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▼ 再び東京湾太刀魚ジギングとニュータックルの入魂
今年は前半がとても忙しかった私。それでも6月に入り、やっと少し仕事が落ち着いて釣りに出かけよう!と思っていた矢先、いろいろトラブルがありまして…思うように出かける事が出来なかったのです。そして梅雨入りし、毎日のようにしとしと雨が降りますね。今年は久しぶりに梅雨らしい梅雨なのかも。
湘南でライトタックルゲームを楽しむのは私のメインの釣りと言えます。とにかくお手軽に、思い立った時に出かけられるのがこの釣りの良さ。しかし、南風の日が続きました。大きく南に開けた相模湾は、南風が吹くとすぐに荒れます。軽量ルアーを使うライトタックルの釣りでは、南風は大敵です。風速4~5m/sくらいの風でも釣りにならなくなります。それでもちょっとした隙間時間に出かけてみれば…

やっぱり荒れてるorz
しかもなかなか釣れない…やっとバイトが出たと思ったら…

クサフグデツカorz
久しぶりにガツン!と明快なアタリが出たと思えば…

お前かよ!
そして漂流物を引っ掛けたらしく、むちくちゃ重い!ラインブレイクしないようにおっかなびっくり回収してみれば…

板切れが上がってきた。しかし、何か一杯くっついてる!

何とカメノテの赤ちゃんたちだ!この板切れから栄養を取っているのでしょうか?かわいそうなので、このまま海に返してあげました。

結局本命の小型青物は、このショゴ1尾だけでした。しかもミスバイトでスレ掛だし^^; こんな感じでろくな釣果になりませんでした。
7月になり、やっと本当の意味で落ち着きました。そうなると釣りに行きたくてウズウズしてきます。極楽とんぼさんを誘って早速出かけることにしたのですが、さて何を釣ろう…。8月から毎年恒例の超繁忙期に入ります。確実に釣っておきたい!そんなわけで、今シーズン好調を維持している東京湾太刀魚ジギングに再び挑戦することになりました。
っで、いろいろトラブルがあったついでのヤケクソで、ジギング用のタックルを新調しました。
まずロッド。PALMS/METAL WITCH/MTTC-633Tです。ディープレンジ攻略用のロッドですが、私の場合、ディープレンジを攻略するためではなく、楽にしゃくるために購入しました。
今現在、東京湾のタチウオポイントは水深50~70mくらい。したがって使うタックルは最もライトなもので十分なんです。しかし、深いレンジまで一気に落とし込む事に加え、釣り客同士のオマツリを減らすために、船宿が推奨するジグウェイトは120~150gと、水深に比べてかなり重め。こいつを一日中しゃくり上げるのはなかなか大変なことで、エエ歳こいたオッサンには重労働なのです。ところが、ロッドを強く(硬く)すると、しゃくりそのものが楽になります。バットセクションの張りで、少ない力でも勝手にロッドがジグを持ち上げてくれます。小型の魚が中心の場合は少々釣り味に欠けますが、もし2タックル準備するのであれば、1セットは普通にライトなもの、もう1セットは少々オーバーパワー気味のセッティングにすると釣りが楽になります。
そしてリール。私は前回のジギングまでは、既に10年以上前に中古品から発掘したShimano/05CALCUTTA 200を使っていました。CALCUTTAシリーズはとにかく頑丈で、海でのタフな釣りにもびくともしませんでした。しかし、流石に近海ジギングからカワハギ釣り、手漕ぎボートのアジ釣りなど、何でもかんでもこのリール1台で釣り続けた結果、前回のジギング釣行後に酷い巻重しが出始めてしまったのです。既にパーツもなくなっているでしょう。そろそろ寿命が近付いているのです。そこでShimano/14 OCEA CONQUEST 200HGを購入してしまいました。

