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▼ ロッド選びのイロハ ストローガイド
- ジャンル:日記/一般
今回は、ツララで採用されているストローガイドの話し
・ストローガイドについて
ガイドメーカーが推奨するガイドセッティングとの違いは主に3つあります。
それは「数が多い」「バットガイドが近い」「径が小さい」です。
根本的な狙いは、リールから放出されるラインの暴れを、徐々にではなく早期に収束させ、そのまま真っすぐにその後のガイドを通過することで抵抗を減らすという考えです。
要するに、ラインを常に暴れないようにする為に、バットガイドで一気にチョーク(スプール形状で輪っかになって放出されるラインをまっすぐにする仕事)し、ガイド間隔を狭く(数を増やす)し、なおかつ径を小さくする事でその後もラインが暴れないようにし、ガイド接触時の抵抗を「トータルで減らす」事を目的としたセッティングです。
糸癖のつくスピニングのナイロンラインの場合は、やはり径は大きくしてその巻き癖を「徐々に無くしていく」のが理想ですが、腰の無いPEラインの場合は放出直後にスプール径よりも小さく「直ぐにまとめる」方がリールから複数のガイドを通過してティップに至るまでの「トータル抵抗値」が少なくなるのではないかという事です。
実はこのセッティングは、もう何年も前の89スピニングの開発時からトライしていました。
その結果、どうなったか(メリット/デメリット)というと、まずはデメリットから言うと、「老眼にはきつい」という事が判りました。
釣りを始める前のガイドを通すという儀式は、苦痛を伴います。
特に「通し忘れ」に気が付いた時は、気絶しそうになります。
ではメリットはというと、圧倒的に横風時のキャストの安定感、これは距離も精度も両方に向上が見られました。
特にスピニングで横風を受けると、ガイドとガイドの間、またはリールとバットガイドの間に、おおきなラインのたわみが出来るのを見たことが在ると思いますが、あれが劇的に減ります。
その結果、キャストだけではなくリトリーブ(ルアー操作時)の感度が著しく向上します。
ちなみにこの感度とは、バイトを取るとか流れを感じるというのではなく、ルアーの操作感の感度です。
クルマで言うと、ハンドルを小さくした時と似ています。
全体的にシャープに反応する方向で、結果的に糸の先で起きている事へのアングラーの対応速度があげられます。
判り易く言うと、サーキットでのバケットシートと普通のシートぐらい違います。
ラインへのホールド感が桁違いで、スピニングなのにベイトっぽい操作感が発生します。
え?わかりにくい?
また、ライントラブルが超減ります。
一般的なティップがらみ、またラインがモモるスピニングでのバックラッシュ、この2つの現象が減りました。
ただ、ラインを出してルアーをプラプラさせた状態でロッドを立てた時には、ガイド数が多いのでラインを拾ってしまう事は避けられず、また横着してルアーを振り回して解こうとするとたいがいは失敗します(笑)
なお、飛距離に関しては、「あまり変わらない」という評価です。
ストローを試されたテスターの中には、「すごく飛ぶ」という評価を出した人もいますが、私個人的には「すごく飛ぶようになった」という感想はもっていません。
トータル抵抗数は減っているかどうかは判りませんが、±0(プラスマイナスゼロ)でした。
同一ブランクでガイドのみ変更の比較を、n100ぐらいはやった結果ですから、まぁそんなに間違いはないと思ってます。
ただし、これは「無風では」の話し。
横風時は多分、いつもより飛んでます。
しかも安定して。
理由は前出している、ガイド間のたるみが全くなくなる事の影響ではないかと。
しかしこれは感覚の話しなのであり、数値のエビデンスは有りません。
なぜならば、風は常に同じ条件で吹かないからです。
環境が違うのに、比較テストはできません。
という事で、去年から老眼っぽい現象が出た私としては、非常に悩んだのですがメリットが大きいストローガイドを選択しました。
何分見慣れないので、保守的なアングラーである私には「違和感の塊」としてカッコ悪いなぁ~と思ってましたが、何年もテストしていると普通のガイドを見ると「なんかガイド少なくね?」と思うようになりました。
慣れちゃったという事です(笑)
でも、さっきも書きましたが、「ガイドは方向性の一つ」なのです。
ブランクがあり、それをどういう方向で生かしていくか、使い切っていくか、その考え方の表れですから、きっとまだまだ別の答えが在ると思われます。
もちろん、今月発売の89ベイトと来春リリース予定になっている91スピニングでは、同じストローでもセッティングは異なります。
ブランクが変われば、位置も数も径も変わります。
理想の抜け方と、ブランクの使い方を探すには、けっきょくは多くのテストを要します。
現段階での一つのチャレンジとして、ストローガイドは面白いと思いますし、きっとこの先もまだまだやっていく事は在るはずです。
それはまだこの先の話しだし、未来から見れば今は過去です。
以上、ガイドについてでした。
これこそ答えのない世界であり、今後も面白いジャンルだという話し。
次は見た目の話し。
・ストローガイドについて
