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▼ 音の合わせ方
- ジャンル:style-攻略法
つづき
前回を読んでからの方が、話が判り易いです。
東京港湾、運河の奥の奥。
船も人の営みも消えた深夜の静寂の中、マーゲイのジャラッ!という音にシーバスが反応することもあれば、潮どまりの干潟でウェイト固定したサイレント仕様のタピオスでランカーに口を使わせることもあります。
逆に荒磯のヒラスズキで、激しく音を立てるバイブレーションがバカ当たりすることも。
音の考え方も色と同じです。
フィールドと魚のコンディションに対し、ルアーアクションと合わせて強いか弱いかを決めていきます。
フィールドによっても、音はすさまじく変化しています。
オーディオの世界において、良い音楽を聴くための究極の追及は、じつは音の発生元ではなく、「いかに無音の空間を作るか」と言われています。
これは確かにちょっと考えれば分かりますね。
例えばそれが、海の中ではどうなのかをイメージします。
ガチャガチャに荒れているテトラなら、気が付く事を優先したルアーの存在を「大きさ」「アクション」「速度」で割り出します。
それに対し、ちょっと強すぎかな?と思うなら音がしないルアー。
逆にもっと強くと思うなら、音がするルアーです。
音の質は、低音で大きいほど遠くへアピールしますが、実際に魚の目の前を確実に通せる(位置と向きに確信がある)場合は、逆に高音で「ルアーの位置を特定させる」と言う選び方にします。
逆に干潟で音が少ない場書ならどうか。
実は流れが大きく影響します。
音は結構遅いので、発生した流れの強さで簡単に消されてしまうと思ってます。
あまり流れてないならば、高音で静かなもの。
極端に言えば、フックの音でもうるさいと思う時があります。
流れているなら、低音、もしくは高温で大きな音。
という具合です。
ただ、ルアーのアクションとレンジの方が大事だと思いますが。
ここで二つ、少し心の片隅に入れておきたい事があります。
・大型ほどルアーを追わない
・ロールが強いルアーは、ウェイトの遊びがあっても音が出にくい
まず大型ほどルアーを追わないを音でどう考えるかですが、私は大物は泳いで追いかけて捕食よりも、目の前に来たものをパクリとする傾向があると考えています。
そうすると、遠くへ届く「大きな」「低音」は必要ないのではないかと。
世間的によく言われる「コトコト」と「シャラシャラ」はどちらが良いかの答えは、もしも夜や濁りがある場合は、位置の特定しやすい「高音」の「微弱」が向いている気がします。
次にロールとウォブリングでの音の違いですが、よくアングラーがルアーの音を確認する時は、ルアーを握って左右に振ると思います。
ウェイトのクリアランスや内部行動から発する音と一緒に、軽い衝撃を掌で感じるでしょうが、そのルアーをロールさせてみる人はあまりいません。
ウェイトのクリアランスは、通常ルアーを正面から見て左右方向に取られます。
そのウェイトが振られ、横の壁(ABSなり木材)にあたり、音が出ます。
という事は、音はウェイトが壁に対して90度(直角)で当たるほど、音は大きくなります。
それに対しロールは、左右の壁に斜めに当たることを繰り返すので、ルアーによっては、ほとんど音が出ないものもあります。
だから何なのだと言われそうですが、じつは人が思ったほど音が出ないルアーはけっこうありますよ、という事です。
なお、振動、特に高音の場合は、ウォブリオンが強いほど横方向へのアピールの強さになります。
ですから、レンジがシビアで魚に見つけてもらいたい時は、低音のほうが良いかもしれません。
逆に音を嫌がる場合は、高音の小さなものが良いかもしれません。
では高音とか低音は何が要因となるかですが、ABSで同じ厚みと仮定した場合、内部構造で用いるウェイトの種類で音が変わります。
これは正確な根拠はなく感覚ですが、同じ大きさならステンレス(SAS)球が一番高音です。
次がカーボン(スチール)球。
そして鉛と続きタングステンはかなり低音です。
また、超軽量のアルミ球はかなり高音ですが、そもそも軽すぎて「ウェイトルームのクリアランス」では音があまり出ません。
音の大きさはぶつかる物体の質量が大きいほど大きくなりますが、音質が異なることを音が大きくなることは一緒にしないほうが良いです。
でも実際に、「音で釣れる」を意識する事より、「音を出したくない」を意識する人の方が多いかもしれませんね。
色、反射ときて、今回の音の話しも、結局は「釣れる音」は存在するが、その日その時その場所での状況で変わるという事になります。
いつだかルアーのアクションでも言いましたが、フィールドは常に状況が変化していきます。
シーバスにおけるルアー釣りは、ルアーが常に動いている釣りとなりますので、ルアーの差は
「速い」「遅い」「強い」「弱い」「届く」「届かない」の各要素(アクション・色・音)で成りたちます。
あとはアングラーがその時に合わせる事が出来るか、それ以上に「そこに魚が居るか」だと思いますので、それぞれに独自の理論があっていいと思います。
まぁ、遊びなので、そこまでこだわる必要もないか・・・と言う考え方もありますし、「遊びだからこそ、徹底的にそこまで考えていく」のも有りなわけです。
どちらが良い悪いはありません。
私はルアーを作る身なので、結構どうでもいい事をとことん考え、迷宮入りする方です。
ですが、その苦悩の日々が、日常へ楽しさを生みます。
