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岡林 弘樹(オカバ)
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▼ パプアニューギニア遠征⑤「生活」
パプアニューギニア釣行⑤「生活」

朝が来た。
寝ている間に雨が降ったようで空気が湿っぽい。
地面に大きな水溜りが出来ているあたり、かなり雨が降ったようだ。
家の中も雨で濡れていて、寝床から出た瞬間に滑りそうになった。
滑りながら家から出てみると、村人たちが火を焚き始めていた。
村が少しずつ白い煙に覆われていく。
焦げ臭い匂いがすると、朝が来たなぁ、としみじみ実感する程に毎朝煙たいのだ。

準備を終えて、砂浜に出てみる。
昨日のうちにチャールズが頑張って予備のボートが見つけてくれたようで、既に準備が進んでいた。
ステイさせてもらっている身としては、この上ない対応だ。
本当に有難い。
船のオーナーが変わるので、今日は少し離れた違う場所からの出船となった。
道具を持って、ぬかるんだ道を歩く。
子供達が笑いながら僕のあとを付いて来る。
すれ違う人たちが笑顔で挨拶をしてくれる。
僕もそれに答える。
今日は丸一日釣りが出来る最後の日。
良い1日になると良いなぁ。

やっぱり朝の海は穏やかで大好きだ。
波音も聞こえないくらい静かで優しい海。

今日はチャールズも一緒に行くことになった。
船のオーナーが操縦者、あとは暇な人達が適当に乗って出航するといった感じ。
多分若い子達は途中の森で消えて、屋根の補修材や食料を取りに行くつもりなんだろう。

浅瀬は前に人が立って水深を見ながらゆっくり進む。
良いバランス感覚。
カッコいい絵面だ。
今日は、また違う川に行ってみる事にした。
近隣の川の中では比較的小さな川だが、まだ手を付けていないので人的プレッシャーは低いかもしれない。
もしかしたら、大爆発もあり得るかも。
そんな目論見を立てて、それなりに期待して川に入ってみる。
しかし、川に入るとその状況の悪さに期待が一気に吹き飛んでしまう。
水色は土色に濁り、かなり増水していた。
昨晩の雨はかなり強かったようで、小さい川の増水と濁りは免れなかったようだ。
こうなると・・・かなり厳しい。
上流から下流の目につく良いポイントを転々とするが、ワンバイトあった程度だった。
期待した分、落ち込みも大きかった。
気を取り直し、ここで一旦作戦会議だ。
やはりこの川で粘るのは厳しい。
チャールズの進言もあり、昨日釣れた川に戻ってみる事にした。
昨日の川には支流が何本かある。
僕の要望で、初日にバケモノクラスが掛かった支流へもう一度登る事にした。
チャールズは「昨日の支流の方が良いのでは?」と言ってくれたが、僕はどうしても初日のヤツが忘れられず、ワガママを聞いてもらう事にした。
しかし、ワガママを言って登ってもらった支流でも酷い増水と濁りだった。
しばらくやってはみるものの反応は無い。
またもや外してしまった。
雨は自分の想像以上に川の状況を変えてしまったようだ。
時間も既に昼前。
未だにノーフィッシュだ。
タイムリミットも近づいていたため、昨日の支流へ戻る事にした。
戻った直後のエリア。
細い立木にルアーを通すと、コンッ!とバイト。


小さいけど本日初パプアンバス。
釣れてくれて本当に良かった・・・。
ホッと胸を撫で下ろす。
色々と駆け回ってくれたお陰だ。
チャールズ達も安心した表情を浮かべていた。


その後、同じ様な感じでもう一匹追加。
やっぱりこの支流は良い。
魚影が格段に濃い。
濁りも少ないし、他の状況の悪さも手伝ってここが天国に感じた。
下流に行くに連れてコッドが混じる。
コッドのバイトはパプアンバス並みに爽快だ。
しかし掛けた後は走る事もないし、モワッと大人しい感じで水面まで上がってくる。
ガンガン走られるのも疲れるので個人的にはこの柔らかい釣り心地が好きだったりする。

