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▼ 黒潮とスズキの生息域
- ジャンル:日記/一般
GW中の話し。
失意の磯を終え、翌日は楽しみにしていたBBQ。
毎年、嫁様の元同僚が大勢で、師匠さんの家に押し掛けてる。
みんな子供を連れてくるので、結構にぎやかなパーティーになる。
この子たちの中から、将来イルカのお姉さんが生まれるかもしれない。
また、これも恒例の裏山にのぼってタケノコ狩り。

今年もありがたく、山の幸を戴く♪
さて、この会を私が何で毎回楽しみにしているかというと、それは嫁様のお師匠さんからイルカの生態学的な話を聴くことができるからなのだ。
氏はその道の第一人者であり、調べても出て来ない知識(これを経験という)が豊富であり、自分が釣りをしている上で感じた疑問を解くためのヒントを、たくさん持っている。
今回は黒潮を挟んだ、右左岸の海の生態について。
イルカにとっての回遊と捕食は、この黒潮がどう影響しているのか。
何でこんなことを聞くかというと、沖縄本島のシーバスを釣る為である。
先日、何気なく地図を見ていて気が付いた事がある。

赤はマルスズキの生息域。
青は、マルとヒラスズキの生息域。
注意してほしいのは、伊豆諸島や大隅諸島。
この海域は、なぜかごく近い隣合った島でも、スズキが「居る」「居ない」の差がはっきりと出ることが多いのだ。(但し、多少の捕獲はまれにある)
これはけっこう昔から、シーバスをルアーで狙っているアングラーの間では話題になる。
スズキが沿岸性の魚であることは、疑いようのない事実。
そこに黒潮の流域を当てはめれば、なぜたった数キロしか離れていないのに、なぜスズキが居ないかが良くわかる。
黒潮とは、生命感が無い広大な海原を流れる、巨大な川。
その際にはたくさんの命が集まるが、その右岸と左岸では大きく生態系が異なる。
左岸は大陸があり、右岸は不毛の大海原。
多くの生き物を育む生態系のピラミッドは、数少ない島々にかろうじて寄り添いながら成立するのだ。
もちろん島は大きいほど、生物層は豊かになる。
雨水をたたえ、淡水生の生物層と海水性の生物相が交じり合えばなお良い。
さて、沖縄本島はどうなのか。
・・・・ すげぇ、外れてますがな(爆)
俺、てっきり黒潮は、沖縄の南側を北上すると思ってた。
違うのね。
黒潮は、沖縄本島の北を流れ、蛇行しながら奄美とトカラの間をS字で抜けて、鹿児島先端から銚子へ抜けていく。
黒潮を挟んで、赤道側(右岸)は大陸棚近海とは生物相ががらりと変わる。
これが台湾にスズキは居るけど、沖縄本島にスズキが居ない理由だ。
また、久米島で2匹捕獲されている理由が、なんとなくわかる。
ただし・・・
ただし・・・がある!
黒潮は、数百キロレベルで蛇行のブレを起こす。
その時に、その島が左岸側になれば、一瞬でもスズキの生息域と被ることになる。
やがて黒潮の蛇行が元の流れの位置に戻る時、その島の沿岸の潮の関係ない位置にいたスズキは、取り残されてそこに生息することとなる。
このような実態は、関東沖合の黒潮の蛇行では頻繁に発生している。
千葉のヒラスズキが伊豆で釣れるのはそういう事。
また、ブリやヒラマサの釣れ方にも、此の考えは大きく影響をする。
おそらく、沖縄本島でも、この蛇行による生物学的海域のチェンジ起きていると思うのだ。
では、その時に・・・
という事で、前々回のブログに書いた、北部の可能性の話しにつながるのであり、そこを調査のよりどころにしようかと思う。
次回調査は7月を予定。
今年はとにかく一人でも突き進み、来年は犠牲者を捕まえて挑もうかなと思っている。
たまに自分がアホに見えてくる。。。
失意の磯を終え、翌日は楽しみにしていたBBQ。
毎年、嫁様の元同僚が大勢で、師匠さんの家に押し掛けてる。
みんな子供を連れてくるので、結構にぎやかなパーティーになる。
この子たちの中から、将来イルカのお姉さんが生まれるかもしれない。
また、これも恒例の裏山にのぼってタケノコ狩り。

