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▼ レーシングスピリッツ
- ジャンル:車・バイク
先日、M氏に呼び出された。
M氏とは20年来の友人でもある。
プライベートの付き合いもあれば、仕事上での付き合いもあるM氏ではあるが、最も長い付き合いは何かといわれると、実はモータースポーツつながりである。
そのM氏が唐突に口を開いた。
「優勝したい」
は?
なに?
「何が何でも優勝したいの!」
はぁ・・・何言ってん?と問いただすと、どうやら去年出たカート耐久レースの話しのようだ。
そう、M氏とは、去年チャリ君と3人で組んで参加した、新東京サーキットで行われたカート耐久レースでの、チームオーナーなのである。
前回は2位だった。
まぁ、午前のレースが終わってからのハンデが付き、ごちそうさまの2位ではあったけど。
参照 https://www.fimosw.com/u/yasutakak2/pgfhpcvv32n3dz
実はM氏、去年の前の大会も2位だったらしく、今度こそはどんな手を使ってでも優勝したいのだと燃えている。
で、オファーをありがたく戴いたと。
あ、そういえば、去年参加者を呼び掛けた時に、釣り業界にいるクズみたいな元レーサーが沢山いて、来年は誘ってよ!って言ってたっけなぁ・・・
それを思い出して、「まだ何名かエントリーできるんかい?」と聞けば、何とすでに120名越えで隙間が無いのだとか。
え?じゃぁ今回は誰と組むの?
この大会って、人数少ないと知らない人とかと組まされるんじゃなかったっけ?基本5人一組で。
「心配いりません。今回は超助っ人を3名準備しました。優勝するために完璧な布陣です。」
あ、あそう(汗)
目が笑ってないよこの人・・・
そうして迎えた秋の新東京サーキット。
もちろんこの一年、レーシングスピードでのサーキット走行はゼロだ。
だけど、去年たっぷり走ってコースも慣れたことだし、今年こそは本物カートレーサーに真っ向から勝負を挑める走りをしたいなぁ・・・・なんて思っていた。
の、だが、しかし・・・
なんと、今年の春にコースレイアウト変更という、全て最初からやり直しという事件(笑)
しかも今回は参加チームが多く、ある程度サーキット走れるメンバーのチームは、貸出車両がいつものレンタルカートではなく、まさかのホンモノカートになってしまうという悲劇。
これは、GT300とGT500ぐらいの差が出る代物らしい。
(乗ったことないから良く判らんがw)

これはヤバいと思って、初めてサーキットへ連れてきた凪チンと一緒に、まだ誰も来ていない新東京サーキット、それもニューレイアウトのコースを歩いて下見する。
しばらくして今回のチームメイトの三人が到着し、はじめましてのご挨拶をして、もう一度コースを歩く。

話を聞くと、M氏がお世話になっている某研究所(カーメーカー関係)のつながりのホンモノ4輪ドライバーだとか。
カートは平塚のコースで大会主催したりして、けっこう乗り込んでいる上に、あるコースではレンタルカートのコースレコードも持っているらしい。
なるほど。
M氏が「絶対に優勝したい」というだけはある。
あとは私とM氏がそつなくこなして、周回を稼げばいいのだねと。
あとはハンデをもらうために、いかに姑息に午前中を乗り切るかだねと、チームミーティングもすぐに終了。
さて、先ほどから「ハンデ」という言葉を使ったが、その説明をしておこう。
実はこのレース、午前中に60分耐久レースを行い、そこでタイムが良いチームにはマイナス周回数のハンデを課されてしまう。
これは様々なレベルの参加者が参加する大会を面白くしようというルールであり、それに賛同して本当にピンからキリまでのレベルの人が参加するレースなのだ。
ただ、そのハンデのつけ方はけっこう絶妙で、なんだかんだ上位は接戦にはなるのが笑えるところで、よくある「ヤル気が無くなるハンデ戦」とは違い、ちゃんと戦えるのがとても面白いレースとなる。
そして午後に行われる本戦は、その壮絶なハンデを乗り越えなければ優勝はかなり厳しいものになるのも、ある程度早いドライバーが揃ったチームには仕方のない事でもある。
M氏、「どんな手を使ってでも優勝したい」には、このハンデの使い方ももちろん含まれ、とにかく午前のレースでは「目立たない」「壊さない」「順位上げない」が必須となる。
ちなみに、勝ちたい連中は、何気にみんな似たようなこと思っている節があるが、本物カート屋さんたちは順位どうこうよりもぶっちぎっていくのが常だ。レーサーとしての本能が最優先されるのは、自分も昔ならばそうしたという想いもあり気持ちが良い。
ただ、今回は「優勝がしたい」が仕事w
そして迎えた午前のレース。
よ~いドンで始まった段階で、正直言ってM氏の野望は吹き飛んだ。
助っ人1が速すぎた(笑)