写真が無いので初日の魚を参考として貼ります。
潮が上げに変わり、川が逆流し始めるとコッドもパプアンバスも途端に反応が良くなる。
ブッシュや立木からガンガン飛び出してくる。
下流の魚は潮位に左右されるようだ。
しかし、時間も残り僅か。
早々と最下流エリアまで降りてきてしまった。
今日の釣りもこのエリアで最後だ。
運良く最後のエリアには明らかに魚が着いてるであろうハニースポットがあり、ルアーを通せばやはり反応があった。


白っぽい綺麗なパプアンバス。
チャールズに写真をお願いしたが、良い写真を撮ってくれた。
最後に気持ちよく釣れて良い感じで1日を締めることが出来た。

最後の魚を撮り終えた後、雨がチラホラ。
滑り込みセーフだったようだ。
今日はこれで終わり。
みんな本当にありがとうね。

船底に貯められた魚。
死に絶えるまで、その目はずっとこちらを睨んでいた。
普段、負ける事の無い魚だから。
きっと凄まじい怒りを込めているに違いない。
特に大きなトラブルも無く村に帰って来た。

使ったロッドやリールをしまい、ルアーの整理とフック交換をする。
段々とルアーもキズだらけになってきた。
歯傷が増えていくのを見るのは楽しいなぁ。

旅も終盤。
着るものが無くなってきたので洗濯をする。
今晩は干しっぱなしだが、雨が降らないと信じたい。
ちなみに、洗濯するところ、風呂に入るところ、トイレをするところは全部同じ川だ。
と言っても、風呂は上流側でトイレは下流側。
一応、それっぽくエリア分けされている。
多分。
でもウ●コをするエリアで子供が水遊びしたりしているので、あんまり分けられて無いのかもしれない。

晩飯前のお風呂タイム。
風呂場となる川への道中だ。
のんびりと、少し遠回りして村を散歩してみた。



山の中を歩く。

途中、若者の集まりに遭遇。
一人は酔っ払っていて、かなり出来上がっていた。
ただでさえフレンドリーな民族なので、酔っ払うと手の付けられないフレンドリーになる。
パプアの人達は酒に弱い人が多い。
そして、飲んだ後に悪酔いする人が本当に多い。
だいたいフレンドリーになるか、暴力的になるかどちらかである。


誰が酔っ払っているのかは・・・写真で判断して頂きたい。笑

他にも沢山の人がコーヒーを飲んだりしながら談笑していた。

今日もお風呂は若干白濁りしている。
工業廃水が絶好調なのかもしれない。
このまま汚染が進んだとすれば、この水を大切にしながら生きている村の人達の生活はどうなるんだろうか。
川が死ねば、海も死ぬ。
もちろん、村人も離れる他ない。
文明発展の犠牲はとても大きい。

チャールズの家族にお会いした。
親戚を含めた20人くらいで一緒に住んでいるそうだ。
手前のおばあちゃんがチャールズの叔母。
「よく来たわね。ゆっくりしていきなさい。」
と言って、写真撮影を要求された。
これは、おもむろに撮ったテイク1。

チャールズ叔母が、体の向きが気に入らなかったようでテイク2を撮りなおさせられた。
こちらはOKの写真。
見比べた上で違いを体感して欲しい。

ふと足元をみると生まれたてのニワトリがヨロヨロしてた。
見落として蹴飛ばしたら大変だ。
こいつも育てば、村の食料になる。
村には動物が沢山いる。
犬もいたけど、警戒心MAXだったので写真は撮れず。
村の犬はやたら警戒心が強い。
犬と赤ん坊にだけはギャンギャン泣かれてしまうんだよなぁ。


お風呂からの帰り道も沢山の子供達と遊んだよ。
みんなサッカーしてた。
一緒に写真撮っとけばよかったなぁ。

今日の晩御飯。
ありがたやありがたや。
ちなみに、この晩御飯が村で食べる最後の晩御飯になる。
最後の晩餐なので、ここでとっておきのアイテム「ごま塩」を使ってみた。
と言うのも、自分用では無く、元々は村の人達に日本の物を食べてもらおうと持ってきてみた物だ。

食べ方を教えて。
恐る恐るごま塩をかけるチャールズ。

「これめっちゃええ感じやん」
言ってないけどそんなポーズ。
実際、食べたらかなり感動していた。
今度来る時は10袋くれ、と図々しい事も言ってきたけど。
僕個人としても、久々のちゃんとした塩味に感動。
ジャングルの中で摂取する塩分。
疲れた身体に染み渡る。

