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▼ ロッド選びのイロハ まとめ
- ジャンル:日記/一般
ロッド選びのイロハも今回が最終回。
なもんで、まとめです。
さて、軽く始めたつもりだった今回の「ロッド選びのイロハ」ですが、気が付けば数か月の長期連載となってしまいました。
最初は図解を入れるつもりでいましたし、もう一つ突っ込んだネタにしようかとも思っていましたが、どちらもやめてひたすら文章をつづる事にしました。
やりたかったことは、簡単に答えにたどり着けるハウツーではないのです。
最近は何でもかんでも効率化ですが、近道をしない方が良い事もあるので。
私の中で、近道をしないでやってきた事の一つに、今皆さんが読んでくれているこのブログがあります。
ブログを長い事やっていて、ひとつ決定的に気が付いたことがあります。
それは、「ブログは文章だからブログの良さがある」という事です。
今のfimoにおけるターニングポイント2は、その前身のエキサイトブログでのターニングポイントから書き続けていますが、常にその時々に思ったことを残しておきたいという日記としてスタートしてきました。
その間に商業アングラーになったり、仕事をまじめにやるようになったり、家庭を持つようになったりと、まさに人生のターニングポイントが記されて来ていますが、実は世の中の個人の情報発信ツールとしてのwebの有り方も大きく変換してきた時代でもありました。
まぁメディアの変革は常に同じ方向性ではあるのですが、新聞ラジオTVと言う流れと同じく「より早く」「考えさせない」へと傾いていきました。
ブログからSNSの時代、そしていまはyoutubeなどの動画です。
その動画すら、いまは「短くする」のが重要であると言われています。
これらのツール、昨今は宣伝広告(釣り具だけとは言わず)としての重要性が増す一方で、「短く、速く、使い捨ての情報」という使われ方が加速していきました。
その流れが良いか悪いかはどちらでもよいのですが、個人的に好きか嫌いか?と問われると、私は好きな方ではありませんで。
商業的な考えでは大事なので問題ないしやるべきなのですが、blogとフェイスブックとインスタで同じことをやってもあまり意味がないかなと言うのが、私の考えです。
とにかく最近は、速すぎるんです。
情報の上塗りが。
だからその競争の中に入った際には、誰よりも早く、その「速い中のクウォリティー」も上げつつ、より多くの情報を、ユーザーの目に見えている箱の中に放り込む必要があります。
その結果生まれた問題点
・宣伝ばかりで飽きる
・SNS疲れ
・雰囲気しか伝えられない
まぁそれでもメーカーはやらねば始まらないと思うのでやるのでしょうが、でも受け手のユーザーはけっこう疲れてきています。
ですからyoutubeなんでしょうね。
新聞がテレビに変わったように、自分で考えないでも情報が入ってくることです。
ただ、双方向の意思表示ができるのが、webのすごいところです。
また、受け手は一方的にではなく、選ぶことの幅の多さが膨大になりました。
昔の12チャンネルからどれを見る?とは違います。
膨大な情報の海から選んでもらうためには、やはり情報発信側はクウォリティーが求められます。
そして現在は、フェイスブック/ツイッター/インスタ/動画の全部をやらねばならない。
どれか一個欠けても取りこぼすような怖さに追われます。
そんな状態で、一つ一つのツールを果たしてどれほどクウォリティーアップできるのか・・・
というか、その為にはとうぜんですがお金が掛かります。
そんな「速さ」が重要視される現在において、書き手側の「これは伝えていきたい」とか「いい記事書けた」と言うものも、あっという間に上書きされてしまう辛さがあります。
良くも悪くもその速さとは、浅さと広さなんですよね。
それは知識としての近道ではありますが、深さが無い知識はマニュアル的になる為に、マニュアル外への対応ができない傾向があります。
仕事上で仕組み作りとマニュアル化をやっているので断言しますが、そういう場合の対応は「マニュアルを増やす」と言う方向へ向かいます。
そうやって出来上がるのが、「何も考えずに、言われた(マニュアルに書いてある)ことだけをやる人間」なのですが、その中にごく一部だけマニュアルの真意を読み込む人間が現れます。
