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2013 fimoサマフェス 3

  • ジャンル:凄腕参戦記
 
その1
 
その2
 
 
何とか夜明け前に到着。
 
このポイント、沖は南風が入ったらNGだが、狙いどころは風裏だから何とかなる。
 
 
実は3日前に確認に来ていた。
 
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ペンペンがウジャウジャ居るのよ♪
正直言うと、ゴムボートではあんまりデカイのはかかって欲しくないのは事実w
この程度のがちょうど良い。
 
ちなみにその時は、プレッシャーを掛けたくないので、1匹だけ釣って切り上げた。
あとはフック無しのルアーで、チェイスの確認。
 
ついでにシャローのボトムも調べて、シーバスの可能性もチェック。
 
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まぁ、家族との海水浴という偽りの姿で、一人でひたすらプラをしていたようなものですww
 
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嫁をゴムボートで引っ張りながら、コレハイタダキダ!と船上で確信した。
 
ついでに言うと、その1週間前にソルスト「今月の工藤」の取材できて、初出航でペンペンを数匹ほどキャッチしている。
 
要するに、いっぱい居るのよ。
もう、戴いたも同然だw
 
 
1時間の仮眠。
そして夜が明けた。
この場所は2年前から人気の磯遊びポイントになったので、人が来る前にさっさと支度をして出船。
もちろんジョイクラフト製のゴムボート&2馬力。
 
ただ、夜明け直後のシイラって、そんなに良い思いをした事が無い。
TOPのほうが釣れる状況なのに、変にいじくって群れを鎮めることがある。
どちらかと言うと、きちんと太陽が差し込んでからが良い。
 
と言う事で、のんびりと岸沿いを流しながら、朝ごはん食べたりお茶したり。
 
30分ほどかけて、「今日も暑いですなぁ・・・」と確信し、シイラを探しにボツボツと沖へ艇を向ける。
潮目と岬とブイがからむ場所が、この数回で必ずシイラをキャッチしているポイント。
 
ゆっくり走って、15分で付いた。
 
さて釣るか。
 
ルアーはハルシオンシステムのイナセの一番軽いヤツ。
サイコロの2が背中に書いてあるトップ仕様。
 
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115mmのボディーで、水面を横にスライドさせるドックウォークだけではなく、ダイブする幅が広いのが特徴。
そして細身ではない。
去年の秋にシーバスで初めて使い結果が出たが、その時から「こりゃぁシイラに行けるでしょ」と思っていた。
 
そして、今年のシイラは99%をイナセで掛けた。
ペンペンあわせ30~40匹くらいなので大した数ではないが、色々なトップを試しながら久し振りに「ずば抜けてこのルアーは良い」という結果。
今期はベイトに小さい飛魚が多かったのも、影響しているかもしれない。
 
細身が良い時は、ハルシコ105のP83が良い仕事をする。
個人的には、鰯の時はハルシコ105P83で、イナッコや淡水っ気の多い時はイナセに。
 
飛魚って、羽根とったらボラになるんでしょ?
正面から顔見てみ(笑)
 
ブイに向かい、潮と風向きを計算してから、艇を入れる角度を修正する。
せっかくのゴムボート。
 
エンジンを切って余計なプレッシャーをかけないようにする。
 
 
ファーストキャスト。
ブイの横を通せるラインに着水。
 
間を居れずにアクションを入れると、すぐに5m先から背鰭をだしてシイラが飛んできた。
 
あ、あれ?
大きくねぇか!
 
たぶんメーターを越えてるシイラ。
 
しかしこれは乗らず。
 
その後ろに居るはずのペンペンに期待するが、全くでてこない。
 
まぁでも、ちゃんとシイラ居るのは確認できた♪
 
慌てずに次のキャストで、もう少し小さいシイラを狙う。
 
とりあえず、次のブイ。
 
 
ここで今度は記者にヒット。
 
またまた良いサイズのシイラ!
しかも超ダッシュw
 
10m先、ロッドの角度と90度違う位置で、シイラが跳ねてルアーは宙に舞った(笑)
 
久し振りに腹を抱えて笑う。
しかし問題は、魚のサイズが良すぎることだ。
 
あんなの、どうやってキャッチすれば良いのだろう(笑)
 
 
 
さて気を取り直して自分もキャスト。
ペンペンでて来い!
 
 
チョン、チョン・・・
 
チュポン!
 
チョン・・・
 
 
あ、あれ?
コレでペンペンがワラワラ~と来るはずなのだが。
 
位置悪いか?
 
 
少し艇を動かし、角度を変えてキャスト。
 
 
チャポ!
 
チャッ チャッ チャッ チャン
 
 
パシュッ!!
 