カートでは珍しい?ルマン式スタート
直後、2周目にはトップに立ち、そのまま本物カート屋さんたちと4つ巴のガチレース。

トラフィック(周回遅れ)が出てきた時点で処理の上手さも際立ち、気が付けば前回ぶっちぎっていたチームとのマッチレース状態になる。
おい、良いのか?午前中にこれで?とM氏を見ると、もはや「こうなったらもうダメです」の表情。
ドライバーチェンジして助っ人2→助っ人3→私→M氏でつなぐが、助っ人が三人とも速すぎる(笑)
どうする?ピットインさせてお茶でも飲むか?と聞くが、「いや、もう無理です。みました?助っ人1がレースレコードまで出してますよ(涙)」と、まさかの展開。
いや~、早いってことは良いことだ。
もういっそのこと、へんでで優勝だのではなく、ガチンコ勝負で「イバン速かったチーム」狙った方が良いんじゃねぇかと・・・
しかし実はそれを阻害する問題が一つ。
何気に、M氏と私が地味に遅い(爆)
私の遅いポイントはズバリ、レイアウト変更になったコース前半部で、高速セクションからテクニカルセクションに切り替わる部分。
単発のヘアピン等はそんなに離される感じはないのだけど、とにかくこの区間の遅さが半端ない感じ。
シビックで昔レースに出た時も感じたけど、こういう区間はちゃんと4輪の基礎が判ってないとダメね。
助っ人1が色々アドバイスをくれたけど、それ以前に自分の中にあるスピードレンジが到達できてないイメージで申し訳ない。
そして終えた午前のレース。
順位は4位(ピットイン回数を増やした)だが、レースレコード(そのレースで一番早いタイム)を取っている。
はて、これでハンデなんてもらえるのだろうか?
お昼休憩を挟んで、午後の決勝レースが始まる。
ハンデは超絶なマイナスハンデを戴いた(笑)
もう仕方なし。
あとは精一杯走るだけ?

オフィシャルよりブーイングいただきながらも撮ってきましたよ♡
初めてのサーキットに、凪チンは大満足♪

よーいドンは後ろからスタートにも拘らず、3周目にはトップ集団に追いつく。
助っ人三人は相変わらず絶好調で、レーシングスーツに身を包んだ恐らく全日本も走っていたであろうドライバーに、軽く後ろからバンパーぶつけるレベル。
先頭に立てば、イエローフラッグ(その先でクラッシュがあるから追い抜き禁止の旗)の為の後続車制止サインを出す余裕度。
周回を重ねてトラフィックが発生し、いよいよぐちゃぐちゃになってからのドライバー交換でも、常に最速ホンモノチームとの緊張した展開は続いた。
が、しかし、やはり私とM氏のタイムが上がらず、助っ人が作ったマージンとの引き算を計算しても、このままでは追いつくのが厳しい状態で、ちゃんとレースやってるレベルの上位5チームの中で順位が目まぐるしく変わる。
ただ、1位のチームは一番遅いドライバーでも確実に私より早いタイムなので、2巡目もこのままでは厳しいのは解かっている。
う~ん、このままではじり貧で、下手したら3位も危ういかも。
という事で、走行時間とタイムを計算しなおして、最後にエースドライバー投入して順位を上げる作戦を立てた。
私は、とにかく少しでも今よりタイムを上げる事が仕事。
耐久ってのはそういうものだ。
最後の順番が来て、とにかくめい一杯走った。

