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訃報

  • ジャンル:ニュース
ハルシオンシステムで多くのルアーを生み出した、楠ノ瀬直樹氏が亡くなりました。
 
知人や親しい人が亡くなった事を、ブログで書くことに抵抗がありました。
悲しみを表現する言葉を知らないので。
 
イタリア、サンマリノの事故の時も、彼を知る多くのファンが悲しみの言葉をWeb上で繰り返すのを見て、どうしても同じように言葉を連ねることができませんでした。
あの時はむしろ一部の「生前に仲良かった」という言葉から発するキレイごとに嫌悪感すら覚えてしまいました。
 
本当に悲しい人々だけではなく、人の悲しみをネタにして自らを売り込む。
そういうのを許せない自分もいます。
 
でも、少し気持ちが変わりました。
直樹さんが亡くなったことをブログで知らせることで、氏を知らなかった人たちが、その多くの功績に触れる切欠になるんじゃないのか・・・と思ったからです。
 
楠ノ瀬って誰?と思いでしたら、ぜひ一冊の本を手に入れてみてください。
 
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先ほど友人と話していて、「本当のホンモノが居なくなっちゃいましたね」という言葉が出たのですが、たしかにもう「ああいう形で表に出るホンモノは時代が許さない」かもしれません。
 
直樹さんが残したものは、ルアーだのなんだの道具だけではなく、むしろ「釣り人としての姿」だったと思います。
それを、私たちは継承していく事で、大切なものを守っていく事ができます。
 
ありきたりな言葉ですが、直樹さんと接してきた私たちには、しっかりと氏の言葉や想いが残され引き継がれているのです。
 
人が亡くなることは、悲しいことです。
でも、生きている人間が次へ伝えていく事は、無限に続くループの中の責務かも知れません。


 
ここ数日、訃報を知った沢山の人たちから連絡を頂いてます。

悲しみと、バカ話し。

久しい人と人をまた結びつける。
それを優しかった直樹さんの、最後のエールとして受け取ろうと思います。
 
ありがとうございました。
 
 
 
 
 

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