よっしゃ、ヒット♪
 
 
 
魚はすぐに下へ入った。
 
あれ~?なんか違うな・・・と思って上がってきたのは、20cmのショゴ!
後ろを数匹がワラワラと付いてきている。
シイラは居ない。

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とりあえず、ナメロウ用にキープw
 
タピオスに変えてショゴを狙おうかと一瞬思ったが、今日はあくまでもシイラを狙う日なので我慢。
 
 
艇を流しながら、またイナセをキャストする。
 
が、出ない。
 
全くでない。
 
あんなに居たペンペンが一匹も居ない。
 
 
ウソ~ン(涙)
なんで?
 
 
少し外に居るのかも・・・と言うことで、ココ数回の鉄板エリアを外して外の潮目を流す。
 
遊魚船に比べ機動力が悪く、視線の低いゴムボートではあまり賢いやり方とは思わないが、とりあえずやってみる。
 
しばらく流すと、沖に鳥山が立った!
しかも横に移動している。
 
 
よ~く見ると、時たまありえない大きさの水柱。
 
何とかいけなくも無い距離なので、とりあえずいく。
 
全開で平行しながら少しずつ距離を詰めて、いつか群れと交差するラインを考える。
 
20分追いかけ、追いつかないことが確定。
鳥山は外に向かっていってしまった。
 
たまに出るあのボイルは、明らかにアレっぽいのだが、本当にこんなに岸から近いところで?
そうすると、ちょっとやる事が変わるなぁ。
 
ベイトはなんだったんだろうか?
 
 
その後、何の反応も無く沖を漂い、諦めの色が出てきた&疲れたので岸へ向かう。
 
一回休憩しよう。
 
あのペンペンたちはどこへ行っちゃったのだろうか。
落胆の色が隠せない。
 
 
記者がカニとフジツボを獲って来た(笑)
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でかしたw
 
昨日のクロアナゴ仕掛けにセットして、ちょっと気休めにエサ釣り。
ぶっちゃけ、もう凄腕諦めかけてるw
 
心が折れるとはこういうのを言うんだな。
 
 
 
しばらくすると、ゴツゴツとアタリが出るが、フックが大きいのか?なかなか乗らない。
シーライドについていたフックが小さいので、二人とも針を変えて再投入。
 
石鯛とか釣れねぇかな・・・wとか良いながら、適度にエサ獲りにフジツボとカニを取られる。
気が付いたら、ナメロウ用にキープしたショゴがバラバラになって、カニを入れていたコンビニ袋に入っていたw
 
カマの部分と内蔵を針にたっぷり付け、流しながら様子をみたらいきなりのビックバイト!
ツララのグリッサンド72が海面に突き刺さり、思いっきりあわせたら一瞬で根に入られた(泣)
 
多分アレだ。
思うにウツボ(笑)
 
 
こうなるとどうにもならん。
去年ルアーでやった時に、散々食らったヤツ。
 
艇を動かして色んな角度に引っ張るが、粘りに粘って結局ラインブレイク。
 
 
同時にエサも切れたので、ショゴを釣りにブイへ戻った(笑)
 
 
で、こんなのが釣れてしまった(汗)
 
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おい、諦めたのに今更かよ・・・
 
 
現在、
ダツ91cm
シーバス36cm
 
合計で127cm
 
予想される優勝ラインは260cm前後。
 
という事は、シイラの100cmを釣れば227cm
 
現在AM10:00ぐらいなので、12:00に上がってひとっ走りして、荒川でシーバスの60cmを入れれば250cm。
 
あれ、ひょっとして、ちょっと見えてくるか?
 
 
凄腕熱が再発(爆)
 
 
シイラシイラ!
とりあえず給油w
 
ココ数回は反応が良くなかった理由で打ってない、ちょっと遠いエリアへ足を伸ばす。
 
 
 
潮目もなんもなく、しかも少し風が出てきて面が荒れている。
でもとりあえずキャストしていたら、突然沖目に飛魚の群れが出た!
 
記者がすかさずミノーをキャストすると、待望のペンペンがワラワラ~と出て来てヒット&即バレ!
 
と思ってフォローを入れたが、あっというまに飛魚の群れは遠くまで飛んで行き、また砂漠のような海になてしまった。
 
 
 
ダツがあるから諦めきれず、もう一度ブイのあるエリアへ返す。
 
しかし2馬力、かなり走るんだな。
カヤックタイプってのも良いのかも。
 
 
幾つか在るブイを、丁寧に打つ。
 
 
ブイ打ちは、ブイの手前にルアーを居れず、必ず奥に入れて通過させることを心がける。
 
チャポ・・・
チャポ・・・
 
 
ズシャ~!
 
来た!
 
またしてもメーターを軽く越えたシイラが、記者のペンシルにヒット!!
 
