然その人も移動。
追いかけっこには興味が無いので、その開いた場所に入りました。
しばらくキャストせずに間を切って、ナバロンつけてフルキャスト。
１時間後に１バイト。
バイトの出方的にはそれほどのサイズとは感じませんでしたが、魚からの反応があることが奇跡。
しばらく粘りましたが、疲れたのでコーヒータイムを取り、今度は近くの排水溝へ移動。
ここは湘南徘徊に来た時は、必ず寄る場所です。
kebuちゃん曰く、「ハイタイドじゃないとダメ」らしいので、潮位が上がってくる時間まで頑張ります。
で、３時間キャスト。
潮位が上がっても何もなし。
間もなく満潮なので、最後にさっきの「善い神様」お勧めの河口へ戻りました。
夜明けまで１時間。
今朝のパターンだと下げッパナに夜明けなので、湾奥では最高のタイミングですが・・・
湘南はサーファーが夜明け前から入ってきます。
そのために、朝マズメは釣りが出来ません。
まぁ仕方なし。
堤防を波が越えてくるので、少し後ろからフルキャスト。
で、堤防の先端にルアーを引っ掛けちゃい、ラインブレイクして終了でした。
いや、別に、Ｋｅｂｕちゃんが悪いとは一言も。。。
湘南には２名の神様が居ますね。
善い神様のいう事はさすがです♪
ありがとうございました。
あ、Ｋｅｂｕちゃんは悪くないよ。。。。
えぇ、たぶん。
まぁ、釣果は厳しいですが、久し振りに湘南をガッツリと楽しめました。
何気に今までの釣行では、一番釣れそうな雰囲気でしたが、やっぱりダメ（笑）
でも、釣りしながらkebuちゃんとゆっくりと色んな話しができて良かったです。
これからもマイペースで行きましょう♪
釣りを楽しくする事が出来るのは、自分の力のだけです。
その日の夕方、kebuちゃんからの着信アリ。
怖くて出れませんでした（爆）
【お知らせ】
今月発売のソルト＆ストリームに記事が掲載されます。
ページ数増での、干潟攻略の新しい考え方。
ページ数増での、干潟攻略の新しい考え方。
今月も期待を裏切りません！
ご感想は葉書に書いて、編集部までお願いいたします（笑）
苦情・クレームはお気軽にどうぞ♪
- 2010年11月22日
- コメント(17)
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工藤
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バイトがあれば奇跡です（笑）
やっぱり通って、見えて無いと厳しいですね。
それで得る結果が、湾奥とは雲泥の差と感じます。
今の私のやり方では、釣れても交通事故レベルです。