いい子ちゃんで繋ぐために「落ちついて冷静に」のリミッターを設けていたが、今回はそれを外して走った。
おかげで3台ほど弾き飛ばしてしまった(自分のライン主張は常識の範囲内)が、まぁ仕方なしという事で。
その後、M氏からエースドライバーへとつなぎ、今回も無事にレースを終える事となった。
結果、2位だった。

トップとは1LAP差。
180分走ってこの差に居られたのは、助っ人三人の実力のおかげ。
表彰式が始まり、マイナスハンデもあって残念だけど今回は入賞はできなかった。
それ以上に、自分が足を引っ張ったことの方が、かなりショックが大きい。
初めてのコース、初めてのレーシングカート、そういう言い訳がいくらでもできるかもしれないけど、自分の中ではっきり感じた一つの空気があって、レーシングドライバー(もしくはライダー)として決定的なデスゾーンが今回のレースでは見え隠れした気がする。

一番大事なのは、「負けたくない」という気持ちが、意識せずに湧き出る事だと思う。
どんな遊びのレースでも、「仕方ないよ」とか、「頑張ったね」とかは要らないのだ。
レースとは、「速いがエライ」を決める場所であるから、「自分が速い」の証明に意欲を持つのは最低の条件でもある。
今回、ドライビング中に、何回も「攻めてない」という事に気が付かされた。
選手権に身を置いている時は、持っているスピードレンジが勝手にそこに行くので、「攻めてなくても慣れでソコソコの位置に居れる」のだろうが、日常的に落ちたスピードしか持たない状態では、相当に攻めていく姿勢はレースをやるうえで絶対に必要なものだ。
ありゃ、ちょっとヤバい?と思いながら、走っていた。
これは、引退した最後のレースの時と同じ状態での精神状況だったりする。
確かにあの時、2位ではあったけど、18周がとてつもなく冷めた時間でもあった。
すこし考えてしまう。
改めて、競技ベースにどうやって持っていくかは、ある意味で自分の30年(15才からのレース人生)との葛藤かも知れない。
最近、良い子になりすぎか?

つうか、釣りの方が燃えるから、レース引退したんだけどなw
M氏とは20年来の友人でもある。
プライベートの付き合いもあれば、仕事上での付き合いもあるM氏ではあるが、最も長い付き合いは何かといわれると、実はモータースポーツつながりである。
そのM氏が唐突に口を開いた。
「優勝したい」
は?
なに?
「何が何でも優勝したいの!」
はぁ・・・何言ってん?と問いただすと、どうやら去年出たカート耐久レースの話しのようだ。
そう、M氏とは、去年チャリ君と3人で組んで参加した、新東京サーキットで行われたカート耐久レースでの、チームオーナーなのである。
前回は2位だった。
まぁ、午前のレースが終わってからのハンデが付き、ごちそうさまの2位ではあったけど。
参照 https://www.fimosw.com/u/yasutakak2/pgfhpcvv32n3dz
実はM氏、去年の前の大会も2位だったらしく、今度こそはどんな手を使ってでも優勝したいのだと燃えている。
で、オファーをありがたく戴いたと。
あ、そういえば、去年参加者を呼び掛けた時に、釣り業界にいるクズみたいな元レーサーが沢山いて、来年は誘ってよ!って言ってたっけなぁ・・・
それを思い出して、「まだ何名かエントリーできるんかい?」と聞けば、何とすでに120名越えで隙間が無いのだとか。
え?じゃぁ今回は誰と組むの?
この大会って、人数少ないと知らない人とかと組まされるんじゃなかったっけ?基本5人一組で。
「心配いりません。今回は超助っ人を3名準備しました。優勝するために完璧な布陣です。」
あ、あそう(汗)
目が笑ってないよこの人・・・
そうして迎えた秋の新東京サーキット。
もちろんこの一年、レーシングスピードでのサーキット走行はゼロだ。
だけど、去年たっぷり走ってコースも慣れたことだし、今年こそは本物カートレーサーに真っ向から勝負を挑める走りをしたいなぁ・・・・なんて思っていた。
の、だが、しかし・・・
なんと、今年の春にコースレイアウト変更という、全て最初からやり直しという事件(笑)
しかも今回は参加チームが多く、ある程度サーキット走れるメンバーのチームは、貸出車両がいつものレンタルカートではなく、まさかのホンモノカートになってしまうという悲劇。
これは、GT300とGT500ぐらいの差が出る代物らしい。
(乗ったことないから良く判らんがw)