感覚的に5%ぐらいw
そういう人間が、次のマニュアルを作っていく人材ではあるのですが、そこには一つの共通点があります。
それは、物理的基礎(原理原則)を知識ではなく、現場での肌身で感じて習得しているという事です。
それは「ほんとうの力」なんですよね。
知識なんてものは、後からの答え合わせぐらいで良いのです。
これは今の釣りにおいても同じことが言えます。
速く広い知識を受け取るだけになると、どうしても自分で到達する力(それは問題を解決する力)がなかなか育ちません。
もっと怖いのは、人から得た情報が「さも自分が知っていること」と変換されてしまった時です。
行ったこともない、やったこともない釣りの事を、さも自分が体験したように話をする。
そして、自分がやってもいない人の釣りを、「それは違う」と否定してしまう。
そうならない様に、いつも自分の目で見た事、そしてそこにある事実を積み重ねる事での予測を組み立てるように気を付けています。
結局は、人から得た情報なんてものは、実は自分の釣りの上達には何の手助けにもならないんです。
力をつけるってのは、本当は「じわりじわりと積み上がり、ある日突然にいろんなことが合致した!」みたいなときです。
暗闇に灯りをともした時のような。
そして私は、多くの釣り人に、遊びである釣りでその瞬間を感じて欲しいという想いがあります。
ですから、全部が全部の答えを押し売りしたくないのです。
選択肢や考え方は示すけど、選ぶのは自分で選んでください。
そういう考えです。
よって、図解などで解りやすく・・・と言うのは、ブログでは止めました。
手っ取り早く「魚が釣れればいいのだよ」という人には、ちょっと解り難い方法で良いのではないのかと。
そして「疑問があり、何かヒントは無いだろうか」と思うような釣り人には、「あぁなるほどね」と思ってもらえるような情報を与えていく事が、ゆくゆくの釣りの為には良いのではないかと思うのです。
簡単に釣れる魚は雑に扱われるし、すぐに答えが出る遊びは誰もが飽きちゃう。
堤防になんでフグやベラが捨てられているか、考えたことありますか?
「食えないから」と思ったなら、それはちょっと・・・
自分で一生懸命に考えて、やっとつかんだ結果と言うのは、その人の人生を豊かにもしてくれますし、またフィールドを大切にしていく心を育みます。
スズキ釣り一つでも、けっこういろんな世界観がありますので、一概に何が正義と言う話しは絶対にしませんが、私はロッド作りひとつとっても「より深い」を目指していく事が、私の釣り人としての人生を豊かにするものであると思います。
何を目指すか。
私の道は私が選ぶのですが、あなたの釣りの道は、あなたが選べばいいのです。
当たり前のことですね。
近道を選ぶか、遠回りしてでも着実に積み上げる方が良いか、それすらも実はどちらでも良いのかもしれません。
そういう意味で、釣り竿選びと言うのは、実はその一歩かもしれませんね。
一生懸命に考えて選んだ竿で、良い釣りが出来る事が、あなたに幸福をもたらしてくれます。
もちろん私のように強欲ですと、もっといい竿、もっといいルアーとなりますので、それは泥沼が永遠に続いているようなものです。
いまだに魚釣りが解らん(笑)
正解なんてものは有りません♪
ただ、物理はウソをつきません。
それを官能評価(エロ小説じゃない)というあいまいさの中で「好き嫌い」と言う世界観が支配しているからこそ、道具選びは趣向でいられるのです。
私はよく使う言葉ですが、「アングラーは漁師ではありません」という事です。
様々な道具選びの中でも、最も難儀するロッド選び。
物が良い悪いではなく、「やりたいことへ合う、合わない」で解説してみました。
ぜひご自分に合った良い竿と出会い、楽しい釣りをしてください。
ロッド選びのイロハ、おしまい
なもんで、まとめです。
さて、軽く始めたつもりだった今回の「ロッド選びのイロハ」ですが、気が付けば数か月の長期連載となってしまいました。
最初は図解を入れるつもりでいましたし、もう一つ突っ込んだネタにしようかとも思っていましたが、どちらもやめてひたすら文章をつづる事にしました。
やりたかったことは、簡単に答えにたどり着けるハウツーではないのです。