買う前はかなり迷いました。もうひと番手大きい300番にすべきか?そもそもこのリールが私の釣りに最適なのか?こんなに高価なリールではなく、もっと廉価なものでも良いのでは?そういえばこのシリーズは’15に300PGを出して以来モデルチェンジをしていない。そろそろニューモデルが出そうだから、それまで待っても良いのでは?…

そんなわけで実際に釣具店に足を運び、実物を触らせてもらったわけです。そしてやはりこいつと決めました。先ずロープロタイプよりも丸型が好みだったこと、そして巻き上げのスムーズさが最大の決定要因でした。スプールやボディー、ハンドルなど、海の釣り専用であることも安心感の一つ。
今回は金沢八景の『太田屋』さんからの出船です。東京湾の太刀魚ジギング船はいくつかの船宿から出船していますが、私と極楽とんぼさんがちょうど良く待ち合わせる事が出来るのがこちらだったのです。
7:15出船です。最近の太刀魚好調によるのでしょう、この日は左右両舷とも8人ずつのお客さんが乗り込みました。行先は最近好調の走水から観音崎沖。船宿から概ね20分くらい。そこでしばらく魚探の反応を見ながら船を落ち着かせます。
この時期の太刀魚は産卵のため浅場に差してきます。なのでレンジも浅く、先述の通り水深70m前後の場所が釣り場になります。最初は大型が出るポイントからスタート。先ず大トモのお客さんがいきなりヒット!レギュラーサイズでしたが幸先の良いスタートとなりました。そして先ほどと同じお客さんと極楽とんぼさんに、立て続けにドラゴンサイズがヒットしました!しかし両者ともピックアップ寸前に痛恨のバラシ!船長曰く、大きな魚は餌釣りの時のように、両手でリーダーを手繰り寄せて慎重に抜き上げるのがキモなのだそうです。
そうこうしている内に私にもヒット!これまた指3本半くらいのレギュラーサイズ。しかし開始からわずか15分くらいで、私も極楽とんぼさんも魚をゲットしました。好調な滑り出し!この時使っていたのはCLUE INC./BASE。やはりコンパクトなボディー形状のものが良いようで、バイトが連発します。しかし、良く釣れるルアーって、何故かすぐにロストするもの。一旦ジグを回収してリーダーのチェックをするつもりで早巻をしていました。すると妙なショックが手元に伝わると同時に、フッ!と竿先が軽くなりました。
…
…
…
○| ̄|_
PEラインが切れてるorz
恐らく水深30mくらいの所まで巻き上げたところ。この不思議な高切れは、私だけではなく極楽とんぼさんも、他のお客さんも幾人か経験しました。歯の鋭い魚がメインラインに触れたのでしょうか?
そしてお客さんが多ければオマツリも付きもの。私たちは右舷の胴の間に陣取っていたのですが、はるかミヨシ寄りのお客さんとマツってみたり、左舷側のお客さんとマツったり…。そしてBASEに続くエースと考えていたCLUE INC./FREETを投入した途端、ガツン!というバイトと共にスカッ!とジグの重みが消えました。
○| ̄|_
ショックリーダーが食いちぎられてるorz
こんな感じで、出足こそ良かったのに、しばらくの間は釣りになりませんでした。心が折れそうになりますorz
そして移動。この日は走水よりもやや横須賀寄りに船団が出来ていました。ここは数釣りポイントです。先ほど同様水深は60mから70mくらい。ジグウェイトも120~150gくらいが中心になります。
このポイントに移動してからは、船中のお客さんにバイトが出るようになりました。型は指2本から3本程度と、サイズは出ませんが、頻繁にバイトが出るのはやはり楽しい。私も極楽とんぼさんも順調に数を増やしていきます。