日本から持ってきたマイカップ。
100均のステンレスカップだけど、火を起こせば湯も沸かせるし、旅先に置いてきても金銭的に痛くないのでお気に入りのツール。
ちなみにこのカップはチャールズに贈呈したのだった。

今晩は晴れてくれたようで、月と星が綺麗に広がって見えた。
キィキィと虫の鳴き声が響く静かな夜。
この間あげた日本のコーヒーのお返しにと。
パプアのコーヒーをご馳走になった。
このインスタントコーヒー。
後で知ったが結構良い値段がする。

味はかなりビターな感じ。
強い焦げ味やら苦味が舌の上で残って、なかなか味わい深い。


火を囲ってみんなでコーヒーを飲む。

やっぱり赤ん坊は僕を見ると泣き出す。笑
決して脅かしているわけでない。
腕に抱かれたこの子も、最初よりは随分慣れたものの、やっぱり怖いようで悲しい顔になってしまった。
ごめんね。

今晩も楽しい夜だった。
いよいよ、明日で皆とお別れだ。

コーヒーを飲み終えた後、部屋に帰ると何故か人が居た。
「今日採ってきた鳥のタマゴだ!見てくれよ!」
「!?」
と、開口一番にタマゴ自慢をされた。
確かに大きい。
食べ応えがありそうだ。
しかし、この人は俺にタマゴを自慢する為にわざわざ待機していたのか?
「その撮った写真でこのタマゴがすごいって事も日本で広めてくれ!!」
写真を撮られると満足した様で、スルリと部屋から出ていった。
このタマゴはすごいらしい。
彼が、このブログを見ることは無いかもしれないが、これで満足して貰えるかなぁ。
しかし・・・今日も凄い1日だった。
その夜はパプアのコーヒーの効果が凄すぎて、寝床に入ってから2時間ほど眠れなかった。
明日は半日だけ釣りをして、その後に街へ移動する予定だ。
水辺に立てるのも最後だ。
後悔がないようにしたいなぁ。なんて思いながら眠れない夜は更けていった。
パプアニューギニア釣行⑤「生活」~終~

朝が来た。
寝ている間に雨が降ったようで空気が湿っぽい。
地面に大きな水溜りが出来ているあたり、かなり雨が降ったようだ。
家の中も雨で濡れていて、寝床から出た瞬間に滑りそうになった。
滑りながら家から出てみると、村人たちが火を焚き始めていた。
村が少しずつ白い煙に覆われていく。
焦げ臭い匂いがすると、朝が来たなぁ、としみじみ実感する程に毎朝煙たいのだ。

準備を終えて、砂浜に出てみる。
昨日のうちにチャールズが頑張って予備のボートが見つけてくれたようで、既に準備が進んでいた。
ステイさせてもらっている身としては、この上ない対応だ。
本当に有難い。
船のオーナーが変わるので、今日は少し離れた違う場所からの出船となった。
道具を持って、ぬかるんだ道を歩く。
子供達が笑いながら僕のあとを付いて来る。
すれ違う人たちが笑顔で挨拶をしてくれる。
僕もそれに答える。
今日は丸一日釣りが出来る最後の日。
良い1日になると良いなぁ。

やっぱり朝の海は穏やかで大好きだ。
波音も聞こえないくらい静かで優しい海。

今日はチャールズも一緒に行くことになった。
船のオーナーが操縦者、あとは暇な人達が適当に乗って出航するといった感じ。
多分若い子達は途中の森で消えて、屋根の補修材や食料を取りに行くつもりなんだろう。