最近は何でもかんでも効率化ですが、近道をしない方が良い事もあるので。
私の中で、近道をしないでやってきた事の一つに、今皆さんが読んでくれているこのブログがあります。
ブログを長い事やっていて、ひとつ決定的に気が付いたことがあります。
それは、「ブログは文章だからブログの良さがある」という事です。
今のfimoにおけるターニングポイント2は、その前身のエキサイトブログでのターニングポイントから書き続けていますが、常にその時々に思ったことを残しておきたいという日記としてスタートしてきました。
その間に商業アングラーになったり、仕事をまじめにやるようになったり、家庭を持つようになったりと、まさに人生のターニングポイントが記されて来ていますが、実は世の中の個人の情報発信ツールとしてのwebの有り方も大きく変換してきた時代でもありました。
まぁメディアの変革は常に同じ方向性ではあるのですが、新聞ラジオTVと言う流れと同じく「より早く」「考えさせない」へと傾いていきました。
ブログからSNSの時代、そしていまはyoutubeなどの動画です。
その動画すら、いまは「短くする」のが重要であると言われています。
これらのツール、昨今は宣伝広告(釣り具だけとは言わず)としての重要性が増す一方で、「短く、速く、使い捨ての情報」という使われ方が加速していきました。
その流れが良いか悪いかはどちらでもよいのですが、個人的に好きか嫌いか?と問われると、私は好きな方ではありませんで。
商業的な考えでは大事なので問題ないしやるべきなのですが、blogとフェイスブックとインスタで同じことをやってもあまり意味がないかなと言うのが、私の考えです。
とにかく最近は、速すぎるんです。
情報の上塗りが。
だからその競争の中に入った際には、誰よりも早く、その「速い中のクウォリティー」も上げつつ、より多くの情報を、ユーザーの目に見えている箱の中に放り込む必要があります。
その結果生まれた問題点
・宣伝ばかりで飽きる
・SNS疲れ
・雰囲気しか伝えられない
まぁそれでもメーカーはやらねば始まらないと思うのでやるのでしょうが、でも受け手のユーザーはけっこう疲れてきています。
ですからyoutubeなんでしょうね。
新聞がテレビに変わったように、自分で考えないでも情報が入ってくることです。
ただ、双方向の意思表示ができるのが、webのすごいところです。
また、受け手は一方的にではなく、選ぶことの幅の多さが膨大になりました。
昔の12チャンネルからどれを見る?とは違います。
膨大な情報の海から選んでもらうためには、やはり情報発信側はクウォリティーが求められます。
そして現在は、フェイスブック/ツイッター/インスタ/動画の全部をやらねばならない。
どれか一個欠けても取りこぼすような怖さに追われます。
そんな状態で、一つ一つのツールを果たしてどれほどクウォリティーアップできるのか・・・
というか、その為にはとうぜんですがお金が掛かります。
そんな「速さ」が重要視される現在において、書き手側の「これは伝えていきたい」とか「いい記事書けた」と言うものも、あっという間に上書きされてしまう辛さがあります。
良くも悪くもその速さとは、浅さと広さなんですよね。
それは知識としての近道ではありますが、深さが無い知識はマニュアル的になる為に、マニュアル外への対応ができない傾向があります。
仕事上で仕組み作りとマニュアル化をやっているので断言しますが、そういう場合の対応は「マニュアルを増やす」と言う方向へ向かいます。
そうやって出来上がるのが、「何も考えずに、言われた(マニュアルに書いてある)ことだけをやる人間」なのですが、その中にごく一部だけマニュアルの真意を読み込む人間が現れます。
感覚的に5%ぐらいw
そういう人間が、次のマニュアルを作っていく人材ではあるのですが、そこには一つの共通点があります。
それは、物理的基礎(原理原則)を知識ではなく、現場での肌身で感じて習得しているという事です。
それは「ほんとうの力」なんですよね。
知識なんてものは、後からの答え合わせぐらいで良いのです。
これは今の釣りにおいても同じことが言えます。
速く広い知識を受け取るだけになると、どうしても自分で到達する力(それは問題を解決する力)がなかなか育ちません。
もっと怖いのは、人から得た情報が「さも自分が知っていること」と変換されてしまった時です。
