鳴門シーバスと北西風

カミカゼさん主催の鳴門シーバス大会
『徳島陸戦型暴風鱸迎撃戦』
その長いようで短かった大会が終わりました




大会の内容はタイトルにあるように強風吹き荒れる鳴門でシーバスを狙います(^^)



この時期の鳴門は冬型の気圧配置で北西風が吹きます

冬の北風なので耳や指が痛いほどの冷たくて、遮る物のない海岸線では体がグラングラン揺れてロッドを立てたらティップが曲がるような強さ




その風を真正面に受け、風に負けないようルアーをフルキャスト



苦行と言われる過酷な釣りですが、ゲーム性が非常に高く釣れる魚のコンディションの良さから参加者の多くも虜になってました(^^)




もちろん僕も楽しくて、荒れる予報になると睡眠時間を削って仕事前にちょっとだけ釣りに行ったりしました



大会期間中はほんま本出せるぐらい色んな出来事があって参加費1000円でこんな楽しく半月過ごせるとか大儲け!って幸せ感じるぐらいでした




大会期間中の戦績は
出撃回数 6回
安打率 50%
バイト数 17回
キャッチ数 10匹
ルアーロスト 1個
ルアーゲット 2個(笑)





6回出撃してるんですが荒れた日は3回で、その荒れた日には魚をキャッチする事ができました
※投げる前にロッドがへし折れた1回はノーカウントにしてます(T_T)



荒れた3日の内容は
6バイト5キャッチ
4バイト2キャッチ
6バイト3キャッチ
でした


荒れなかった日は
完全試合 2回
1バイト0キャッチ


もう爆風万歳です(笑)




苦行と言われますが、この味を覚えてしまうと車を降りて強い風を感じた瞬間からニヤニヤしながら早足になってしまいます





期間中に使ったルアーは色々あるんですけど、釣れたのは裂波120とサイレントアサシン129S

サイレントアサシンは派手系カラーでST-56の#4を3本

裂波はナチュラル系カラーでリアフックだけサイズアップ


鳴門のゴロタのシンキングを使うのは珍しいようですが、サイレントアサシンはもちろんフックをサイズアップした裂波もスローですけどシンキング(^^;)


同じ使い方ではなくて遠投して使うロール系と、ブレイクやストラクチャー周りでじっくり使うバタバタ系って使い分けでローテーションしてました




波や風や潮位からポイントを選んで、、暴風の中でタイミングを見計らう、ルアーをキャストしてラインスラッグを0に近づけて、1番美味しいであろうポイントに最高のタイミングでルアーを持っていけて、来るならここだろ!って思ってから得るバイトの気持ち良さったら…





今回僕は腹パンの鳴門モンスターには出会えませんでしたけど、出会えんかったけんこそ楽しみが増えるってもんです




色んな場面で二択や三択を迫られて悩む事も多いですけど、これが簡単に攻略できんところも醍醐味やし、気付いた事を重ね合わせて確信に近い予想で当てれたら…


悩んだ時はあえてキツい方に入る『0か100か』って自分との戦いしながら1匹の価値をドンドン高めれる素晴らしいパターンやと思いました




睡眠時間、仕事、家族、移動距離、釣行時間、風向き、着替え…釣り行くまでに課題は多いけど英語でいうとこのNo pain,No gain

苦労した分達成した時の喜びも大きくなります





攻略できるまでの間に大事なんは悩んで考えて過程を濃くする作業

こうやって聞いたけん試したら釣れた。ではなくこんだけの事をやったら釣れた!





堤防でテクトロして釣れた魚よりも、汗だくになりながら潮を被りながら真っ暗な道を何十分も歩いて人工物の全くない中で釣った魚


同じ魚でも手にした環境や過程で価値は変わりませんか?

そういう意味で冬の荒れた鳴門は最高のステージです(^^)




まぁ僕は今回鳴門モンスター釣ってないんですけど、そのくせに偉そうに語ってるのは大会を全力でやり切ったからです

スケジュールの限界を超えて無理して荒れてる日に釣りしてフラフラんなって竿折って風邪ひいてほれでも諦めんと通って鼻水垂らしながら釣れた魚は最高に嬉しかったです











長くやってなかったシーバスにこんだけハマれたんはカミカゼさんが煽ってくれたり、リキゾーさんが燃料投下しまくってくれたおかげです。






この2人にはほんま感謝してます






僕の釣りの集中力を維持して休憩の時には笑わせてくれたはるゆき君にもちょっと感謝してます

僕のルアー取ろうとしたけど…(笑)








来年こそは…

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