浅瀬は前に人が立って水深を見ながらゆっくり進む。
良いバランス感覚。
カッコいい絵面だ。
今日は、また違う川に行ってみる事にした。
近隣の川の中では比較的小さな川だが、まだ手を付けていないので人的プレッシャーは低いかもしれない。
もしかしたら、大爆発もあり得るかも。
そんな目論見を立てて、それなりに期待して川に入ってみる。
しかし、川に入るとその状況の悪さに期待が一気に吹き飛んでしまう。
水色は土色に濁り、かなり増水していた。
昨晩の雨はかなり強かったようで、小さい川の増水と濁りは免れなかったようだ。
こうなると・・・かなり厳しい。
上流から下流の目につく良いポイントを転々とするが、ワンバイトあった程度だった。
期待した分、落ち込みも大きかった。
気を取り直し、ここで一旦作戦会議だ。
やはりこの川で粘るのは厳しい。
チャールズの進言もあり、昨日釣れた川に戻ってみる事にした。
昨日の川には支流が何本かある。
僕の要望で、初日にバケモノクラスが掛かった支流へもう一度登る事にした。
チャールズは「昨日の支流の方が良いのでは?」と言ってくれたが、僕はどうしても初日のヤツが忘れられず、ワガママを聞いてもらう事にした。
しかし、ワガママを言って登ってもらった支流でも酷い増水と濁りだった。
しばらくやってはみるものの反応は無い。
またもや外してしまった。
雨は自分の想像以上に川の状況を変えてしまったようだ。
時間も既に昼前。
未だにノーフィッシュだ。
タイムリミットも近づいていたため、昨日の支流へ戻る事にした。
戻った直後のエリア。
細い立木にルアーを通すと、コンッ!とバイト。


小さいけど本日初パプアンバス。
釣れてくれて本当に良かった・・・。
ホッと胸を撫で下ろす。
色々と駆け回ってくれたお陰だ。
チャールズ達も安心した表情を浮かべていた。


その後、同じ様な感じでもう一匹追加。
やっぱりこの支流は良い。
魚影が格段に濃い。
濁りも少ないし、他の状況の悪さも手伝ってここが天国に感じた。
下流に行くに連れてコッドが混じる。
コッドのバイトはパプアンバス並みに爽快だ。
しかし掛けた後は走る事もないし、モワッと大人しい感じで水面まで上がってくる。
ガンガン走られるのも疲れるので個人的にはこの柔らかい釣り心地が好きだったりする。

写真が無いので初日の魚を参考として貼ります。
潮が上げに変わり、川が逆流し始めるとコッドもパプアンバスも途端に反応が良くなる。
ブッシュや立木からガンガン飛び出してくる。
下流の魚は潮位に左右されるようだ。
しかし、時間も残り僅か。
早々と最下流エリアまで降りてきてしまった。
今日の釣りもこのエリアで最後だ。
運良く最後のエリアには明らかに魚が着いてるであろうハニースポットがあり、ルアーを通せばやはり反応があった。


白っぽい綺麗なパプアンバス。
チャールズに写真をお願いしたが、良い写真を撮ってくれた。
最後に気持ちよく釣れて良い感じで1日を締めることが出来た。

最後の魚を撮り終えた後、雨がチラホラ。
滑り込みセーフだったようだ。
今日はこれで終わり。
みんな本当にありがとうね。

船底に貯められた魚。
死に絶えるまで、その目はずっとこちらを睨んでいた。
普段、負ける事の無い魚だから。
きっと凄まじい怒りを込めているに違いない。
特に大きなトラブルも無く村に帰って来た。

使ったロッドやリールをしまい、ルアーの整理とフック交換をする。
段々とルアーもキズだらけになってきた。
歯傷が増えていくのを見るのは楽しいなぁ。

旅も終盤。
着るものが無くなってきたので洗濯をする。
今晩は干しっぱなしだが、雨が降らないと信じたい。
ちなみに、洗濯するところ、風呂に入るところ、トイレをするところは全部同じ川だ。
と言っても、風呂は上流側でトイレは下流側。
一応、それっぽくエリア分けされている。
多分。
でもウ●コをするエリアで子供が水遊びしたりしているので、あんまり分けられて無いのかもしれない。

晩飯前のお風呂タイム。
風呂場となる川への道中だ。
のんびりと、少し遠回りして村を散歩してみた。



山の中を歩く。

途中、若者の集まりに遭遇。
一人は酔っ払っていて、かなり出来上がっていた。
ただでさえフレンドリーな民族なので、酔っ払うと手の付けられないフレンドリーになる。
パプアの人達は酒に弱い人が多い。
そして、飲んだ後に悪酔いする人が本当に多い。
だいたいフレンドリーになるか、暴力的になるかどちらかである。


