修行の日々は続く

  • ジャンル:釣行記
毎日の日課。
天気予報の確認。
前日の予報と当日の予報が違うこともちらほら。
父の影響か必ず夜と朝の天気を確認する。
父は船釣りがあるので細かい予報を前日から確認していた。
「お前この天気なら行けるだろ、そろそろ遠征でも行けばいいだろ。何やってんだ」と一言。
こないだ見事惨敗してきて、その話をしてから少し煽りめの父。
雪マークを眺めながらも悩んでる私に「俺は絶対明日は釣るからな」と一言残し早めの就寝。

モヤモヤな気持ちのまんま、その日の夜は相方と相談し釣行を中止にするも、当日の朝、気温はやはり上がっていた。

そんな時「行きますか」との連絡が。
心の中で、ガッツポーズをして相棒のsierraに願いを込めていざ釣りへ。
ハマると腰の深さほどもある雪をかき分けて渓流へ。
いつもと違う緊張感からか会話も少なめ。相方であり、師匠でもある釣り師のキャストを見ながらリベンジをするポイントまで半クラッチ気味でキャストしてしまうくらいの緊張感。
リベンジをするときはフライの時からそうだった。とにかく手に汗をかき、あーでもない、こーでもないと頭の中は能書きだらけ。
そしてリベンジポイントへ到着。前回はドラグ設定ミスがあったのでかけたら今回はバラさない。ドラグも問題ない。ミノーもこのカラーと決めたものでいざキャスト。
軽くアクションかけながらボトムも探り慎重に。
徐々にポイントを移してキャストするも反応なし。
頭の中には前回根掛かりしてしまった恐怖がよぎる。探りきれてなかった。
ポイント移る前に相方がキャスト。相変わらず寸分の狂いもなくピン撃ちを決める。その瞬間、ロッドが見事なカーブを描いた。
「食った…」
フッキングが決まり、ファイトする姿を見て、自分の不甲斐なさを思い知った。

出た魚は54。明らかに着水ポイントとトレースコースが違う。そして、最深部も探れてない。でも本当にわずかなところの差で明暗を分ける。
他にもたくさん違うところもあれば場合によって違う事もある。
だが冬の釣りはどうしても苦手。
トップの釣りばかり何年もしていてどうしても沈める事に臆病になる。ここの克服も課題である。
こないだバラした魚をとって、一歩ずつ克服して行こう。

ちなみに帰宅したらサクラマスが。父は有言実行。しっかりと釣果出してきていた。大漁だ。
「オトン、やられたぜ」と告げると「出直してこい、まぁ、今日行った事は褒めてやろう」とビールを飲んでいた。ちょっと照れてる父の顔を察しこちらもニヤッとしながら後片付けしながらリベンジを誓った。

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