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〝 ダウンサイジングとの葛藤 〟

60年代のメインフレームと呼ばれた大型コンピューターの時代から、70年代以降は、ICチップの小型化に伴いコンピューター自体も人が現場で必要なデーターを元に必要な仕事を遂行するための発想で、汎用サーバーに置き換えるという一連の流れから、「ダウンサイジング」と云う言葉が生まれ、更なる進化により現在の端末は格段に使い勝手が向上したことは云うまでもない。

然しながら、海面に浮かぶモーターボートの世界では、設計上の「ダウンサイジング」に於いて一番障害となるのは、人間の体躯である。

一般にボートサイズを大きくすればするほど浮力も確保され安定性は増していくが、反対に接水面も増加して慣性の法則と吸引抵抗から、搭載機関も急激に大きな出力が必要とされイニシャルコスト・ランニングコスト共に高くなる。その反対をやるとどうしても浮力が小さくなり人間の移動だけでも横波転覆に繋がるケースも発生し人命と云う金銭では代償できないものを脅かす事にも繋がり兼ねない。

そこで、陸上とは異なる海上での安全性を最大限に保ちながら、「ダウンサイジング」を具現化し、同時に低燃費、高速性、停船時安定性、人間工学に基づく使い勝手の良さ、そして何よりも一般駐車場にて保管可能なサイズの究極のボートサイズが大前提の船底形状の割り出しへ徹底的に総力を掛ける事に最大の開発期間を投入する事とした。






これまでの18feetから究極の14feetへの「ダウンサイジング」。しかも、3度目の試作ハルであった。
「これなら行ける!」と納得しハル型最終形状を決定した時の海上試運転は、誠に感慨深いものであった。
夢中でハル開発に取り組んでいた結果、浦島太郎よろしく気が付くと2年間の歳月が流れていたのである。
 


 


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