誰が酔っ払っているのかは・・・写真で判断して頂きたい。笑

他にも沢山の人がコーヒーを飲んだりしながら談笑していた。

今日もお風呂は若干白濁りしている。
工業廃水が絶好調なのかもしれない。
このまま汚染が進んだとすれば、この水を大切にしながら生きている村の人達の生活はどうなるんだろうか。
川が死ねば、海も死ぬ。
もちろん、村人も離れる他ない。
文明発展の犠牲はとても大きい。

チャールズの家族にお会いした。
親戚を含めた20人くらいで一緒に住んでいるそうだ。
手前のおばあちゃんがチャールズの叔母。
「よく来たわね。ゆっくりしていきなさい。」
と言って、写真撮影を要求された。
これは、おもむろに撮ったテイク1。

チャールズ叔母が、体の向きが気に入らなかったようでテイク2を撮りなおさせられた。
こちらはOKの写真。
見比べた上で違いを体感して欲しい。

ふと足元をみると生まれたてのニワトリがヨロヨロしてた。
見落として蹴飛ばしたら大変だ。
こいつも育てば、村の食料になる。
村には動物が沢山いる。
犬もいたけど、警戒心MAXだったので写真は撮れず。
村の犬はやたら警戒心が強い。
犬と赤ん坊にだけはギャンギャン泣かれてしまうんだよなぁ。


お風呂からの帰り道も沢山の子供達と遊んだよ。
みんなサッカーしてた。
一緒に写真撮っとけばよかったなぁ。

今日の晩御飯。
ありがたやありがたや。
ちなみに、この晩御飯が村で食べる最後の晩御飯になる。
最後の晩餐なので、ここでとっておきのアイテム「ごま塩」を使ってみた。
と言うのも、自分用では無く、元々は村の人達に日本の物を食べてもらおうと持ってきてみた物だ。

食べ方を教えて。
恐る恐るごま塩をかけるチャールズ。

「これめっちゃええ感じやん」
言ってないけどそんなポーズ。
実際、食べたらかなり感動していた。
今度来る時は10袋くれ、と図々しい事も言ってきたけど。
僕個人としても、久々のちゃんとした塩味に感動。
ジャングルの中で摂取する塩分。
疲れた身体に染み渡る。

日本から持ってきたマイカップ。
100均のステンレスカップだけど、火を起こせば湯も沸かせるし、旅先に置いてきても金銭的に痛くないのでお気に入りのツール。
ちなみにこのカップはチャールズに贈呈したのだった。

今晩は晴れてくれたようで、月と星が綺麗に広がって見えた。
キィキィと虫の鳴き声が響く静かな夜。
この間あげた日本のコーヒーのお返しにと。
パプアのコーヒーをご馳走になった。
このインスタントコーヒー。
後で知ったが結構良い値段がする。

味はかなりビターな感じ。
強い焦げ味やら苦味が舌の上で残って、なかなか味わい深い。


火を囲ってみんなでコーヒーを飲む。

やっぱり赤ん坊は僕を見ると泣き出す。笑
決して脅かしているわけでない。
腕に抱かれたこの子も、最初よりは随分慣れたものの、やっぱり怖いようで悲しい顔になってしまった。
ごめんね。

今晩も楽しい夜だった。
いよいよ、明日で皆とお別れだ。

コーヒーを飲み終えた後、部屋に帰ると何故か人が居た。
「今日採ってきた鳥のタマゴだ!見てくれよ!」
「!?」
と、開口一番にタマゴ自慢をされた。
確かに大きい。
食べ応えがありそうだ。
しかし、この人は俺にタマゴを自慢する為にわざわざ待機していたのか?
「その撮った写真でこのタマゴがすごいって事も日本で広めてくれ!!」
写真を撮られると満足した様で、スルリと部屋から出ていった。
このタマゴはすごいらしい。
彼が、このブログを見ることは無いかもしれないが、これで満足して貰えるかなぁ。
しかし・・・今日も凄い1日だった。
その夜はパプアのコーヒーの効果が凄すぎて、寝床に入ってから2時間ほど眠れなかった。
明日は半日だけ釣りをして、その後に街へ移動する予定だ。
水辺に立てるのも最後だ。
後悔がないようにしたいなぁ。なんて思いながら眠れない夜は更けていった。
パプアニューギニア釣行⑤「生活」~終~
- 2017年11月13日
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