これが途中経過。上出来です^^
釣れるポイントではいろいろ試して、今後の釣りの引き出しを増やしておくのも手です。この日のメソッドは基本のワンピッチジャークでしたが、スローな釣りも試してみました。スローな釣りは、フォールでのバイトが非常に良く分かります。スローな中に時折早めのワンピッチジャークを挟むのも効果的で、早巻した途端にガツン!と食ってきたり、早巻後にクラッチを切るとラインが沈んで行かなかったり…。しっかりバイトを見極めて掛けに行くのは楽しいです。そしてタックルの進化は凄まじく、今まで取れなかったバイトを確実に取っていると思います。その感度は素晴らしい!それが最も顕著に出たのは、ジグをローテーションして海中に沈め直した時。船長の指示棚よりもはるかに浅い、上から15mくらいのところでジグの沈下速度が遅くなったような気がするとともに、ロッドティップとサミングする親指に違和感を感じ、巻合わせをするとドスン!とヒット!動きが太刀魚とは違うと思ったら、何とサゴシでした。

このクーラーは内法が60㎝。なのでこのサゴシは60㎝ちょっとくらいのサイズでした。太刀魚だけでなく、こうした別の魚が釣れるのも楽しいですね^^
さてさて、順調に釣れました。エースのジグを早々に失くしてどうなる事かと思いましたが、何とか私も極楽とんぼさんも20本くらいずつゲットしました。
そして終盤、船中のお客さん全員がそこそこの釣果を上げたところで、再び船長は大物ポイントへ移動。その数しゃくり目。スローなロッドワークから早めのワンピッチジャークに切り替えた途端にガツン!という明快なバイト、そしてヒット!こいつはかなりやる気があります!恐らくバックしているのでしょう、それが力強く、ドラグが鳴きました。間違いなくメーターオーバー!ラインテンションを抜かないように、相手の動きに合わせてラインを巻き取ります。新しいリールは巻き上げ力が強い!あっという間にあと10mくらいの所まで巻き上げました。ところが突然テンションが抜けました!
○| ̄|_
痛恨のフックアウト!
今までに太刀魚ジギングでは経験したことのない引きだったのにorz
しかしまだ魚はいるはず。大トモの左舷側にいたお客さんは、指6本サイズをゲットしています。もっと大きな魚だっているはず!しかしもう時間は限られている。なるべく幅広く、効率的にレンジを探るために、必然的に早めのジャークになります。するとまたしてもガツン!というバイトと共に、またしてもテンションが抜けました。
○| ̄|_
50lbのフロロショックリーダーがすっぱり切れてる!
どうやらジグの頭に食ってきたようです。太刀魚って本当にカミソリみたいな歯をしていますね!
家に帰ってからリールをメンテナンスする際、ショックリーダーを確認すると、こんな感じでした。

スッパリ切られたリーダーの断面。本当に鋭利なカミソリで切ったかのよう!

リーダーの真ん中あたりも傷が入っていました。50lbフロロカーボンが一撃で切られるとは!
さてさて既に時間が無くなってきました。もう一つのタックルで頑張りました…が、大物は獲れず…。

船中で釣った魚の下処理をしているお客さんがいて、そのおこぼれにあずかろうとカモメがついてきました^^
最後が締まりませんでしたが、結局二人で40本以上は獲ったと思います。十分に楽しめました。
今シーズンはここまで、東京湾太刀魚は好調を維持し続けています。よっぽど海が荒れたり、船酔いで寝込むようなことが無ければ、ボーズを喰らうことはないと思います。太刀魚ジギング入門にももってこいのシーズンではないでしょうか。どの船宿さんも親切で、道具のレンタルなどもやっていますので、まだやったことが無い方も是非挑戦してほしいです。
最後に、今回使用したリールについて。

