人生長ければ恥多し

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日曜日、朝7時に西武遊園地駅に着くように、

6時前からおきて、いそいそ準備して、駅についてびっくり、西武遊園地も臨時休園となっていました・・・


がーーーん。

 

と、なると、としまえんも当然休園・・・

 

 

トラウト用のXUL(表記)のベイトロッドってなかなかなくて、やっとヤフオクでみつけて競り落としたので、ぜひ投げたい!入魂したい!帰宅するという選択肢はなかった・・・

 

 

ので、西武遊園地から電車で40分ほどの朝霞ガーデンさんにいって参りました。

 

 

TDRUSJもコロナウイルス騒ぎで休園していることは知っていましたが、西武遊園地もとしまえんも休園している可能性はまったく考えなかった愚かな自分。


 

 

遊園地の休園と同じく、コロナウイルスの影響で各学会も開催とりやめになっていますね。


ここから少し学会の思いで話をば。

 

学会って、各大学が持ち回りで主幹?主管?するので、今年は北海道、来年は沖縄、その次は東京と毎年会場が変わるパターンが多いです。

東京の人は東京が会場だと、なんだよガッカリ。

地方の方は東京に行けてラッキー、とか。


そのまた逆も然り。

 

 

学会は、同じ道を志した大学時代の同期の桜と久しぶりに再会する機会だったり、

大手を振ってチャンネーと同伴旅行できる機会だったり。

 

しかも、発表するとなると、福利厚生の一環として、旅費も会社が負担してくれます!

さすがにチャンネーのぶんは負担されませんがw

 

旅の恥はかき捨て、とばかり、夜の歓楽街にはスーツ姿のおっさん達が繰り出していたり・・・

 

 

新人の頃から、学会に参加する機会があり、否が応でも1年目の秋くらいには初めての学会発表が当てられたりします。

 

今はパワポでスライド作って、学会場にパソコン、USBメモリにデータ入れて、それらを持ち込んで発表するのが一般的です。

発表直前まで見直しが出来て、誤字脱字に気づいたらその場で訂正できます。

 

 

当時は、パワポでスライド作って、それをアナログな映写機に移すための『スライド』を作成しなくてはいけなかったので、そりゃもう大変でした。

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物理的な?スライドが、入稿してから出来上がるのに1週間かかるとしたら、本番1週間前までにパワポでのスライド作りは完成しておかなければならなかったので・・・

 

 

で、もちろん、社名、学校名を背負って、共同演者・共同研究者として、社長、部長、課長、ヒラの直属の先輩の名前も表示されるので、いい加減な発表は許されません!

(社名背負って、目を覆いたくなるような宣伝ブログを書いてた会社もみたことありますが)

 


予演会・予行会と称して、職場内で、社長、部長、課長、ヒラの直属の先輩の前で発表をさせられるのですが、

針の筵(むしろ)とはこのことか、と!

 

てにをは、の訂正から、

実験のデザインはどうなってるんだ、

結果のグラフが見にくい、

考察があまい、考察が間違っている、

引用文献いくつ読んだんだ、

背景が青は見にくい、

黄色い文字は見にくい・・・と。

 

 

 

どんなに優秀な先輩が、どんなに素晴らしい実験をして、素晴らしく見やすいグラフを用いで、きれいなスライドを作ったとしても、考察がクソだと、クソほどダメ出しされる!!!

 

考察やり直し、参考文献を追加して考察しなおし・・・


 

僕なんて、アカデミックなことに関しては、良くて中の下、

下手したら下の上、

もっと下手したら下の下、

でしたから、えらそうなこと言いたくないんですが、


どんなに素晴らしい実験、研究をしても考察がクソだと、実験も研究も台無しになる、と。

 

 

 


 

 

 

学会の本番にむけて、想定質問を考えて、それに対する回答を考えたりして本番に臨むのですが、

・想定通りの質問がきて、シメシメってなる。

・想像を絶する質問がくる。

・想像を絶する質問がくる。しかもその質問が、自分だけが知らない、その世界では一般常識だったりするw

・想定外に、つむさんマンセー!な反応が返ってくる

・想定外に、全否定される質問ばかりくる

・質問が全くなくて、場がしらけきる。

 

い、い、い、いろいろなリアクションがあって固まる事があるのは、学会場もfimo内も似ていますかね。

 

 

想像を絶する質問が来た時は、冷や汗ダラダラ流しながら、しどろもどろになって、答えにならない答えを言ってみたり、

だんまりを決め込んで壇上から涙目で暗い観客席の一か所を凝視していると、その観客席から手が挙がって『共同演者の○○です』って、先輩が助け舟を出してくれるw、のを待つ!

 

ええ、かっこ悪いですよ、どーみてもかっこ悪い!

 

でもね、かっこ悪くても、恥ずかしくてもいいんです。

 

僕は学会には恥をかきに行く、と開き直って参加していたのですからw


恥をかきに来た、と思えば、恥ずかしいことなんてなくなる!


恥をかいてなんぼ、恥ずかしい思いをするから、次回は恥をかかないように一生懸命勉強をする。

 

発表する時も恥ずかしいけど、観客席から場違いな質問をしてしまっても、少し恥ずかしい。


でもいいんです。恥をかきに行ってるのですから。


聞くはいっときの恥、聞かぬは一生の恥、です。




はぁ、もちろん、fimoの実験ブログと、ガチの発表スライドとは、目的も、求められることも違いますよ、もちろん!


間違った考察をするくらいなら、実験の目的、方法、結果、までに留めておくことももちろん可能。考察を敢えてしなくても、教授も部長も社長も助教もだれも文句言いませんし。


自分のための実験、備忘録のため、自分のスマホのメモ帳にでも留めておけばよろしい。

そこでもし、ブログと言う形で発表して、不特定多数の目にふれさせて、コメント可、にするのであれば、

賛同する意見も否定的な意見も、一部は賛同・一部は否定すると言うような意見も全て受け入れるべきだと思いますね。


人間は知的欲求がある生き物ですし、承認欲求もある生き物ですので、

自分のため・備忘録・忘備録、と称しつつも、人に教えたくなっちゃうし、そこに評価を求めてしまうのですね。

当然良い評価を期待してアップロードするんでしょうが、

その評価が必ずしも、肯定的な評価であるとは限らなくて、否定的な評価をされる時もあって、そういう時ほど、人間性が出るといいますかね。

 

米津さんの『檸檬』が主題歌だったドラマ『アンナチュラル』で井浦新扮する中堂先生がいってました。

人を『殺すやつは殺される覚悟をするべきだ。』と。


人のブログの『矛盾を批判するやつは批判される覚悟をするべきだ』  

人のブログの『間違いを指摘するやつは指摘される覚悟をするべきだ』

と、思うのですね。


僕はこの覚悟を持ってるつもりですが・・・


人の矛盾は指摘するし、批判もするけど、自分がされる立場になったらrejectする、というのは、ね。




 

『人生長ければ恥多し』

 生きるという事は恥ずかしいことだ。


間違う事も、矛盾した事を言うのも、恥ずかしい事ではありません。

それを指摘されて受け入れないことの方が恥ずかしいんじゃないかな、と。


これからも恥ずかしいブログ、恥ずかしいコメントを寄せる事があるかもしれませんが、何卒宜しくお願い致します。

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