ガイドメーカーが推奨するガイドセッティングとの違いは主に3つあります。
それは「数が多い」「バットガイドが近い」「径が小さい」です。
根本的な狙いは、リールから放出されるラインの暴れを、徐々にではなく早期に収束させ、そのまま真っすぐにその後のガイドを通過することで抵抗を減らすという考えです。
要するに、ラインを常に暴れないようにする為に、バットガイドで一気にチョーク(スプール形状で輪っかになって放出されるラインをまっすぐにする仕事)し、ガイド間隔を狭く(数を増やす)し、なおかつ径を小さくする事でその後もラインが暴れないようにし、ガイド接触時の抵抗を「トータルで減らす」事を目的としたセッティングです。
糸癖のつくスピニングのナイロンラインの場合は、やはり径は大きくしてその巻き癖を「徐々に無くしていく」のが理想ですが、腰の無いPEラインの場合は放出直後にスプール径よりも小さく「直ぐにまとめる」方がリールから複数のガイドを通過してティップに至るまでの「トータル抵抗値」が少なくなるのではないかという事です。
実はこのセッティングは、もう何年も前の89スピニングの開発時からトライしていました。
その結果、どうなったか(メリット/デメリット)というと、まずはデメリットから言うと、「老眼にはきつい」という事が判りました。
釣りを始める前のガイドを通すという儀式は、苦痛を伴います。
特に「通し忘れ」に気が付いた時は、気絶しそうになります。
ではメリットはというと、圧倒的に横風時のキャストの安定感、これは距離も精度も両方に向上が見られました。
特にスピニングで横風を受けると、ガイドとガイドの間、またはリールとバットガイドの間に、おおきなラインのたわみが出来るのを見たことが在ると思いますが、あれが劇的に減ります。
その結果、キャストだけではなくリトリーブ(ルアー操作時)の感度が著しく向上します。
ちなみにこの感度とは、バイトを取るとか流れを感じるというのではなく、ルアーの操作感の感度です。
クルマで言うと、ハンドルを小さくした時と似ています。
全体的にシャープに反応する方向で、結果的に糸の先で起きている事へのアングラーの対応速度があげられます。
判り易く言うと、サーキットでのバケットシートと普通のシートぐらい違います。
ラインへのホールド感が桁違いで、スピニングなのにベイトっぽい操作感が発生します。
え?わかりにくい?
また、ライントラブルが超減ります。
一般的なティップがらみ、またラインがモモるスピニングでのバックラッシュ、この2つの現象が減りました。
ただ、ラインを出してルアーをプラプラさせた状態でロッドを立てた時には、ガイド数が多いのでラインを拾ってしまう事は避けられず、また横着してルアーを振り回して解こうとするとたいがいは失敗します(笑)
なお、飛距離に関しては、「あまり変わらない」という評価です。
ストローを試されたテスターの中には、「すごく飛ぶ」という評価を出した人もいますが、私個人的には「すごく飛ぶようになった」という感想はもっていません。
トータル抵抗数は減っているかどうかは判りませんが、±0(プラスマイナスゼロ)でした。
同一ブランクでガイドのみ変更の比較を、n100ぐらいはやった結果ですから、まぁそんなに間違いはないと思ってます。
ただし、これは「無風では」の話し。
横風時は多分、いつもより飛んでます。
しかも安定して。
理由は前出している、ガイド間のたるみが全くなくなる事の影響ではないかと。
しかしこれは感覚の話しなのであり、数値のエビデンスは有りません。
なぜならば、風は常に同じ条件で吹かないからです。
環境が違うのに、比較テストはできません。
という事で、去年から老眼っぽい現象が出た私としては、非常に悩んだのですがメリットが大きいストローガイドを選択しました。
何分見慣れないので、保守的なアングラーである私には「違和感の塊」としてカッコ悪いなぁ~と思ってましたが、何年もテストしていると普通のガイドを見ると「なんかガイド少なくね?」と思うようになりました。
慣れちゃったという事です(笑)
でも、さっきも書きましたが、「ガイドは方向性の一つ」なのです。
ブランクがあり、それをどういう方向で生かしていくか、使い切っていくか、その考え方の表れですから、きっとまだまだ別の答えが在ると思われます。
もちろん、今月発売の89ベイトと来春リリース予定になっている91スピニングでは、同じストローでもセッティングは異なります。
ブランクが変われば、位置も数も径も変わります。
理想の抜け方と、ブランクの使い方を探すには、けっきょくは多くのテストを要します。
現段階での一つのチャレンジとして、ストローガイドは面白いと思いますし、きっとこの先もまだまだやっていく事は在るはずです。
それはまだこの先の話しだし、未来から見れば今は過去です。
以上、ガイドについてでした。
これこそ答えのない世界であり、今後も面白いジャンルだという話し。
次は見た目の話し。
- 2020年10月16日
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老眼問題はリーダーを太くすることで解決、リーダーはショートリーダーにしてガイドの外にノットを出しています。スタッカート86すげーいいですね。ジョイクロが楽勝で投げられて感動しました。
ぱんこ
福岡県