【千魚釣探】ハンドメイ道02

前回の投稿では、デザイン～成形までをレポートしたが
今回はその続きになる。

成形を終えたらディッピング（ドブ漬け）をする。
これは柔らかいバルサ材に溶剤塗料を染み込ませて硬化させることを目的に行う。

セルロースメントやウレタンを使うのが一般的だが、
これらの液体には引火性や毒性があるため、
充分な換気と、理想を言えば防護マスクの着用が望ましい。

私はウレタンを使っている。
ウレタンのメリットは少ないディッピング回数で強度を保てること。
クラック（コーディング層が割れる症状）がほぼ起きないこと。
逆にデメリットはすぐに硬化して使えなくなってしまうことだろうか…。

初回のディッピングは2～3分ほどドブ漬けさせる。
気泡がかなり出るので気になるが、そこまで長時間やらなくても大丈夫だ。
そして約24時間、乾燥させる。

乾燥後は、ヤスリ掛けをする。
ここでは成形時よりも更に目の細かい1000～2000番の紙ヤスリを使う。
最近は2000番を使うことが多い。

ヤスリ掛けを終えたら再びディッピングをする。
2回目以降は、気泡はほとんど出なくなる。
30秒～1分ほどのドブ漬けでOK。
そして約24時間、乾燥させる。

乾燥後は同じ要領でヤスリ掛け。

（2回目のディッピングを終えた状態）

次はホログラムの作成に入る。
家庭用のアルミホイルを流用する手法が最もポピュラーだが、
私は市販のホログラムシールを使っている。
どちらかと言うとメタルジグ向けのデザインが多いが、トラウトミノーにも応用可能。

まずは、ボディ切り出しのときに使った型よりも一回り小さい型を作る。
そして、シールの裏側に転写していく。
あとはハサミを使って切り出すだけ。

シールなので貼り付けは簡単だが
調子に乗って油断していると空気が入ってしまうので要注意。

そして再びディッピング、乾燥、ヤスリ掛け。
これを2セット行う。

ここまでやったら次はいよいよ塗装に入るが、今日はここまで。

2019年10月23日
コメント(3)

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みんなからのコメントコメントする

こちらでは初めまして！

頑張ってますね♪
ハンドメイドミノーは、いろんな方法があって人の作り方を見るのは大変勉強になります！
ウレタン良いですよね！
仕上がりは、セルロースセメントでは出せないものがあります♪

いつか完成品を見せて下さいね(^^)

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2019年10月29日

だいちゃん@渓流の宝石

sima

岐阜県

>だいちゃん@渓流の宝石さん
こちらでははじめまして！
コメントありがとうございます。

そうなんですよね、人によって作業工程が違ったりするので面白いですよね。
私も色んな方のブログなどを拝見して勉強させてもらってます。

ウレタン、良いですよ！
少ないディッピングで強度を出せますし、仕上がりはツヤツヤになります。ただ、すぐ硬化しちゃいますね…。コスパは正直良くないです。

いつかフィールドにてお会いしましょう！