 
う~ん、ヤバイな・・・
 
これもデカすぎる(爆)
しかもロッドは、グリッサンド77だし。
 
 
ブイから魚を離してオープンウォーターへ船を出したい。
エンジンをかけて散歩状態で5mほど進んだところで、大人しかったシイラが反転して暴れてフックオフ。
 
その数分後。
ふらりと回遊してきたシイラがカヌーに付いた。
 
「う・・・デカイ(冷汗)」と記者が身震いする。
軽くメーター40は超えている。
 
相模湾ではめったにお目にかかれないサイズ。
正直、水面が近いゴムボートだと恐怖感が出る。
 
 
もうコレで今回のこのエリアのパターンが解った。
 
ブイには、数は少ないけどデカイのが入っちゃって、ペンペンは外の飛魚について行っちゃったんだ・・
 
普通は嬉しい話だけど、今回は呆れてしまう現象(爆)
 
 
次のひと流しで、イナセに強烈なバイト。
これも確実に130オーバー。
 
2号のPEでグリッサンド72にあわせたドラグは、一回も止まることがなく悲鳴を上げている。
 
ロッドを立てたが、数秒後にブレイクした。
 
30lbのリーダーの途中で切れている。
恐らくブイのワイヤーに摩られたか、さっきの餌釣りで傷つけていたか。
 
 
くっ・・・
 
天を仰ぐ
 
 
 
運ではない。
 
実力が足りない。
そういうのを想定できていなかった。
 
 
「それ甘いよね」という事だ。
 
 
 
もう一回、一番沖側にあるブイへ行くが、風は徐々に強まってウネリを伴ってきた。
 
ウサギも跳ねる。
 
そのブイの位置は岬の外になるので、海の様子が全然違う。
たった100mなんだけどね。
 
風上へ向かうので、まぁ帰れないという事は無いが、釣りになるかは微妙。
 
それでも行きたいから行ったが、数キャストで流されたので、そのままの流しでラストとした。
 
当然、こうなるとシイラは出ない。
 
変わりにショアラインのサラシが気になるが、今日は諦める。
この辺りが2馬力の限界。
 
無理すれば、すぐに死ねる。
 
 
湾の内側は、別世界。
 
ゆれる脳みそのまま、ちゃっちゃと撤収し、海を眺めて一息つく。
 
 
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凄腕、諦めた。
 
もしあのシイラが獲れてたら
クロアナゴの時期がもう少し遅ければ
南風が吹かなければ
シーバスが普通のサイズでも良いから釣れてれば
 
タラレバはキリがない(笑)
 
お盆最終日に伊豆の渋滞が無い分けない。
ボロボロの私に代わって、記者が運転してくれた。
 
途中で久保田さんから電話をもらい、「もうダメです」と宣言。
同じ空の下、私は東伊豆で久保田さんは西伊豆と、それぞれにターゲットを追っていた。
 
 
 
 
疲れた体に、平塚の花水ラオシャンのタン麺が凄く優しい。
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そこでバッタリと、庄三郎で凄腕を狙っていた、たつろー君ご一行様と。
椙尾君も居たので、あのボイルの話をしたら、「それ、間違いなくマグロですよ。毎年あのラインに出るんです!」と。
 
今日の準備じゃ挑めないけど、いつか必ず手を出したい。
大会はダメだったけど、収穫が多い釣りを沢山した。
 
 
ウェイインできてなくても、サマフェスは凄く楽しめた。
人に楽しみ方を分けてもらうんじゃなく、自分の五感全てを使って「楽しみを見出せるか?」だと思う。
 
 
文句を言うだけなら誰でも出来るが、実際にフィールドへ足を運んで遊んだ人間は楽しめていることに、一番大きな意味が在る。
 
全ての参加者の皆様、お疲れ様でした星野さん、カラスさん、キャスティング斉藤さん、記者さん、本当にありがとうございました!
 
 
 
■あとがき
 
2013 fimoサマフェスは、上位を九州勢が独占
 
おめでとうございます♪
 
でな、思うに、これで不公平だとか言って、運営はレギュレーションを変える様なことをしないで欲しい。
 
今回やって思ったけど、関東でも十分に勝負は出来る土壌はしっかりと在る。
後はアングラーがやるかどうか。
 
個人的には、今年変更になってしまった「ヤガラの尻尾」も入れて欲しいくらいなのだ。
 
勝てないから不公平だというのではなく、その強い相手に挑むから楽しいし、結果が出たら嬉しいはず。
そういう競技の本質を、運営側も理解するかどうかだと思う。
 
来年も頑張ります。
ねぇ、久保田さんw
 
すでに作戦も練っている。
 
やはりバラムツだろうか(爆)
 
 
 

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