左が新調したShimano/14 OCEA CONQUEST 200HG。右は10年以上前に中古品で買ったShimano/01CALCUTTA CONQUEST 400。コンクエストはベイトキャスティングリールの名作だと思います。とにかくこんなにぶっ飛ぶリールは、それ以前のリールを使い続けていた私には衝撃的でした。とても頑丈なので、海のライトジギングでも十分に使えます。こいつはまだ問題なく使えるわけですが、こうして新しいモデルと比べると…新型がいかにコンパクトに出来ているかが良く分かりますね!番手が違うので単純比較はできませんが、新型はひと番手小さなリールではないのか?と勘違いするくらいにコンパクト。なので軽いしパーミングもしやすいです。そして巻き上げの力も凄い!ハイギヤなのに何とも滑らかな巻き上げ。巻き上げる力についてはひと番手か二番手くらい上のリールを感じさせます。なるほどワラサクラスなら問題なく使えるというのが良く分かります。スピニングリールだけではなくて、ベイトリールも10年前に比べて隔世の感があります。
【Tackle Data】
■Tackle-1
Rod :Angler's Republic/PALMS ELUA/MWGCⅡ-632T
Reel :Shimano/14 OCEA CONQUEST 200HG
Line :YGK/G-soul SUPER JIGMAN X8(PE#1.0)
Leader:MORRIS/VARIVAS SHOCK LEADER FLUORO CARBON 50LB
■Tackle-2
Rod :PALMS/METAL WITCH/MTTC-633T
Reel :Shimano/01CALCUTTA CONQUEST 400
Line :MORRIS/VARIVAS High Grade Marking X8 TYPEⅡ(PE#1.5)
Leader:MORRIS/VARIVAS SHOCK LEADER FLUORO CARBON 50LB
Lure :Metal Jig 120g~160g
CLUE INC./BASE
CLUE INC./FREET
TIMCO/Ocean Dominator Jig
TIMCO/Ocean Dominator Jig Classic
DUEL/BLANCA
Maria/METAL FLICKR
etc.
そして夜のお楽しみ、今回もいつもの寿司屋さんに持ち込んで、つくっていただきました。

小さな太刀魚は三枚おろしにされ、フライなどに使われます。凄まじい数の小さな太刀魚に、若店主は捌きながら足がつったと申しておりました。魚釣りだけにしゃれが効いています^^;
本当に、毎度お疲れのところ申し訳ない!
それでは今回作っていただいた料理の数々をご覧ください。
壱、釣り魚の刺身

左から、サゴシの刺身、太刀魚の刺身、サゴシのたたき
太刀魚は刺身で食べると、ちょっと鯵に似たような、不思議な甘みと旨みが感じられます。生姜でいただくのが美味しい。
サゴシは、大きさの割には太っていて、さっぱりした中に癖のない旨みを持っています。サワラのたたきは、四国では良く食されるそうです。ちょっと火を通すことでまた味わいが変わって美味しい!これは醤油でも良いですが、岩塩でいただくのが格別でした。
弐、太刀魚のなめろう

身は淡白だけどしっかりした旨みがある太刀魚は、こうした食べ方でもやはり美味しい!
参、サゴシの醤油煮

身がふわふわ!甘辛く煮つけたサゴシってこんなに美味しいんだ!さっぱりしているのに旨みが詰まった魚はどんな料理にも合います!
肆、太刀魚の塩焼き

これは間違いのない旨さ。
家で焼いて食べてももちろん美味しいけど、プロが使う焼台で遠火でじっくり焼き上げてくれる塩焼きは格別!
伍、太刀魚のフライ

小さな太刀魚はこんな風に揚げ物にすると、また一味違った楽しさがあります。
三つ葉と一緒にかき揚げ風にしてくれたのも、良い香りで美味しい。
陸、太刀魚のムニエル

若店主がちょっと名の知れた方から直々に教わったという、本格的な調理法で作るムニエル。
淡白な太刀魚の身は濃厚なバターにも良く合ってしまう。調理方法を選ばない魚なんですね。
柒、握り寿司