皆様も、良い釣りを♪
前回を読んでからの方が、話が判り易いです。
東京港湾、運河の奥の奥。
船も人の営みも消えた深夜の静寂の中、マーゲイのジャラッ!という音にシーバスが反応することもあれば、潮どまりの干潟でウェイト固定したサイレント仕様のタピオスでランカーに口を使わせることもあります。
逆に荒磯のヒラスズキで、激しく音を立てるバイブレーションがバカ当たりすることも。
音の考え方も色と同じです。
フィールドと魚のコンディションに対し、ルアーアクションと合わせて強いか弱いかを決めていきます。
フィールドによっても、音はすさまじく変化しています。
オーディオの世界において、良い音楽を聴くための究極の追及は、じつは音の発生元ではなく、「いかに無音の空間を作るか」と言われています。
これは確かにちょっと考えれば分かりますね。
例えばそれが、海の中ではどうなのかをイメージします。
ガチャガチャに荒れているテトラなら、気が付く事を優先したルアーの存在を「大きさ」「アクション」「速度」で割り出します。
それに対し、ちょっと強すぎかな?と思うなら音がしないルアー。
逆にもっと強くと思うなら、音がするルアーです。
音の質は、低音で大きいほど遠くへアピールしますが、実際に魚の目の前を確実に通せる(位置と向きに確信がある)場合は、逆に高音で「ルアーの位置を特定させる」と言う選び方にします。
逆に干潟で音が少ない場書ならどうか。
実は流れが大きく影響します。
音は結構遅いので、発生した流れの強さで簡単に消されてしまうと思ってます。
あまり流れてないならば、高音で静かなもの。
極端に言えば、フックの音でもうるさいと思う時があります。
流れているなら、低音、もしくは高温で大きな音。
という具合です。
ただ、ルアーのアクションとレンジの方が大事だと思いますが。
ここで二つ、少し心の片隅に入れておきたい事があります。
・大型ほどルアーを追わない
・ロールが強いルアーは、ウェイトの遊びがあっても音が出にくい
まず大型ほどルアーを追わないを音でどう考えるかですが、私は大物は泳いで追いかけて捕食よりも、目の前に来たものをパクリとする傾向があると考えています。
そうすると、遠くへ届く「大きな」「低音」は必要ないのではないかと。
世間的によく言われる「コトコト」と「シャラシャラ」はどちらが良いかの答えは、もしも夜や濁りがある場合は、位置の特定しやすい「高音」の「微弱」が向いている気がします。
次にロールとウォブリングでの音の違いですが、よくアングラーがルアーの音を確認する時は、ルアーを握って左右に振ると思います。
ウェイトのクリアランスや内部行動から発する音と一緒に、軽い衝撃を掌で感じるでしょうが、そのルアーをロールさせてみる人はあまりいません。
ウェイトのクリアランスは、通常ルアーを正面から見て左右方向に取られます。
そのウェイトが振られ、横の壁(ABSなり木材)にあたり、音が出ます。
という事は、音はウェイトが壁に対して90度(直角)で当たるほど、音は大きくなります。
それに対しロールは、左右の壁に斜めに当たることを繰り返すので、ルアーによっては、ほとんど音が出ないものもあります。
だから何なのだと言われそうですが、じつは人が思ったほど音が出ないルアーはけっこうありますよ、という事です。
なお、振動、特に高音の場合は、ウォブリオンが強いほど横方向へのアピールの強さになります。
ですから、レンジがシビアで魚に見つけてもらいたい時は、低音のほうが良いかもしれません。
逆に音を嫌がる場合は、高音の小さなものが良いかもしれません。
では高音とか低音は何が要因となるかですが、ABSで同じ厚みと仮定した場合、内部構造で用いるウェイトの種類で音が変わります。
これは正確な根拠はなく感覚ですが、同じ大きさならステンレス(SAS)球が一番高音です。
次がカーボン(スチール)球。
そして鉛と続きタングステンはかなり低音です。
また、超軽量のアルミ球はかなり高音ですが、そもそも軽すぎて「ウェイトルームのクリアランス」では音があまり出ません。
音の大きさはぶつかる物体の質量が大きいほど大きくなりますが、音質が異なることを音が大きくなることは一緒にしないほうが良いです。
でも実際に、「音で釣れる」を意識する事より、「音を出したくない」を意識する人の方が多いかもしれませんね。
色、反射ときて、今回の音の話しも、結局は「釣れる音」は存在するが、その日その時その場所での状況で変わるという事になります。
いつだかルアーのアクションでも言いましたが、フィールドは常に状況が変化していきます。
シーバスにおけるルアー釣りは、ルアーが常に動いている釣りとなりますので、ルアーの差は
「速い」「遅い」「強い」「弱い」「届く」「届かない」の各要素(アクション・色・音)で成りたちます。
あとはアングラーがその時に合わせる事が出来るか、それ以上に「そこに魚が居るか」だと思いますので、それぞれに独自の理論があっていいと思います。
まぁ、遊びなので、そこまでこだわる必要もないか・・・と言う考え方もありますし、「遊びだからこそ、徹底的にそこまで考えていく」のも有りなわけです。
どちらが良い悪いはありません。
私はルアーを作る身なので、結構どうでもいい事をとことん考え、迷宮入りする方です。
ですが、その苦悩の日々が、日常へ楽しさを生みます。
皆様も、良い釣りを♪
- 2018年3月30日
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