これはヤバいと思って、初めてサーキットへ連れてきた凪チンと一緒に、まだ誰も来ていない新東京サーキット、それもニューレイアウトのコースを歩いて下見する。
しばらくして今回のチームメイトの三人が到着し、はじめましてのご挨拶をして、もう一度コースを歩く。

話を聞くと、M氏がお世話になっている某研究所(カーメーカー関係)のつながりのホンモノ4輪ドライバーだとか。
カートは平塚のコースで大会主催したりして、けっこう乗り込んでいる上に、あるコースではレンタルカートのコースレコードも持っているらしい。
なるほど。
M氏が「絶対に優勝したい」というだけはある。
あとは私とM氏がそつなくこなして、周回を稼げばいいのだねと。
あとはハンデをもらうために、いかに姑息に午前中を乗り切るかだねと、チームミーティングもすぐに終了。
さて、先ほどから「ハンデ」という言葉を使ったが、その説明をしておこう。
実はこのレース、午前中に60分耐久レースを行い、そこでタイムが良いチームにはマイナス周回数のハンデを課されてしまう。
これは様々なレベルの参加者が参加する大会を面白くしようというルールであり、それに賛同して本当にピンからキリまでのレベルの人が参加するレースなのだ。
ただ、そのハンデのつけ方はけっこう絶妙で、なんだかんだ上位は接戦にはなるのが笑えるところで、よくある「ヤル気が無くなるハンデ戦」とは違い、ちゃんと戦えるのがとても面白いレースとなる。
そして午後に行われる本戦は、その壮絶なハンデを乗り越えなければ優勝はかなり厳しいものになるのも、ある程度早いドライバーが揃ったチームには仕方のない事でもある。
M氏、「どんな手を使ってでも優勝したい」には、このハンデの使い方ももちろん含まれ、とにかく午前のレースでは「目立たない」「壊さない」「順位上げない」が必須となる。
ちなみに、勝ちたい連中は、何気にみんな似たようなこと思っている節があるが、本物カート屋さんたちは順位どうこうよりもぶっちぎっていくのが常だ。レーサーとしての本能が最優先されるのは、自分も昔ならばそうしたという想いもあり気持ちが良い。
ただ、今回は「優勝がしたい」が仕事w
そして迎えた午前のレース。
よ~いドンで始まった段階で、正直言ってM氏の野望は吹き飛んだ。
助っ人1が速すぎた(笑)

カートでは珍しい?ルマン式スタート
直後、2周目にはトップに立ち、そのまま本物カート屋さんたちと4つ巴のガチレース。

トラフィック(周回遅れ)が出てきた時点で処理の上手さも際立ち、気が付けば前回ぶっちぎっていたチームとのマッチレース状態になる。
おい、良いのか?午前中にこれで?とM氏を見ると、もはや「こうなったらもうダメです」の表情。
ドライバーチェンジして助っ人2→助っ人3→私→M氏でつなぐが、助っ人が三人とも速すぎる(笑)
どうする?ピットインさせてお茶でも飲むか?と聞くが、「いや、もう無理です。みました?助っ人1がレースレコードまで出してますよ(涙)」と、まさかの展開。
いや~、早いってことは良いことだ。
もういっそのこと、へんでで優勝だのではなく、ガチンコ勝負で「イバン速かったチーム」狙った方が良いんじゃねぇかと・・・
しかし実はそれを阻害する問題が一つ。
何気に、M氏と私が地味に遅い(爆)
私の遅いポイントはズバリ、レイアウト変更になったコース前半部で、高速セクションからテクニカルセクションに切り替わる部分。
単発のヘアピン等はそんなに離される感じはないのだけど、とにかくこの区間の遅さが半端ない感じ。
シビックで昔レースに出た時も感じたけど、こういう区間はちゃんと4輪の基礎が判ってないとダメね。
助っ人1が色々アドバイスをくれたけど、それ以前に自分の中にあるスピードレンジが到達できてないイメージで申し訳ない。
そして終えた午前のレース。
順位は4位(ピットイン回数を増やした)だが、レースレコード(そのレースで一番早いタイム)を取っている。
はて、これでハンデなんてもらえるのだろうか?
お昼休憩を挟んで、午後の決勝レースが始まる。
ハンデは超絶なマイナスハンデを戴いた(笑)
もう仕方なし。
あとは精一杯走るだけ?

