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▼ 生物学の釣り3
- ジャンル:style-攻略法
生物学の釣り3 「スレる」「見切られる」とはどういうことか
前回の釣りログで、「みんながジャークをジャカジャカしまくったために、スレて信号に反応しなくなってるということがあるのだろうか」
という主旨のコメントを頂きました。どうもありがとうございます。このテーマを考えていくというスタイルで、今回のログを書いてみます。

ベイスラッグを橋脚際でスコ~ン、スコ~ンとジャークして出てきたシーバスです。
さて、
お尋ねの件について、僕の考えを書いてみます。
同じ刺激をくり返し与えることで、それに対する反応性が低下することは十分に考えられます。しかし一口に「反応性の低下」といっても、慎重に検討すると2通りあると思います。
第1に「一回性の反応」における反応性の低下です。たとえばストラクチャーを撃っていてスレてると感じるときってありますよね。X80信号に反応しなくなっている・・・。
例えばネコの前でネコじゃらしを「右、左、右左・・・右、左右左・・・」のようにイレギュラーに移動させますと、ネコはそれに強く反応した挙句、最後は飛びつきます。狩猟の本能です。
しかしこの動作を繰り返していると、次第に反応性が低下して、やがてそっぽを向いてしまいます。同じ動作で遊んでやろうとしても見向きもしなくなります。
しかしこの反応性の低下は一時的なもので、翌日はまたリセットされています。再び同じ動作で再び反応し飛びつきます。
つまり、私の考えでは多くの場合は先行者の影響が大きいと思います。湾奥の場合ですが。昨今の釣り人口の急増でどのポイントも休まる暇がないですよね、特に湾奥の有名ポイントは。
オープンエリアの場合は別にして、多くの釣り場の場合、誰もいないように見えても(一番乗りだ!と思っても)おそらくは一時間前には誰かが撃
った後、ということが少なくないのが昨今の状況だと思います。
「リセット」する間がない昨今の湾奥ですが、特にジャークのような派手な刺激を与えて獲るパターンではなおさらです。つまり、ついさっきジャークを見たばかりのシーバスが多いということです。
* * * * * * *
これに関連することですが、いわゆる「ルアーの見切り」も原理は同じではないかと僕は思います。ストラクチャー際でダートさせ、タメを作って食わせるとき、シェードで食わせきれずにシーバスが手前までついてきてしまい、反転していくことがあります。
これをよく「見切られた」と言いますよね。しかし「見切る」とはどういうことでしょう?これはルアーをニセモノだと見抜いて食うのをやめた、ということではないと思います。
僕の考えでは、いわゆる見切られるという現象は、ダートに反応したシーバスが、手前まで来るまでにダートの動きを何度も何度も見ているうちに「刺激への反応性が低下した」のだと基本的には見るべきだと思っています。
つまりネコがネコじゃらしの動きに飽きて、そっぽを向いたのと同じことだと考えた方が自然だと思います。こうしたシーバスはもう一度ルアーを通しても二度と食いません。
それは、よく言われるように警戒しているからではなく、単純に反応しなくなっただけだと思います。なぜなら反転するときのシーバスって、「フンッ」って感じでプイッと顔をそむけ、ス~っと帰っていきますよね。猛スピードで「逃げ帰る」ことはあまりありません。
ネコも飽きたらプイッとそっぽを向いてしまいます。そして一度そっぽを向いたネコは、おどろくほど反応してくれません。あくびとかしてますよね。
「見切った」とは「見抜いた」ということではなく、動きに飽きたので「見切りをつけた」「関心を失った」に近いのだと思います。
(あまり細かい注釈はつけたくないのですが・・・。
もちろん水面が近づいたり、岸が近づいたりに違和感を覚えて引き返す場合だってあります。その場合に関しては警戒して2度と出てこないということが考えられます。要するに場合分けして考えなければなりません。
今回は「反応性 」のみに特化して考えたいと思います。)
* * * * * * * * * * * * * * * * * * *
こうした一回性の反応の低下のほかに、ある動きに対して長期的に反応性が低下していく場合もあると思います。みんながジャークすることでシーバスが全体的にジャークという動きに反応しなくなっていることは確かに考えられます。