今年もありがたく、山の幸を戴く♪
さて、この会を私が何で毎回楽しみにしているかというと、それは嫁様のお師匠さんからイルカの生態学的な話を聴くことができるからなのだ。
氏はその道の第一人者であり、調べても出て来ない知識(これを経験という)が豊富であり、自分が釣りをしている上で感じた疑問を解くためのヒントを、たくさん持っている。
今回は黒潮を挟んだ、右左岸の海の生態について。
イルカにとっての回遊と捕食は、この黒潮がどう影響しているのか。
何でこんなことを聞くかというと、沖縄本島のシーバスを釣る為である。
先日、何気なく地図を見ていて気が付いた事がある。

赤はマルスズキの生息域。
青は、マルとヒラスズキの生息域。
注意してほしいのは、伊豆諸島や大隅諸島。
この海域は、なぜかごく近い隣合った島でも、スズキが「居る」「居ない」の差がはっきりと出ることが多いのだ。(但し、多少の捕獲はまれにある)
これはけっこう昔から、シーバスをルアーで狙っているアングラーの間では話題になる。
スズキが沿岸性の魚であることは、疑いようのない事実。
そこに黒潮の流域を当てはめれば、なぜたった数キロしか離れていないのに、なぜスズキが居ないかが良くわかる。
黒潮とは、生命感が無い広大な海原を流れる、巨大な川。
その際にはたくさんの命が集まるが、その右岸と左岸では大きく生態系が異なる。
左岸は大陸があり、右岸は不毛の大海原。
多くの生き物を育む生態系のピラミッドは、数少ない島々にかろうじて寄り添いながら成立するのだ。
もちろん島は大きいほど、生物層は豊かになる。
雨水をたたえ、淡水生の生物層と海水性の生物相が交じり合えばなお良い。
さて、沖縄本島はどうなのか。
・・・・ すげぇ、外れてますがな(爆)
俺、てっきり黒潮は、沖縄の南側を北上すると思ってた。
違うのね。
黒潮は、沖縄本島の北を流れ、蛇行しながら奄美とトカラの間をS字で抜けて、鹿児島先端から銚子へ抜けていく。
黒潮を挟んで、赤道側(右岸)は大陸棚近海とは生物相ががらりと変わる。
これが台湾にスズキは居るけど、沖縄本島にスズキが居ない理由だ。
また、久米島で2匹捕獲されている理由が、なんとなくわかる。
ただし・・・
ただし・・・がある!
黒潮は、数百キロレベルで蛇行のブレを起こす。
その時に、その島が左岸側になれば、一瞬でもスズキの生息域と被ることになる。
やがて黒潮の蛇行が元の流れの位置に戻る時、その島の沿岸の潮の関係ない位置にいたスズキは、取り残されてそこに生息することとなる。
このような実態は、関東沖合の黒潮の蛇行では頻繁に発生している。
千葉のヒラスズキが伊豆で釣れるのはそういう事。
また、ブリやヒラマサの釣れ方にも、此の考えは大きく影響をする。
おそらく、沖縄本島でも、この蛇行による生物学的海域のチェンジ起きていると思うのだ。
では、その時に・・・
という事で、前々回のブログに書いた、北部の可能性の話しにつながるのであり、そこを調査のよりどころにしようかと思う。
次回調査は7月を予定。
今年はとにかく一人でも突き進み、来年は犠牲者を捕まえて挑もうかなと思っている。
たまに自分がアホに見えてくる。。。
- 2017年5月30日
- コメント(2)
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- TEAM9
ご無沙汰しています。
身内が伊豆七島の離島に行っているんですが、
(http://www.fimosw.com/u/tamakichi/2snyhhtvzdz4bn)
つい先日、いつも釣れるタカベという魚に混じってグルクンが釣れたそうです。島人によれば無い事もないけど珍しいとの事。
当然これも黒潮が関係したことでしょうからおもしろいですね。
スズキに関係なくてすみません(;^_^A
タマキチ
東京都