右端がサゴシ、右から二つ目が太刀魚。
刺身で食べて旨い魚は、こうして酢飯に乗っける事でまた違った美味しさになります。寿司って不思議。
捌、サゴシたたきの握り寿司

紅葉卸しとぽん酢でいただきます。
これは絶品!魚と薬味との組み合わせが絶妙。
サワラは足が早い魚なので、生で食べるならほんの2,3日の内なのだそうです。これぞアングラーの特権っていうやつです^^
今回も美味しくいただきました。
【店データ】
『竹寿司』
住所:神奈川県相模原市南区相模台3-14-20
電話:042-742-5111
定休:水曜日
時間:11:00~23:00
湘南でライトタックルゲームを楽しむのは私のメインの釣りと言えます。とにかくお手軽に、思い立った時に出かけられるのがこの釣りの良さ。しかし、南風の日が続きました。大きく南に開けた相模湾は、南風が吹くとすぐに荒れます。軽量ルアーを使うライトタックルの釣りでは、南風は大敵です。風速4~5m/sくらいの風でも釣りにならなくなります。それでもちょっとした隙間時間に出かけてみれば…

やっぱり荒れてるorz
しかもなかなか釣れない…やっとバイトが出たと思ったら…

クサフグデツカorz
久しぶりにガツン!と明快なアタリが出たと思えば…

お前かよ!
そして漂流物を引っ掛けたらしく、むちくちゃ重い!ラインブレイクしないようにおっかなびっくり回収してみれば…

板切れが上がってきた。しかし、何か一杯くっついてる!

何とカメノテの赤ちゃんたちだ!この板切れから栄養を取っているのでしょうか?かわいそうなので、このまま海に返してあげました。

結局本命の小型青物は、このショゴ1尾だけでした。しかもミスバイトでスレ掛だし^^; こんな感じでろくな釣果になりませんでした。
7月になり、やっと本当の意味で落ち着きました。そうなると釣りに行きたくてウズウズしてきます。極楽とんぼさんを誘って早速出かけることにしたのですが、さて何を釣ろう…。8月から毎年恒例の超繁忙期に入ります。確実に釣っておきたい!そんなわけで、今シーズン好調を維持している東京湾太刀魚ジギングに再び挑戦することになりました。
っで、いろいろトラブルがあったついでのヤケクソで、ジギング用のタックルを新調しました。
まずロッド。PALMS/METAL WITCH/MTTC-633Tです。ディープレンジ攻略用のロッドですが、私の場合、ディープレンジを攻略するためではなく、楽にしゃくるために購入しました。
今現在、東京湾のタチウオポイントは水深50~70mくらい。したがって使うタックルは最もライトなもので十分なんです。しかし、深いレンジまで一気に落とし込む事に加え、釣り客同士のオマツリを減らすために、船宿が推奨するジグウェイトは120~150gと、水深に比べてかなり重め。こいつを一日中しゃくり上げるのはなかなか大変なことで、エエ歳こいたオッサンには重労働なのです。ところが、ロッドを強く(硬く)すると、しゃくりそのものが楽になります。バットセクションの張りで、少ない力でも勝手にロッドがジグを持ち上げてくれます。小型の魚が中心の場合は少々釣り味に欠けますが、もし2タックル準備するのであれば、1セットは普通にライトなもの、もう1セットは少々オーバーパワー気味のセッティングにすると釣りが楽になります。
そしてリール。私は前回のジギングまでは、既に10年以上前に中古品から発掘したShimano/05CALCUTTA 200を使っていました。CALCUTTAシリーズはとにかく頑丈で、海でのタフな釣りにもびくともしませんでした。しかし、流石に近海ジギングからカワハギ釣り、手漕ぎボートのアジ釣りなど、何でもかんでもこのリール1台で釣り続けた結果、前回のジギング釣行後に酷い巻重しが出始めてしまったのです。既にパーツもなくなっているでしょう。そろそろ寿命が近付いているのです。そこでShimano/14 OCEA CONQUEST 200HGを購入してしまいました。

買う前はかなり迷いました。もうひと番手大きい300番にすべきか?そもそもこのリールが私の釣りに最適なのか?こんなに高価なリールではなく、もっと廉価なものでも良いのでは?そういえばこのシリーズは’15に300PGを出して以来モデルチェンジをしていない。そろそろニューモデルが出そうだから、それまで待っても良いのでは?…