行ったこともない、やったこともない釣りの事を、さも自分が体験したように話をする。
そして、自分がやってもいない人の釣りを、「それは違う」と否定してしまう。
そうならない様に、いつも自分の目で見た事、そしてそこにある事実を積み重ねる事での予測を組み立てるように気を付けています。
結局は、人から得た情報なんてものは、実は自分の釣りの上達には何の手助けにもならないんです。
力をつけるってのは、本当は「じわりじわりと積み上がり、ある日突然にいろんなことが合致した!」みたいなときです。
暗闇に灯りをともした時のような。
そして私は、多くの釣り人に、遊びである釣りでその瞬間を感じて欲しいという想いがあります。
ですから、全部が全部の答えを押し売りしたくないのです。
選択肢や考え方は示すけど、選ぶのは自分で選んでください。
そういう考えです。
よって、図解などで解りやすく・・・と言うのは、ブログでは止めました。
手っ取り早く「魚が釣れればいいのだよ」という人には、ちょっと解り難い方法で良いのではないのかと。
そして「疑問があり、何かヒントは無いだろうか」と思うような釣り人には、「あぁなるほどね」と思ってもらえるような情報を与えていく事が、ゆくゆくの釣りの為には良いのではないかと思うのです。
簡単に釣れる魚は雑に扱われるし、すぐに答えが出る遊びは誰もが飽きちゃう。
堤防になんでフグやベラが捨てられているか、考えたことありますか?
「食えないから」と思ったなら、それはちょっと・・・
自分で一生懸命に考えて、やっとつかんだ結果と言うのは、その人の人生を豊かにもしてくれますし、またフィールドを大切にしていく心を育みます。
スズキ釣り一つでも、けっこういろんな世界観がありますので、一概に何が正義と言う話しは絶対にしませんが、私はロッド作りひとつとっても「より深い」を目指していく事が、私の釣り人としての人生を豊かにするものであると思います。
何を目指すか。
私の道は私が選ぶのですが、あなたの釣りの道は、あなたが選べばいいのです。
当たり前のことですね。
近道を選ぶか、遠回りしてでも着実に積み上げる方が良いか、それすらも実はどちらでも良いのかもしれません。
そういう意味で、釣り竿選びと言うのは、実はその一歩かもしれませんね。
一生懸命に考えて選んだ竿で、良い釣りが出来る事が、あなたに幸福をもたらしてくれます。
もちろん私のように強欲ですと、もっといい竿、もっといいルアーとなりますので、それは泥沼が永遠に続いているようなものです。
いまだに魚釣りが解らん(笑)
正解なんてものは有りません♪
ただ、物理はウソをつきません。
それを官能評価(エロ小説じゃない)というあいまいさの中で「好き嫌い」と言う世界観が支配しているからこそ、道具選びは趣向でいられるのです。
私はよく使う言葉ですが、「アングラーは漁師ではありません」という事です。
様々な道具選びの中でも、最も難儀するロッド選び。
物が良い悪いではなく、「やりたいことへ合う、合わない」で解説してみました。
ぜひご自分に合った良い竿と出会い、楽しい釣りをしてください。
ロッド選びのイロハ、おしまい
- 2020年11月24日
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fimoニュース
登録ライター
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本当にいいブログに出会う事が出来ました。
ありがとうございます。
マニュアル化と深みの話し、モロに仕事とダブってました。
当人達の意識の差によって目指してる深さが違うから、マニュアル化と深さが相反するようになってしまう。
マニュアル化を守る為にルールが作られ、そのルールを守る為にまた更なるマニュアル化とルールが作られという無限ループのがんじがらめ。
意識の低さをマニュアルで補おうとして、でも意識が低い故に守ろうという意識も低い。
マニュアルって、考え方を示す道標で深さを追求しながら肉付けしていく物だと思っていたのに、時代の流れでいつの間にか線路に置き換わってしまいました。
考えもしないで結果が出せるって、そんなにいい事なのか?っていつも疑問に思ってました。
池のり
福岡県