最近八の字では釣りにくくなったとか、川崎新堤のシーバスが岸ジギにスレているというのと同じですよね。
やはりネコで考えてみますと、「その時の(一回性の)反応性の低下」だけでなく、何日も続けて同じ遊びをすることで「その動きに次第に飽きる」ことはよくあります。うちのネコがそうです。
うちのネコは、ネコじゃらしの動きにすぐ飽きてしまったので、新しいおもちゃを次々に何種類も買ってきました。新しいおもちゃを使うと、それには反応するのです。
でも新しいおもちゃも1~2週間でまた飽きていきます。仕方ないので、また新しいおもちゃを買いに行く、の繰り返しです。
ただし、信号刺激と本能の関係は、そう簡単に消えるものではありません。同じ刺激を反復して与えれば確かに反応性は鈍くなるでしょうが、時間をおけばもとに戻ります。
ネコだって一度飽きたおもちゃも、時間をおけばまた反応するものです。うちには何種類ものおもちゃがありますから、いまはローテーションしてネコと遊んでいます。
これはルアーにも言えることですよね。昔よくつかったルアーを引っぱり出してみると、結構釣れることがあります。殉職させてしまったFVM(もう手に入らないので残念ですが)を、今持っていたらなあとよく思います。
少なくともシーバスは時間をおけばおいただけ、その動きを忘れていくのだと思います。その証拠に真夏が過ぎて最初に入ってくる群れは釣りやすいですよね。
もし、東京湾を5年間ルアー釣り禁止にしたら、解禁の年はジャークでも八の字でも面白いゲームができるのではないかと思います。
以上、もちろんこれはあくまで私見です。おそらくだいたいあっているとは思います。いや、合ってるかもしれないし、合ってないかもしれないと思い始めました。いや、きっと大半が間違ってます。もしかしたら全部間違っているかもしれません。(またこのパターン)
それは冗談ですが、科学的に客観的事実として知られていることではありません。しかし科学的に客観的に考えたことなので「私見」としたまでです。
ご参考になったかどうか甚だ自信がありませんが、お答えになっているでしょうか?
前回の釣りログで、「みんながジャークをジャカジャカしまくったために、スレて信号に反応しなくなってるということがあるのだろうか」
という主旨のコメントを頂きました。どうもありがとうございます。このテーマを考えていくというスタイルで、今回のログを書いてみます。

ベイスラッグを橋脚際でスコ~ン、スコ~ンとジャークして出てきたシーバスです。
さて、
お尋ねの件について、僕の考えを書いてみます。
同じ刺激をくり返し与えることで、それに対する反応性が低下することは十分に考えられます。しかし一口に「反応性の低下」といっても、慎重に検討すると2通りあると思います。
第1に「一回性の反応」における反応性の低下です。たとえばストラクチャーを撃っていてスレてると感じるときってありますよね。X80信号に反応しなくなっている・・・。
例えばネコの前でネコじゃらしを「右、左、右左・・・右、左右左・・・」のようにイレギュラーに移動させますと、ネコはそれに強く反応した挙句、最後は飛びつきます。狩猟の本能です。
しかしこの動作を繰り返していると、次第に反応性が低下して、やがてそっぽを向いてしまいます。同じ動作で遊んでやろうとしても見向きもしなくなります。
しかしこの反応性の低下は一時的なもので、翌日はまたリセットされています。再び同じ動作で再び反応し飛びつきます。
つまり、私の考えでは多くの場合は先行者の影響が大きいと思います。湾奥の場合ですが。昨今の釣り人口の急増でどのポイントも休まる暇がないですよね、特に湾奥の有名ポイントは。
オープンエリアの場合は別にして、多くの釣り場の場合、誰もいないように見えても(一番乗りだ!と思っても)おそらくは一時間前には誰かが撃
った後、ということが少なくないのが昨今の状況だと思います。
「リセット」する間がない昨今の湾奥ですが、特にジャークのような派手な刺激を与えて獲るパターンではなおさらです。つまり、ついさっきジャークを見たばかりのシーバスが多いということです。
* * * * * * *
