【波止の上にも３年】 2015年の釣り納め

今回も“テクトロ不発”の嫌なムードの滑り出しになった。

日の出と共に腰を据えてキャストを始めたが、序盤は魚の気配はまるでなかった。

開始１時間で「上げ」は諦め、8:30からの「下げ」のタイミングに仕切り直そうと移動を始めると、

突然、背後から目の覚めるようなドラグ音が。

「ギュィィィィン！」

振り向くと親方！

なんか「ずる～い！」て言いたくなっちゃう、親方の場合（笑）

最終日にランカーゲットとは何とも羨ましい限り。

しかしキャストでランカーが出るときは・・確か「その他ホゲ多数」が多かった気が（汗）

そのままランガンを続けて大分１番寄りまで来た。

不意に足下で何か触ったような？！・・・

ここからブレイク１点狙い。

丁寧に丁寧に。

ボトムに置かないギリギリのコースをイメージしながら神経を尖らせた。

それでもカウンターヒットを取るための短いジャークはきっちり挟んでいく。

ふと、目に入ったのは水面が波立つエリア。

もう大分叩かれてそうだが、シャクラにはワンチャンありそうだ。

ジャークは「スパ、スパ」と水を斬る感触を確かめながら１回１回を丁寧に。

ボトムからの巻き上げ幅は２ｍまでが限界点。

誘い上げては落とし、誘い上げてはまた落としを繰り返すと、

スパ、スパ・・・ゴスン！！！

自分でいうのも何だが、カウンターヒット釣法“技あり”の一尾だった。

そもそも口に入ってないとか、かなりシビア（汗）

この魚は普通にバイトを待ってたら釣れてなかっただろうね。

ここまで渋い日は、特にブレイク叩きは流れに対してアップ側より寧ろダウン側のキャストが釣りやすい。

そもそもブレイクは壁を利用するといった意味ではキワの釣りと似たようなものだ。

ダウン側の方がよりスローに巻けるし、ディープエリアなら魚の頭上からブレード落とすことで魚は反射的に口を使うようになる。

シャクラはこうしたブレイクの釣りにもしっかり合わせ込んである。

残り時間は、それまで反応がなかった沖目狙いで。

フリーフォール中に１ヒットさせるも“フック即抜け”のお約束のパターンで終了。

魚の反応が乏しかったためにちょっと物足りなさを感じたが、まあ自分なりにできることは全てやった。

今年のＫ沖を物語っているような釣り納めだったな。

釣り場ってのは一度潰れるとなかなか回復はしないものだ。

１ターン終え、アフタースポーンの個体が本格的に見られるようになればまた状況は変わるかもしれない。

今はとにかく待つしかない。

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【 TACKLE DATA 】

ロッド：DAIWA morethan AGS 85MLM

リール：DAIWA morethan BRANZINO 2508SH-LBD
ライン：YGKよつあみ G-soul X8 UPGRADE １号（22LB） 150m
リーダ：VARIVAS SEABASS SHOCK LEADER PREMIUM FLUORO CARBON 6号22LB
ルアー：ATOLL「JJシャクラ」 30g（極夜）