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村岡昌憲

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ラザミン90の商品紹介&開発記録

  • ジャンル:釣行記
ラザミン90の商品紹介と開発記録


ブルーブルー株式会社

ラザミン90
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長さ:90mm
重さ:8g
フック:#8×2
発売時期:2018年3月下旬〜4月上旬発売予定

開発責任者を務めさせて頂きました。






商品の特徴

 ・I字系微波動ミノー

 ・水平姿勢

 ・軽いのに良く飛ぶ空力設計




I字系微波動とは?

アクションをI字系微波動ミノーと表現しているラザミン。

俺が知っているルアーの中では、今まで世の中に発売されてきたフローティングリップレスミノーの中では最も動かないルアーなのだ。

要するにほとんどアクションしないミノーなのである。

また、このような形状のシンキングペンシルのようにお尻も振らない。

最低限しか水を動かさないように設計している。

だから棒のようにまっすぐと泳いでくる。
それをI字系と定義している。



それがどういうことか。

動かないという事がどういうことか。

それは使ってもらわないとわからないだろうけど、


とんでもなく釣れるのである。




それはなぜか?

人間の目には動いているようには見えないけど、魚から見たら十分動いているからである。

ラザミンの形状は前方向にも後ろ方向にも鋭角的なフォルムをしている。

人間がリトリーブする動きのわずかな変化、リーダーの重さ、スナップとフロントアイのわずかなテンション変化。

というか、完全なる止水域で無ければ、ラザミンは必ず揺れる。

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それは人間から見ていると分からないレベルであるが、水中撮影をして横から見てみると、そのわずかな変化がクイックな挙動となって姿勢変化やボディの揺らぎとなっているのが分かる。

それだけで魚は変化を感じて、ゴミと差別化して食うのだ。

まったく生命感を感じない無、それとわずかに生命体を感じさせる微妙な波動のコンビネーション。

それを微波動という表現にした。


とても細かく動く微振動と誤解されないようご注意願いたい。

だから、ブルブルとルアーが動いていないと釣りに集中できない人には向いていない。





水平姿勢

ラザミンは重心移動方式を採用している。

重心が戻った後は、ほぼセンターバランスのルアーとなる。

ほぼ水平に浮くので、デッドスローにとても強い。

というか、ほっとけメソッドでこんなにバイトが出るルアーはなかなか無い。
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そしてルアーを引っ張ってもルアーが潜ろうとする力がほとんど発生しないので、ほぼ水平姿勢で動く。

緩やかにアクションするスピード(ミディアムスピード)で巻いたときにやや頭下がりになるくらいだ。

デッドスローリトリーブ時はほとんど水平の姿勢で、微波動を出す。






レンジ

ラザミン90のレンジは水面から10cmくらいまで。

シマノ及びダイワ新4000番リールで4秒1回転くらいのデッドスローで巻くと、水面で引き波を出しながら泳ぐ。

そこから少し速くしても水面下1cm、2cm、3cmとかなり細かくレンジが刻める仕様にしてある。

この水面から10cmの世界は1cm単位でバイトの出方が変わる世界。

流れに対してのアップクロスの角度とリトリーブスピードで、水面直下のレンジコントロールが容易にできる設計。

多分、上手い人ほど目から鱗のレンジコントロールの簡単さ。




飛距離

ラザミン90は無風時にPE0.8号で40〜45mの飛距離を出すことができる。

わずか8gのフローティングミノー。

同クラスの同じような物より、5m〜10mは飛ばせる。

バチの釣り、アミの釣り、マイクロベイトの釣りなどで、飛距離の差は顕著に出る。

フローティングなので、巻かないでもレンジが入らないという性能は、湾奥のバチ抜け釣りをやってきた人間ならよく分かるだろう。

同じように、夏場の小サヨリがベイトの時も細身のシルエットでしっかり飛んで、浮いていられるという強みが炸裂するのである。


2018年3月下旬から4月上旬に発売です。

よろしくお願いします。


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使い方

ラザミンの使い方は簡単だ。

一番大事なのは心構えである。上の解説にも書いたが、


人間には動いていないように見えても魚は食ってくる。(むしろよく食う)

この事実を疑っている限り、ラザミンを楽しむ事はできないだろう。

上級者の人だと、今さら何を言ってるやらと思うかもしれないが、キャリアの浅い人でこう思う人は多い。

動かさない釣りを楽しむのがラザミン。

そういう点では、流れの中のほっとけメソッドで釣れるようになったらこっちのもんだ。


キャストは普通に投げてもらえば良し。

8gといった軽いルアーにしてはストレス無く、誰でも飛ばせる。

着水したら、アップクロスや向かい風の場合は最初ロッドを煽ってウェイトを戻す作業をして欲しい。

ウェイトを戻さないまま引くと完全引き波系。バチの時はこれも十分釣れるがあくまで裏技。

しっかりとウェイトを戻してもらいたい。

そこからは超デッドスローで引き波を出しながら引いても良いし、少し巻く速度を速くしてレンジを入れてもいい。
よくて10cmほどしか潜らないので、自分が小気味良いスピードで巻けば良し。