これに関連することですが、いわゆる「ルアーの見切り」も原理は同じではないかと僕は思います。ストラクチャー際でダートさせ、タメを作って食わせるとき、シェードで食わせきれずにシーバスが手前までついてきてしまい、反転していくことがあります。
これをよく「見切られた」と言いますよね。しかし「見切る」とはどういうことでしょう?これはルアーをニセモノだと見抜いて食うのをやめた、ということではないと思います。
僕の考えでは、いわゆる見切られるという現象は、ダートに反応したシーバスが、手前まで来るまでにダートの動きを何度も何度も見ているうちに「刺激への反応性が低下した」のだと基本的には見るべきだと思っています。
つまりネコがネコじゃらしの動きに飽きて、そっぽを向いたのと同じことだと考えた方が自然だと思います。こうしたシーバスはもう一度ルアーを通しても二度と食いません。
それは、よく言われるように警戒しているからではなく、単純に反応しなくなっただけだと思います。なぜなら反転するときのシーバスって、「フンッ」って感じでプイッと顔をそむけ、ス~っと帰っていきますよね。猛スピードで「逃げ帰る」ことはあまりありません。
ネコも飽きたらプイッとそっぽを向いてしまいます。そして一度そっぽを向いたネコは、おどろくほど反応してくれません。あくびとかしてますよね。
「見切った」とは「見抜いた」ということではなく、動きに飽きたので「見切りをつけた」「関心を失った」に近いのだと思います。
(あまり細かい注釈はつけたくないのですが・・・。
もちろん水面が近づいたり、岸が近づいたりに違和感を覚えて引き返す場合だってあります。その場合に関しては警戒して2度と出てこないということが考えられます。要するに場合分けして考えなければなりません。
今回は「反応性 」のみに特化して考えたいと思います。)
* * * * * * * * * * * * * * * * * * *
こうした一回性の反応の低下のほかに、ある動きに対して長期的に反応性が低下していく場合もあると思います。みんながジャークすることでシーバスが全体的にジャークという動きに反応しなくなっていることは確かに考えられます。
最近八の字では釣りにくくなったとか、川崎新堤のシーバスが岸ジギにスレているというのと同じですよね。
やはりネコで考えてみますと、「その時の(一回性の)反応性の低下」だけでなく、何日も続けて同じ遊びをすることで「その動きに次第に飽きる」ことはよくあります。うちのネコがそうです。
うちのネコは、ネコじゃらしの動きにすぐ飽きてしまったので、新しいおもちゃを次々に何種類も買ってきました。新しいおもちゃを使うと、それには反応するのです。
でも新しいおもちゃも1~2週間でまた飽きていきます。仕方ないので、また新しいおもちゃを買いに行く、の繰り返しです。
ただし、信号刺激と本能の関係は、そう簡単に消えるものではありません。同じ刺激を反復して与えれば確かに反応性は鈍くなるでしょうが、時間をおけばもとに戻ります。
ネコだって一度飽きたおもちゃも、時間をおけばまた反応するものです。うちには何種類ものおもちゃがありますから、いまはローテーションしてネコと遊んでいます。
これはルアーにも言えることですよね。昔よくつかったルアーを引っぱり出してみると、結構釣れることがあります。殉職させてしまったFVM(もう手に入らないので残念ですが)を、今持っていたらなあとよく思います。
少なくともシーバスは時間をおけばおいただけ、その動きを忘れていくのだと思います。その証拠に真夏が過ぎて最初に入ってくる群れは釣りやすいですよね。
もし、東京湾を5年間ルアー釣り禁止にしたら、解禁の年はジャークでも八の字でも面白いゲームができるのではないかと思います。
以上、もちろんこれはあくまで私見です。おそらくだいたいあっているとは思います。いや、合ってるかもしれないし、合ってないかもしれないと思い始めました。いや、きっと大半が間違ってます。もしかしたら全部間違っているかもしれません。(またこのパターン)
それは冗談ですが、科学的に客観的事実として知られていることではありません。しかし科学的に客観的に考えたことなので「私見」としたまでです。
ご参考になったかどうか甚だ自信がありませんが、お答えになっているでしょうか?
- 2011年6月9日
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