オフィシャルよりブーイングいただきながらも撮ってきましたよ♡
初めてのサーキットに、凪チンは大満足♪

よーいドンは後ろからスタートにも拘らず、3周目にはトップ集団に追いつく。
助っ人三人は相変わらず絶好調で、レーシングスーツに身を包んだ恐らく全日本も走っていたであろうドライバーに、軽く後ろからバンパーぶつけるレベル。
先頭に立てば、イエローフラッグ(その先でクラッシュがあるから追い抜き禁止の旗)の為の後続車制止サインを出す余裕度。
周回を重ねてトラフィックが発生し、いよいよぐちゃぐちゃになってからのドライバー交換でも、常に最速ホンモノチームとの緊張した展開は続いた。
が、しかし、やはり私とM氏のタイムが上がらず、助っ人が作ったマージンとの引き算を計算しても、このままでは追いつくのが厳しい状態で、ちゃんとレースやってるレベルの上位5チームの中で順位が目まぐるしく変わる。
ただ、1位のチームは一番遅いドライバーでも確実に私より早いタイムなので、2巡目もこのままでは厳しいのは解かっている。
う~ん、このままではじり貧で、下手したら3位も危ういかも。
という事で、走行時間とタイムを計算しなおして、最後にエースドライバー投入して順位を上げる作戦を立てた。
私は、とにかく少しでも今よりタイムを上げる事が仕事。
耐久ってのはそういうものだ。
最後の順番が来て、とにかくめい一杯走った。

いい子ちゃんで繋ぐために「落ちついて冷静に」のリミッターを設けていたが、今回はそれを外して走った。
おかげで3台ほど弾き飛ばしてしまった(自分のライン主張は常識の範囲内)が、まぁ仕方なしという事で。
その後、M氏からエースドライバーへとつなぎ、今回も無事にレースを終える事となった。
結果、2位だった。

トップとは1LAP差。
180分走ってこの差に居られたのは、助っ人三人の実力のおかげ。
表彰式が始まり、マイナスハンデもあって残念だけど今回は入賞はできなかった。
それ以上に、自分が足を引っ張ったことの方が、かなりショックが大きい。
初めてのコース、初めてのレーシングカート、そういう言い訳がいくらでもできるかもしれないけど、自分の中ではっきり感じた一つの空気があって、レーシングドライバー(もしくはライダー)として決定的なデスゾーンが今回のレースでは見え隠れした気がする。

一番大事なのは、「負けたくない」という気持ちが、意識せずに湧き出る事だと思う。
どんな遊びのレースでも、「仕方ないよ」とか、「頑張ったね」とかは要らないのだ。
レースとは、「速いがエライ」を決める場所であるから、「自分が速い」の証明に意欲を持つのは最低の条件でもある。
今回、ドライビング中に、何回も「攻めてない」という事に気が付かされた。
選手権に身を置いている時は、持っているスピードレンジが勝手にそこに行くので、「攻めてなくても慣れでソコソコの位置に居れる」のだろうが、日常的に落ちたスピードしか持たない状態では、相当に攻めていく姿勢はレースをやるうえで絶対に必要なものだ。
ありゃ、ちょっとヤバい?と思いながら、走っていた。
これは、引退した最後のレースの時と同じ状態での精神状況だったりする。
確かにあの時、2位ではあったけど、18周がとてつもなく冷めた時間でもあった。
すこし考えてしまう。
改めて、競技ベースにどうやって持っていくかは、ある意味で自分の30年(15才からのレース人生)との葛藤かも知れない。
最近、良い子になりすぎか?

つうか、釣りの方が燃えるから、レース引退したんだけどなw
- 2018年10月2日
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