ベイトパターン
イワシやトウゴロウ、水面直下を泳ぐベイトがいるシャローではめっぽう反応が得られる。ナチュラルに流せること、ほぼ水平姿勢で水面下にある状態は、スズキにとっては水面という行き止まりに追い込んだ状態。真下からドーンと出てくる。
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バチパターン
湾奥のバチの釣りなどで運河の流れに対してちょっとアップに投げ込んでデッドスローで誘う場合、そのスピード感で巻くと水面下1から2cmを泳いでくる。このレンジは抜群に強い。水面が盛り上がってバイトしてくる。

慣れたら、流れの中のほっとけメソッドをぜひ試して欲しい。流れがラインを引っ張るわずかな力でラザミンは微波動を出す。それに水面が割れる瞬間を見たら思わずニヤリとするだろう。


ハクパターン
ハク付などで狙う場合は、超デッドスローで引き波を出してしまった方がバイトが出る。魚はハクの集団をずっと見ているので、水面に追い込んでいる状態を作り出すことが重要。


小サヨリパターン
夏場のサヨリ釣りはむしろ少し早めに巻いてレンジを入れてもいいし、引き波をサヨリに合わせて使ってもいい。重要なのはサイズ感と細いことと、サヨリ自体が非常に遅いスピードで泳いでいるってこと。流れに対して、ほぼその場にステイしているので、シンペンだとそのスピードを合わせると沈んでしまって食わない。フローティングは沈まないので、アップでもダウンでも自由自在。



 

開発記録


基本構想は2016年10月にスタート。

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その時のメモが上の写真。

水面直下、揺らぎアクション。

泳ぐのではない、揺らぐ。

そして、このルアーを飛ばす確信的なノウハウがシャルダス様のテールデザイン。

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画像引用先:デザイン思考

シャルダスの時も書いたけど、ラザミンのテールデザインも飛行機の後部デザインと同じ形を採用している。

飛行機の後部は飛行方向に対して常に後方だが、ルアーの後部は飛ぶときは飛行方向に対しては前方である。
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そう考えれば、コクピットがある方のデザインを後部に採用した方が空力が良くなると思うかもしれない。

ところがそれは違う。

なんで違うかはややこしいので説明しないが、はっきりとした理論がある。

開発をやってみればすぐにわかること。

そんなコンセプトでスタートしたデザイン作業が終了し、最初の削り出しサンプルが2017年2月に完成。

江東区の運河で実釣テストした1投目にいきなりヒット。

40cmくらいだけど、嬉しい瞬間。

その時の写真がなぜかない。



その後、初夏から夏の間はアクション作り。

飛距離とアクションを両立させるのが本当に大変だった。
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テールの角度、リップの角度、ウェイトの位置など、繊細なミノーなのでわずかな変化で大きく動きや姿勢が変わる。
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0.1mm違いのモデルをとにかく作って、完璧なる水平浮きや微波動アクションを突き詰めた。


夏が終わる頃には主に関東のメンバーでテストを繰り返した。

工場長、泉龍吾も地方河川で釣り込んだ。
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干潟では山田さんもたくさんの魚を釣って頂いた。
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高橋優介も最終サンプル辺りから参加、飛距離テストを主にやってくれた。
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俺はというと、夏や秋の魚を釣りに行くのでは無く、この春に発売して活躍するための場所で投げ込んでいた。

湾奥のバチの魚なら数千尾は釣っているので、どのようなレンジ、アクション、使い勝手、などなどは完璧に頭の中にある。

だから、春のポイントで春の釣りを真剣にやってた。

釣れなくていいのである。

自分が春によく行くポイントで、納得いく飛距離、サミングやラインの水面の落とし方、そこからの流し方、その時のレンジ、アクション。

全てはイメージ。

だけど、何万回と繰り返したイメージ。

そして納得のいく物ができあがったのが12月。
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そこから金型の製作に入って量産に取り掛かっている。


量産用樹脂は少し比重が違うので、1月はそれの微調整。
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むしろ、削り出しよりも素晴らしいセッティングが出て最高の自信作。

1月から雑誌の取材等で使い出したが、怒濤の大活躍に発売後の皆さんの喜ぶ顔が想像できる。
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お楽しみに!






 

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