インクジェット×レジンで0.5日ミノー製作

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前回渓流ミノーを製作した工程を応用し、シーバスミノーを製作してみる。今回はリップ製作にもレジンを活用し、本体のカラーリングはインクジェットラベルを活用したペイントレス手法とした。

構成は前回同様のスリーピース。サイズは125mm。
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リップ製作用の型を作る。型と言ってもシリコンマットを2枚使った簡易的なもの。使用する材料はこれ。
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リップの形をシリコンマットに書き込む。シリコンは油性ペンを弾いてしまうので、元々貼ってある保護フィルムの上からそのまま書き込んでいく
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カッターでリップ部分を切り抜き外形部分を残す。保護フィルムをはがし、下にもう一枚シリコンマットを敷いて重ねる。シリコンはお互いに吸着する性質があるので2枚を強く押して吸着させることでぴったりとくっつく。これを型として使用する。
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レジンをゆっくりと流し込む。凸型に盛り上がるよう少し多めにレジンを入れる。気泡が入ったら先の尖ったもので取り除く。
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UVライトで硬化させ型から取り出す。ヤスリで外形を整えたらリップの完成。こういう立体的な形状をアクリル板で削り出すのはかなり大変だがレジンなら楽々と、かつ繰り返し製作ができる。
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本体の形状を整えリップを接着してから2回レジンコートを行う。フックを装着してスイムテストでアクションの確認。問題なく動いたらフックを外し仕上げ工程に移行する。

渓流ミノーは小さいのでマニキュア作業に向いていたが、本体が大きいとどうしてもムラが生じやすく不向き。今回は伸びるインクジェットラベルを活用する。
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今回は5種類のシートを使用
背面 伸びる透明インクジェットラベルにブルーの色柄をプリント
側面 ストレッチホログラムシート
腹面 伸びる白インクジェットラベルをそのまま使用
顔面 アルミテープ
目玉 ホログラムインクジェットシート×レジンで製作
これらを順番に貼り込んでレジンコートを2回施したら完成。

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今回は製作を朝8:30頃から始め、昼食を挟んで15時前には完成。塗料の調合や道具の洗浄の必要がないので片付けもスピーディに完了できた。
今後作業に慣れたら午前中にルアー製作をして午後からフィールドで実釣という過ごし方も夢ではない。




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