そんなわけで実際に釣具店に足を運び、実物を触らせてもらったわけです。そしてやはりこいつと決めました。先ずロープロタイプよりも丸型が好みだったこと、そして巻き上げのスムーズさが最大の決定要因でした。スプールやボディー、ハンドルなど、海の釣り専用であることも安心感の一つ。
今回は金沢八景の『太田屋』さんからの出船です。東京湾の太刀魚ジギング船はいくつかの船宿から出船していますが、私と極楽とんぼさんがちょうど良く待ち合わせる事が出来るのがこちらだったのです。
7:15出船です。最近の太刀魚好調によるのでしょう、この日は左右両舷とも8人ずつのお客さんが乗り込みました。行先は最近好調の走水から観音崎沖。船宿から概ね20分くらい。そこでしばらく魚探の反応を見ながら船を落ち着かせます。
この時期の太刀魚は産卵のため浅場に差してきます。なのでレンジも浅く、先述の通り水深70m前後の場所が釣り場になります。最初は大型が出るポイントからスタート。先ず大トモのお客さんがいきなりヒット!レギュラーサイズでしたが幸先の良いスタートとなりました。そして先ほどと同じお客さんと極楽とんぼさんに、立て続けにドラゴンサイズがヒットしました!しかし両者ともピックアップ寸前に痛恨のバラシ!船長曰く、大きな魚は餌釣りの時のように、両手でリーダーを手繰り寄せて慎重に抜き上げるのがキモなのだそうです。
そうこうしている内に私にもヒット!これまた指3本半くらいのレギュラーサイズ。しかし開始からわずか15分くらいで、私も極楽とんぼさんも魚をゲットしました。好調な滑り出し!この時使っていたのはCLUE INC./BASE。やはりコンパクトなボディー形状のものが良いようで、バイトが連発します。しかし、良く釣れるルアーって、何故かすぐにロストするもの。一旦ジグを回収してリーダーのチェックをするつもりで早巻をしていました。すると妙なショックが手元に伝わると同時に、フッ!と竿先が軽くなりました。
…
…
…
○| ̄|_
PEラインが切れてるorz
恐らく水深30mくらいの所まで巻き上げたところ。この不思議な高切れは、私だけではなく極楽とんぼさんも、他のお客さんも幾人か経験しました。歯の鋭い魚がメインラインに触れたのでしょうか?
そしてお客さんが多ければオマツリも付きもの。私たちは右舷の胴の間に陣取っていたのですが、はるかミヨシ寄りのお客さんとマツってみたり、左舷側のお客さんとマツったり…。そしてBASEに続くエースと考えていたCLUE INC./FREETを投入した途端、ガツン!というバイトと共にスカッ!とジグの重みが消えました。
○| ̄|_
ショックリーダーが食いちぎられてるorz
こんな感じで、出足こそ良かったのに、しばらくの間は釣りになりませんでした。心が折れそうになりますorz
そして移動。この日は走水よりもやや横須賀寄りに船団が出来ていました。ここは数釣りポイントです。先ほど同様水深は60mから70mくらい。ジグウェイトも120~150gくらいが中心になります。
このポイントに移動してからは、船中のお客さんにバイトが出るようになりました。型は指2本から3本程度と、サイズは出ませんが、頻繁にバイトが出るのはやはり楽しい。私も極楽とんぼさんも順調に数を増やしていきます。

これが途中経過。上出来です^^
釣れるポイントではいろいろ試して、今後の釣りの引き出しを増やしておくのも手です。この日のメソッドは基本のワンピッチジャークでしたが、スローな釣りも試してみました。スローな釣りは、フォールでのバイトが非常に良く分かります。スローな中に時折早めのワンピッチジャークを挟むのも効果的で、早巻した途端にガツン!と食ってきたり、早巻後にクラッチを切るとラインが沈んで行かなかったり…。しっかりバイトを見極めて掛けに行くのは楽しいです。そしてタックルの進化は凄まじく、今まで取れなかったバイトを確実に取っていると思います。その感度は素晴らしい!それが最も顕著に出たのは、ジグをローテーションして海中に沈め直した時。船長の指示棚よりもはるかに浅い、上から15mくらいのところでジグの沈下速度が遅くなったような気がするとともに、ロッドティップとサミングする親指に違和感を感じ、巻合わせをするとドスン!とヒット!動きが太刀魚とは違うと思ったら、何とサゴシでした。

このクーラーは内法が60㎝。なのでこのサゴシは60㎝ちょっとくらいのサイズでした。太刀魚だけでなく、こうした別の魚が釣れるのも楽しいですね^^
さてさて、順調に釣れました。エースのジグを早々に失くしてどうなる事かと思いましたが、何とか私も極楽とんぼさんも20本くらいずつゲットしました。
そして終盤、船中のお客さん全員がそこそこの釣果を上げたところで、再び船長は大物ポイントへ移動。その数しゃくり目。スローなロッドワークから早めのワンピッチジャークに切り替えた途端にガツン!という明快なバイト、そしてヒット!こいつはかなりやる気があります!恐らくバックしているのでしょう、それが力強く、ドラグが鳴きました。間違いなくメーターオーバー!ラインテンションを抜かないように、相手の動きに合わせてラインを巻き取ります。新しいリールは巻き上げ力が強い!あっという間にあと10mくらいの所まで巻き上げました。ところが突然テンションが抜けました!
○| ̄|_
痛恨のフックアウト!
今までに太刀魚ジギングでは経験したことのない引きだったのにorz
しかしまだ魚はいるはず。大トモの左舷側にいたお客さんは、指6本サイズをゲットしています。もっと大きな魚だっているはず!しかしもう時間は限られている。なるべく幅広く、効率的にレンジを探るために、必然的に早めのジャークになります。するとまたしてもガツン!というバイトと共に、またしてもテンションが抜けました。
○| ̄|_
50lbのフロロショックリーダーがすっぱり切れてる!
どうやらジグの頭に食ってきたようです。太刀魚って本当にカミソリみたいな歯をしていますね!
家に帰ってからリールをメンテナンスする際、ショックリーダーを確認すると、こんな感じでした。

スッパリ切られたリーダーの断面。本当に鋭利なカミソリで切ったかのよう!

リーダーの真ん中あたりも傷が入っていました。50lbフロロカーボンが一撃で切られるとは!
さてさて既に時間が無くなってきました。もう一つのタックルで頑張りました…が、大物は獲れず…。

船中で釣った魚の下処理をしているお客さんがいて、そのおこぼれにあずかろうとカモメがついてきました^^
最後が締まりませんでしたが、結局二人で40本以上は獲ったと思います。十分に楽しめました。
今シーズンはここまで、東京湾太刀魚は好調を維持し続けています。よっぽど海が荒れたり、船酔いで寝込むようなことが無ければ、ボーズを喰らうことはないと思います。太刀魚ジギング入門にももってこいのシーズンではないでしょうか。どの船宿さんも親切で、道具のレンタルなどもやっていますので、まだやったことが無い方も是非挑戦してほしいです。
最後に、今回使用したリールについて。

左が新調したShimano/14 OCEA CONQUEST 200HG。右は10年以上前に中古品で買ったShimano/01CALCUTTA CONQUEST 400。コンクエストはベイトキャスティングリールの名作だと思います。とにかくこんなにぶっ飛ぶリールは、それ以前のリールを使い続けていた私には衝撃的でした。とても頑丈なので、海のライトジギングでも十分に使えます。こいつはまだ問題なく使えるわけですが、こうして新しいモデルと比べると…新型がいかにコンパクトに出来ているかが良く分かりますね!番手が違うので単純比較はできませんが、新型はひと番手小さなリールではないのか?と勘違いするくらいにコンパクト。なので軽いしパーミングもしやすいです。そして巻き上げの力も凄い!ハイギヤなのに何とも滑らかな巻き上げ。巻き上げる力についてはひと番手か二番手くらい上のリールを感じさせます。なるほどワラサクラスなら問題なく使えるというのが良く分かります。スピニングリールだけではなくて、ベイトリールも10年前に比べて隔世の感があります。
【Tackle Data】
■Tackle-1
Rod :Angler's Republic/PALMS ELUA/MWGCⅡ-632T
Reel :Shimano/14 OCEA CONQUEST 200HG
Line :YGK/G-soul SUPER JIGMAN X8(PE#1.0)
Leader:MORRIS/VARIVAS SHOCK LEADER FLUORO CARBON 50LB
■Tackle-2
Rod :PALMS/METAL WITCH/MTTC-633T
Reel :Shimano/01CALCUTTA CONQUEST 400
Line :MORRIS/VARIVAS High Grade Marking X8 TYPEⅡ(PE#1.5)
Leader:MORRIS/VARIVAS SHOCK LEADER FLUORO CARBON 50LB
Lure :Metal Jig 120g~160g
CLUE INC./BASE
CLUE INC./FREET
TIMCO/Ocean Dominator Jig
TIMCO/Ocean Dominator Jig Classic
DUEL/BLANCA
Maria/METAL FLICKR
etc.
そして夜のお楽しみ、今回もいつもの寿司屋さんに持ち込んで、つくっていただきました。

小さな太刀魚は三枚おろしにされ、フライなどに使われます。凄まじい数の小さな太刀魚に、若店主は捌きながら足がつったと申しておりました。魚釣りだけにしゃれが効いています^^;
本当に、毎度お疲れのところ申し訳ない!
それでは今回作っていただいた料理の数々をご覧ください。
壱、釣り魚の刺身

左から、サゴシの刺身、太刀魚の刺身、サゴシのたたき
太刀魚は刺身で食べると、ちょっと鯵に似たような、不思議な甘みと旨みが感じられます。生姜でいただくのが美味しい。
サゴシは、大きさの割には太っていて、さっぱりした中に癖のない旨みを持っています。サワラのたたきは、四国では良く食されるそうです。ちょっと火を通すことでまた味わいが変わって美味しい!これは醤油でも良いですが、岩塩でいただくのが格別でした。
弐、太刀魚のなめろう

身は淡白だけどしっかりした旨みがある太刀魚は、こうした食べ方でもやはり美味しい!
参、サゴシの醤油煮

身がふわふわ!甘辛く煮つけたサゴシってこんなに美味しいんだ!さっぱりしているのに旨みが詰まった魚はどんな料理にも合います!
肆、太刀魚の塩焼き

これは間違いのない旨さ。
家で焼いて食べてももちろん美味しいけど、プロが使う焼台で遠火でじっくり焼き上げてくれる塩焼きは格別!
伍、太刀魚のフライ

小さな太刀魚はこんな風に揚げ物にすると、また一味違った楽しさがあります。
三つ葉と一緒にかき揚げ風にしてくれたのも、良い香りで美味しい。
陸、太刀魚のムニエル

若店主がちょっと名の知れた方から直々に教わったという、本格的な調理法で作るムニエル。
淡白な太刀魚の身は濃厚なバターにも良く合ってしまう。調理方法を選ばない魚なんですね。
柒、握り寿司

右端がサゴシ、右から二つ目が太刀魚。
刺身で食べて旨い魚は、こうして酢飯に乗っける事でまた違った美味しさになります。寿司って不思議。
捌、サゴシたたきの握り寿司

紅葉卸しとぽん酢でいただきます。
これは絶品!魚と薬味との組み合わせが絶妙。
サワラは足が早い魚なので、生で食べるならほんの2,3日の内なのだそうです。これぞアングラーの特権っていうやつです^^
今回も美味しくいただきました。
【店データ】
『竹寿司』
住所:神奈川県相模原市南区相模台3-14-20
電話:042-742-5111
定休:水曜日
時間:11:00~23:00
- 2019年7月10日
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